パッケージ | flash.display |
クラス | public dynamic class MovieClip |
継承 | MovieClip Sprite DisplayObjectContainer InteractiveObject DisplayObject EventDispatcher Object |
サブクラス | FlexMovieClip, GravityBootstrap, LivePreviewParent, SystemManager, UIMovieClip, WindowedSystemManager |
言語バージョン: | ActionScript 3.0 |
ランタイムバージョン: | AIR 1.0, Flash Player 9, Flash Lite 4 |
MovieClip オブジェクトには、Sprite オブジェクトとは違ってタイムラインがあります。
Flash Professional では、MovieClip クラスのメソッドは、ムービークリップをターゲットとするアクションと同じ機能を提供します。Flash オーサリングツールのアクションパネルのアクションツールボックスには同等のアクションがない追加メソッドもあります。
Flash Professional のステージに配置された子インスタンスは、親インスタンスのコンストラクター内からコードでアクセスできません。コード実行の該当時点では作成されていないためです。子にアクセスするには、親はコードを使用して子インスタンスを作成するか、子を待機するコールバック関数が Event.ADDED_TO_STAGE
イベントを送出するまでアクセスを遅延させる必要があります。
モーショントゥイーンが含まれている MovieClip オブジェクトの次のいずれかのプロパティを変更した場合、MovieClip オブジェクト、alpha
、blendMode
、filters
、height
、opaqueBackground
、rotation
、scaleX
、scaleY
、scale9Grid
、scrollRect
、transform
、visible
、width
、x
、または y
の再生ヘッドが停止されます。 ただし、その MovieClip オブジェクトの子 MovieClip オブジェクトの再生ヘッドは停止しません。
注意:Flash Lite 4 は、FEATURE_BITMAPCACHE が定義されている場合のみ、MovieClip.opaqueBackground プロパティをサポートします。Flash Lite 4 のデフォルト設定では、FEATURE_BITMAPCACHE は定義されません。適切なデバイスで MovieClip.opaqueBackground プロパティを有効にするには、プロジェクトで FEATURE_BITMAPCACHE を定義します。
プロパティ | 定義元 | ||
---|---|---|---|
accessibilityImplementation : AccessibilityImplementation
この InteractiveObject インスタンスの現在のアクセシビリティの実装(AccessibilityImplementation)です。 | InteractiveObject | ||
accessibilityProperties : AccessibilityProperties
この表示オブジェクトの現在のアクセシビリティオプションです。 | DisplayObject | ||
alpha : Number
指定されたオブジェクトのアルファ透明度値を示します。 | DisplayObject | ||
blendMode : String
使用するブレンドモードを指定する BlendMode クラスの値です。 | DisplayObject | ||
blendShader : Shader [書き込み専用]
前景と背景のブレンドに使用するシェーダーを設定します。 | DisplayObject | ||
buttonMode : Boolean
このスプライトのボタンモードを指定します。 | Sprite | ||
cacheAsBitmap : Boolean
true に設定されている場合、表示オブジェクトの内部ビットマップ表現が Flash ランタイムにキャッシュされます。 | DisplayObject | ||
cacheAsBitmapMatrix : Matrix
null 以外の場合、この Matrix オブジェクトは、cacheAsBitmap を true に設定したときの表示オブジェクトのレンダリング方法を定義します。 | DisplayObject | ||
constructor : Object
指定されたオブジェクトインスタンスのクラスオブジェクトまたはコンストラクター関数への参照です。 | Object | ||
contextMenu : NativeMenu
このオブジェクトに関連付けられたコンテキストメニューを指定します。 | InteractiveObject | ||
currentFrame : int [読み取り専用]
MovieClip インスタンスのタイムライン内の再生ヘッドが置かれているフレームの番号を示します。 | MovieClip | ||
currentFrameLabel : String [読み取り専用]
MovieClip インスタンスのタイムライン内の現在のフレームにあるラベルです。 | MovieClip | ||
currentLabel : String [読み取り専用]
MovieClip インスタンスのタイムライン内の再生ヘッドが置かれている現在のラベルです。 | MovieClip | ||
currentLabels : Array [読み取り専用]
現在のシーンの FrameLabel オブジェクトの配列を返します。 | MovieClip | ||
currentScene : Scene [読み取り専用]
MovieClip インスタンスのタイムライン内の再生ヘッドが置かれている現在のシーンです。 | MovieClip | ||
