パッケージ | mx.styles |
クラス | public class AdvancedStyleClient |
継承 | AdvancedStyleClient EventDispatcher Object |
実装 | IAdvancedStyleClient, IFlexModule, IMXMLObject |
サブクラス | GlobalizationBase, Sort, SortField |
言語バージョン: | ActionScript 3.0 |
製品バージョン: | Flex 4.5 |
ランタイムバージョン: | Flash Player 10, AIR 2.5 |
IAdvancedStyleClient
インターフェイスを使用するオブジェクトを実装する際に使用できる基本クラスです。この基本クラスには、スタイルサブシステムにオブジェクトが参加するために必要なメソッドとプロパティの実装が用意されています。
IAdvancedStyleClient
インターフェイスに加えて、このオブジェクトは、IFlexModule
インターフェイスと IMXMLObject
インターフェイスも実装します。 IMXMLObject
インターフェイスには、MXML 宣言を使用してクラスがインスタンス化されるときに呼び出される initialized
メソッドが含まれています。 この基本クラスで提供される initialized
メソッドの実装は、MXML 宣言を含むドキュメントオブジェクトにクラスのインスタンスを追加します。 詳細については、initilized
メソッドの説明を参照してください。
関連する API エレメント
プロパティ | 定義元 | ||
---|---|---|---|
className : String [読み取り専用]
コンポーネントクラスの名前です。 | AdvancedStyleClient | ||
constructor : Object
指定されたオブジェクトインスタンスのクラスオブジェクトまたはコンストラクター関数への参照です。 | Object | ||
id : String
コンポーネントの ID です。 | AdvancedStyleClient | ||
inheritingStyles : Object
このビジュアルでないスタイルクライアントのインスタンスの継承可能なスタイルを含むオブジェクトです。 | AdvancedStyleClient | ||
moduleFactory : IFlexModuleFactory
モジュールファクトリは、このビジュアルでないスタイルクライアントのインスタンスのスタイルを制御するスタイルマネージャーを検索するためのコンテキストとして使用されます。 | AdvancedStyleClient | ||
nonInheritingStyles : Object
このコンポーネントの非継承スタイルのチェーンの始まりです。 | AdvancedStyleClient | ||
styleDeclaration : CSSStyleDeclaration
このオブジェクトで宣言されたインラインスタイルを保持するスタイル宣言です。 | AdvancedStyleClient | ||
styleManager : IStyleManager2 [読み取り専用]
このコンポーネントで使用する StyleManager インスタンスを返します。 | AdvancedStyleClient | ||
styleName : Object
オブジェクトのスタイル値のソースです。 | AdvancedStyleClient | ||
styleParent : IAdvancedStyleClient
コンポーネントの親は、下位要素のセレクターを評価するために使用されます。 | AdvancedStyleClient |
メソッド | 定義元 | ||
---|---|---|---|
コンストラクターです。 | AdvancedStyleClient | ||
addEventListener(type:String, listener:Function, useCapture:Boolean = false, priority:int = 0, useWeakReference:Boolean = false):void
イベントリスナーオブジェクトを EventDispatcher オブジェクトに登録し、リスナーがイベントの通知を受け取るようにします。 | EventDispatcher | ||
このコンポーネントインスタンスからスタイルプロパティを削除します。 | AdvancedStyleClient | ||
イベントをイベントフローに送出します。 | EventDispatcher | ||
このコンポーネントに適用されるタイプセレクターの CSSStyleDeclaration オブジェクトの配列を返します。何も存在しない場合は null を返します。 | AdvancedStyleClient | ||
このコンポーネントのスタイル参照チェーンのいずれかの場所に設定されたスタイルプロパティを取得します。 | AdvancedStyleClient | ||
currentCSSState が null でない場合、true を返します。 | AdvancedStyleClient | ||
EventDispatcher オブジェクトに、特定のイベントタイプに対して登録されたリスナーがあるかどうかを確認します。 | EventDispatcher | ||
オブジェクトに指定されたプロパティが定義されているかどうかを示します。 | Object | ||
initialized メソッドは、このクラスまたはこのクラスを拡張するクラスが MXML 宣言で使用されると呼び出されます。 | AdvancedStyleClient | ||
Object クラスのインスタンスが、パラメーターとして指定されたオブジェクトのプロトタイプチェーン内にあるかどうかを示します。 | Object | ||
cssState が currentCSSState に一致した場合は、true を返します。 | AdvancedStyleClient | ||
このインスタンスが、指定されたタイプと同じであるのか、それともそのサブクラスであるのかを判別します。 | AdvancedStyleClient | ||
