| パッケージ | spark.formatters |
| クラス | public class CurrencyFormatter |
| 継承 | CurrencyFormatter NumberFormatterBase GlobalizationBase AdvancedStyleClient EventDispatcher Object |
| 実装 | IFormatter |
| 言語バージョン: | ActionScript 3.0 |
| 製品バージョン: | Flex 4.5 |
| ランタイムバージョン: | Flash Player 10.1, AIR 2.5 |
このクラスは flash.globalization.CurrencyFormatter のラッパークラスです。 したがって、ロケール固有のフォーマットが flash.globalization.CurrencyFormatter によって提供されます。 ただし、この CurrencyFormatter クラスは MXML 宣言で使用でき、要求されたロケール ID 名にロケールスタイルを使用し、バインド可能なメソッドおよびプロパティを持ちます。
flash.globalization.CurrencyFormatter クラスでは、フォーマット機能と、ロケール固有データの提供用に、基盤となるオペレーティングシステムを使用します。 一部のオペレーティングシステムでは、flash.globalization クラスがサポートされておらず、これらのシステムではこのラッパークラスが代替機能を提供します。
MXML シンタックス
MXML シンタックスを隠すThe <s:CurrencyFormatter> tag inherits all of the tag
attributes of its superclass and adds the following tag attributes:
<s:CurrencyFormatter
Properties
currencyISOCode="locale and OS dependent"
currencySymbol="locale and OS dependent"
negativeCurrencyFormat="locale and OS dependent"
positiveCurrencyFormat="locale and OS dependent"
useCurrencySymbol="false"
/>
さらに例を参照
関連する API エレメント
| プロパティ | 定義元 | ||
|---|---|---|---|
| actualLocaleIDName : String [オーバーライド] [読み取り専用]
このクラスオブジェクトで使用される実際のロケール ID の名前。 | CurrencyFormatter | ||
![]() | className : String [読み取り専用]
コンポーネントクラスの名前です。 | AdvancedStyleClient | |
![]() | constructor : Object
指定されたオブジェクトインスタンスのクラスオブジェクトまたはコンストラクター関数への参照です。 | Object | |
| currencyISOCode : String
使用される実際のロケールの 3 文字の ISO 4217 通貨コード | CurrencyFormatter | ||
| currencySymbol : String
使用される実際のロケールの通貨記号または文字列。 | CurrencyFormatter | ||
![]() | decimalSeparator : String
小数部を持つ数字のフォーマットまたは解析に使用される小数点記号。 | NumberFormatterBase | |
![]() | digitsType : uint
数字をフォーマットするときに使用される数字のセットを定義します。 | NumberFormatterBase | |
![]() | errorText : String
エラーが発生したときに format() メソッドによって返される置換文字列。 | NumberFormatterBase | |
![]() | fractionalDigits : int
小数点記号の後に表示できる最大桁数。 | NumberFormatterBase | |
![]() | groupingPattern : String
フォーマットされた文字列内のグループ化区切り文字の配置を記述します。 | NumberFormatterBase | |
![]() | groupingSeparator : String
グループ化区切りに使用される文字または文字列。 | NumberFormatterBase | |
![]() | id : String
コンポーネントの ID です。 | AdvancedStyleClient | |
![]() | inheritingStyles : Object
このビジュアルでないスタイルクライアントのインスタンスの継承可能なスタイルを含むオブジェクトです。 | AdvancedStyleClient | |
![]() | lastOperationStatus : String [オーバーライド] [読み取り専用]
このクラスオブジェクトが実行した最新の操作のステータス。 | NumberFormatterBase | |
![]() | leadingZero : Boolean
小数点区切り文字の左側に整数がない場合に、フォーマットされた数値に先頭の 0 を含めるかどうかを指定します。 | NumberFormatterBase | |
![]() | moduleFactory : IFlexModuleFactory