doubleClickEnabled : Boolean
オブジェクトが doubleClick イベントを受け取るかどうかを指定します。 | InteractiveObject | ||
dropTarget : DisplayObject [読み取り専用]
スプライトのドラッグ先またはスプライトがドロップされた先の表示オブジェクトを指定します。 | Sprite | ||
enabled : Boolean
ムービークリップの有効 / 無効を示すブール値です。 | MovieClip | ||
filters : Array
表示オブジェクトに現在関連付けられている各フィルターオブジェクトが格納されているインデックス付きの配列です。 | DisplayObject | ||
focusRect : Object
このオブジェクトがフォーカス矩形を表示するかどうかを指定します。 | InteractiveObject | ||
framesLoaded : int [読み取り専用]
ストリーミング SWF ファイルからロードされたフレーム数です。 | MovieClip | ||
graphics : Graphics [読み取り専用]
ベクターの描画コマンドが発生するこのスプライトに属する Graphics オブジェクトを指定します。 | Sprite | ||
height : Number
表示オブジェクトの高さを示します(ピクセル単位)。 | DisplayObject | ||
hitArea : Sprite
スプライトのヒット領域となる別のスプライトを指定します。 | Sprite | ||
isPlaying : Boolean [読み取り専用]
ムービークリップが現在再生されているかどうかを示すブール値です。 | MovieClip | ||
loaderInfo : LoaderInfo [読み取り専用]
この表示オブジェクトが属するファイルの読み込み情報を含む LoaderInfo オブジェクトを返します。 | DisplayObject | ||
mask : DisplayObject
呼び出し元の表示オブジェクトは、指定された mask オブジェクトによってマスクされます。 | DisplayObject | ||
metaData : Object
メタデータが PlaceObject4 タグによってこの DisplayObject のインスタンスと一緒に SWF ファイル内に保存されている場合に、DisplayObject インスタンスのメタデータオブジェクトを取得します。 | DisplayObject | ||
mouseChildren : Boolean
オブジェクトの子がマウスまたはユーザー入力デバイスに対応しているかどうかを判断します。 | DisplayObjectContainer | ||
mouseEnabled : Boolean
このオブジェクトでマウスまたはその他のユーザー入力メッセージを受け取るかどうかを指定します。 | InteractiveObject | ||
mouseX : Number [読み取り専用]
マウスまたはユーザー入力デバイスの x 軸の位置をピクセルで示します。 | DisplayObject | ||
mouseY : Number [読み取り専用]
マウスまたはユーザー入力デバイスの y 軸の位置をピクセルで示します。 | DisplayObject | ||
name : String
DisplayObject のインスタンス名を示します。 | DisplayObject | ||
needsSoftKeyboard : Boolean
この InteractiveObject インスタンスがフォーカスを受け取ったときに、仮想キーボード(画面上のソフトキーボード)を表示するかどうかを指定します。 | InteractiveObject | ||
numChildren : int [読み取り専用]
このオブジェクトの子の数を返します。 | DisplayObjectContainer | ||
opaqueBackground : Object
表示オブジェクトが特定の背景色で不透明であるかどうかを指定します。 | DisplayObject | ||
parent : DisplayObjectContainer [読み取り専用]
この表示オブジェクトを含む DisplayObjectContainer オブジェクトを示します。 | DisplayObject | ||
root : DisplayObject [読み取り専用]
読み込まれた SWF ファイル内の表示オブジェクトの場合、root プロパティはその SWF ファイルが表す表示リストのツリー構造部分の一番上にある表示オブジェクトとなります。 | DisplayObject | ||
rotation : Number
DisplayObject インスタンスの元の位置からの回転角を度単位で示します。 | DisplayObject | ||
rotationX : Number
DisplayObject インスタンスの 3D 親コンテナを基準にした元の位置からの x 軸の回転角を度単位で示します。 | DisplayObject | ||
rotationY : Number
DisplayObject インスタンスの 3D 親コンテナを基準にした元の位置からの y 軸の回転角を度単位で示します。 | DisplayObject | ||
rotationZ : Number
DisplayObject インスタンスの 3D 親コンテナを基準にした元の位置からの z 軸の回転角を度単位で示します。 | DisplayObject | ||
scale9Grid : Rectangle
現在有効な拡大 / 縮小グリッドです。 | DisplayObject | ||
scaleX : Number
基準点から適用されるオブジェクトの水平スケール(パーセンテージ)を示します。 | DisplayObject | ||
scaleY : Number
オブジェクトの基準点から適用されるオブジェクトの垂直スケール(パーセンテージ)を示します。 | DisplayObject | ||
