パッケージ | org.osmf.elements |
クラス | public class ParallelElement |
継承 | ParallelElement CompositeElement MediaElement EventDispatcher Object |
言語バージョン: | ActionScript 3.0 |
製品バージョン: | OSMF 1.0 |
ランタイムバージョン: | Flash Player 10, AIR 1.5 |
ParallelElement を構成するメディアエレメントは、統合された 1 つのメディアエレメントとして扱われます。例えば、ParallelElement にイメージとオーディオがカプセル化されている場合、ParallelElement はオーディオファイルのオーディオ特性とイメージファイルの表示特性を持つ単一の MediaElement のように動作します。
通常、ParallelElement の特性は、コンポジット、つまり、すべての子の特性を統合したものになります。新しいメディアエレメントがメディアコンポジションの子として追加された場合、メディアコンポジションと子の特性が整合するように、追加したエレメントの特性またはコンポジットの特性が調整されます。
最初のケースの例として、AudioTrait で説明します。AudioTrait ボリュームが 0.5 の新しい MediaElement を、AudioTrait ボリュームが 0.3 の ParallelElement に追加した場合、ParallelElement の特性と整合するように、追加した子 MediaElement の AudioTrait ボリュームが 0.3 に設定されます。
もう一方のケースの例として、BufferTrait で説明します。追加した MediaElement に BufferTrait が設定されていて、この MediaElement のバッファーサイズが他のどの子よりも大きい場合は、ParallelElement の BufferTrait を増加させる必要があります。この場合、ParallelElement のバッファーが新しい子のサイズに調整されます。
並列時に各特性がどのように表現されるかについて説明します。- AudioTrait - コンポジット特性は、すべての子の audible プロパティを一致させます。1 つの子エレメント(コンポジットエレメント)のボリュームが変更された場合、音を発生するすべての子(およびコンポジット特性)についてもボリュームが同様に変更されます。
- BufferTrait - いずれかの子でバッファリングを行う場合、コンポジット特性もバッファリングとなります。バッファーの長さとサイズは、最も長いバッファーを持つ子の長さとサイズに設定されます。開始位置は、子の中で最小の(最も早い)開始位置を持つ子の開始位置に設定されます。
-
DisplayObjectTrait - コンポジットの子の中に DisplayObjectTrait を持つ子が 1 つ以上ある場合、コンポジット特性の空間的なサイズは DisplayObject の境界ボックスによって定義されます。DisplayObject は、コンポジットの DisplayObjectTrait の
displayObject
プロパティで参照されているものです。コンポジットに DisplayObjectTrait を持つ子が 1 つもない場合は、コンポジット特性のmediaWidth
は最も幅の広い子の幅に、mediaHeight
は最も高さの高い子の高さにそれぞれ設定されます。 - DRMTrait - コンポジット特性は、すべての子の DRM の状態を一致させようとします。1 つの子エレメントが認証されると、DRM が有効であるすべての子が同時に認証されます。
- DVRTrait - コンポジット特性は、すべての子の DVR の状態を一致させようとします。
-
DynamicStreamTrait - コンポジット特性は、すべての子のダイナミックストリーミングの状態を一致させようとします。特に
autoSwitch
プロパティについては、すべてのエレメントで、また、同じビットレート範囲内の現在のストリームアイテムで一致が図られます。 - LoadTrait - コンポジット特性は、すべての子のロード状態を一致させます。1 つの子エレメント(コンポジットエレメント)がロードされると、ロード可能なすべての子(およびコンポジットエレメント)が同時にロードされます。
- PlayTrait - コンポジット特性は、すべての子の一時停止と再生の状態を一致させます。1 つの子エレメント(コンポジットエレメント)が一時停止されると、一時停止可能なすべての子(およびコンポジットエレメント)が同時に一時停止します。1 つの子エレメント(コンポジットエレメント)が再生されると、再生可能なすべての子(およびコンポジットエレメント)が同時に再生されます。
- SeekTrait - コンポジット特性は、すべての子のシーク状態を一致させます。1 つの子エレメント(コンポジットエレメント)でシークを行うと、シーク可能なすべての子(およびコンポジットエレメント)で同様のシークが同時に行われます。
- TimeTrait - コンポジット特性は、すべての子のタイムラインをカプセル化したタイムラインを表します。すべての子の最大継続時間が、継続時間となります。すべての子について位置の一致が図られますが、子の位置がその継続時間を超えることはありません。
メソッド | 定義元 | ||
---|---|---|---|
コンストラクターです。 | ParallelElement | ||
指定された子をリストの末尾に追加します。 | CompositeElement | ||
リストの指定されたインデックス位置に子を追加します。 | CompositeElement | ||
addEventListener(type:String, listener:Function, useCapture:Boolean = false, priority:int = 0, useWeakReference:Boolean = false):void
イベントリスナーオブジェクトを EventDispatcher オブジェクトに登録し、リスナーがイベントの通知を受け取るようにします。 | EventDispatcher | ||
この MediaElement の指定された名前空間 URL の下に Metadata オブジェクトを追加します。 | MediaElement | ||