モジュールファクトリは、このビジュアルでないスタイルクライアントのインスタンスのスタイルを制御するスタイルマネージャーを検索するためのコンテキストとして使用されます。 | AdvancedStyleClient | |
| negativeCurrencyFormat : uint
負の通貨額のフォーマットパターンを示す数値。 | CurrencyFormatter | ||
![]() | negativeSymbol : String
負の値をフォーマットするときに使用されるマイナス記号。 | NumberFormatterBase | |
![]() | nonInheritingStyles : Object
このコンポーネントの非継承スタイルのチェーンの始まりです。 | AdvancedStyleClient | |
| positiveCurrencyFormat : uint
正の金額のフォーマットパターンを示す数値。 | CurrencyFormatter | ||
![]() | styleDeclaration : CSSStyleDeclaration
このオブジェクトで宣言されたインラインスタイルを保持するスタイル宣言です。 | AdvancedStyleClient | |
![]() | styleManager : IStyleManager2 [読み取り専用]
このコンポーネントで使用する StyleManager インスタンスを返します。 | AdvancedStyleClient | |
![]() | styleName : Object
オブジェクトのスタイル値のソースです。 | AdvancedStyleClient | |
![]() | styleParent : IAdvancedStyleClient
コンポーネントの親は、下位要素のセレクターを評価するために使用されます。 | AdvancedStyleClient | |
![]() | trailingZeros : Boolean
末尾の 0 をフォーマットされた数値に含めるかどうかを指定します。 | NumberFormatterBase | |
| useCurrencySymbol : Boolean
通貨額をフォーマットするときに currencySymbol プロパティを使用できるようにします。 | CurrencyFormatter | ||
![]() | useGrouping : Boolean
数字をフォーマットするときに、グループ化区切りを使用できるようにします。 | NumberFormatterBase | |
| メソッド | 定義元 | ||
|---|---|---|---|
所定のロケールの規則に従って通貨額を表す数字をフォーマットするために、新しい CurrencyFormatter オブジェクトを構築します。 | CurrencyFormatter | ||
![]() | addEventListener(type:String, listener:Function, useCapture:Boolean = false, priority:int = 0, useWeakReference:Boolean = false):void
イベントリスナーオブジェクトを EventDispatcher オブジェクトに登録し、リスナーがイベントの通知を受け取るようにします。 | EventDispatcher | |
![]() |
このコンポーネントインスタンスからスタイルプロパティを削除します。 | AdvancedStyleClient | |
![]() |
イベントをイベントフローに送出します。 | EventDispatcher | |
locale、useCurrencySymbol、currencySymbol または currencyISOCode の各プロパティを含むこの CurrencyFormatter オブジェクトの現在のプロパティに従ってフォーマットされた通貨額を表す文字列を作成します。 | CurrencyFormatter | ||
通貨額のフォーマット時に、現在指定されている通貨記号を使用できるかどうかを判別します。 | CurrencyFormatter | ||
[静的]
このクラスでサポートされているすべてのロケール ID 名のリストが表示されます。 | CurrencyFormatter | ||
![]() |
このコンポーネントに適用されるタイプセレクターの CSSStyleDeclaration オブジェクトの配列を返します。何も存在しない場合は null を返します。 | AdvancedStyleClient | |
![]() | [オーバーライド]
このコンポーネントのスタイル参照チェーンのいずれかの場所に設定されたスタイルプロパティを取得します。 | GlobalizationBase | |
![]() |
currentCSSState が null でない場合、true を返します。 | AdvancedStyleClient | |
![]() |
EventDispatcher オブジェクトに、特定のイベントタイプに対して登録されたリスナーがあるかどうかを確認します。 | EventDispatcher | |
![]() |
オブジェクトに指定されたプロパティが定義されているかどうかを示します。 | Object | |
![]() |
initialized メソッドは、このクラスまたはこのクラスを拡張するクラスが MXML 宣言で使用されると呼び出されます。 | AdvancedStyleClient | |
![]() |
Object クラスのインスタンスが、パラメーターとして指定されたオブジェクトのプロトタイプチェーン内にあるかどうかを示します。 | Object | |
