パッケージ | mx.charts.chartClasses |
クラス | public class DataTransform |
継承 | DataTransform EventDispatcher Object |
サブクラス | CartesianTransform, PolarTransform |
言語バージョン: | ActionScript 3.0 |
製品バージョン: | Flex 3 |
ランタイムバージョン: | Flash Player 9, AIR 1.1 |
理論上は、グラフに複数の DataTransform オブジェクトを重ねて設定することができます。 これにより、同一の領域内に、範囲の異なる複数のデータセットがレンダリングされたグラフを表示できます。 例えば、販売数量に対する月ごとの収益を比較して示す必要があるとします。 通常、収益が百万単位で数量が千個単位の場合、これらの値を同じ範囲に沿って効果的にレンダリングすることは難しくなります。 これらの値を別々の DataTransform オブジェクトに重ねると、それぞれの値が異なる範囲にレンダリングされたときに、エンドユーザーが値の傾向を比較することが可能になります。
グラフに設定できるのは、1 セットの DataTransform のみです。
ほとんどの場合は ChartBase オブジェクトを使用します。このオブジェクトでは、グラフと、グラフに含まれる文字および軸オブジェクトとの間にある DataTransform オブジェクトの存在が表示されません。 独自の ChartElement オブジェクトを作成する場合は、DataTransform クラスの各メソッドを理解して、それぞれのエレメントを正しく実装する必要があります。
プロパティ | 定義元 | ||
---|---|---|---|
axes : Object [読み取り専用]
この変換に関連付けられている軸のセットです。 | DataTransform | ||
constructor : Object
指定されたオブジェクトインスタンスのクラスオブジェクトまたはコンストラクター関数への参照です。 | Object | ||
elements : Array
この変換に関連付けられているエレメントです。 | DataTransform |
メソッド | 定義元 | ||
---|---|---|---|
コンストラクターです。 | DataTransform | ||
addEventListener(type:String, listener:Function, useCapture:Boolean = false, priority:int = 0, useWeakReference:Boolean = false):void
イベントリスナーオブジェクトを EventDispatcher オブジェクトに登録し、リスナーがイベントの通知を受け取るようにします。 | EventDispatcher | ||
グラフに表示される基になるデータの一部が変更されたことを DataTransform に通知します。 | DataTransform | ||
データ変換に関連付けられたすべてのエレメントの重要な表示値を収集します。 | DataTransform | ||
イベントをイベントフローに送出します。 | EventDispatcher | ||
dimension パラメーターで指定されたデータサイズの変換を行う軸インスタンスを取得します。 | DataTransform | ||
EventDispatcher オブジェクトに、特定のイベントタイプに対して登録されたリスナーがあるかどうかを確認します。 | EventDispatcher | ||
オブジェクトに指定されたプロパティが定義されているかどうかを示します。 | Object | ||
DataTransform 座標系に対応する x 座標と y 座標をデータ領域の 2 次元値に変換します。 | DataTransform | ||
Object クラスのインスタンスが、パラメーターとして指定されたオブジェクトのプロトタイプチェーン内にあるかどうかを示します。 | Object | ||
指定されたプロパティが存在し、列挙できるかどうかを示します。 | Object | ||
EventDispatcher オブジェクトからリスナーを削除します。 | EventDispatcher | ||
軸インスタンスを変換の特定のサイズに割り当てます。 | DataTransform | ||
ループ処理に対するダイナミックプロパティの可用性を設定します。 | Object | ||
ロケール固有の規則に従って書式設定された、このオブジェクトのストリング表現を返します。 | Object | ||
指定されたオブジェクトのストリング表現を返します。 | Object | ||
transformCache(cache:Array, xField:String, xConvertedField:String, yField:String, yConvertedField:String):void
データを表す数値のセットをスクリーン座標にマッピングします。 | DataTransform | ||
指定されたオブジェクトのプリミティブな値を返します。 | Object | ||
指定されたイベントタイプについて、この EventDispatcher オブジェクトまたはその祖先にイベントリスナーが登録されているかどうかを確認します。 | EventDispatcher |
イベント | 概要 | 定義元 | ||
---|---|---|---|---|
[ブロードキャストイベント] Flash Player または AIR アプリケーションがオペレーティングシステムのフォーカスを取得して、アクティブになったときに送出されます。 | EventDispatcher | |||
[ブロードキャストイベント] Flash Player または AIR アプリケーションがオペレーティングシステムのフォーカスを失って、非アクティブになったときに送出されます。 | EventDispatcher | |||
データ領域からスクリーン領域への変換が変更されたときに送出されます。通常、変換を構成する軸が何らかの方法で変更されたか、またはデータ変換自体にサイズがある場合に行われます。 | DataTransform |
axes | プロパティ |
elements | プロパティ |
DataTransform | () | コンストラクター |
public function DataTransform()