イベントをイベントフローに送出します。 | EventDispatcher | ||
指定されたインデックス位置にある子を取得します。 | CompositeElement | ||
リスト内の、getChildAt(index) == child となる子のインデックスを返します。 | CompositeElement | ||
この MediaElement の下に保存されている、指定された名前空間 URL の Metadata オブジェクトを返します。 | MediaElement | ||
指定されたタイプのメディア特性を返します。 | MediaElement | ||
EventDispatcher オブジェクトに、特定のイベントタイプに対して登録されたリスナーがあるかどうかを確認します。 | EventDispatcher | ||
オブジェクトに指定されたプロパティが定義されているかどうかを示します。 | Object | ||
指定されたタイプのメディア特性が、このメディアエレメントにあるかどうかを判別します。 | MediaElement | ||
Object クラスのインスタンスが、パラメーターとして指定されたオブジェクトのプロトタイプチェーン内にあるかどうかを示します。 | Object | ||
指定されたプロパティが存在し、列挙できるかどうかを示します。 | Object | ||
指定された子を削除し、返します。 | CompositeElement | ||
指定されたインデックス位置にある子を削除し、返します。 | CompositeElement | ||
EventDispatcher オブジェクトからリスナーを削除します。 | EventDispatcher | ||
この MediaElement の下に保存されている、指定された名前空間 URL の Metadata オブジェクトを削除します。 | MediaElement | ||
ループ処理に対するダイナミックプロパティの可用性を設定します。 | Object | ||
ロケール固有の規則に従って書式設定された、このオブジェクトのストリング表現を返します。 | Object | ||
指定されたオブジェクトのストリング表現を返します。 | Object | ||
指定されたオブジェクトのプリミティブな値を返します。 | Object | ||
指定されたイベントタイプについて、この EventDispatcher オブジェクトまたはその祖先にイベントリスナーが登録されているかどうかを確認します。 | EventDispatcher |
ParallelElement | () | コンストラクター |
public function ParallelElement()
言語バージョン: | ActionScript 3.0 |
製品バージョン: | OSMF 1.0 |
ランタイムバージョン: | Flash Player 10, AIR 1.5 |
コンストラクターです。
package { import flash.display.Sprite; import flash.display.StageAlign; import flash.display.StageScaleMode; import org.osmf.elements.LightweightVideoElement; import org.osmf.elements.ParallelElement; import org.osmf.elements.VideoElement; import org.osmf.layout.LayoutMetadata; import org.osmf.layout.LayoutMode; import org.osmf.media.MediaPlayer; import org.osmf.media.MediaPlayerSprite; import org.osmf.media.URLResource; public class ParallelElementExample extends Sprite { public function ParallelElementExample() { super(); stage.scaleMode = StageScaleMode.NO_SCALE; stage.align = StageAlign.TOP_LEFT; var mediaPlayerSprite:MediaPlayerSprite = new MediaPlayerSprite(); var parallelElement:ParallelElement = new ParallelElement(); var videoElement:LightweightVideoElement = new LightweightVideoElement(); videoElement.resource = new URLResource("http://mediapm.edgesuite.net/strobe/content/test/AFaerysTale_sylviaApostol_640_500_short.flv"); var videoElement2:LightweightVideoElement = new LightweightVideoElement(); videoElement2.resource = new URLResource("http://mediapm.edgesuite.net/strobe/content/test/elephants_dream_768x428_24_short.flv"); parallelElement.addChild(videoElement); parallelElement.addChild(videoElement2); // Add a vertical layout var layout:LayoutMetadata = new LayoutMetadata(); layout.layoutMode = LayoutMode.VERTICAL; parallelElement.addMetadata(LayoutMetadata.LAYOUT_NAMESPACE, layout); addChild(mediaPlayerSprite); mediaPlayerSprite.media = parallelElement; } } }
Tue Jun 12 2018, 10:34 AM Z