![]() |
cssState が currentCSSState に一致した場合は、true を返します。 | AdvancedStyleClient | |
![]() |
このインスタンスが、指定されたタイプと同じであるのか、それともそのサブクラスであるのかを判別します。 | AdvancedStyleClient | |
![]() |
スタイルの変更を、このスタイルクライアントのインスタンスの子に通知します。 | AdvancedStyleClient | |
文字列を通貨額および通貨記号に解析します。 | CurrencyFormatter | ||
![]() |
指定されたプロパティが存在し、列挙できるかどうかを示します。 | Object | |
![]() |
getStyle() メソッドが機能するように、内部のスタイルキャッシュ値を設定します。 | AdvancedStyleClient | |
![]() |
各エフェクトイベントのイベントリスナーの 1 つとして、EffectManager を登録します。 | AdvancedStyleClient | |
![]() |
EventDispatcher オブジェクトからリスナーを削除します。 | EventDispatcher | |
![]() |
ループ処理に対するダイナミックプロパティの可用性を設定します。 | Object | |
![]() |
このコンポーネントインスタンスのスタイルプロパティを設定します。 | AdvancedStyleClient | |
![]() |
スタイルプロパティの変更を検出します。 | AdvancedStyleClient | |
![]() |
コンポーネントのスタイルを初めて初期化するとき、Flex は stylesInitialized() メソッドを呼び出します。 | AdvancedStyleClient | |
![]() |
ロケール固有の規則に従って書式設定された、このオブジェクトのストリング表現を返します。 | Object | |
![]() |
指定されたオブジェクトのストリング表現を返します。 | Object | |
![]() |
指定されたオブジェクトのプリミティブな値を返します。 | Object | |
![]() |
指定されたイベントタイプについて、この EventDispatcher オブジェクトまたはその祖先にイベントリスナーが登録されているかどうかを確認します。 | EventDispatcher | |
スタイルには共通スタイルと特定のテーマに関連するスタイルがあります。共通スタイルは、任意のテーマと共に使用できます。特定のテーマに関連するスタイルは、アプリケーションがそのテーマを使用する場合にのみ使用できます。
actualLocaleIDName | プロパティ |
actualLocaleIDName:String [読み取り専用] [オーバーライド] | 言語バージョン: | ActionScript 3.0 |
| 製品バージョン: | Flex 4.5 |
| ランタイムバージョン: | Flash Player 10.1, AIR 2.5 |
このクラスオブジェクトで使用される実際のロケール ID の名前。これはフォーマットするデータと機能にオペレーティングシステムからアクセスするために使用されるロケールです。
locale スタイルによって設定されたロケールが使用できない場合、actualLocaleIDName の値は locale スタイルの値とは異なります。 この値は使用中の代替ロケールを示します。 locale スタイルが LocaleID.DEFAULT に設定された場合、ユーザーのオペレーティングシステムによって指定されたロケールの名前が使用されます。
このプロパティはデータバインディングのソースとして使用できます。 このプロパティを変更すると、 change イベントが送出されます。
実装
override public function get actualLocaleIDName():String関連する API エレメント
currencyISOCode | プロパティ |
currencyISOCode:String| 言語バージョン: | ActionScript 3.0 |
| 製品バージョン: | Flex 4.5 |
| ランタイムバージョン: | Flash Player 10.1, AIR 2.5 |
使用される実際のロケールの 3 文字の ISO 4217 通貨コード(USD、EUR、JPY、CNY など)。
useCurrencySymbol プロパティが false に設定されると、format() メソッドを使用して通貨額をフォーマットするとき、このコードは通貨タイプを示すために使用されます。
このプロパティは、使用される実際のロケールに基づいてロケールスタイルが設定されるときに初期化されます。 代替のロケールが使用される場合、このプロパティは、代替のロケールで優先されるデフォルトの通貨コードを反映します。
デフォルト値は実際のロケールおよびオペレーティングシステムによって異なります。
このプロパティはデータバインディングのソースとして使用できます。 このプロパティを変更すると、 change イベントが送出されます。
実装
public function get currencyISOCode():String public function set currencyISOCode(value:String):void例外
TypeError — このプロパティに null 値が割り当てられている場合。
|
関連する API エレメント
currencySymbol | プロパティ |
currencySymbol:String| 言語バージョン: | ActionScript 3.0 |