scaleZ : Number
オブジェクトの基準点から適用されるオブジェクトの奥行きスケール(パーセンテージ)を示します。 | DisplayObject | ||
scenes : Array [読み取り専用]
MovieClip インスタンス内のシーンの名前、フレーム数、フレームラベルがリストされた Scene オブジェクトの配列です。 | MovieClip | ||
scrollRect : Rectangle
表示オブジェクトのスクロール矩形の境界です。 | DisplayObject | ||
softKeyboard : String
ソフトキーボードの外観を制御します。 | InteractiveObject | ||
softKeyboardInputAreaOfInterest : Rectangle
ソフトキーボードが表示されたときに画面に表示したままにする領域を定義します(iOS では使用不可)。 | InteractiveObject | ||
soundTransform : flash.media:SoundTransform
このスプライト内のサウンドを制御します。 | Sprite | ||
stage : Stage [読み取り専用]
表示オブジェクトのステージです。 | DisplayObject | ||
tabChildren : Boolean
オブジェクトの子に対してタブが有効かどうかを調べます。 | DisplayObjectContainer | ||
tabEnabled : Boolean
このオブジェクトがタブ順序に含まれるかどうかを指定します。 | InteractiveObject | ||
tabIndex : int
SWF ファイル内のオブジェクトのタブ順序を指定します。 | InteractiveObject | ||
textSnapshot : flash.text:TextSnapshot [読み取り専用]
この DisplayObjectContainer インスタンスの TextSnapshot オブジェクトを返します。 | DisplayObjectContainer | ||
totalFrames : int [読み取り専用]
MovieClip インスタンス内のフレーム総数です。 | MovieClip | ||
trackAsMenu : Boolean
SimpleButton または MovieClip オブジェクトである他の表示オブジェクトがマウス解放イベントまたは他のユーザー入力解放イベントを受け取ることができるかどうかを示します。 | MovieClip | ||
transform : flash.geom:Transform
表示オブジェクトのマトリックス、カラー変換、ピクセル境界に関係するプロパティを持つオブジェクトです。 | DisplayObject | ||
useHandCursor : Boolean
buttonMode プロパティが true に設定されたスプライト上にポインターが移動したときに、指差しハンドポインター(ハンドカーソル)を表示するかどうかを示すブール値です。 | Sprite | ||
visible : Boolean
表示オブジェクトが可視かどうかを示します。 | DisplayObject | ||
width : Number
表示オブジェクトの幅を示します(ピクセル単位)。 | DisplayObject | ||
x : Number
親 DisplayObjectContainer のローカル座標を基準にした DisplayObject インスタンスの x 座標を示します。 | DisplayObject | ||
y : Number
親 DisplayObjectContainer のローカル座標を基準にした DisplayObject インスタンスの y 座標を示します。 | DisplayObject | ||
z : Number
3D 親コンテナを基準にした、DisplayObject インスタンスの z 軸に沿った z 座標位置を示します。 | DisplayObject |
メソッド | 定義元 | ||
---|---|---|---|
新しい MovieClip インスタンスを作成します。 | MovieClip | ||
この DisplayObjectContainer インスタンスに子 DisplayObject インスタンスを追加します。 | DisplayObjectContainer | ||
この DisplayObjectContainer インスタンスに子 DisplayObject インスタンスを追加します。 | DisplayObjectContainer | ||
addEventListener(type:String, listener:Function, useCapture:Boolean = false, priority:int = 0, useWeakReference:Boolean = false):void
イベントリスナーオブジェクトを EventDispatcher オブジェクトに登録し、リスナーがイベントの通知を受け取るようにします。 | EventDispatcher | ||
特定の point ポイントを指定して呼び出した DisplayObjectContainer.getObjectsUnderPoint() メソッドから返されたリストに、セキュリティ上の制約のために省略される表示オブジェクトがあるかどうかを示します。 | DisplayObjectContainer | ||
指定された表示オブジェクトが、DisplayObjectContainer インスタンスの子であるか、インスタンス自体であるかを指定します。 | DisplayObjectContainer | ||
イベントをイベントフローに送出します。 | EventDispatcher | ||
targetCoordinateSpace オブジェクトの座標系を基準にして、表示オブジェクトの領域を定義する矩形を返します。 | DisplayObject | ||
指定のインデックス位置にある子表示オブジェクトインスタンスを返します。 | DisplayObjectContainer | ||
