| パッケージ | flash.globalization |
| クラス | public final class LocaleID |
| 継承 | LocaleID Object |
| 言語バージョン: | ActionScript 3.0 |
| ランタイムバージョン: | Flash Player 10.1, AIR 2 |
詳細
| プロパティ | 定義元 | ||
|---|---|---|---|
![]() | constructor : Object
指定されたオブジェクトインスタンスのクラスオブジェクトまたはコンストラクター関数への参照です。 | Object | |
| lastOperationStatus : String [読み取り専用]
この LocaleID オブジェクトが実行した最新の操作のステータス。 | LocaleID | ||
| name : String [読み取り専用]
より「規範的な」ロケール ID を返します。 | LocaleID | ||
| メソッド | 定義元 | ||
|---|---|---|---|
ロケール名の付いた新しい LocaleID オブジェクトを構築します。 | LocaleID | ||
determinePreferredLocales(want:Vector.<String>, have:Vector.<String>, keyword:String = "userinterface"):Vector.<String> [静的]
必要なロケールのリストおよび現在利用可能なロケールのリストに基づいて、許容可能なロケールを返します。 | LocaleID | ||
LocaleID オブジェクトからのすべてのキーと値のペアを含むオブジェクトを返します。 | LocaleID | ||
ロケール ID 名によって指定される言語コードを返します。 | LocaleID | ||
ロケール ID 名によって指定された地域コードを返します。 | LocaleID | ||
ロケール ID 名で指定されたスクリプトコードを返します。 | LocaleID | ||
ロケール ID 名によって指定される言語バリアントコードを返します。 | LocaleID | ||
![]() |
オブジェクトに指定されたプロパティが定義されているかどうかを示します。 | Object | |
![]() |
Object クラスのインスタンスが、パラメーターとして指定されたオブジェクトのプロトタイプチェーン内にあるかどうかを示します。 | Object | |
指定されたロケールのテキストの向きが右か左かを指定します。 | LocaleID | ||
![]() |
指定されたプロパティが存在し、列挙できるかどうかを示します。 | Object | |
![]() |
ループ処理に対するダイナミックプロパティの可用性を設定します。 | Object | |
![]() |
ロケール固有の規則に従って書式設定された、このオブジェクトのストリング表現を返します。 | Object | |
![]() |
指定されたオブジェクトのストリング表現を返します。 | Object | |
![]() |
指定されたオブジェクトのプリミティブな値を返します。 | Object | |
| 定数 | 定義元 | ||
|---|---|---|---|
| DEFAULT : String = "i-default" [静的]
ユーザーのオペレーティングシステム設定で指定されているユーザーのデフォルトの言語環境設定を使用することを示しています。 | LocaleID | ||
lastOperationStatus | プロパティ |
lastOperationStatus:String [読み取り専用] | 言語バージョン: | ActionScript 3.0 |
| ランタイムバージョン: | Flash Player 10.1, AIR 2 |
この LocaleID オブジェクトが実行した最新の操作のステータス。コンストラクターまたはこのクラスのメソッドが呼び出されたり、別のプロパティが設定されたりすると、必ず lastOperationStatus プロパティが設定されます。有効な値については、各メソッドの説明を参照してください。
実装
public function get lastOperationStatus():String関連する API エレメント
name | プロパティ |
name:String [読み取り専用] | 言語バージョン: | ActionScript 3.0 |
| ランタイムバージョン: | Flash Player 10.1, AIR 2 |
より「規範的な」ロケール ID を返します。
このメソッドは、次のロケール ID 名への変換を実行して、このロケール ID 名に、より規範的なフォームを付与します。
- すべてのコンポーネントに適切な大文字と小文字の区別が適用されます。
- アンダースコアはダッシュに変換されます。
これ以外に実行される処理はありません。例えば、エイリアスの置換および要素の追加や削除はありません。
このメソッドが呼び出されて正しく完了すると、lastOperationStatus プロパティが次のように設定されます。
LastOperationStatus.NO_ERROR
それ以外の場合、lastOperationStatus プロパティは LastOperationStatus クラスで定義された定数のいずれかに設定されます。
実装
public function get name():StringLocaleID | () | コンストラクター |
public function LocaleID(name:String)| 言語バージョン: | ActionScript 3.0 |
| ランタイムバージョン: | Flash Player 10.1, AIR 2 |
