パッケージ | flash.globalization |
クラス | public final class NumberFormatter |
継承 | NumberFormatter Object |
言語バージョン: | ActionScript 3.0 |
ランタイムバージョン: | Flash Player 10.1, AIR 2 |
int
、uint
および Number
オブジェクトをフォーマットできます。
NumberFormatter クラスはオペレーティングシステムで提供されるデータおよび機能を使用し、特定のロケールの規則に従い、ユーザーの環境設定とユーザーのオペレーティングシステムによってサポートされている機能に基づいて、数字をフォーマットするように設計されています。マイナス記号、小数点の記号、グループ化の区切り文字、グループ化パターンおよび数字フォーマット内のその他の要素はロケールによって異なる場合があります。
要求されたロケールをオペレーティングシステムがサポートする場合、数値フォーマットプロパティは、要求されたロケールの規則とデフォルトに従って設定されます。要求されたロケールを使用できない場合、プロパティは actualLocaleIDName
プロパティを使用して取得できる代替またはデフォルトのシステムロケールに基づいて設定されます。
ユーザーの設定を使用し、オペレーティングシステムによって提供されるフォーマットパターンを使用し、要求されたロケールを使用できないときに代替のロケールを使用するせいで、同じロケール ID を使用していても、ユーザーによって表示されるフォーマット結果が異なる場合があります。
プロパティ | 定義元 | ||
---|---|---|---|
actualLocaleIDName : String [読み取り専用]
この NumberFormatter オブジェクトで使用される実際のロケール ID の名前。 | NumberFormatter | ||
constructor : Object
指定されたオブジェクトインスタンスのクラスオブジェクトまたはコンストラクター関数への参照です。 | Object | ||
decimalSeparator : String
小数部を持つ数字のフォーマットまたは解析に使用される小数点記号。 | NumberFormatter | ||
digitsType : uint
数字をフォーマットするときに使用される数字のセットを定義します。 | NumberFormatter | ||
fractionalDigits : int
小数点記号の後に表示できる最大桁数。 | NumberFormatter | ||
groupingPattern : String
フォーマットされた文字列内のグループ化区切り文字の配置を記述します。 | NumberFormatter | ||
groupingSeparator : String
グループ化区切りに使用される文字または文字列。 | NumberFormatter | ||
lastOperationStatus : String [読み取り専用]
この NumberFormatter オブジェクトが実行した前の操作のステータス。 | NumberFormatter | ||
leadingZero : Boolean
小数点区切り文字の左側に整数がない場合に、フォーマットされた数値に先頭の 0 を含めるかどうかを指定します。 | NumberFormatter | ||
negativeNumberFormat : uint
負の数のフォーマットパターンを示す数値。 | NumberFormatter | ||
negativeSymbol : String
負の値をフォーマットするときに使用されるマイナス記号。 | NumberFormatter | ||
requestedLocaleIDName : String [読み取り専用]
この NumberFormatter オブジェクトのコンストラクターに渡された、要求されたロケール ID の名前。 | NumberFormatter | ||
trailingZeros : Boolean
末尾の 0 をフォーマットされた数値に含めるかどうかを指定します。 | NumberFormatter | ||
useGrouping : Boolean
数字をフォーマットするときに、グループ化区切りを使用できるようにします。 | NumberFormatter |
メソッド | 定義元 | ||
---|---|---|---|
NumberFormatter(requestedLocaleIDName:String)
所定のロケールの規則に基づいて数字をフォーマットするために、新しい NumberFormatter オブジェクトを構築します。 | NumberFormatter | ||
int 値をフォーマットします。 | NumberFormatter | ||
数値をフォーマットします。 | NumberFormatter | ||
uint 値をフォーマットします。 | NumberFormatter | ||
[静的]
このクラスでサポートされているすべてのロケール ID 名のリストが表示されます。 | NumberFormatter | ||
オブジェクトに指定されたプロパティが定義されているかどうかを示します。 | Object | ||
Object クラスのインスタンスが、パラメーターとして指定されたオブジェクトのプロトタイプチェーン内にあるかどうかを示します。 | Object | ||
文字列を解析して、解析した要素を含む NumberParseResult オブジェクトを返します。 | NumberFormatter | ||
数字とスペース(オプション)のみを含む文字列を解析して、Number を返します。 | NumberFormatter | ||
指定されたプロパティが存在し、列挙できるかどうかを示します。 | Object | ||
ループ処理に対するダイナミックプロパティの可用性を設定します。 | Object | ||