指定された名前に一致する子表示オブジェクトを返します。 | DisplayObjectContainer | ||
子 DisplayObject インスタンスのインデックス位置を返します。 | DisplayObjectContainer | ||
指定されたポイントの下にあり、この DisplayObjectContainer インスタンスの子(または孫など)であるオブジェクトの配列を返します。 | DisplayObjectContainer | ||
シェイプ上の線を除き、targetCoordinateSpace パラメーターによって定義された座標系に基づいて、表示オブジェクトの境界を定義する矩形を返します。 | DisplayObject | ||
point オブジェクトをステージ(グローバル)座標から表示オブジェクトの(ローカル)座標に変換します。 | DisplayObject | ||
ステージ(グローバル)座標の 2 次元のポイントを 3 次元の表示オブジェクトの(ローカル)座標に変換します。 | DisplayObject | ||
指定されたフレームで SWF ファイルの再生を開始します。 | MovieClip | ||
このムービークリップの指定されたフレームに再生ヘッドを送り、そこで停止させます。 | MovieClip | ||
EventDispatcher オブジェクトに、特定のイベントタイプに対して登録されたリスナーがあるかどうかを確認します。 | EventDispatcher | ||
オブジェクトに指定されたプロパティが定義されているかどうかを示します。 | Object | ||
表示オブジェクトの境界ボックスを評価して、obj 表示オブジェクトの境界ボックスと重複または交差するかどうかを調べます。 | DisplayObject | ||
表示オブジェクトを評価して、x および y パラメーターで指定されたポイントと重複または交差するかどうかを調べます。 | DisplayObject | ||
Object クラスのインスタンスが、パラメーターとして指定されたオブジェクトのプロトタイプチェーン内にあるかどうかを示します。 | Object | ||
3 次元の表示オブジェクトの(ローカル)座標の 3 次元のポイントをステージ(グローバル)座標の 2 次元のポイントに変換します。 | DisplayObject | ||
point オブジェクトを表示オブジェクトの(ローカル)座標からステージ(グローバル)座標に変換します。 | DisplayObject | ||
次のフレームに再生ヘッドを送り、停止します。 | MovieClip | ||
MovieClip インスタンスの次のシーンに再生ヘッドを移動します。 | MovieClip | ||
ムービークリップのタイムライン内で再生ヘッドを移動します。 | MovieClip | ||
直前のフレームに再生ヘッドを戻し、停止します。 | MovieClip | ||
MovieClip インスタンスの直前のシーンに再生ヘッドを移動します。 | MovieClip | ||
指定されたプロパティが存在し、列挙できるかどうかを示します。 | Object | ||
DisplayObjectContainer インスタンスの子リストから指定の child DisplayObject インスタンスを削除します。 | DisplayObjectContainer | ||
DisplayObjectContainer の子リストの指定された index 位置から子 DisplayObject を削除します。 | DisplayObjectContainer | ||
DisplayObjectContainer インスタンスの子リストから、すべての child DisplayObject インスタンスを削除します。 | DisplayObjectContainer | ||
EventDispatcher オブジェクトからリスナーを削除します。 | EventDispatcher | ||
仮想キーボードを前面に表示します。 | InteractiveObject | ||
表示オブジェクトコンテナの既存の子の位置を変更します。 | DisplayObjectContainer | ||
ループ処理に対するダイナミックプロパティの可用性を設定します。 | Object | ||
指定されたスプライトをユーザーがドラッグできるようにします。 | Sprite | ||
指定されたスプライトを、ユーザーがタッチ対応デバイス上でドラッグできるようにします。 | Sprite | ||
ムービークリップ内の再生ヘッドを停止します。 | MovieClip | ||
このオブジェクトでルート指定されているすべての MovieClip のタイムラインでの実行を再帰的に停止します。 | DisplayObjectContainer | ||
startDrag() メソッドを終了します。 | Sprite | ||
タッチ対応デバイスで使用する startTouchDrag() メソッドを終了します。 | Sprite | ||
指定された 2 つの子オブジェクトの z 順序(重ね順)を入れ替えます。 | DisplayObjectContainer | ||
子リスト内の指定されたインデックス位置に該当する 2 つの子オブジェクトの z 順序(重ね順)を入れ替えます。 | DisplayObjectContainer | ||
ロケール固有の規則に従って書式設定された、このオブジェクトのストリング表現を返します。 | Object | ||
指定されたオブジェクトのストリング表現を返します。 | Object | ||
指定されたオブジェクトのプリミティブな値を返します。 | Object | ||
指定されたイベントタイプについて、この EventDispatcher オブジェクトまたはその祖先にイベントリスナーが登録されているかどうかを確認します。 | EventDispatcher |
currentFrame | プロパティ |
currentFrame:int