ロケール名の付いた新しい LocaleID オブジェクトを構築します。ロケール名は Unicode Technical Standard #35 (http://unicode.org/reports/tr35/)で定義されている構文に従う必要があります。
コンストラクターが正しく完了すると、lastOperationStatus プロパティが次のように設定されます。
LastOperationStatus.NO_ERROR
要求されたロケール ID 名を使用できない場合、lastOperationStatus は以下のいずれかに設定されます。
LastOperationStatus.USING_FALLBACK_WARNINGLastOperationStatus.USING_DEFAULT_WARNING
それ以外の場合、lastOperationStatus プロパティは LastOperationStatus クラスで定義された定数のいずれかに設定されます。
上記の警告および lastOperationStatus プロパティのその他の有効な値について詳しくは、LastOperationStatus クラスの説明を参照してください。
name:String — オプションの照合文字列も含むことができるロケール ID 名。例: 「en-US」または「de-DE@collation=phonebook」
|
例外
ArgumentError — 名前が null の場合。
|
関連する API エレメント
determinePreferredLocales | () | メソッド |
public static function determinePreferredLocales(want:Vector.<String>, have:Vector.<String>, keyword:String = "userinterface"):Vector.<String>| 言語バージョン: | ActionScript 3.0 |
| ランタイムバージョン: | Flash Player 10.1, AIR 2 |
必要なロケールのリストおよび現在利用可能なロケールのリストに基づいて、許容可能なロケールを返します。
結果のリストは、優先順序に従ってソートされています。
このメソッドを使用する典型的な場合は以下のとおりです。
- ユーザーが自分が理解する言語のリスト(ユーザープロファイル、ブラウザー設定、または cookie に保存されています)を指定します。ユーザーが最もよく理解している言語を最初にリストするため、リスト内の言語の順序は関連しています。これは、「必要品」リストです。
- アプリケーションは多数の異なる言語にローカライズされています。これは、「所有品」リストです。
determinePreferredLocales()メソッドは、2 つのリストの共通部分をユーザーの優先言語が最初に来るように並べ替えて返します。
この機能が現在のオペレーティングシステムでサポートされていない場合、このメソッドは null 値を返します。
このメソッドが呼び出されて正しく完了すると、lastOperationStatus プロパティが次のように設定されます。
LastOperationStatus.NO_ERROR
それ以外の場合、lastOperationStatus プロパティは LastOperationStatus クラスで定義された定数のいずれかに設定されます。
パラメーター
want:Vector.<String> — 環境設定の順序でソートされたユーザーの優先ロケールのリスト。
| |
have:Vector.<String> — アプリケーションで利用可能なロケールのリスト。 このリストの注文は有効ではありません。
| |
keyword:String (default = "userinterface") — 最良適合と決めるために使用するキーワード。
|
Vector.<String> — ユーザーの環境設定に基づいてソートされた利用可能なロケールのサブセット。
|
関連する API エレメント
getKeysAndValues | () | メソッド |
public function getKeysAndValues():Object| 言語バージョン: | ActionScript 3.0 |
| ランタイムバージョン: | Flash Player 10.1, AIR 2 |
LocaleID オブジェクトからのすべてのキーと値のペアを含むオブジェクトを返します。
返されるオブジェクトは HashTable または結合配列として構築され、そこでは、プロパティ名がキーを表し、プロパティの値がそのキーの値を表します。例えば、次のコードは LocaleID オブジェクトから getKeysAndValues() メソッドを使用して取得されるすべてのキーと値をリストします。
var myLocale:LocaleID = new LocaleID("fr-CA");
var localeData:Object = myLocale.getKeysAndValues();
for (var propertyName:String in localeData)
{
trace(propertyName + " = " + localeData[propertyName]);
}
このメソッドが呼び出されて正しく完了すると、lastOperationStatus プロパティが次のように設定されます。
LastOperationStatus.NO_ERROR
それ以外の場合、lastOperationStatus プロパティは LastOperationStatus クラスで定義された定数のいずれかに設定されます。
Object — 結合配列または HashTable として構築された LocaleID オブジェクト内のすべてのキーと値を含むオブジェクト。
|
関連する API エレメント
getLanguage | () | メソッド |
public function getLanguage():String| 言語バージョン: | ActionScript 3.0 |