スタイルの変更を、このスタイルクライアントのインスタンスの子に通知します。 | AdvancedStyleClient | ||
指定されたプロパティが存在し、列挙できるかどうかを示します。 | Object | ||
getStyle() メソッドが機能するように、内部のスタイルキャッシュ値を設定します。 | AdvancedStyleClient | ||
各エフェクトイベントのイベントリスナーの 1 つとして、EffectManager を登録します。 | AdvancedStyleClient | ||
EventDispatcher オブジェクトからリスナーを削除します。 | EventDispatcher | ||
ループ処理に対するダイナミックプロパティの可用性を設定します。 | Object | ||
このコンポーネントインスタンスのスタイルプロパティを設定します。 | AdvancedStyleClient | ||
スタイルプロパティの変更を検出します。 | AdvancedStyleClient | ||
コンポーネントのスタイルを初めて初期化するとき、Flex は stylesInitialized() メソッドを呼び出します。 | AdvancedStyleClient | ||
ロケール固有の規則に従って書式設定された、このオブジェクトのストリング表現を返します。 | Object | ||
指定されたオブジェクトのストリング表現を返します。 | Object | ||
指定されたオブジェクトのプリミティブな値を返します。 | Object | ||
指定されたイベントタイプについて、この EventDispatcher オブジェクトまたはその祖先にイベントリスナーが登録されているかどうかを確認します。 | EventDispatcher |
className | プロパティ |
id | プロパティ |
inheritingStyles | プロパティ |
moduleFactory | プロパティ |
moduleFactory:IFlexModuleFactory
言語バージョン: | ActionScript 3.0 |
製品バージョン: | Flex 4.5 |
ランタイムバージョン: | Flash Player 10, AIR 2.5 |
モジュールファクトリは、このビジュアルでないスタイルクライアントのインスタンスのスタイルを制御するスタイルマネージャーを検索するためのコンテキストとして使用されます。
実装
public function get moduleFactory():IFlexModuleFactory
public function set moduleFactory(value:IFlexModuleFactory):void
nonInheritingStyles | プロパティ |
nonInheritingStyles:Object
言語バージョン: | ActionScript 3.0 |
製品バージョン: | Flex 4.5 |
ランタイムバージョン: | Flash Player 10, AIR 2.5 |
このコンポーネントの非継承スタイルのチェーンの始まりです。 getStyle()
メソッドは単に nonInheritingStyles[styleName]
にアクセスして、プロトタイプリンクのチェーン全体を検索します。 このオブジェクトは initProtoChain()
によって設定されます。 開発者は通常このプロパティに直接アクセスする必要はありません。
実装
public function get nonInheritingStyles():Object
public function set nonInheritingStyles(value:Object):void
styleDeclaration | プロパティ |
styleDeclaration:CSSStyleDeclaration
言語バージョン: | ActionScript 3.0 |
製品バージョン: | Flex 4.5 |
ランタイムバージョン: | Flash Player 10, AIR 2.5 |
このオブジェクトで宣言されたインラインスタイルを保持するスタイル宣言です。
実装
public function get styleDeclaration():CSSStyleDeclaration
public function set styleDeclaration(value:CSSStyleDeclaration):void
関連する API エレメント
styleManager | プロパティ |
styleManager:IStyleManager2
[読み取り専用] 言語バージョン: | ActionScript 3.0 |
製品バージョン: | Flex 4.5 |
ランタイムバージョン: | Flash Player 10, AIR 2.5 |
このコンポーネントで使用する StyleManager インスタンスを返します。
実装
public function get styleManager():IStyleManager2
styleName | プロパティ |
styleName:Object
言語バージョン: | ActionScript 3.0 |
製品バージョン: | Flex 4.5 |
ランタイムバージョン: | Flash Player 10, AIR 2.5 |
オブジェクトのスタイル値のソースです。 styleName
プロパティの値は、次の 3 つの有効な型のうちのいずれかにすることができます。
- String(例:"headerStyle")。 この文字列は、CSS スタイルシートで定義されたクラスセレクターの名前です。
- CSSStyleDeclaration(例:
StyleManager.getStyleDeclaration(".headerStyle")
)。 - UIComponent。このインターフェイスを実装するオブジェクトは、参照先の UIComponent からすべてのスタイル値を継承します。
実装
public function get styleName():Object
public function set styleName(value:Object):void
styleParent | プロパティ |
styleParent:IAdvancedStyleClient
言語バージョン: | ActionScript 3.0 |
製品バージョン: | Flex 4.5 |