ロケール固有の規則に従って書式設定された、このオブジェクトのストリング表現を返します。 | Object | ||
指定されたオブジェクトのストリング表現を返します。 | Object | ||
指定されたオブジェクトのプリミティブな値を返します。 | Object |
actualLocaleIDName | プロパティ |
actualLocaleIDName:String
[読み取り専用] 言語バージョン: | ActionScript 3.0 |
ランタイムバージョン: | Flash Player 10.1, AIR 2 |
この NumberFormatter オブジェクトで使用される実際のロケール ID の名前。
オペレーティングシステムおよび Collator()
コンストラクターに渡される requestedLocaleIDName
パラメーターの値に応じて、この名前の値には 3 つの可能性があります。
- 要求されたロケールが
LocaleID.DEFAULT
ではなく、要求されたロケールをオペレーティングシステムがサポートする場合、返される名前はrequestedLocaleIDName
プロパティと同じです。 LocaleID.DEFAULT
がコンストラクターに対するrequestedLocaleIDName
パラメーターの値として使用された場合、ユーザーのオペレーティングシステムによって指定された現在のロケールの名前が使用されます。LocaleID.DEFAULT
値により、ユーザーのカスタマイズした設定が OS に保持されます。requestedLocaleIDName
パラメーターとして明示的な値を渡した場合に、2 つのロケール ID 名が同じでもLocaleID.DEFAULT
を使用する場合と同じ結果になるとは限りません。ユーザーがコンピューターのロケール設定をカスタマイズして、LocaleID.DEFAULT
を使用するのではなく、明示的なロケール ID 名を要求した場合、アプリケーションがそれらのカスタマイズされた設定を取得しない場合があります。- システムがコンストラクターで指定された
requestedLocaleIDName
をサポートしていない場合、代替のロケール ID 名が提供されます。
実装
public function get actualLocaleIDName():String
関連する API エレメント
decimalSeparator | プロパティ |
decimalSeparator:String
言語バージョン: | ActionScript 3.0 |
ランタイムバージョン: | Flash Player 10.1, AIR 2 |
小数部を持つ数字のフォーマットまたは解析に使用される小数点記号。
このプロパティは最初、formatter オブジェクトを構築するときに選択したロケールに基づいて設定されます。
このプロパティに値が割り当てられ、エラーや警告がない場合、lastOperationStatus
プロパティが次のように設定されます。
LastOperationStatus.NO_ERROR
それ以外の場合、lastOperationStatus
プロパティは LastOperationStatus
クラスで定義された定数のいずれかに設定されます。
デフォルト値: dependent on the locale and operating system.。
実装
public function get decimalSeparator():String
public function set decimalSeparator(value:String):void
例外
TypeError — このプロパティに null 値が割り当てられている場合。
|
関連する API エレメント
digitsType | プロパティ |
digitsType:uint
言語バージョン: | ActionScript 3.0 |
ランタイムバージョン: | Flash Player 10.1, AIR 2 |
数字をフォーマットするときに使用される数字のセットを定義します。
さまざまな言語と地域で使用されるさまざまな文字セットを、0~9 の数字で表します。 このプロパティは、使用される数字のセットを定義します。
このプロパティの値は、10 進数字セットのゼロ桁の Unicode 値を表しています。このプロパティの有効な値は NationalDigitsType クラスで定義されています。
このプロパティに値が割り当てられ、エラーや警告がない場合、lastOperationStatus
プロパティが次のように設定されます。
LastOperationStatus.NO_ERROR
それ以外の場合、lastOperationStatus
プロパティは LastOperationStatus
クラスで定義された定数のいずれかに設定されます。
デフォルト値: dependent on the locale and operating system.。
実装
public function get digitsType():uint
public function set digitsType(value:uint):void
例外
TypeError — このプロパティに null 値が割り当てられている場合。
|
関連する API エレメント
fractionalDigits | プロパティ |
fractionalDigits:int
言語バージョン: | ActionScript 3.0 |
ランタイムバージョン: | Flash Player 10.1, AIR 2 |
小数点記号の後に表示できる最大桁数。
数字はこのプロパティによって指定された桁数に丸められます。丸めのスキームは、ユーザーのオペレーティングシステムによって異なります。
trailingZeros
プロパティが true
に設定されると、数字の小数部分(小数点の後)にこの fractionalDigits
プロパティの値に一致する長さまで、0 が置かれます。