| 製品バージョン: | Flex 4.5 |
| ランタイムバージョン: | Flash Player 10.1, AIR 2.5 |
使用される実際のロケールの通貨記号または文字列。
このプロパティは、withCurrencySymbol パラメーターを true に設定して、format() を使用して金額をフォーマットするときに通貨記号として使用されます。
このプロパティは、使用される実際のロケールに基づいてロケールスタイルが設定されるときに初期化されます。 代替のロケールが使用される場合、このプロパティは、代替のロケールで優先されるデフォルトの通貨記号を反映します(ロケールスタイルと異なる場合があります)。
デフォルト値は実際のロケールおよびオペレーティングシステムによって異なります。
このプロパティはデータバインディングのソースとして使用できます。 このプロパティを変更すると、 change イベントが送出されます。
実装
public function get currencySymbol():String public function set currencySymbol(value:String):void例外
TypeError — このプロパティに null 値が割り当てられている場合。
|
関連する API エレメント
negativeCurrencyFormat | プロパティ |
negativeCurrencyFormat:uint| 言語バージョン: | ActionScript 3.0 |
| 製品バージョン: | Flex 4.5 |
| ランタイムバージョン: | Flash Player 10.1, AIR 2.5 |
負の通貨額のフォーマットパターンを示す数値。このパターンは、通貨額の数値部分に関連する通貨記号とマイナス記号または括弧の位置を定義します。
このプロパティの値は、下の表で定義された定数のいずれかになります。
下の表は負の通貨額の有効なフォーマットパターンの概要を示しています。通貨額が format() メソッドでフォーマットされる場合:
- 「¤」記号は、
format()メソッドに渡されるwithCurrencySymbolパラメーターに応じて、currencyISOCodeまたはcurrencySymbolプロパティの値に置き換えられます。 - 「-」記号は、
negativeNumberSymbolプロパティの値に置き換えられます。 - 「n」文字は、
format()メソッドに渡される通貨額の値に置き換えられます。
| 負の金額のフォーマットの種類 | フォーマットパターン |
| 0 | (¤n) |
| 1 | -¤n |
| 2 | ¤-n |
| 3 | ¤n- |
| 4 | (n¤) |
| 5 | -n¤ |
| 6 | n-¤ |
| 7 | n¤- |
| 8 | -n ¤ |
| 9 | -¤ n |
| 10 | n ¤- |
| 11 | ¤ n- |
| 12 | ¤ -n |
| 13 | n- ¤ |
| 14 | (¤ n) |
| 15 | (n ¤) |
デフォルト値は実際のロケールおよびオペレーティングシステムによって異なります。
このプロパティはデータバインディングのソースとして使用できます。 このプロパティを変更すると、 change イベントが送出されます。
実装
public function get negativeCurrencyFormat():uint public function set negativeCurrencyFormat(value:uint):void例外
ArgumentError — 割り当てられた値が 0~15 の場合。
|
関連する API エレメント
positiveCurrencyFormat | プロパティ |
positiveCurrencyFormat:uint| 言語バージョン: | ActionScript 3.0 |
| 製品バージョン: | Flex 4.5 |
| ランタイムバージョン: | Flash Player 10.1, AIR 2.5 |
正の金額のフォーマットパターンを示す数値。このフォーマットは、通貨額の数値部分に関連する通貨記号の位置を定義します。
このプロパティの値は、下の表で定義された定数のいずれかになります。
下の表は正の通貨額の有効なフォーマットパターンの概要を示しています。通貨額が format() メソッドでフォーマットされる場合:
- 「¤」記号は、
format()メソッドに渡されるwithCurrencySymbolパラメーターに応じて、currencyISOCodeまたはcurrencySymbolプロパティの値に置き換えられます。 - 「n」文字は、
format()メソッドに渡される通貨額の値に置き換えられます。
| 正の金額のフォーマットの種類 | フォーマットパターン |
| 0 | ¤n |
| 1 | n¤ |
| 2 | ¤ n |
| 3 | n ¤ |
デフォルト値は実際のロケールおよびオペレーティングシステムによって異なります。
このプロパティはデータバインディングのソースとして使用できます。 このプロパティを変更すると、 change イベントが送出されます。
実装
public function get positiveCurrencyFormat():uint public function set positiveCurrencyFormat(value:uint):void例外
ArgumentError — 割り当てられた値が 0~3 の場合。
|
関連する API エレメント
useCurrencySymbol | プロパティ |
useCurrencySymbol:Boolean| 言語バージョン: | ActionScript 3.0 |