| ランタイムバージョン: | Flash Player 10.1, AIR 2 |
ロケール ID 名によって指定される言語コードを返します。
ロケール名を正しく解析できない場合、言語コードは省略形でないロケール名と同じになります。
このメソッドが呼び出されて正しく完了すると、lastOperationStatus プロパティが次のように設定されます。
LastOperationStatus.NO_ERROR
それ以外の場合、lastOperationStatus プロパティは LastOperationStatus クラスで定義された定数のいずれかに設定されます。
String — ロケール ID 名を解析することによって取得される 2 文字の言語コード。
|
関連する API エレメント
getRegion | () | メソッド |
public function getRegion():String| 言語バージョン: | ActionScript 3.0 |
| ランタイムバージョン: | Flash Player 10.1, AIR 2 |
ロケール ID 名によって指定された地域コードを返します。
このメソッドは、地域コードを解析または推定できない場合、空白の文字列を返します。これは、「xy」などの不明または不完全なロケール ID 名が使用される場合に起きる可能性があります。 地域コードは固定リストに照らして検証されません。例えば、「xx-YY」のロケール ID 名に対して返される地域コードは、「YY」になります。
このメソッドが呼び出されて正しく完了すると、lastOperationStatus プロパティが次のように設定されます。
LastOperationStatus.NO_ERROR
地域が指定されたロケール名の一部でない場合、そのロケールに対して最も可能性のある地域コードが「推定」され、lastOperationStatus プロパティが LastOperationStatus.USING_FALLBACK_WARNING に設定されます。
それ以外の場合、lastOperationStatus プロパティは LastOperationStatus クラスで定義された定数のいずれかに設定されます。
String — 2 文字の地域コード、または、地域コードを解析できなかったり、ロケール名から判断される場合は、空白の文字列。
|
関連する API エレメント
getScript | () | メソッド |
public function getScript():String| 言語バージョン: | ActionScript 3.0 |
| ランタイムバージョン: | Flash Player 10.1, AIR 2 |
ロケール ID 名で指定されたスクリプトコードを返します。
このメソッドは、スクリプトコードを解析または推定できない場合、空白の文字列を返します。これは、「xy」などの不明または不完全なロケール ID 名が使用される場合に起きる可能性があります。 スクリプトコードは固定リストに照らして検証されません。例えば、「xx-Abcd-YY」のロケール ID 名に対して返されるスクリプトコードは「Abcd」です。
地域および言語も、戻り値に影響する可能性があります。例えば、「mn-MN」(モンゴル語-モンゴル)のスクリプトコードは「Cyrl」(キリル文字)で、「mn-CN」(モンゴル語-中国)のスクリプトコードは「Mong」(モンゴル語)です。
このメソッドが呼び出されて正しく完了すると、lastOperationStatus プロパティが次のように設定されます。
LastOperationStatus.NO_ERROR
スクリプトコードが指定されたロケール名の一部でない場合、最も可能性のあるスクリプトコードが「推定」され、lastOperationStatus プロパティが LastOperationStatus.USING_FALLBACK_WARNING に設定されます。
それ以外の場合、lastOperationStatus プロパティは LastOperationStatus クラスで定義された定数のいずれかに設定されます。
String — 4 文字のスクリプトコード、または、スクリプトコードを解析できなかったり、ロケール名から判断される場合は、空白の文字列。
|
関連する API エレメント
getVariant | () | メソッド |
public function getVariant():String| 言語バージョン: | ActionScript 3.0 |
| ランタイムバージョン: | Flash Player 10.1, AIR 2 |
ロケール ID 名によって指定される言語バリアントコードを返します。
所定のロケール ID 名に言語バリアントコードがない場合、このメソッドは空白の文字列を返します。 (言語バリアントがあるロケールまたはそれを必要とするロケールはほとんどないので、推定は不要です。)
このメソッドが呼び出されて正しく完了すると、lastOperationStatus プロパティが次のように設定されます。
LastOperationStatus.NO_ERROR
それ以外の場合、lastOperationStatus プロパティは LastOperationStatus クラスで定義された定数のいずれかに設定されます。
String — 言語バリアントコード、またはロケール ID 名に言語バリアントコードが含まれない場合、空白の文字列。
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関連する API エレメント
isRightToLeft | () | メソッド |
public function isRightToLeft():Boolean| 言語バージョン: | ActionScript 3.0 |
| ランタイムバージョン: | Flash Player 10.1, AIR 2 |