このプロパティに値が割り当てられ、エラーや警告がない場合、lastOperationStatus
プロパティが次のように設定されます。
LastOperationStatus.NO_ERROR
それ以外の場合、lastOperationStatus
プロパティは LastOperationStatus
クラスで定義された定数のいずれかに設定されます。
デフォルト値: 0。
実装
public function get fractionalDigits():int
public function set fractionalDigits(value:int):void
関連する API エレメント
groupingPattern | プロパティ |
groupingPattern:String
言語バージョン: | ActionScript 3.0 |
ランタイムバージョン: | Flash Player 10.1, AIR 2 |
フォーマットされた文字列内のグループ化区切り文字の配置を記述します。
useGrouping
プロパティが true に設定されると、groupingPattern
プロパティを使用して、グループ化区切り文字に使用される配置とパターンが定義されます。
グループ化パターンはセミコロンで区切られ、場合によっては最後にアスタリスクが付く数字を含む文字列として定義されます。例: "3;2;*"
文字列内のそれぞれの数字は、グループ内の桁数を表しています。グループセパレーターは、各数字グループの前に置かれます。ストリングの最後のアスタリスクは、その桁数を持つグループが、フォーマットされた残りのストリングで繰り返されることを示しています。アスタリスクがない場合、フォーマットされた残りのストリングに追加のグループやセパレーターはありません。
文字列内の最初の数字は、小数点の左側の数字の最初のグループに対応しています。その後に続く数字は、左側の後続のグループの桁数を定義します。 このため、文字列「3;2;*」はグループ化区切り文字が最初の 3 桁のグループの後に置かれ、その後に 2 桁のグループが続くことを示しています。例: 98,76,54,321
次の表は、さまざまなグループ化パターンによる数字 123456789.12 のフォーマットの例を示しています。グループ化の区切り文字はカンマで、小数点はピリオドです。
グループ化パターン | サンプルフォーマット |
3;* | 123,456,789.12 |
3;2;* | 12,34,56,789.12 |
3 | 123456,789.12 |
限定された数のグループ化サイズのみ定義できます。一部のオペレーティングシステムは、グループ化パターンに 2 つの数字とアスタリスクのみ含むことができます。 その他のオペレーティングシステムは、4 つまでの数字とアスタリスクを含むことができます。アスタリスクがないパターンの場合、一部のオペレーティングシステムは 1 つの数字のみサポートし、その他のオペレーティングシステムは 3 つまでの数字をサポートします。グループ化パターン要素の最大数を超えると、追加の要素は無視され、lastOperationStatus
プロパティは以下で説明するように設定されます。
このプロパティに値が割り当てられ、エラーや警告がない場合、lastOperationStatus
プロパティが次のように設定されます。
LastOperationStatus.NO_ERROR
それ以外の場合、lastOperationStatus
プロパティは LastOperationStatus
クラスで定義された定数のいずれかに設定されます。
実装
public function get groupingPattern():String
public function set groupingPattern(value:String):void
例外
TypeError — このプロパティに null 値が割り当てられている場合。
|
関連する API エレメント
groupingSeparator | プロパティ |
groupingSeparator:String
言語バージョン: | ActionScript 3.0 |
ランタイムバージョン: | Flash Player 10.1, AIR 2 |
グループ化区切りに使用される文字または文字列。
useGrouping
プロパティが true
に設定されている数字をフォーマットするときに、このプロパティの値がグループ化区切り文字として使用されます。 このプロパティは最初、formatter オブジェクトを構築するときに選択したロケールに基づいて設定されます。
このプロパティに値が割り当てられ、エラーや警告がない場合、lastOperationStatus
プロパティが次のように設定されます。
LastOperationStatus.NO_ERROR
それ以外の場合、lastOperationStatus
プロパティは LastOperationStatus
クラスで定義された定数のいずれかに設定されます。
デフォルト値: dependent on the locale and operating system.。
実装
public function get groupingSeparator():String
public function set groupingSeparator(value:String):void
例外
TypeError — このプロパティに null 値が割り当てられている場合。
|
関連する API エレメント
lastOperationStatus | プロパティ |
lastOperationStatus:String
[読み取り専用] 言語バージョン: | ActionScript 3.0 |
ランタイムバージョン: | Flash Player 10.1, AIR 2 |
この NumberFormatter オブジェクトが実行した前の操作のステータス。コンストラクターまたはこのクラスのメソッドが呼び出されたり、別のプロパティが設定されたりすると、必ず lastOperationStatus