| 製品バージョン: | Flex 4.5 |
| ランタイムバージョン: | Flash Player 10.1, AIR 2.5 |
通貨額をフォーマットするときに currencySymbol プロパティを使用できるようにします。
useCurrencySymbol プロパティが true に設定される場合、currencySymbol プロパティの値が format メソッドによって返されるストリング内で使用されます。 例:$123,456,789.22
useCurrencySymbol プロパティが false に設定される場合、currencyISOCode プロパティの値が format メソッドによって返されるストリング内で使用されます。 例:USD 123,456,789.22
デフォルト値: false。
このプロパティはデータバインディングのソースとして使用できます。 このプロパティを変更すると、 change イベントが送出されます。
実装
public function get useCurrencySymbol():Boolean public function set useCurrencySymbol(value:Boolean):void関連する API エレメント
CurrencyFormatter | () | コンストラクター |
public function CurrencyFormatter()| 言語バージョン: | ActionScript 3.0 |
| 製品バージョン: | Flex 4.5 |
| ランタイムバージョン: | Flash Player 10.1, AIR 2.5 |
所定のロケールの規則に従って通貨額を表す数字をフォーマットするために、新しい CurrencyFormatter オブジェクトを構築します。
このクラスのロケールは locale スタイルによって提供されます。 locale スタイルは、次のいくつかの方法で設定できます。
- MXML 宣言内でクラスを使用し、宣言を格納するドキュメントからロケールを継承する。 例:
<fx:Declarations>
<s:CurrencyFormatter id="cf" />
</fx:Declarations>
<fx:Declarations>
<s:CurrencyFormatter id="cf_Japanese" locale="ja-JP" />
</fx:Declarations>
setStyle() メソッド(cf.setStyle("locale", "ja-JP") など)を呼び出す。
addStyleClient() メソッドを呼び出すことによって UIComponent からスタイルを継承する。
locale スタイルが上記のいずれかの手法で設定されていない場合は、このクラスのインスタンスが StyleClient として topLevelApplication に追加されるため、locale 依存のプロパティ getter または locale 依存のメソッドが呼び出されるときに、topLevelApplication オブジェクトから locale が継承されます。
このクラスのほとんどのプロパティは、locale スタイルに基づいて自動的に設定されます。 locale スタイルが変更されると、明示的に設定されていないすべてのプロパティは新しいロケールに基づいて更新されます。 使用される実際のロケールは actualLocaleIDName プロパティによって指定されることに注意してください。
注意:代替のロケールが使用されると、通貨プロパティがデフォルトの値に設定されます。そのため、currencySymbol または currencyISOCode プロパティに予期せぬ値が設定される場合があります。 通貨額をフォーマットする前に、currencySymbol および currencyISOCode プロパティの値を調べることをお勧めします。
関連する API エレメント
format | () | メソッド |
public function format(value:Object):String| 言語バージョン: | ActionScript 3.0 |
| 製品バージョン: | Flex 4.5 |
| ランタイムバージョン: | Flash Player 10.1, AIR 2.5 |
locale、useCurrencySymbol、currencySymbol または currencyISOCode の各プロパティを含むこの CurrencyFormatter オブジェクトの現在のプロパティに従ってフォーマットされた通貨額を表す文字列を作成します。
useCurrencySymbol プロパティは、format メソッドが通貨額のフォーマットで currencySymbol または currencyISOCode のどちらを使用するかを判別します。 useCurrencySymbol のデフォルト値は false であるため、通貨額は currencyISOCode を使用してフォーマットされます。
多くの国や地域では、さまざまな通貨に同じ通貨記号を使用しています。例えば、米国、オーストラリア、ニュージーランド、カナダおよびメキシコはすべて、国内通貨の値に同じドル記号($)を使用しています。 通貨のフォーマットがユーザーの地域の通貨と異なる場合は、ISO コードを通貨ストリングとして使用することをお勧めします。formattingWithCurrencySymbolIsSafe() メソッドを使用して、フォーマットされる通貨の ISO コードが、フォーマッターによって使用される実際のロケールのデフォルト通貨 ISO コードと一致するかどうかをテストできます。
このメソッドで、多数の非常に高額の通貨および非常に小額の通貨をフォーマットできます。 ただし、有効桁数は Number データ型によって指定される精度に限定されます。