言語バージョン: | ActionScript 3.0 |
製品バージョン: | Flex 3 |
ランタイムバージョン: | Flash Player 9, AIR 1.1 |
コンストラクターです。
dataChanged | () | メソッド |
public function dataChanged():void
言語バージョン: | ActionScript 3.0 |
製品バージョン: | Flex 3 |
ランタイムバージョン: | Flash Player 9, AIR 1.1 |
グラフに表示される基になるデータの一部が変更されたことを DataTransform に通知します。 通常、DataTransform にはグラフに表示される、基になるデータソースの情報がないので、これらのデータが変更された場合は、そのデータに基づいて DataTransform で範囲の拡大 / 縮小を再計算できるように、文字からこのメソッドが呼び出される必要があります。 必ずしもデータが変更されているとは限らないので、これにより DataTransform が無効化されることはありません。 無効化イベントは、軸オブジェクト(つまり、範囲オブジェクト)によってトリガーされる必要があります。
describeData | () | メソッド |
public function describeData(dimension:String, requiredFields:uint):Array
言語バージョン: | ActionScript 3.0 |
製品バージョン: | Flex 3 |
ランタイムバージョン: | Flash Player 9, AIR 1.1 |
データ変換に関連付けられたすべてのエレメントの重要な表示値を収集します。 このメソッドは軸インスタンスから呼び出され、該当範囲の自動生成時に検討が必要な値が収集されます。 このメソッドは、BoundedValue オブジェクトの配列を返します。
CartesianTransform の水平軸に対する重要な値を収集するには、0 を指定します。垂直軸の値を収集するには 1 を指定します。
パラメーター
dimension:String — 値を収集するためのサイズです。
| |
requiredFields:uint — この変換に必要なデータを定義します。
|
Array — BoundedValue オブジェクトの配列です。
|
getAxis | () | メソッド |
public function getAxis(dimension:String):IAxis
言語バージョン: | ActionScript 3.0 |
製品バージョン: | Flex 3 |
ランタイムバージョン: | Flash Player 9, AIR 1.1 |
dimension
パラメーターで指定されたデータサイズの変換を行う軸インスタンスを取得します。 軸が事前に割り当てられていない場合は、デフォルトの軸が作成されます。 すべてのサイズに対するデフォルトの軸は、autoAdjust
プロパティが false
に設定された LinearAxis になります。
パラメーター
dimension:String — データの変換を行う軸のサイズです。
|
IAxis — 軸インスタンスです。
|
関連する API エレメント
invertTransform | () | メソッド |
setAxis | () | メソッド |
transformCache | () | メソッド |
public function transformCache(cache:Array, xField:String, xConvertedField:String, yField:String, yConvertedField:String):void
言語バージョン: | ActionScript 3.0 |
製品バージョン: | Flex 3 |
ランタイムバージョン: | Flash Player 9, AIR 1.1 |
データを表す数値のセットをスクリーン座標にマッピングします。 このメソッドでは、値はすべて数値と見なされるので、数値以外の値は mapCache()
メソッドで変換されている必要があります。
パラメーター
cache:Array — それぞれのフィールドにデータ値が格納されたオブジェクトの配列です。 また、この関数によって変換された数値が保存される場所でもあります。
| |
xField:String — x 軸のデータ値を参照できるフィールドです。
| |
xConvertedField:String — マップされた x スクリーン座標が保存されるフィールドです。
| |
yField:String — y 軸のデータ値を参照できるフィールドです。
| |
yConvertedField:String — マップされた y スクリーン座標が保存されるフィールドです。
|
transformChange | イベント |
mx.events.FlexEvent
プロパティ FlexEvent.type =
mx.events.FlexEvent.TRANSFORM_CHANGE
言語バージョン: | ActionScript 3.0 |
製品バージョン: | Flex 3 |
ランタイムバージョン: | Flash Player 9, AIR 1.1 |
データ領域からスクリーン領域への変換が変更されたときに送出されます。通常、変換を構成する軸が何らかの方法で変更されたか、またはデータ変換自体にサイズがある場合に行われます。
FlexEvent.TRANSFORM_CHANGE
定数により、イベントオブジェクトの type
プロパティ値が transformChange
イベント用に定義されます。
イベントオブジェクトの各プロパティには次の値が設定されています。
プロパティ | 値 |
---|---|
bubbles | false |
cancelable | false |
currentTarget | イベント処理を行うイベントリスナーの定義用オブジェクトを表します。 例えば、イベントリスナーの登録に myButton.addEventListener() を使用すると、myButton の値は currentTarget となります。 |
target | イベントを送出したオブジェクトを表します。このオブジェクトは必ずしもイベントを受け取るオブジェクトとは限りません。 イベントを受け取るオブジェクトに常にアクセスするには、currentTarget プロパティを使用してください。 |
Tue Jun 12 2018, 10:34 AM Z