flash.globalization パッケージのクラスでは、ストリングの比較や並べ替え、大文字/小文字の変換、日付、時刻、数値、通貨の表示形式および数字と通貨の解析について、言語、地域または国ごとに固有の機能を提供します。クラスでは、ユーザーのオペレーティングシステムで有効なサービスを使用してこの機能を提供するので、システムまたはデバイスのユーザーは、使い慣れた形式で結果を表示できます。オペレーティングシステムのサービスを使用することにより、システムごとまたはユーザーごとに表示される結果が異なる場合があります。オペレーティングシステムで該当するサービスが提供されていない場合は、代替動作が実行されます。また、前回の操作の状態を示すプロパティは、実行された代替動作について記載した警告を表示するように設定されます。
主なクラス(Collator、CurrencyFormatter、DateTimeFormatter、NumberFormatter、StringTools)にはそれぞれ、言語、地域およびその他のオプションを指定するパラメーターを持つコンストラクターがあり、これによりクラス内のメソッドの動作が決まります。これらの項目は、ロケール ID 名を使用して指定します。ロケール ID では Unicode Technical Standard #35(http://unicode.org/reports/tr35/)で定義されたシンタックスを使用します。オペレーティングシステムが指定されたロケールの機能をサポートしている場合は、そのロケールが使用されます。サポートしていない場合は、代替ロケールが使用されます。また、これらのクラスのインスタンス作成時に、ユーザーのオペレーティングシステムで指定されたデフォルトのロケールを使用することもできます。
クラス | 説明 | |
---|---|---|
Collator | Collator クラスは、ロケールに依存した文字列の比較を行います。 | |
CollatorMode | CollatorMode クラスは、Collator オブジェクトによって実行される文字列比較の動作を管理する定数値を列挙します。 | |
CurrencyFormatter | CurrencyFormatter クラスは、ロケールに依存した、通貨値のフォーマットと解析を可能にします。 | |
CurrencyParseResult | 通貨値の解析で抽出された通貨額と通貨記号(または通貨文字列)を表すデータ構造。 | |
DateTimeFormatter | DateTimeFormatter クラスは、日付オブジェクトのロケールに依存したフォーマット、およびローカライズされた日付フィールド名へのアクセスを可能にします。 | |
DateTimeNameContext | DateTimeNameContext クラスは、月名や曜日名が使用されるフォーマットのコンテキストを表す定数値を列挙します。 | |
DateTimeNameStyle | DateTimeNameStyle クラスは、日付のフォーマット時に使用される月名および曜日名の長さを制御する定数を列挙します。 | |
DateTimeStyle | ロケール固有の日付と時間のフォーマットパターンを決める定数を列挙します。 | |
LastOperationStatus | LastOperationStatus クラスは、最近のほとんどのグローバリゼーションサービス操作のステータスを表す定数値を列挙します。 | |
LocaleID | LocaleID クラスはロケール ID 名を解析し、使用するメソッド提供します。 | |
NationalDigitsType | NationalDigitsType クラスは、NumberFormatter クラスで使用される数字セットを示す定数を列挙します。 | |
NumberFormatter | NumberFormatter クラスは、ロケールに依存した、数値のフォーマットと解析を提供します。 | |
NumberParseResult | 文字列の解析で抽出された数字の情報を保持するデータ構造。 | |
StringTools | StringTools クラスはロケールに依存した大文字と小文字の変換メソッドを提供します。 |
Tue Jun 12 2018, 10:49 AM Z