[読み取り専用] 言語バージョン: | ActionScript 3.0 |
ランタイムバージョン: | AIR 1.0, Flash Player 9, Flash Lite 4 |
MovieClip インスタンスのタイムライン内の再生ヘッドが置かれているフレームの番号を示します。ムービークリップに複数のシーンがある場合、この値は現在のシーンのフレーム番号です。
実装
public function get currentFrame():int
例 ( この例の使用方法 )
gotoAndStop()
メソッドおよび currentFrame
プロパティを使用して、mc1
ムービークリップの再生ヘッドを現在の位置から 5 つ先のフレームに進めます。
mc1.gotoAndStop(mc1.currentFrame + 5);
currentFrameLabel | プロパティ |
currentLabel | プロパティ |
currentLabel:String
[読み取り専用] 言語バージョン: | ActionScript 3.0 |
ランタイムバージョン: | AIR 1.0, Flash Player 9, Flash Lite 4 |
MovieClip インスタンスのタイムライン内の再生ヘッドが置かれている現在のラベルです。現在のフレームにラベルがない場合、ラベルを含んだ前のフレームの名前に currentLabel
が設定されます。現在のフレームと前のフレームにラベルが含まれない場合、currentLabel
は null
を返します。
実装
public function get currentLabel():String
例 ( この例の使用方法 )
currentLabel
プロパティにアクセスする方法を示しています。MovieClip オブジェクトの名前は mc1
です。
trace(mc1.currentLabel);
currentLabels | プロパティ |
currentLabels:Array
[読み取り専用] 言語バージョン: | ActionScript 3.0 |
ランタイムバージョン: | AIR 1.0, Flash Player 9, Flash Lite 4 |
現在のシーンの FrameLabel オブジェクトの配列を返します。MovieClip インスタンスがシーンを使用していない場合、配列には MovieClip インスタンス全体のすべてのフレームラベルが含まれます。
実装
public function get currentLabels():Array
関連する API エレメント
例 ( この例の使用方法 )
currentLabels
プロパティを使用する方法を示しています。MovieClip オブジェクトの名前は mc1
です。
import flash.display.FrameLabel; var labels:Array = mc1.currentLabels; for (var i:uint = 0; i < labels.length; i++) { var label:FrameLabel = labels[i]; trace("frame " + label.frame + ": " + label.name); }
currentScene | プロパティ |
currentScene:Scene
[読み取り専用] 言語バージョン: | ActionScript 3.0 |
ランタイムバージョン: | AIR 1.0, Flash Player 9, Flash Lite 4 |
MovieClip インスタンスのタイムライン内の再生ヘッドが置かれている現在のシーンです。
実装
public function get currentScene():Scene
関連する API エレメント
例 ( この例の使用方法 )
currentScene
プロパティを使用する方法を示しています。MovieClip オブジェクトの名前は mc1
です。
import flash.display.Scene; var scene:Scene = mc1.currentScene; trace(scene.name + ": " + scene.numFrames + " frames");
enabled | プロパティ |
enabled:Boolean
言語バージョン: | ActionScript 3.0 |
ランタイムバージョン: | AIR 1.0, Flash Player 9, Flash Lite 4 |
ムービークリップの有効 / 無効を示すブール値です。enabled
のデフォルト値は true
です。enabled
が false
に設定されると、ムービークリップの「オーバー」、「ダウン」、「アップ」の各フレームは無効になります。ムービークリップは、イベント(mouseDown
、mouseUp
、keyDown
、keyUp
など)を引き続き受け取ります。
enabled
プロパティは、ムービークリップのボタンに似たプロパティのみを制御します。enabled
プロパティはいつでも変更できます。このプロパティの変更後、ムービークリップはすぐに有効 / 無効になります。enabled
プロパティが false
に設定されている場合、オブジェクトは自動タブ順序に含まれません。
実装
public function get enabled():Boolean
public function set enabled(value:Boolean):void
例 ( この例の使用方法 )
enabled
プロパティを使用して、MovieClip オブジェクトのボタンに似てプロパティを無効化する方法を示します。MovieClip オブジェクトの名前は mc1
です。
mc1.enabled = false;
framesLoaded | プロパティ |
framesLoaded:int
[読み取り専用] 言語バージョン: | ActionScript 3.0 |
ランタイムバージョン: | AIR 1.0, Flash Player 9, Flash Lite 4 |
ストリーミング SWF ファイルからロードされたフレーム数です。framesLoaded