プロパティが設定されます。有効な値については、各メソッドの説明を参照してください。
実装
public function get lastOperationStatus():String
関連する API エレメント
leadingZero | プロパティ |
leadingZero:Boolean
言語バージョン: | ActionScript 3.0 |
ランタイムバージョン: | Flash Player 10.1, AIR 2 |
小数点区切り文字の左側に整数がない場合に、フォーマットされた数値に先頭の 0 を含めるかどうかを指定します。
このプロパティが true
に設定されている場合、-1.0~1.0 の数値をフォーマットするときに、小数点区切り文字の左側に先頭の 0 が含まれます。このプロパティが false
に設定されている場合、0 は含まれません。
例えば、数値が 0.321 でこのプロパティが true
に設定されている場合、フォーマットされたストリングに先頭の 0 が含まれます。プロパティが false
に設定されている場合、先頭の 0 は含まれません。その場合、文字列には、.321
のように小数点とその後に続く 10 進数の数字が含まれます。
次の表は、このプロパティと fractionalDigits
および trailingZeros
の関連プロパティの値に基づいて数値をフォーマットする方法の例を示しています。
trailingZeros | leadingZero | fractionalDigits | 0.12 | 0 |
true | true | 3 | 0.120 | 0.000 |
false | true | 3 | 0.12 | 0 |
true | false | 3 | .120 | .000 |
false | false | 3 | .12 | 0 |
このプロパティに値が割り当てられ、エラーや警告がない場合、lastOperationStatus
プロパティが次のように設定されます。
LastOperationStatus.NO_ERROR
それ以外の場合、lastOperationStatus
プロパティは LastOperationStatus
クラスで定義された定数のいずれかに設定されます。
デフォルト値: dependent on the locale and operating system.。
実装
public function get leadingZero():Boolean
public function set leadingZero(value:Boolean):void
例外
TypeError — このプロパティに null 値が割り当てられている場合。
|
関連する API エレメント
negativeNumberFormat | プロパティ |
negativeNumberFormat:uint
言語バージョン: | ActionScript 3.0 |
ランタイムバージョン: | Flash Player 10.1, AIR 2 |
負の数のフォーマットパターンを示す数値。このパターンは、フォーマットされた数字の数値部分に関連するマイナス記号または括弧の位置を定義します。
次の表は、負の数の有効なフォーマットの概要を示しています。負の数がフォーマットされると、フォーマットのマイナス記号が negativeSymbol
プロパティの値に置き換えられ、「n」の文字がフォーマットされた数値に置き換えられます。
負の数のフォーマットの種類 | 形式 |
0 | (n) |
1 | -n |
2 | - n |
3 | n- |
4 | n - |
このプロパティに値が割り当てられ、エラーや警告がない場合、lastOperationStatus
プロパティが次のように設定されます。
LastOperationStatus.NO_ERROR
それ以外の場合、lastOperationStatus
プロパティは LastOperationStatus
クラスで定義された定数のいずれかに設定されます。
デフォルト値: dependent on the locale and operating system.。
実装
public function get negativeNumberFormat():uint
public function set negativeNumberFormat(value:uint):void
例外
ArgumentError — 割り当てられた値が 0~4 の数字でない場合。
|
関連する API エレメント
negativeSymbol | プロパティ |
negativeSymbol:String
言語バージョン: | ActionScript 3.0 |
ランタイムバージョン: | Flash Player 10.1, AIR 2 |
負の値をフォーマットするときに使用されるマイナス記号。
この記号は、0 よりも小さい数値をフォーマットするときに、負の数値のフォーマットと組み合わせて使用されます。負の記号を含まない負の数値のフォーマットでは使用されません(例えば、負の数値が括弧で囲まれている場合)。
このプロパティは、このフォーマッターを構築するときに選択した実際のロケールのデフォルト値に設定されます。値を設定して、デフォルト設定を無効にすることができます。
このプロパティに値が割り当てられ、エラーや警告がない場合、lastOperationStatus
プロパティが次のように設定されます。
LastOperationStatus.NO_ERROR
それ以外の場合、lastOperationStatus
プロパティは LastOperationStatus
クラスで定義された定数のいずれかに設定されます。
実装
public function get negativeSymbol():String
public function set negativeSymbol(value:String):void
例外