ランタイムバージョン: | Flash Player 10, AIR 2.5 |
コンポーネントの親は、下位要素のセレクターを評価するために使用されます。高度なスタイル宣言に対応するには、親も IAdvancedStyleClient である必要があります。
実装
public function get styleParent():IAdvancedStyleClient
public function set styleParent(value:IAdvancedStyleClient):void
AdvancedStyleClient | () | コンストラクター |
public function AdvancedStyleClient()
言語バージョン: | ActionScript 3.0 |
製品バージョン: | Flex 4.5 |
ランタイムバージョン: | Flash Player 10, AIR 2.5 |
コンストラクターです。
clearStyle | () | メソッド |
getClassStyleDeclarations | () | メソッド |
public function getClassStyleDeclarations():Array
言語バージョン: | ActionScript 3.0 |
製品バージョン: | Flex 4.5 |
ランタイムバージョン: | Flash Player 10, AIR 2.5 |
このコンポーネントに適用されるタイプセレクターの CSSStyleDeclaration オブジェクトの配列を返します。何も存在しない場合は null
を返します。
例えば、コンポーネント MyButton が Button を継承するとします。 このメソッドでは、最初に MyButton セレクターを検索します。その後、Button タイプセレクターを検索し、最後に UIComponent タイプセレクターを検索します。
戻り値Array — CSSStyleDeclaration オブジェクトの配列です。
|
getStyle | () | メソッド |
public function getStyle(styleProp:String):*
言語バージョン: | ActionScript 3.0 |
製品バージョン: | Flex 4.5 |
ランタイムバージョン: | Flash Player 10, AIR 2.5 |
このコンポーネントのスタイル参照チェーンのいずれかの場所に設定されたスタイルプロパティを取得します。
この同じメソッドを使用して任意の種類のスタイルプロパティを取得するため、戻り値は、Boolean、String、Number、int、uint(RGB カラーの場合)、Class(スキンの場合)、または何らかのオブジェクトになります。 したがって、戻り値の型は * として指定されます。
特定のスタイルプロパティを取得している場合は、その型を認識し、その型の変数に結果を保存することがよくあります。 これを行うには、以下のように as
演算子または強制型変換を使用します。 次に実際の使用例を示します。
var backgroundColor:uint = getStyle("backgroundColor") as int; or var backgroundColor:uint = int(getStyle("backgroundColor"));
スタイルプロパティがスタイル参照チェーンのどこにも設定されていない場合は、getStyle()
メソッドによって返される値は undefined
になります。 undefined
は特殊な値であり、false
、空のストリング(""
)、NaN
、0、または null
とは異なります。 有効なスタイル値が undefined
になることはありません。値が設定されたかどうかをテストするには、静的メソッド StyleManager.isValidStyleValue()
を使用します。
パラメーター
styleProp:String — スタイルプロパティの名前です。
|
* — スタイル値です。
|
hasCSSState | () | メソッド |
public function hasCSSState():Boolean
言語バージョン: | ActionScript 3.0 |
製品バージョン: | Flex 4.6 |
ランタイムバージョン: | Flash Player 10, AIR 2.5 |
currentCSSState
が null
でない場合、true
を返します。通常、このメソッドは直接呼び出さないでください。このメソッドは、mx.styles.CSSCondition.matchesStyleClient()
メソッドによって呼び出されます。
Spark コンポーネントは、スキンステートを擬似ステートとして使用します。Halo コンポーネントは、currentState
プロパティを使用します。
Boolean — currentCSSState が null でない場合、true になります。デフォルトでは、currentCSSState は currentState と同じです。ステートが存在しない場合は、false を返します。
|
initialized | () | メソッド |
public function initialized(document:Object, id:String):void
言語バージョン: | ActionScript 3.0 |
製品バージョン: | Flex 4.5 |
ランタイムバージョン: | Flash Player 10, AIR 2.5 |
initialized メソッドは、このクラスまたはこのクラスを拡張するクラスが MXML 宣言で使用されると呼び出されます。実装オブジェクトが作成され、MXML タグに指定されたすべてのコンポーネントプロパティが初期化された後に呼び出されます。
このオブジェクトを作成したドキュメントが UIComponent
(アプリケーション、モジュールなど)の場合は、UIComponent の addStyleClient
メソッドが呼び出されて、UIComponent のビジュアルではないスタイルクライアントのリストに、このオブジェクトが追加されます。 これにより、オブジェクトはドキュメントからスタイルを継承できます。
パラメーター
document:Object — このオブジェクトを作成した MXML ドキュメントです。