プロパティを使用して、特定のフレームおよびその前のすべてのフレームの内容がロードされていてブラウザーでローカルに使用できるかどうかを判別できます。 これを使用して、大きい SWF ファイルのダウンロードを監視することもできます。例えば、SWF ファイルの指定されたフレームがロードを完了するまで、その SWF ファイルがロード中であることを示すメッセージをユーザーに表示する場合に使用できます。
ムービークリップに複数のシーンがある場合は、framesLoaded
プロパティは、ムービークリップ内のすべてのシーンのロード済みフレームの数を返します。
実装
public function get framesLoaded():int
関連する API エレメント
例 ( この例の使用方法 )
framesLoaded
プロパティおよび totalFrames
プロパティを使用して、mc1
という名前のストリーミング MovieClip オブジェクトが完全にロードされているかどうかを判別する方法を示します。
if (mc1.framesLoaded == mc1.totalFrames) { trace("OK."); }
isPlaying | プロパティ |
scenes | プロパティ |
scenes:Array
[読み取り専用] 言語バージョン: | ActionScript 3.0 |
ランタイムバージョン: | AIR 1.0, Flash Player 9, Flash Lite 4 |
MovieClip インスタンス内のシーンの名前、フレーム数、フレームラベルがリストされた Scene オブジェクトの配列です。
実装
public function get scenes():Array
関連する API エレメント
例 ( この例の使用方法 )
scenes
プロパティを使用する方法を示しています。MovieClip オブジェクトの名前は mc1
です。
import flash.display.Scene; for (var i:uint = 0; i < mc1.scenes.length; i++) { var scene:Scene = mc1.scenes[i]; trace("scene " + scene.name + ": " + scene.numFrames + " frames"); }
totalFrames | プロパティ |
totalFrames:int
[読み取り専用] 言語バージョン: | ActionScript 3.0 |
ランタイムバージョン: | AIR 1.0, Flash Player 9, Flash Lite 4 |
MovieClip インスタンス内のフレーム総数です。
ムービークリップに複数のフレームがある場合は、totalFrames
プロパティは、ムービークリップ内のすべてのシーンのフレーム総数を返します。
実装
public function get totalFrames():int
例 ( この例の使用方法 )
totalFrames
プロパティ(mc1
という名前の MovieClip オブジェクトのプロパティ)の使用を示します。
trace(mc1.totalFrames);
trackAsMenu | プロパティ |
trackAsMenu:Boolean
言語バージョン: | ActionScript 3.0 |
ランタイムバージョン: | AIR 1.0, Flash Player 9 |
SimpleButton または MovieClip オブジェクトである他の表示オブジェクトがマウス解放イベントまたは他のユーザー入力解放イベントを受け取ることができるかどうかを示します。trackAsMenu
プロパティを使用してメニューを作成できます。trackAsMenu
プロパティは、任意の SimpleButton または MovieClip オブジェクトに対して設定できます。trackAsMenu
プロパティのデフォルト値は false
です。
trackAsMenu
プロパティはいつでも変更できます。このプロパティを変更したムービークリップには、新しい動作が直ちに反映されます。
実装
public function get trackAsMenu():Boolean
public function set trackAsMenu(value:Boolean):void
例 ( この例の使用方法 )
trackAsMenu
プロパティを使用して、mc1
という名前の MovieClip オブジェクトのマウス解放イベントを有効化する方法を示します。
mc1.trackAsMenu = true;
MovieClip | () | コンストラクター |
public function MovieClip()
言語バージョン: | ActionScript 3.0 |
ランタイムバージョン: | AIR 1.0, Flash Player 9, Flash Lite 4 |
新しい MovieClip インスタンスを作成します。MovieClip の作成後、ステージ上の表示オブジェクトコンテナの addChild()
メソッドまたは addChildAt()
メソッドを呼び出せます。
gotoAndPlay | () | メソッド |
public function gotoAndPlay(frame:Object, scene:String = null):void
言語バージョン: | ActionScript 3.0 |
ランタイムバージョン: | AIR 1.0, Flash Player 9, Flash Lite 4 |
指定されたフレームで SWF ファイルの再生を開始します。この処理は、フレーム内のすべての残存アクションが実行を完了した後に行われます。フレームだけでなくシーンも指定する場合は、scene
パラメーターの値も指定してください。
パラメーター
frame:Object — 再生ヘッドの送り先となるフレーム番号を表す数値、または再生ヘッドの送り先となるフレームのラベルを表すストリングです。数値を指定する場合は、指定するシーンに対する相対数で指定します。シーンを指定しない場合は、再生するグローバルフレーム番号が現在のシーンによって決定されます。 シーンを指定した場合、再生ヘッドは指定されたシーン内のフレーム番号にジャンプします。