MemoryError — システムが十分な内部メモリを割り当てることができない場合。
|
関連する API エレメント
requestedLocaleIDName | プロパティ |
requestedLocaleIDName:String
[読み取り専用] 言語バージョン: | ActionScript 3.0 |
ランタイムバージョン: | Flash Player 10.1, AIR 2 |
この NumberFormatter オブジェクトのコンストラクターに渡された、要求されたロケール ID の名前。
LocaleID.DEFAULT
値が使用された場合、返される名前は「i-default」です。代替のロケールが適用される場合、実際に使用されるロケールは要求されたロケールと異なる場合があります。 実際のロケール名は actualLocaleIDName
プロパティを使用して取得できます。
実装
public function get requestedLocaleIDName():String
関連する API エレメント
trailingZeros | プロパティ |
trailingZeros:Boolean
言語バージョン: | ActionScript 3.0 |
ランタイムバージョン: | Flash Player 10.1, AIR 2 |
末尾の 0 をフォーマットされた数値に含めるかどうかを指定します。
このプロパティが true
に設定されている場合、末尾の 0 が fractionalDigits
プロパティで指定された限界までフォーマットされた数値の小数部分に含まれます。このプロパティが false
に設定されている場合、末尾の 0 は表示されません。
例えば、数値が 123.4 で、このプロパティが true に設定されている場合、fractionalDigits
プロパティは 3 に設定され、フォーマットされたストリングには 123.400
のように末尾の 0 が表示されます。このプロパティが false
の場合、末尾の 0 は含まれず、ストリングには 123.4
のように小数点区切り文字とその後に続く 0 以外の 10 進数の数字が表示されます。
次の表は、このプロパティと fractionalDigits
および leadingZero
の関連プロパティの値に基づいて数値をフォーマットする方法の例を示しています。
trailingZeros | leadingZero | fractionalDigits | 0.12 | 0 |
true | true | 3 | 0.120 | 0.000 |
false | true | 3 | 0.12 | 0 |
true | false | 3 | .120 | .000 |
false | false | 3 | .12 | 0 |
このプロパティに値が割り当てられ、エラーや警告がない場合、lastOperationStatus
プロパティが次のように設定されます。
LastOperationStatus.NO_ERROR
それ以外の場合、lastOperationStatus
プロパティは LastOperationStatus
クラスで定義された定数のいずれかに設定されます。
デフォルト値: dependent on the locale and operating system.。
実装
public function get trailingZeros():Boolean
public function set trailingZeros(value:Boolean):void
例外
TypeError — このプロパティに null 値が割り当てられている場合。
|
関連する API エレメント
useGrouping | プロパティ |
useGrouping:Boolean
言語バージョン: | ActionScript 3.0 |
ランタイムバージョン: | Flash Player 10.1, AIR 2 |
数字をフォーマットするときに、グループ化区切りを使用できるようにします。
useGrouping
プロパティが true
に設定されている場合、数字はグループ化され、グループセパレーター文字で区切られます。例:123,456,789.22
useGrouping
プロパティが false
に設定されている場合、数字はグループ化されず、区切られません。例:123456789.22
グループ化区切りとして使用される記号は groupingSeparator
プロパティによって定義されます。グループ化区切り間の桁数は、groupingPattern
プロパティによって定義されます。
このプロパティに値が割り当てられ、エラーや警告がない場合、lastOperationStatus
プロパティが次のように設定されます。
LastOperationStatus.NO_ERROR
それ以外の場合、lastOperationStatus
プロパティは LastOperationStatus
クラスで定義された定数のいずれかに設定されます。
実装
public function get useGrouping():Boolean
public function set useGrouping(value:Boolean):void
関連する API エレメント
NumberFormatter | () | コンストラクター |
public function NumberFormatter(requestedLocaleIDName:String)
言語バージョン: | ActionScript 3.0 |
ランタイムバージョン: | Flash Player 10.1, AIR 2 |
所定のロケールの規則に基づいて数字をフォーマットするために、新しい NumberFormatter オブジェクトを構築します。
このコンストラクターは、現在のオペレーティングシステムが要求されたロケール ID 名をサポートしているかどうかを判別します。サポートされていない場合、代わりに代替のロケールが使用されます。代替のロケールが使用される場合、lastOperationStatus
