パッケージ | org.osmf.elements |
クラス | public class ProxyElement |
継承 | ProxyElement MediaElement EventDispatcher Object |
サブクラス | DurationElement, LoadFromDocumentElement |
言語バージョン: | ActionScript 3.0 |
製品バージョン: | OSMF 1.0 |
ランタイムバージョン: | Flash Player 10, AIR 1.5 |
ProxyElement は直接インスタンス化されることはなく、特定用途のラッパーを作成するための基本クラスとして使用されます。ProxyElement は、任意の特性タイプまたは特性タイプのセット用にサブクラス化できます。サブクラスでは、プロキシ対象エレメントの 1 つ以上の特性をオーバーライドするか、特性をブロックすることによって、プロキシ対象エレメントへのアクセスを制御します。
プロキシ対象エレメントのいずれかの特性をオーバーライドするには、サブクラスで独自の特性インスタンスを作成し、オーバーライドするプロキシ対象エレメントの特性の代替とします。
特性をブロックするには、ブロックする特性タイプに対して ProxyElement の blockedTraits
プロパティを設定し、プロキシ対象エレメントの特性が公開されるのをサブクラスで阻止します。これにより、ブロックされた特性タイプについては、プロキシ対象エレメントの hasTrait()
メソッドで false
が返されるようになり、getTrait()
メソッドで null
が返されるようになります。
通常 ProxyElement は、プロキシ対象エレメントのイベントを送出します。ProxyElement によってブロックされる特性のタイプについては、イベントは送出されません。
ProxyElement サブクラスは、MediaElement の動作を非侵入的な方法で変更する場合に便利です。例えば、ImageElement のセットに一時的機能を追加して、スライドショーに表示します。スライドショーでは、各イメージが指定された時間だけ表示されます。ProxyElement サブクラスで一時的でない ImageElement をプロキシし、プロキシ対象エレメントの TimeTrait をオーバーライドして、その特性のカスタムインスタンスを返します。このような手法は他の特性にも適用できます。プロキシ対象エレメントの基本的な特性の一部について代替実装を提供したり、必要な基本特性が存在しない場合に実装を提供したり、基本的な特性を一切公開しないようにしたりすることができます。
関連する API エレメント
プロパティ | 定義元 | ||
---|---|---|---|
constructor : Object
指定されたオブジェクトインスタンスのクラスオブジェクトまたはコンストラクター関数への参照です。 | Object | ||
container : IMediaContainer [読み取り専用]
このエレメントが使用するメディアコンテナです。 | MediaElement | ||
metadataNamespaceURLs : Vector.<String> [読み取り専用]
この MediaElement 内に保存されているすべての Metadata オブジェクトの名前空間 URL を含むベクトルです。 | MediaElement | ||
proxiedElement : MediaElement
この ProxyElement をプロキシまたはラッパーとして使用する MediaElement です。 | ProxyElement | ||
resource : MediaResourceBase
このメディアエレメントが動作するメディアリソースです。 | MediaElement | ||
traitTypes : Vector.<String> [読み取り専用]
このメディアエレメントの特性タイプを表す MediaTraitType 値のベクトルです。 | MediaElement |
プロパティ | 定義元 | ||
---|---|---|---|
blockedTraits : Vector.<String>
この ProxyElement でブロックする MediaTraitType のセットです。 | ProxyElement |
メソッド | 定義元 | ||
---|---|---|---|
ProxyElement(proxiedElement:MediaElement = null)
コンストラクターです。 | ProxyElement | ||
addEventListener(type:String, listener:Function, useCapture:Boolean = false, priority:int = 0, useWeakReference:Boolean = false):void
イベントリスナーオブジェクトを EventDispatcher オブジェクトに登録し、リスナーがイベントの通知を受け取るようにします。 | EventDispatcher | ||
この MediaElement の指定された名前空間 URL の下に Metadata オブジェクトを追加します。 | MediaElement | ||
イベントをイベントフローに送出します。 | EventDispatcher | ||
この MediaElement の下に保存されている、指定された名前空間 URL の Metadata オブジェクトを返します。 | MediaElement | ||
指定されたタイプのメディア特性を返します。 | MediaElement | ||
EventDispatcher オブジェクトに、特定のイベントタイプに対して登録されたリスナーがあるかどうかを確認します。 | EventDispatcher | ||
オブジェクトに指定されたプロパティが定義されているかどうかを示します。 | Object | ||
指定されたタイプのメディア特性が、このメディアエレメントにあるかどうかを判別します。 | MediaElement | ||
Object クラスのインスタンスが、パラメーターとして指定されたオブジェクトのプロトタイプチェーン内にあるかどうかを示します。 | Object | ||
指定されたプロパティが存在し、列挙できるかどうかを示します。 | Object | ||
EventDispatcher オブジェクトからリスナーを削除します。 | EventDispatcher | ||
この MediaElement の下に保存されている、指定された名前空間 URL の Metadata オブジェクトを削除します。 | MediaElement | ||
ループ処理に対するダイナミックプロパティの可用性を設定します。 | Object | ||
ロケール固有の規則に従って書式設定された、このオブジェクトのストリング表現を返します。 | Object | ||
指定されたオブジェクトのストリング表現を返します。 | Object | ||
指定されたオブジェクトのプリミティブな値を返します。 | Object | ||
指定されたイベントタイプについて、この EventDispatcher オブジェクトまたはその祖先にイベントリスナーが登録されているかどうかを確認します。 | EventDispatcher |
blockedTraits | プロパティ |
blockedTraits:Vector.<String>
言語バージョン: | ActionScript 3.0 |
製品バージョン: | OSMF 1.0 |
ランタイムバージョン: | Flash Player 10, AIR 1.5 |
この ProxyElement でブロックする MediaTraitType のセットです。特性をブロックした場合、プロキシ対象エレメントに特性が含まれていて、プロキシに含まれていない場合に、ProxyElement によって特性の公開が阻止されます。サブクラスでこれを呼び出して、プロキシ対象エレメントの特性へのアクセスをタイプごとにブロックすることもできます。
実装
protected function get blockedTraits():Vector.<String>
protected function set blockedTraits(value:Vector.<String>):void
proxiedElement | プロパティ |
proxiedElement:MediaElement
言語バージョン: | ActionScript 3.0 |
製品バージョン: | OSMF 1.0 |
ランタイムバージョン: | Flash Player 10, AIR 1.5 |
この ProxyElement をプロキシまたはラッパーとして使用する MediaElement です。
実装
public function get proxiedElement():MediaElement
public function set proxiedElement(value:MediaElement):void
ProxyElement | () | コンストラクター |
public function ProxyElement(proxiedElement:MediaElement = null)
言語バージョン: | ActionScript 3.0 |
製品バージョン: | OSMF 1.0 |
ランタイムバージョン: | Flash Player 10, AIR 1.5 |
コンストラクターです。
パラメーターproxiedElement:MediaElement (default = null ) — プロキシする MediaElement です。プロキシ対象エレメントに対する変更は、プロキシエレメントのプロパティおよびイベントに反映されます。ただし、オーバーライドが優先されるものに対する変更は反映されません。パラメーターが null の場合は、このコンストラクターを呼び出した直後、この ProxyElement で他のメソッドを呼び出す前に、パラメーターを設定する必要があります(proxiedElement setter を介して)。設定しないと、IllegalOperationError がスローされます。
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Tue Jun 12 2018, 10:34 AM Z