| |
scene:String (default = null ) — 再生するシーンの名前です。このパラメーターはオプションです。
|
例 ( この例の使用方法 )
gotoAndPlay()
メソッドを使用して、mc1
ムービークリップの再生ヘッドを現在の位置から 5 つ先のフレームに進めます。
mc1.gotoAndPlay(mc1.currentFrame + 5);
gotoAndPlay()
メソッドを使用して、mc1
ムービークリップの再生ヘッドを、"intro"
というラベルのフレーム("Scene 12"
という名前のシーン内)に進めます。
mc1.gotoAndPlay("intro", "Scene 12");
gotoAndStop | () | メソッド |
public function gotoAndStop(frame:Object, scene:String = null):void
言語バージョン: | ActionScript 3.0 |
ランタイムバージョン: | AIR 1.0, Flash Player 9, Flash Lite 4 |
このムービークリップの指定されたフレームに再生ヘッドを送り、そこで停止させます。この処理は、フレーム内のすべての残存アクションが実行を完了した後に行われます。フレームに加えてシーンを指定する場合は、scene
パラメーターを指定してください。
パラメーター
frame:Object — 再生ヘッドの送り先となるフレーム番号を表す数値、または再生ヘッドの送り先となるフレームのラベルを表すストリングです。数値を指定する場合は、指定するシーンに対する相対数で指定します。シーンを指定しない場合は、送り先のグローバルフレーム番号が現在のシーンによって決定されます。 シーンを指定した場合、再生ヘッドは指定されたシーン内のフレーム番号に送られて停止します。
| |
scene:String (default = null ) — シーン名です。このパラメーターはオプションです。
|
例外
ArgumentError — 指定された scene または frame が、このムービークリップで見つからなかった場合。
|
例 ( この例の使用方法 )
gotoAndStop()
メソッドおよび currentFrame
プロパティを使用して、mc1
ムービークリップの再生ヘッドを現在の位置から 5 つ先のフレームに進めます。
mc1.gotoAndStop(mc1.currentFrame + 5);
gotoAndStop()
を使用して、mc1
ムービークリップの再生ヘッドを、"finale"
というラベルのフレーム("Scene 12"
という名前のシーン内)に進め、再生ヘッドを停止します。
mc1.gotoAndStop("finale", "Scene 12");
nextFrame | () | メソッド |
public function nextFrame():void
言語バージョン: | ActionScript 3.0 |
ランタイムバージョン: | AIR 1.0, Flash Player 9, Flash Lite 4 |
次のフレームに再生ヘッドを送り、停止します。この処理は、フレーム内のすべての残存アクションが実行を完了した後に行われます。
関連する API エレメント
例 ( この例の使用方法 )
prev
ボタンは再生ヘッドを前のフレームに移動し、nextBtn
ボタンは再生ヘッドを次のフレームに移動します。
import flash.events.MouseEvent; mc1.stop(); prevBtn.addEventListener(MouseEvent.CLICK, goBack); nextBtn.addEventListener(MouseEvent.CLICK, goForward); function goBack(event:MouseEvent):void { mc1.prevFrame(); } function goForward(event:MouseEvent):void { mc1.nextFrame(); }
nextScene | () | メソッド |
public function nextScene():void
言語バージョン: | ActionScript 3.0 |
ランタイムバージョン: | AIR 1.0, Flash Player 9, Flash Lite 4 |
MovieClip インスタンスの次のシーンに再生ヘッドを移動します。この処理は、フレーム内のすべての残存アクションが実行を完了した後に行われます。
例 ( この例の使用方法 )
prevBtn
ボタンは再生ヘッドを前のシーンに移動し、nextBtn
ボタンは再生ヘッドを次のシーンに移動します。
import flash.events.MouseEvent; mc1.stop(); prevBtn.addEventListener(MouseEvent.CLICK, goBack); nextBtn.addEventListener(MouseEvent.CLICK, goForward); function goBack(event:MouseEvent):void { mc1.prevScene(); } function goForward(event:MouseEvent):void { mc1.nextScene(); }
play | () | メソッド |
public function play():void
言語バージョン: | ActionScript 3.0 |
ランタイムバージョン: | AIR 1.0, Flash Player 9, Flash Lite 4 |
ムービークリップのタイムライン内で再生ヘッドを移動します。
関連する API エレメント
例 ( この例の使用方法 )
stop()
メソッドを使用して、mc1
という名前のムービークリップを停止し、ユーザーが continueText
という名前のテキストフィールドをクリックしたときに再生を再開します。