プロパティに代替ロケールの種類が表示され、actualLocaleIDName
プロパティには代替ロケール ID の名前が表示されます。
ユーザーの現在のオペレーティングシステムの環境設定に基づいてフォーマットするには、requestedLocaleIDName
パラメーターの値 LocaleID.DEFAULT
をコンストラクターに渡します。
コンストラクターが正しく完了すると、lastOperationStatus
プロパティが次のように設定されます。
LastOperationStatus.NO_ERROR
要求されたロケール ID 名を使用できない場合、lastOperationStatus
は以下のいずれかに設定されます。
LastOperationStatus.USING_FALLBACK_WARNING
LastOperationStatus.USING_DEFAULT_WARNING
このクラスが現在のオペレーティングシステムでサポートされていない場合、lastOperationStatus
プロパティは次のように設定されます。
LastOperationStatus.UNSUPPORTED_ERROR
それ以外の場合、lastOperationStatus
プロパティは LastOperationStatus クラスで定義された定数のいずれかに設定されます。
上記の警告および lastOperationStatus
プロパティのその他の有効な値について詳しくは、LastOperationStatus
クラスの説明を参照してください。
requestedLocaleIDName:String — 数字フォーマットを決めるときに使用する優先ロケール ID 名。
|
例外
TypeError — requestedLocaleIDName が null の場合
|
関連する API エレメント
formatInt | () | メソッド |
public function formatInt(value:int):String
言語バージョン: | ActionScript 3.0 |
ランタイムバージョン: | Flash Player 10.1, AIR 2 |
int 値をフォーマットします。この関数は、int
値を取ること以外は、formatNumber()
メソッドと同じです。渡される値が 1.72e308 より大きい値や 1.72e-308 より小さい値のように、大きすぎるかまたは小さすぎる場合、この関数は 0 を返します。
このメソッドが呼び出されて正しく完了すると、lastOperationStatus
プロパティが次のように設定されます。
LastOperationStatus.NO_ERROR
それ以外の場合、lastOperationStatus
プロパティは LastOperationStatus
クラスで定義された定数のいずれかに設定されます。
パラメーター
value:int — フォーマットする int 値。
|
String — フォーマット済み数字文字列。
|
例外
MemoryError — 内部メモリ割り当てに問題がある場合。
|
関連する API エレメント
formatNumber | () | メソッド |
public function formatNumber(value:Number):String
言語バージョン: | ActionScript 3.0 |
ランタイムバージョン: | Flash Player 10.1, AIR 2 |
数値をフォーマットします。
この関数はフォーマッターのプロパティ値に基づいて数字をフォーマットします。numberFormatter オブジェクトの作成後にプロパティが変更されない場合、数字は、actualLocaleIDName によって識別されるロケールのオペレーティングシステムが提供するロケール固有の規則に従ってフォーマットされます。フォーマットをカスタマイズするために、プロパティを変更して、特定の面で数字のフォーマットを変更できます。
非常に大きな数字と非常に小さな数字をこの関数でフォーマットできます。ただし、有効桁数は Number オブジェクトによって指定される精度に限定されます。科学的記数法はサポートされていません。
このメソッドが呼び出されて正しく完了すると、lastOperationStatus
プロパティが次のように設定されます。
LastOperationStatus.NO_ERROR
それ以外の場合、lastOperationStatus
プロパティは LastOperationStatus
クラスで定義された定数のいずれかに設定されます。
パラメーター
value:Number — フォーマットする数値。
|
String — フォーマット済み数字文字列。
|
例外
MemoryError — 内部メモリ割り当てに問題がある場合。
|
関連する API エレメント
formatUint | () | メソッド |
public function formatUint(value:uint):String
言語バージョン: | ActionScript 3.0 |
ランタイムバージョン: | Flash Player 10.1, AIR 2 |
uint 値をフォーマットします。この関数は、uint
を取ること以外 formatNumber()
メソッドと同じです。 渡される値が 1.72e308 より大きいなどのように大きすぎる場合、この関数は 0 を返します。
このメソッドが呼び出されて正しく完了すると、lastOperationStatus
プロパティが次のように設定されます。
LastOperationStatus.NO_ERROR
それ以外の場合、lastOperationStatus
プロパティは LastOperationStatus
クラスで定義された定数のいずれかに設定されます。
パラメーター
value:uint — uint 値。
|
String — フォーマット済み数字文字列。
|
例外
MemoryError — 内部メモリ割り当てに問題がある場合。
|
