3 つの特殊な型には、型指定なしの指定子(*)、void
および Null
があります。
| 型 | 説明 |
---|
| * | プロパティを型指定なしに指定します。 |
| void | 関数が値を返さないように指定します。 |
| Null | 値がないことを表す特殊なデータ型です。 |
使用方法  
propertyName:*
言語バージョン: | ActionScript 3.0 |
ランタイムバージョン: | Flash Player 9 |
プロパティを型指定なしに指定します。型注釈にアスタリスク記号を使用すると、型注釈を使用しないのと同じことになります。型指定のないプロパティから読み取られた式は、型指定のない式と見なされます。次のような場合に、型指定のない式やプロパティを使用することをお勧めします。
- 型チェックを実行時まで保留する場合。型指定のないプロパティや式を使用すると、strict モードでのコンパイル時の型チェックを回避できます。ただし、strict モードを使用するかどうかに関わらず、実行時の代入ステートメントの型チェックは行われます。
- プロパティに
undefined
値を格納する場合。旧バージョンの ActionScript とは異なり、undefined
値は Object データ型のメンバーではありません。undefined
値を格納するには、型指定のないプロパティを使用する必要があります。
関連する API エレメント
使用方法  
functionName():void {}
言語バージョン: | ActionScript 3.0 |
ランタイムバージョン: | Flash Player 9 |
関数が値を返さないように指定します。void
型は特殊な型で、値は undefined
のみです。この型は、関数の戻り値でのみ使用されるという点で特殊です。void
をプロパティの型注釈として使用することはできません。
関連する API エレメント
言語バージョン: | ActionScript 3.0 |
ランタイムバージョン: | Flash Player 9 |
値がないことを表す特殊なデータ型です。Null
データ型の値は null
のみです。Null
データ型はクラスに関連付けられないという点で特殊です。つまり、Null
データ型をプロパティの型注釈として使用することはできません。
関連する API エレメント
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Tue Jun 12 2018, 10:52 AM Z