fl.motion パッケージには、モーショントゥイーンを記述する XML を組み込み、そのトゥイーンを表示オブジェクトに適用できる関数およびクラスが含まれます。Flash CS3 には、オーサリングツールのタイムライン上のモーショントゥイーンに基づいて、ActionScript および XML を生成する「ActionScript 3.0 としてのモーションのコピー」コマンドが用意されています。生成された ActionScript を使用すると、アニメーションを他の表示オブジェクトに適用できます。または、独自の XML を記述し、fl.motion クラスを使用してアニメーションを指定された表示オブジェクトのインスタンスに適用できます。
サポートされている XML エレメントについては、「モーション XML エレメント」を参照してください。
独自のアニメーションを記述する方法、または Flash CS3 の「ActionScript 3.0 としてのモーションのコピー」の内容を編集する方法の詳細を学習するには、モーション XML をモーショントゥイーンに適用するための主要な関数とプロパティを含む Animator クラスから始めてください。
インターフェイス
インターフェイス | 説明 | |
---|---|---|
ITween | ITween インターフェイスは、補間系のクラスが fl.motion クラスを使用するために実装するアプリケーションプログラミングインターフェイス(API)を定義します。 |
クラス
クラス | 説明 | |
---|---|---|
AdjustColor | AdjustColor クラスは、明度、コントラスト、色相および彩度などの様々な color プロパティを定義して、ColorMatrixFilter クラスをサポートします。 | |
Animator | Animator クラスは、モーショントゥイーンの XML 記述を表示オブジェクトに適用します。 | |
Animator3D | Animator3D クラスは、3 次元モーショントゥイーンの XML 記述を表示オブジェクトに適用します。 | |
AnimatorBase | AnimatorBase クラスは、モーショントゥイーンの XML 記述を表示オブジェクトに適用します。 | |
AnimatorFactory | AnimatorFactory クラスは、1 つのモーションオブジェクトを複数の表示オブジェクトに関連付けることができるようにするために、ActionScript ベースのサポートを提供します。 | |
AnimatorFactory3D | AnimatorFactory3D クラスは、3 次元プロパティを含む 1 つのモーションオブジェクトを複数の表示オブジェクトに関連付けることができるようにするために、ActionScript ベースのサポートを提供します。 | |
AnimatorFactoryBase | AnimatorFactoryBase クラスでは、実行時に 1 つの Motion で複数のターゲットオブジェクトを動的に表示およびトゥイーンする ActionScript ベースのサポートが提供されています。 | |
AnimatorFactoryUniversal | AnimatorFactoryUniversal クラスは、ActionScript ベースのサポートを提供し、Motion オブジェクトを複数の表示オブジェクトに関連付けます。 | |
AnimatorUniversal | AnimatorUniversal クラスは、2 次元モーションや 3 次元モーションの ActionScript 記述を表示オブジェクトに適用します。 | |
BezierEase | BezierEase クラスは、2 つのキーフレーム間のモーショントゥイーンを実現する精密なイージング制御を提供します。 | |
BezierSegment | ベジェセグメントは、単一の 3 次ベジェ曲線を定義する 4 つの Point オブジェクトから成ります。 | |
Color | Color クラスは、Flash Player の ColorTransform クラスを拡張し、明度およびティントを制御する機能を追加します。 | |
ColorMatrix | ColorMatrix クラスは、与えられた値に基づいてカラーマトリックスを計算し、格納します。 | |
CustomEase | CustomEase クラスを使用すると、モーショントゥイーンで時間経過に沿ってトゥイーン処理が進行する際のイージングビヘイビアーの特定のプロパティを変更できます。 | |
DynamicMatrix | DynamicMatrix クラスは、与えられた値に基づいてマトリックスを計算し、格納します。 | |
FunctionEase | FunctionEase クラスを使用すると、fl.motion フレームワークで、他の補間(SimpleEase や CustomEase など)の代わりに、カスタム補間関数を使用できます。 | |
Keyframe | Keyframe クラスは、モーショントゥイーンの特定の時点における表示状態を定義します。 | |
KeyframeBase | KeyframeBase クラスは、モーショントゥイーンの特定の時点における表示状態を定義します。 | |
MatrixTransformer | MatrixTransformer クラスには、変換マトリックスの個々のプロパティ(水平/垂直スケール、水平/垂直傾斜角度、回転など)を変更するためのメソッドが存在します。 | |
Motion | Motion クラスは、ビジュアルオブジェクトに適用することのできる、キーフレームのアニメーションシーケンスを保存します。 | |
MotionBase | MotionBase クラスは、ビジュアルオブジェクトに適用できる、キーフレームのアニメーションシーケンスを格納します。 | |
MotionEvent | MotionEvent クラスは、fl.motion.Animator クラスによってブロードキャストされるイベントを表します。 | |
RotateDirection | RotateDirection クラスは、トゥイーン中の回転ビヘイビアーに関する定数値を提供します。 | |
SimpleEase | SimpleEase クラスを使用すると、Flash のタイムラインで用いられるようなパーセント単位のイージングでアニメーションを制御できます。 | |
Source | Source クラスには、Motion インスタンスが生成されたコンテキストに関する情報が格納されます。 | |
Tweenables | Tweenables クラスには、MotionBase クラスおよび KeyframeBase クラスに使用したアニメーションプロパティ名の定数値が用意されています。 |
Tue Jun 12 2018, 10:49 AM Z