関連する API エレメント
getAvailableLocaleIDNames | () | メソッド |
public static function getAvailableLocaleIDNames():Vector.<String>
言語バージョン: | ActionScript 3.0 |
ランタイムバージョン: | Flash Player 10.1, AIR 2 |
このクラスでサポートされているすべてのロケール ID 名のリストが表示されます。
このクラスが現在のオペレーティングシステムでサポートされていない場合、このメソッドは null 値を返します。
このメソッドが呼び出されて正しく完了すると、lastOperationStatus
プロパティが次のように設定されます。
LastOperationStatus.NO_ERROR
それ以外の場合、lastOperationStatus
プロパティは LastOperationStatus
クラスで定義された定数のいずれかに設定されます。
Vector.<String> — このクラスでサポートされているすべてのロケール ID 名を含む文字列のベクトル。
|
parse | () | メソッド |
public function parse(parseString:String):NumberParseResult
言語バージョン: | ActionScript 3.0 |
ランタイムバージョン: | Flash Player 10.1, AIR 2 |
文字列を解析して、解析した要素を含む NumberParseResult オブジェクトを返します。
NumberParseResult オブジェクトには入力文字列で見つかった最初の数字の値、文字列内の数字の開始索引、文字列内の数字の後の最初の文字の索引が含まれます。
ストリングに数字が含まれない場合、NumberParseResult の value プロパティは NaN
に設定され、startIndex
および endIndex
プロパティは 16 進数値の 0x7fffffff
に設定されます。
この関数は、decimalSeparator
プロパティの値を使用して少数桁を含む数字の部分を判別し、groupingSeparator
プロパティの値を使用して、数字の桁内で許容される文字を判別し、negativeNumberFormat
プロパティの値を使用して、負の値を表示方法を制御します。
次の表はさまざまな NegativeNumberFormat 値で解析される文字列の結果を示しています。
NegativeNumberFormat | 入力文字列 | 結果 |
(n) | "(123)" または "( 123 )" | "-123" |
-n | "-123" または "- 123" | "-123" |
- n | "-123" または "- 123" | "-123" |
n- | "123-" または "123 -" | "-123" |
n - | "123-" または "123 -" | "-123" |
数字とマイナス記号または括弧の間には、スペースを 1 つ入れることができます。
その他のプロパティは、有効な数字を判別するときに無視されます。特に digitsType
プロパティの値が無視され、桁は NationalDigitsType クラスで列挙される桁セットのいずれかから取得できます。 groupingPattern
および useGrouping
プロパティの値は数字の解析に影響を与えます。
数字の前または後にプラス記号「+」が付いている場合、このプラス記号は数字の一部ではない文字として扱われます。
この関数では、科学的表記の数字(1.23e40 など)が含まれるストリングは解析されません。
このメソッドが呼び出されて正しく完了すると、lastOperationStatus
プロパティが次のように設定されます。
LastOperationStatus.NO_ERROR
それ以外の場合、lastOperationStatus
プロパティは LastOperationStatus
クラスで定義された定数のいずれかに設定されます。
パラメーター
parseString:String |
NumberParseResult |
例外
TypeError — parseString が null の場合
|
関連する API エレメント
例 ( この例の使用方法 )
var nf:NumberFormatter = new NumberFormatter("fr-FR"); var str:String = "1,56 mètre" var result:NumberParseResult = nf.parse(str); trace(result.value) // 1.56 trace(str.substr(0,result.startIndex)); // "" trace(str.substr(result.startIndex, result.endIndex)); // "1,56" trace(str.substr(result.endIndex)); // " mètre"
parseNumber | () | メソッド |
public function parseNumber(parseString:String):Number
言語バージョン: | ActionScript 3.0 |
ランタイムバージョン: | Flash Player 10.1, AIR 2 |
数字とスペース(オプション)のみを含む文字列を解析して、Number を返します。文字列が数字で始まらないか、数字の一部ではないスペース以外の文字を含む場合、このメソッドは NaN
を返します。 数字桁の前後のスペースは無視されます。スペース文字とは、Unicode Character Database (「http://www.unicode.org/ucd/」を参照)の Space Separator(Zs)プロパティを持つ文字のことです。