| |
id:String — ドキュメントオブジェクトがこのオブジェクトを参照するために使用する識別子です。
|
matchesCSSState | () | メソッド |
public function matchesCSSState(cssState:String):Boolean
言語バージョン: | ActionScript 3.0 |
製品バージョン: | Flex 4.5 |
ランタイムバージョン: | Flash Player 10, AIR 2.5 |
cssState
が currentCSSState
に一致した場合は、true
を返します。通常、このメソッドは直接呼び出さないでください。このメソッドは、mx.styles.CSSCondition.matchesStyleClient()
メソッドによって呼び出されます。
Spark コンポーネントは、スキンステートを擬似ステートとして使用します。Halo コンポーネントは、currentState
プロパティを使用します。
パラメーター
cssState:String — CSSCondition.value の有効な値。これは、CSS 擬似セレクターの照合に使用されるこのコンポーネントの現在のステートを表します。
|
Boolean — cssState が currentCSSState に一致した場合は、true を返します。デフォルトでは、currentCSSState は currentState と同じです。ステートが存在しない場合は、null を返します。
|
matchesCSSType | () | メソッド |
public function matchesCSSType(cssType:String):Boolean
言語バージョン: | ActionScript 3.0 |
製品バージョン: | Flex 4.5 |
ランタイムバージョン: | Flash Player 10, AIR 2.5 |
このインスタンスが、指定されたタイプと同じであるのか、それともそのサブクラスであるのかを判別します。通常、このメソッドは直接呼び出さないでください。このメソッドは、mx.styles.CSSCondition.matchesStyleClient()
メソッドによって呼び出されます。
パラメーター
cssType:String — CSSSelector オブジェクト。
|
Boolean — cssType が修飾されたタイプセレクターの階層にある場合は true です。
|
notifyStyleChangeInChildren | () | メソッド |
public function notifyStyleChangeInChildren(styleProp:String, recursive:Boolean):void
言語バージョン: | ActionScript 3.0 |
製品バージョン: | Flex 4.5 |
ランタイムバージョン: | Flash Player 10, AIR 2.5 |
スタイルの変更を、このスタイルクライアントのインスタンスの子に通知します。ビジュアルでないスタイルクライアント(つまり、DisplayObject でないスタイルクライアント)には子がありません。そのため、このメソッドは、ビジュアルでないスタイルクライアントに対しては、何もしません。
パラメーター
styleProp:String — スタイルプロパティの名前です。
| |
recursive:Boolean — スタイルの変更を子の子に反映するかどうかを指定します。
|
regenerateStyleCache | () | メソッド |
registerEffects | () | メソッド |
setStyle | () | メソッド |
public function setStyle(styleProp:String, newValue:*):void
言語バージョン: | ActionScript 3.0 |
製品バージョン: | Flex 4.5 |
ランタイムバージョン: | Flash Player 10, AIR 2.5 |
このコンポーネントインスタンスのスタイルプロパティを設定します。
これは、グローバル設定されたスタイルをオーバーライドできます。
setStyle()
メソッドを呼び出すと、パフォーマンスが低下することがあります。これは必要な場合のみ使用してください。
パラメーター
styleProp:String — スタイルプロパティの名前です。
| |
newValue:* — スタイルの新しい値です。
|
styleChanged | () | メソッド |
public function styleChanged(styleProp:String):void
言語バージョン: | ActionScript 3.0 |
製品バージョン: | Flex 4.5 |
ランタイムバージョン: | Flash Player 10, AIR 2.5 |
スタイルプロパティの変更を検出します。何らかのスタイルプロパティが設定されていると、Flex が styleChanged()
メソッドを呼び出し、設定されているスタイルの名前を渡します。
これは、AdvancedStyleClient
のサブクラスを作成するときにオーバーライド可能な高度なメソッドです。 カスタムクラスを作成するときには、渡されたスタイル名をチェックし、その結果に従って変更内容を処理するよう、styleChanged()
メソッドをオーバーライドできます。 これにより、既存スタイルのデフォルト動作をオーバーライドできるだけでなく、独自のスタイルプロパティを追加することもできます。
パラメーター
styleProp:String — スタイルプロパティの名前です。このスタイルクライアントのすべてのスタイルが変更された場合は、null になります。
|
stylesInitialized | () | メソッド |
public function stylesInitialized():void
言語バージョン: | ActionScript 3.0 |
製品バージョン: | Flex 4.5 |
ランタイムバージョン: | Flash Player 10, AIR 2.5 |
コンポーネントのスタイルを初めて初期化するとき、Flex は stylesInitialized()
メソッドを呼び出します。
Tue Jun 12 2018, 10:34 AM Z