不正な入力値またはその他のエラーによりフォーマット中にエラーが発生した場合、format() メソッドはデフォルトで null を返します。 ただし、errorText プロパティが null 以外の場合、errorText プロパティの値が返されます。 lastOperationStatus プロパティが、発生したエラーを示すように設定されます。
パラメーター
value:Object — 通貨ストリングにフォーマットされる数値を格納するオブジェクト。 オブジェクトが Number でない場合、オブジェクトは Number() 変換機能を使用して数値に変換されます。
|
String — フォーマットされた通貨値を含む文字列。
|
関連する API エレメント
currencyISOCode
formattingWithCurrencySymbolIsSafe()
lastOperationStatus
useCurrencySymbol
spark.formatters.supportClasses.NumberFormatterBase.errorText
spark.globalization.LastOperationStatus
例 ( この例の使用方法 )
locale スタイルは fr-CA(フランス語(カナダ))に設定されます。 この例は、このロケールがユーザーのオペレーティングシステムでサポートされており、したがって、代替のロケールは使用されないことを前提にしています。「fr-CA」の場合、デフォルトの通貨は ISO コードが CAD のカナダドルです。したがって、デフォルト値で通貨をフォーマットすると、CAD が通貨記号として使用されます。ただし、useCurrencySymbol プロパティが true に設定されている場合、currencySymbol を使用して通貨額がフォーマットされます。
<fx:Declarations>
<s:CurrencyFormatter id="cf_use_ISOCode" locale="fr-CA" />
<s:CurrencyFormatter id="cf_use_Symbol" locale="fr-CA"
useCurrencySymbol="true" />
</fx:Declarations>
<s:VGroup>
<!-- label will use ISO code: 1,234,567.89 CAD -->
<s:Label text="{cf_use_ISOCode.format(1234567.89)}" />
<!-- label will use currency symbol: 1,234,567.89 $ -->
<s:Label text="{cf_use_Symbol.format(1234567.89)}" />
</s:VGroup>
2 番目の例は、デフォルトのユーザーのロケールを使用して、カナダドルで通貨額をフォーマットするメソッドを示しています。formattingWithCurrencySymbolIsSafe() メソッドは、useCurrencySymbol プロパティの値を設定するために使用されます。 ユーザーのデフォルトのロケールがカナダの場合(fr-CA または en-CA など)、カナダのデフォルトの通貨記号が使用されます。 デフォルトとなっているロケールがある場合、フォーマットされた通貨額には currencyISOCode の CAD が使用されます。
<fx:Declarations>
<s:CurrencyFormatter id="cf_CAD" locale="{LocaleID.DEFAULT}"
currencyISOCode="CAD"
useCurrencySymbol="{cf_CAD.formattingWithCurrencySymbolIsSafe('CAD')}"
/>
</fx:Declarations>
<fx:Script>
<![CDATA[
import flash.globalization.LocaleID;
]]>
</fx:Script>
<!-- label will use ISO code or currency symbol depending on
user's default locale -->
<s:Label text="{cf_CAD.format(1234567.89)}" />
formattingWithCurrencySymbolIsSafe | () | メソッド |
public function formattingWithCurrencySymbolIsSafe(requestedISOCode:String):Boolean| 言語バージョン: | ActionScript 3.0 |
| 製品バージョン: | Flex 4.5 |
| ランタイムバージョン: | Flash Player 10.1, AIR 2.5 |
通貨額のフォーマット時に、現在指定されている通貨記号を使用できるかどうかを判別します。
多くの地域や国で、同じ通貨記号が使用されています。このメソッドを使用して、あいまいな通貨記号、または代替のロケールの使用によって予期されるものとは異なる通貨記号や ISO コードが使用されるのを防ぐことができます。
このメソッドがよく使用されるのは、ロケールの通貨記号を表示するか(金額がユーザーのデフォルトの通貨でフォーマットされる場合)、またはさらに固有の ISO コード文字列を表示するか(金額がユーザーのデフォルトとは異なる通貨でフォーマットされる場合)を決めるために使用する場合です。
