パッケージ | flash.display |
クラス | public final class GraphicsStroke |
継承 | GraphicsStroke Object |
実装 | IGraphicsStroke, IGraphicsData |
言語バージョン: | ActionScript 3.0 |
ランタイムバージョン: | Flash Player 10, AIR 1.5 |
GraphicsStroke オブジェクトは、Graphics.drawGraphicsData()
メソッドと共に使用します。GraphicsStroke オブジェクトの描画は、線スタイルを設定する Graphics クラスのメソッドの呼び出しに相当します。例えば、Graphics.lineStyle()
メソッド、Graphics.lineBitmapStyle()
メソッド、Graphics.lineGradientStyle()
メソッドなどがあります。
関連する API エレメント
flash.display.Graphics.lineBitmapStyle()
flash.display.Graphics.lineGradientStyle()
flash.display.Graphics.drawGraphicsData()
プロパティ | 定義元 | ||
---|---|---|---|
caps : String
線の終端のキャップの種類を指定します。 | GraphicsStroke | ||
constructor : Object
指定されたオブジェクトインスタンスのクラスオブジェクトまたはコンストラクター関数への参照です。 | Object | ||
fill : IGraphicsFill
線を塗りつぶすためのデータを格納しているインスタンスを表します。 | GraphicsStroke | ||
joints : String
角で使用する接合点の外観の種類を指定します。 | GraphicsStroke | ||
miterLimit : Number
マイターが切り取られる限度を示します。 | GraphicsStroke | ||
pixelHinting : Boolean
ピクセル全体に対して線をヒンティングするかどうかを指定します。 | GraphicsStroke | ||
scaleMode : String
線の太さの拡大 / 縮小を表します。 | GraphicsStroke | ||
thickness : Number
線の太さをポイント単位で示します。有効な値は 0 ~ 255 です。 | GraphicsStroke |
メソッド | 定義元 | ||
---|---|---|---|
GraphicsStroke(thickness:Number = NaN, pixelHinting:Boolean = false, scaleMode:String = "normal", caps:String = "none", joints:String = "round", miterLimit:Number = 3.0, fill:IGraphicsFill = null)
新しい GraphicsStroke オブジェクトを作成します。 | GraphicsStroke | ||
オブジェクトに指定されたプロパティが定義されているかどうかを示します。 | Object | ||
Object クラスのインスタンスが、パラメーターとして指定されたオブジェクトのプロトタイプチェーン内にあるかどうかを示します。 | Object | ||
指定されたプロパティが存在し、列挙できるかどうかを示します。 | Object | ||
ループ処理に対するダイナミックプロパティの可用性を設定します。 | Object | ||
ロケール固有の規則に従って書式設定された、このオブジェクトのストリング表現を返します。 | Object | ||
指定されたオブジェクトのストリング表現を返します。 | Object | ||
指定されたオブジェクトのプリミティブな値を返します。 | Object |
caps | プロパティ |
caps:String
言語バージョン: | ActionScript 3.0 |
ランタイムバージョン: | Flash Player 10, AIR 1.5 |
線の終端のキャップの種類を指定します。有効な値は次のとおりです。CapsStyle.NONE
、CapsStyle.ROUND
、および CapsStyle.SQUARE
。この値を指定しない場合は、丸いキャップが使用されます。
例えば、次の図は capsStyle
のさまざまな設定を示します。それぞれの設定で、図の青い線は太さ 30 で、capsStyle
が適用されています。重ね合わせた黒い線は太さ 1 で、capsStyle
は適用されていません。
実装
public function get caps():String
public function set caps(value:String):void
関連する API エレメント
fill | プロパティ |
public var fill:IGraphicsFill
言語バージョン: | ActionScript 3.0 |
ランタイムバージョン: | Flash Player 10, AIR 1.5 |