import flash.text.TextField; import flash.events.MouseEvent; var continueText:TextField = new TextField(); continueText.text = "Play movie..."; addChild(continueText); mc1.stop(); continueText.addEventListener(MouseEvent.CLICK, resumeMovie); function resumeMovie(event:MouseEvent):void { mc1.play(); }
prevFrame | () | メソッド |
public function prevFrame():void
言語バージョン: | ActionScript 3.0 |
ランタイムバージョン: | AIR 1.0, Flash Player 9, Flash Lite 4 |
直前のフレームに再生ヘッドを戻し、停止します。この処理は、フレーム内のすべての残存アクションが実行を完了した後に行われます。
例 ( この例の使用方法 )
prev
ボタンは再生ヘッドを前のフレームに移動し、nextBtn
ボタンは再生ヘッドを次のフレームに移動します。
import flash.events.MouseEvent; mc1.stop(); prevBtn.addEventListener(MouseEvent.CLICK, goBack); nextBtn.addEventListener(MouseEvent.CLICK, goForward); function goBack(event:MouseEvent):void { mc1.prevFrame(); } function goForward(event:MouseEvent):void { mc1.nextFrame(); }
prevScene | () | メソッド |
public function prevScene():void
言語バージョン: | ActionScript 3.0 |
ランタイムバージョン: | AIR 1.0, Flash Player 9, Flash Lite 4 |
MovieClip インスタンスの直前のシーンに再生ヘッドを移動します。この処理は、フレーム内のすべての残存アクションが実行を完了した後に行われます。
例 ( この例の使用方法 )
prevBtn
ボタンは再生ヘッドを前のシーンに移動し、nextBtn
ボタンは再生ヘッドを次のシーンに移動します。
import flash.events.MouseEvent; mc1.stop(); prevBtn.addEventListener(MouseEvent.CLICK, goBack); nextBtn.addEventListener(MouseEvent.CLICK, goForward); function goBack(event:MouseEvent):void { mc1.prevScene(); } function goForward(event:MouseEvent):void { mc1.nextScene(); }
stop | () | メソッド |
public function stop():void
言語バージョン: | ActionScript 3.0 |
ランタイムバージョン: | AIR 1.0, Flash Player 9, Flash Lite 4 |
ムービークリップ内の再生ヘッドを停止します。
- コンストラクター関数で、MovieClipExample オブジェクト(MovieClip を拡張する)のプロパティの値を表示するのに使用するテキストフィールドを定義します。
getPropertiesString()
メソッドの戻り値が、outputText
テキストフィールドのテキストとして使用されます。getPropertiesString()
メソッドは、ムービークリップの以下のプロパティの値が取り込まれたストリングを返します。currentFrame
、currentLabel
、currentScene
、framesLoaded
、totalFrames
、およびtrackAsMenu
があります。- コンストラクター関数内の 2 行のコードは、
width
プロパティおよびheight
プロパティ(outputText
テキストフィールドのプロパティ)を調整します。 - コンストラクター関数の最後の行は、
outputText
テキストフィールドを表示リストに追加します。
package { import flash.display.MovieClip; import flash.text.TextField; public class MovieClipExample extends MovieClip { public function MovieClipExample() { var outputText:TextField = new TextField(); outputText.text = getPropertiesString(); outputText.width = stage.stageWidth; outputText.height = outputText.textHeight; addChild(outputText); } private function getPropertiesString():String { var str:String = "" + "currentFrame: " + currentFrame + "\n" + "currentLabel: " + currentLabel + "\n" + "currentScene: " + currentScene + "\n" + "framesLoaded: " + framesLoaded + "\n" + "totalFrames: " + totalFrames + "\n" + "trackAsMenu: " + trackAsMenu + "\n"; return str; } } }
Tue Jun 12 2018, 10:34 AM Z