このメソッドは、requestedISOCode パラメーターを実際のロケールのデフォルトの currencyISOCode と比較し、ストリングが等しい場合は true を返し、等しくない場合は false を返します。 ストリングが等しい場合、useCurrencySymbol プロパティを true に設定して format() メソッドを使用すると、現在のロケールで使用される通貨記号を持つフォーマットされた通貨値ストリングになります。 このメソッドが false を返す場合、useCurrencySymbol プロパティを true に設定して format() メソッドを使用すると、あいまいな通貨記号または正しくない通貨記号を使用することになります。
パラメーター
requestedISOCode:String — 3 文字の ISO 4217 通貨コード(米ドルは USD、ユーロは EUR など)。A~Z の 3 文字の大文字を含む必要があります。
|
Boolean — actualLocaleIDName に対応するロケールのデフォルトの currencyISOCode が requestedISOCode パラメーターに一致する場合は true で、それ以外の場合は false です。
|
例外
TypeError — requestedISOCode パラメーターが null の場合。
|
関連する API エレメント
getAvailableLocaleIDNames | () | メソッド |
public static function getAvailableLocaleIDNames():Vector.<String>| 言語バージョン: | ActionScript 3.0 |
| 製品バージョン: | Flex 4.5 |
| ランタイムバージョン: | Flash Player 10.1, AIR 2.5 |
このクラスでサポートされているすべてのロケール ID 名のリストが表示されます。これはオペレーティングシステムでサポートされているロケールのリストです。ResourceManager にリソースがあるロケールのリストではありません。
戻り値Vector.<String> — このクラスおよびオペレーティングシステムでサポートされているすべてのロケール ID 名を含む文字列のベクトル。
|
parse | () | メソッド |
public function parse(inputString:String):CurrencyParseResult| 言語バージョン: | ActionScript 3.0 |
| 製品バージョン: | Flex 4.5 |
| ランタイムバージョン: | Flash Player 10.1, AIR 2.5 |
文字列を通貨額および通貨記号に解析します。
解析アルゴリズムは decimalSeparator プロパティの値を使用して、数字の整数部分と少数部分を判別します。このアルゴリズムは、negativeCurrencyFormat および positiveCurrencyFormat プロパティの値を使用して、通貨額との関連で通貨記号または文字列の位置を決めます。負の金額の場合、negativeCurrencyFormat プロパティの値によって、負の記号の位置と括弧を使用するかどうかが決まります。
入力ストリング内の通貨記号、負の記号および数字の順序が negativeCurrencyFormat および positiveCurrencyFormat プロパティによって識別されるパターンと一致しない場合、次のようになります。
- 返された
CurrencyParseResultオブジェクトのvalueプロパティがNaNに設定されます。 - 返された CurrencyParseResult オブジェクトの
currencyStringプロパティがnullに設定されます。 lastOperationStatusプロパティが、解析の失敗を示すLastOperationStatus.PARSE_ERRORに設定されます。
入力ストリングには、解析中に無視される空白文字が含まれる場合があります。
通貨記号がない場合でも解析は成功します。文字列の通貨記号に該当する部分には検証は実行されませn。通貨記号またはストリングがない場合、返される CurrencyParseResult オブジェクト内の currencyString プロパティが空のストリングに設定されます。
パラメーター
inputString:String — 解析する入力文字列。
|
CurrencyParseResult — 数値および通貨記号または文字列を含む CurrencyParseResult オブジェクト。
|
例外
TypeError — inputString パラメーターが null の場合。
|
関連する API エレメント
<?xml version="1.0" encoding="utf-8"?>
<!-- Sample program for spark.formatters.CurrencyFormatter -->
<s:Application
xmlns:fx="http://ns.adobe.com/mxml/2009"
xmlns:s="library://ns.adobe.com/flex/spark"
xmlns:mx="library://ns.adobe.com/flex/mx">
<fx:Declarations>
<s:CurrencyFormatter id="currencyFormatter"/>
</fx:Declarations>
<fx:Script>
<![CDATA[
import flash.globalization.CurrencyParseResult;
private function localeChange():void
{
// Sets the locale style on the document UI component.