線を塗りつぶすためのデータを格納しているインスタンスを表します。IGraphicsFill インスタンスは、一連の塗りコマンドを表す場合があります。
関連する API エレメント
joints | プロパティ |
joints:String
言語バージョン: | ActionScript 3.0 |
ランタイムバージョン: | Flash Player 10, AIR 1.5 |
角で使用する接合点の外観の種類を指定します。有効な値は次のとおりです。JointStyle.BEVEL
、JointStyle.MITER
、および JointStyle.ROUND
。この値を指定しないと、角丸("round")の接合点が使用されます。
例えば、次の図は joints
のさまざまな設定を示します。それぞれの設定で、角のある青い線は太さ 30 で、jointStyle
が適用されています。重ね合わせた黒い線は太さ 1 で、jointStyle
は適用されていません。
注意:joints
を JointStyle.MITER
に設定すると、miterLimit
パラメーターを使用して、マイターの長さを制限できます。
実装
public function get joints():String
public function set joints(value:String):void
関連する API エレメント
miterLimit | プロパティ |
public var miterLimit:Number
言語バージョン: | ActionScript 3.0 |
ランタイムバージョン: | Flash Player 10, AIR 1.5 |
マイターが切り取られる限度を示します。有効な値の範囲は 1 ~ 255 で、この範囲を超えた値は 1 または 255 に丸められます。この値は、jointStyle
を "miter"
に設定した場合にのみ有効です。miterLimit
の値により、線の接合点を越えてマイターを延長できる長さが決定します。マイターを延長できる長さは、この値と線の thickness
が乗算されたものです。例えば、miterLimit
の値が 2.5 で、thickness
が 10 ピクセルの場合、マイターは 25 ピクセルで切り取られます。
例として、次のような角のある線を考えます。どの線も thickness
を 20 に設定して描画されていますが、miterLimit
はそれぞれ 1、2、4 に設定されています。重ね合わされた黒の基準線は、接合点を示しています。
miterLimit
のそれぞれの値には、マイターが切り取られる独自の最大角度があります。次の表に、いくつかの例を示します。
miterLimit の値: | 角度が以下より小さい場合は切り取られる |
---|---|
1.414 | 90 度 |
2 | 60 度 |
4 | 30 度 |
8 | 15 度 |
pixelHinting | プロパティ |
public var pixelHinting:Boolean
言語バージョン: | ActionScript 3.0 |
ランタイムバージョン: | Flash Player 10, AIR 1.5 |
ピクセル全体に対して線をヒンティングするかどうかを指定します。この値は、曲線のアンカーの位置と線のサイズ自身の両方に影響を与えます。pixelHinting
を true
に設定すると、全ピクセル幅に線幅がヒンティングされます。pixelHinting
を false
に設定すると、曲線と直線で非連続が発生することがあります。例えば、次の図は、pixelHinting
パラメーター(lineStyle()
メソッドで使用)の設定が異なるだけで他はまったく同じ 2 つの角丸矩形がどのようにレンダリングされるかを示したものです(違いが分かるようにイメージは 200% に拡大されています)。
scaleMode | プロパティ |
scaleMode:String
言語バージョン: | ActionScript 3.0 |
ランタイムバージョン: | Flash Player 10, AIR 1.5 |
線の太さの拡大 / 縮小を表します。有効な値は次のとおりです。
-
LineScaleMode.NORMAL
— オブジェクトが拡大 / 縮小される場合、常に線の太さが拡大 / 縮小されます(デフォルト)。 -
LineScaleMode.NONE
— 線の太さを拡大 / 縮小しません。 -
LineScaleMode.VERTICAL
— オブジェクトを垂直方向にのみ拡大 / 縮小する場合は、線の太さを拡大 / 縮小しません。例えば、次に示す各円は、1 ピクセルの線で描画され、それぞれscaleMode
パラメーターがLineScaleMode.VERTICAL
に設定されているとします。左側の円は垂直方向にのみ拡大または縮小され、右側の円は垂直と水平の両方向に拡大または縮小されたものです。 -
LineScaleMode.HORIZONTAL
— オブジェクトを水平方向にのみ拡大 / 縮小する場合は、線の太さを拡大 / 縮小しません。例えば、次に示す各円は、1 ピクセルの線で描画され、それぞれscaleMode
パラメーターがLineScaleMode.HORIZONTAL
に設定されているとします。左側の円は水平方向にのみ拡大または縮小され、右側の円は垂直と水平の両方向に拡大または縮小されたものです。
実装
public function get scaleMode():String
