ComboBoxAccImpl  - AS3 Flex

パッケージ	spark.accessibility
クラス	public class ComboBoxAccImpl
継承	ComboBoxAccImpl DropDownListBaseAccImpl ListBaseAccImpl AccImpl AccessibilityImplementation Object

言語バージョン:

ActionScript 3.0

製品バージョン:

Flex 4

ランタイムバージョン:

Flash Player 10, AIR 1.5

ComboBoxAccImpl は、spark.components.ComboBox のアクセシビリティ実装クラスです。

Spark の ComboBox が作成されると、そのオブジェクトの accessibilityImplementation プロパティがこのクラスのインスタンスに設定されます。その後、Flash Player でこのクラスを使用することにより、スクリーンリーダーなどの MSAA クライアントで ComboBox の表示と操作が可能になります。アクセシビリティ実装クラスと MSAA の背景情報については、mx.accessibility.AccImpl および flash.accessibility.AccessibilityImplementation クラスを参照してください。

子

MSAA では、編集可能な TextInput（childID 1）とそのリストアイテム（childID 2、3、... n）が ComboBox の子になります。子の数は、（表示されるレンダラーの数に 1 を足した値ではなく）dataProvider 内のアイテム数に 1 を足した値になります。

後述するように、TextInput とリストアイテムのアクセシビリティは ComboBox によって管理されます。各アイテムの accessibilityImplementation および accessibilityProperties は、Flash Player では無視されます。

役割

ComboBox の MSAA Role は ROLE_SYSTEM_COMBOBOX です。

編集可能な TextInput の MSAA Role は ROLE_SYSTEM_TEXT です。

各リストアイテムの Role は ROLE_SYSTEM_LISTITEM です。

名前

デフォルトでは、ComboBox（および編集可能な TextInput）の MSAA Name は、空の文字列です。FormItem エレメント内にラップされた場合、この Name は FormItem のラベルに設定されます。この動作をオーバーライドするには、ComboBox の accessibilityName プロパティを設定します。

各リストアイテムの Name は、ComboBox の itemToLabel() メソッドにより決定されます。

ComboBox またはいずれかのリストアイテムの Name が変更されると、該当する childID（リストアイテムの場合）または 0（ComboBox 本体の場合）を含む MSAA イベント EVENT_OBJECT_NAMECHANGE が ComboBox から送出されます。

説明

デフォルトでは、ComboBox の MSAA Description は空の文字列ですが、ComboBox の accessibilityDescription プロパティを設定することにより説明を指定できます。

各リストアイテムの Description は空の文字列です。

状態

ComboBox の MSAA State は、次の値の組み合わせになります。

• STATE_SYSTEM_UNAVAILABLE（enabled が false である場合）
• STATE_SYSTEM_FOCUSABLE（enabled が true である場合）
• STATE_SYSTEM_FOCUSED（enabled が true であり、ComboBox にフォーカスがある場合）
• STATE_SYSTEM_EXPANDED（開かれている場合）
• STATE_SYSTEM_COLLAPSED（閉じられている場合）

編集可能な TextInput の State は、次の値の組み合わせになります。

• STATE_SYSTEM_UNAVAILABLE（enabled が false である場合）
• STATE_SYSTEM_FOCUSABLE（enabled が true である場合）
• STATE_SYSTEM_FOCUSED（enabled が true であり、ComboBox にフォーカスがある場合）

リストアイテムの State は次の値の組み合わせになります。

• STATE_SYSTEM_FOCUSABLE
• STATE_SYSTEM_FOCUSED（フォーカスがある場合）
• STATE_SYSTEM_SELECTABLE
• STATE_SYSTEM_SELECTED（選択されている場合）

ComboBox、TextInput、またはいずれかのリストアイテムの State が変化すると、該当する childID（TextInput またはリストアイテムの場合）または 0（ComboBox 本体の場合）を含む MSAA イベント EVENT_OBJECT_STATECHANGE が ComboBox から送出されます。

値

ComboBox の MSAA Value は、現在選択されているリストアイテムの MSAA Name または TextInput に入力されたテキストです。

リストアイテムの Value は常に空の文字列です。

ComboBox の Value が変更されると、MSAA イベント EVENT_OBJECT_VALUECHANGE が ComboBox から送出されます。

場所

ComboBox、TextInput、および各リストアイテムの MSAA Location は、それぞれの境界矩形です。

デフォルトアクション

ComboBox および TextInput には MSAA DefaultAction がありません。

リストアイテムの DefaultAction は "Double Click" です。このアクションを実行すると、アイテムが選択されます。

フォーカス

リストアイテムだけではなく、ComboBox 本体も（折りたたまれているか展開されているかにかかわらず）フォーカスを取得できます。

選択

ComboBox では、1 つのアイテムのみを選択できます。この場合は、EVENT_OBJECT_SELECTION イベントが発行されます。

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