指定されたロケールのテキストの向きが右か左かを指定します。
この結果を使用して、Flash テキストエンジン内でテキストの向きを決め、ユーザーインターフェイスをミラーして現在のテキストの向きをサポートするかどうかを決めることができます。
このメソッドが呼び出されて正しく完了すると、lastOperationStatus プロパティが次のように設定されます。
LastOperationStatus.NO_ERROR
それ以外の場合、lastOperationStatus プロパティは LastOperationStatus クラスで定義された定数のいずれかに設定されます。
Boolean — 一般的なテキストがテキストの行内右から左に進む場合は true、それ以外の場合は false;
|
関連する API エレメント
DEFAULT | 定数 |
public static const DEFAULT:String = "i-default"| 言語バージョン: | ActionScript 3.0 |
| ランタイムバージョン: | Flash Player 10.1, AIR 2 |
ユーザーのオペレーティングシステム設定で指定されているユーザーのデフォルトの言語環境設定を使用することを示しています。例えば、このような環境設定は、通常 Windows の「コントロール パネル」や Mac OS X の「システム環境設定」を使用して設定されます。
LocaleID.DEFAULT 設定を使用すると、様々な種類の操作で様々なロケール ID 名を使用できるようになります。例えば、あるロケールを並べ替えに使用し、別のロケールをフォーマットに使用できます。この柔軟性はユーザー環境設定を参照しており、クラスは設計によりこのように動作します。
このロケール識別子は必ずしも最も使用に適したものとは限りません。ブラウザーで動作しているアプリケーションの場合、ブラウザーの優先ロケールがより適切な選択になる可能性があります。多くの場合、ユーザーに優先ロケール ID 名を変更させ、その環境設定をユーザープロファイル、cookie、または共有オブジェクトに保存させることをお勧めします。
この例では、アラビア語(サウジアラビア)、英語(米国)、英語(米国、POSIX バリアント)、中国語(中華人民共和国)、中国語(台湾)、中国語(簡体字)、中国語(中華人民共和国と複数のキーおよび値)のロケールを使用します。
この例では、リストの各ロケールに対して、次の処理を行います。
- 新しい LocaleID オブジェクトを作成します。
- LocaleID の各種のプロパティを表示します。表示される値は、オペレーティングシステムやユーザー環境設定によって異なる場合があります。
- LocalID のキーと値をすべて表示します。
package
{
import flash.display.Sprite;
import flash.globalization.LocaleID;
public class LocaleIDExample extends Sprite
{
public function LocaleIDExample()
{
var localeNames:Array = ["ar-SA", "EN_us", "en-US-POSIX", "zh-CH", "zh-TW", "zh-Hans", "zh-CH@collation=pinyin;calendar=chinese;currency=RMB"];
for ( var i:int = 0; i < localeNames.length; i++ )
{
var locID:LocaleID = new LocaleID( localeNames[i] as String );
trace('\n\n' + "LocaleID requested: " + locID.requestedLocaleIDName
+ "; actual: " + locID.actualLocaleIDName);
trace( "Last Operation Status after new LocaleID: " + locID.lastOperationStatus);
trace("name: " + locID.name);
trace("language: " + locID.getLanguage() + "; status: " + locID.lastOperationStatus);
trace("script: " + locID.getScript() + "; status: " + locID.lastOperationStatus);
trace("region: " + locID.getRegion() + "; status: " + locID.lastOperationStatus);
trace("variant: " + locID.getVariant() + "; status: " + locID.lastOperationStatus);
trace("isRightToLeft: ", locID.isRightToLeft(), "; status: " + locID.lastOperationStatus);
var keysAndValues:Object = locID.getKeysAndValues();
var key:String;
for (key in keysAndValues)
{
trace("key: ", key + " value: " + keysAndValues[ key ]);
}
trace( "Last Operation Status after getKeysAndValues(): " + locID.lastOperationStatus);
}
}
}
}
Tue Jun 12 2018, 10:34 AM Z
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