数字桁の前または後ろにプラス記号「+」が付いている場合は、空白文字以外として扱われます。戻り値は NaN
です。
数字の解析および有効な数字の構成について詳しくは、解析機能の説明を参照してください。
このメソッドが呼び出されて正しく完了すると、lastOperationStatus
プロパティが次のように設定されます。
LastOperationStatus.NO_ERROR
それ以外の場合、lastOperationStatus
プロパティは LastOperationStatus
クラスで定義された定数のいずれかに設定されます。
パラメーター
parseString:String |
Number |
例外
TypeError — parseString が null の場合
|
関連する API エレメント
この例では、ユーザーのオペレーティングシステムのデフォルトのロケールである、日本語(日本)、英語(米国)およびフランス語(フランス)の各ロケールを使用して数字をフォーマットします。この例では、静的メンバー LocaleID.DEFAULT
を使用して、デフォルトのオペレーティングシステムのロケールを要求します。
この例の結果は、オペレーティングシステムやユーザー環境設定によって異なる場合があります。
この例では、リストの各ロケールに対して、次の処理を行います。
- NumberFormatter オブジェクトを作成します。
- 同じ値を数字、整数、符号なし整数としてフォーマットし、結果を表示します。
package { import flash.globalization.NumberFormatter; import flash.globalization.LocaleID; public class NumberFormatterExample extends Sprite { public function NumberFormatterExample():void { var localeNames:Array = [LocaleID.DEFAULT,"ja_JP","en_US","fr_FR"]; for ( var i:int = 0; i < localeNames.length; i++ ) { var nf:NumberFormatter = new NumberFormatter( localeNames[i] as String ); trace('\n\n' + "LocaleID requested: " + nf.requestedLocaleIDName + "; actual: " + nf.actualLocaleIDName); trace( "Last Operation Status:" + nf.lastOperationStatus ); var numberString:String = nf.formatNumber(123456789.19); trace( "Formatted Number:" + numberString); numberString = nf.formatInt(-123456789); trace( "Formatted Int:" + numberString); numberString = nf.formatUint(123456789); trace( "Formatted UInt:" + numberString); } } } }
この例の結果は、オペレーティングシステムやユーザー環境設定によって異なる場合があります。
この例では、次の処理を行います。
- NumberFormatter オブジェクトを作成します。
NumberFormatter.parse()
メソッドを呼び出し、ストリングを解析して NumberParseResult オブジェクトを返します。NumberFormatter.parseNumber()
メソッドを呼び出し、ストリングを解析して数値を返します。
package { import flash.globalization.NumberFormatter; import flash.globalization.NumberParseResult; import flash.globalization.LastOperationStatus; import flash.globalization.LocaleID; public class NumberFormatterParseExample { public function NumberFormatterParseExample():void { var nf:NumberFormatter = new NumberFormatter( "en_US" ); trace("LocaleID requested: " + nf.requestedLocaleIDName + "; actual: " + nf.actualLocaleIDName); trace( "Last Operation Status:" + nf.lastOperationStatus ); var inputNumberString:String = "123,567,89,0.254"; var parseResult:NumberParseResult = nf.parse(inputNumberString); if ( nf.lastOperationStatus == LastOperationStatus.NO_ERROR ) { trace("Parsed value:" + parseResult.value); } inputNumberString = "-123,567,89,0.254"; var parsedNumber:Number = nf.parseNumber(inputNumberString); if ( nf.lastOperationStatus == LastOperationStatus.NO_ERROR ) { trace("Parsed value:" + parsedNumber); } } } }
Tue Jun 12 2018, 10:34 AM Z