public function set scaleMode(value:String):void
関連する API エレメント
thickness | プロパティ |
public var thickness:Number
言語バージョン: | ActionScript 3.0 |
ランタイムバージョン: | Flash Player 10, AIR 1.5 |
線の太さをポイント単位で示します。有効な値は 0 ~ 255 です。パラメーターが undefined である場合は、線は描画されません。0 未満の値を指定した場合は、デフォルトで 0 が適用されます。0 は極細線です。最大の太さは 255 です。255 を超える値を指定した場合は、デフォルトで 255 が適用されます。
GraphicsStroke | () | コンストラクター |
public function GraphicsStroke(thickness:Number = NaN, pixelHinting:Boolean = false, scaleMode:String = "normal", caps:String = "none", joints:String = "round", miterLimit:Number = 3.0, fill:IGraphicsFill = null)
言語バージョン: | ActionScript 3.0 |
ランタイムバージョン: | Flash Player 10, AIR 1.5 |
新しい GraphicsStroke オブジェクトを作成します。
パラメーターthickness:Number (default = NaN ) — 線の太さをポイント単位で示す整数。有効な値は 0 ~ 255 です。パラメーターが undefined である場合は、線は描画されません。0 未満の値を指定した場合は、デフォルトで 0 が適用されます。0 は極細線です。最大の太さは 255 です。255 を超える値を指定した場合は、デフォルトで 255 が適用されます。
| |||||||||||
pixelHinting:Boolean (default = false ) — ピクセル全体に対して線をヒンティングするかどうかを指定するブール値です。この値は、曲線のアンカーの位置と線のサイズ自身の両方に影響を与えます。pixelHinting を true に設定すると、全ピクセル幅に線幅がヒンティングされます。pixelHinting を false に設定すると、曲線と直線で非連続が発生することがあります。例えば、次の図は、pixelHinting パラメーター(lineStyle() メソッドで使用)の設定が異なるだけで他はまったく同じ 2 つの角丸矩形がどのようにレンダリングされるかを示したものです(違いが分かるようにイメージは 200% に拡大されています)。
値を指定しない場合、線でピクセルのヒンティングが使用されません。 | |||||||||||
scaleMode:String (default = "normal ") — 使用する拡大・縮小モードを指定する LineScaleMode クラスの値です。
| |||||||||||
caps:String (default = "none ") — 線の終端のキャップの種類を指定する CapsStyle クラスの値です。有効な値は次のとおりです。CapsStyle.NONE 、CapsStyle.ROUND 、および CapsStyle.SQUARE 。この値を指定しない場合は、丸いキャップが使用されます。
例えば、次の図は | |||||||||||
joints:String (default = "round ") — 角で使用する接合点の外観の種類を指定する JointStyle クラスの値です。有効な値は次のとおりです。JointStyle.BEVEL 、JointStyle.MITER 、および JointStyle.ROUND 。この値を指定しないと、角丸("round")の接合点が使用されます。
例えば、次の図は 注意: | |||||||||||
miterLimit:Number (default = 3.0 ) — マイターが切り取られる限度を示す数値です。有効な値の範囲は 1 ~ 255 で、この範囲を超えた値は 1 または 255 に丸められます。この値は、jointStyle を "miter" に設定した場合にのみ有効です。miterLimit の値により、線の接合点を越えてマイターを延長できる長さが決定します。マイターを延長できる長さは、この値と線の thickness が乗算されたものです。例えば、miterLimit の値が 2.5 で、thickness が 10 ピクセルの場合、マイターは 25 ピクセルで切り取られます。
例として、次のような角のある線を考えます。どの線も
| |||||||||||
fill:IGraphicsFill (default = null ) — 線を塗りつぶすためのデータを格納している IGraphicsFill インスタンス。IGraphicsFill インスタンスは、一連の塗りコマンドを表す場合があります。
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関連する API エレメント
Tue Jun 12 2018, 10:34 AM Z