// The formatter will inherit this style.
setStyle('locale', inputLocaleIDName.text);
inputCurrencyChange();
}
private function inputCurrencyChange():void
{
const cpr:CurrencyParseResult
= currencyFormatter.parse(inputCurrency.text);
parsedResult.text = "Currency String: [" + cpr.currencyString
+ "], Amount: [" + cpr.value.toString() + "]";
}
]]>
</fx:Script>
<mx:Form>
<mx:FormItem label="Input Locale ID Name">
<mx:HBox>
<s:TextInput id="inputLocaleIDName"/>
<s:Button click="localeChange()" label="Apply"/>
</mx:HBox>
<mx:Text text="Example: 'en-US', 'fr-FR', 'ja-JP', 'ar-SA'"/>
</mx:FormItem>
<mx:FormItem label="Input Currency Amount">
<s:TextInput id="inputCurrency" change="inputCurrencyChange()"/>
<mx:Text text="Example: {currencyFormatter.format(123456789.123)}"/>
</mx:FormItem>
<mx:FormItem label="Actual Locale ID Name">
<mx:Text text="{currencyFormatter.actualLocaleIDName}"/>
</mx:FormItem>
<mx:FormItem label="Parsed Result">
<mx:Text id="parsedResult"/>
</mx:FormItem>
</mx:Form>
</s:Application>
<?xml version="1.0" encoding="utf-8"?>
<!-- Simple example to demonstrate the Spark CurrencyFormatter. -->
<s:Application
xmlns:fx="http://ns.adobe.com/mxml/2009"
xmlns:s="library://ns.adobe.com/flex/spark"
xmlns:mx="library://ns.adobe.com/flex/mx">
<fx:Declarations>
<s:CurrencyFormatter id="currencyFormatter"/>
</fx:Declarations>
<fx:Script>
<![CDATA[
[Bindable]
private var currencyAmount:Number = 123456.789;
]]>
</fx:Script>
<mx:Form>
<mx:FormItem label="Input Locale ID Name">
<mx:HBox>
<s:TextInput id="inputLocaleIDName"/>
<!-- Upon button click, sets the locale style on the document
UI component. The formatter will inherit this style. -->
<s:Button click="setStyle('locale', inputLocaleIDName.text);"
label="Apply"/>
</mx:HBox>
<mx:Text text="Example: 'en-US', 'fr-FR', 'ja-JP', 'ar-SA'"/>
</mx:FormItem>
<mx:FormItem label="Use Currency Symbol">
<s:CheckBox id="useSymbol"
click="currencyFormatter.useCurrencySymbol = useSymbol.selected"/>
</mx:FormItem>
<mx:FormItem label="Actual Locale ID Name">
<s:Label text="{currencyFormatter.actualLocaleIDName}"/>
</mx:FormItem>
<mx:FormItem label="Formatted Result">
<s:Label text="{currencyFormatter.format(currencyAmount)}"/>
</mx:FormItem>
</mx:Form>
</s:Application>
Tue Jun 12 2018, 10:34 AM Z
MXML シンタックスを表示