Adobe® Scene7 eVideo は、高品質のアダプティブビデオをデスクトップや iOS、Android、Blackberry および Windows 携帯端末などの複数の画面へのストリーミング用に簡単に公開できるようにするエンドツーエンドソリューションです。アダプティブビデオセットは、同じビデオを異なるビットレート(400 kbps、800 kbps および 1000 kbps)やフォーマットでエンコードしたバージョンをグループ化します。デスクトップコンピュータまたは携帯端末は、使用可能な帯域幅を検出します。
例えば、iOS の携帯端末では、3G、4G または Wi-Fi などの帯域幅を検出します。それに基づき、アダプティブビデオセットに含まれる各種ビデオビットレートの中から適切にエンコードされたビデオを自動的に選択します。ビデオはデスクトップ、携帯端末またはタブレットにストリーミングされます。
さらに、デスクトップまたは携帯端末上でネットワークの状態が変化した場合は、ビデオ画質が自動的に動的に切り替わります。また、ユーザーがデスクトップでフルスクリーンモードに切り替えると、アダプティブビデオセットは高い解像度を使用するようになり、ユーザーの視聴環境が向上します。アダプティブビデオセットを使用することで、複数の画面とデバイスで Scene7 ビデオを最高の状態で再生することができます。
どのエンコードされたビデオを再生するか決定したり、どのエンコードされたビデオを再生中に選択するか決定するためにビデオプレーヤーが使用するロジックは、次のアルゴリズムに基づいています。
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最初は、ビデオプレーヤーの「初期デスクトップビットレート」用のターゲットセットに最も近いビットレートであるアダプティブビデオセット内のビデオを使用して再生が開始します。
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エンコードされたビデオの高さが、プレーヤーの高さの 150% を超える場合は排除します。
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エンコードされたビデオのビットレートが、検出されたダウンロード速度の 70% を超える場合は排除します。
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残りのエンコードされたビデオから、ビットレートが最高のレンディションを選択します。
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次に、ビデオプレーヤーは再生時の帯域幅の速度を 4 秒ごとにチェックし、必要に応じて調整します。
単一のビデオとアダプティブビデオセットを管理するために、Scene7 では次の機能をサポートしています。
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多数あるサポート対象のビデオ形式およびオーディオ形式のビデオを、複数の画面で再生できる MP4 H.264 形式でアップロードします。定義済みの Scene7 アダプティブビデオプリセット、単一のビデオのエンコーディングプリセットを使用したり、エンコーディングをカスタマイズしてビデオの品質とサイズを制御したりすることができます。
アダプティブビデオセットが生成されるときに、MP4 ビデオと F4V ビデオが含まれます。
注意:
マスター/ソースビデオや OGG ビデオなどのソースフォーマットのビデオはアダプティブビデオセットに追加されません。
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Univeral_HTML5_Video、Universal_HTML5_MixedMedia_dark、Universal_HTML5_MixedMedia_light ビューア、または Video_Caption(Flash AS3)ビューアのビデオキャプション、およびUniveral_HTML5_Video、Universal_HTML5_MixedMedia_dark、Universal_HTML5_MixedMedia_light ビューアのビデオチャプターナビゲーション。
詳しくは、
ビデオへのキャプションの追加
を参照してください。
詳しくは、
ビデオへのチャプターマーカーの追加
を参照してください。
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完全なメタデータサポートにより、ビデオを整理、参照および検索して、ビデオアセットの効率的な管理を実現します。
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アダプティブビデオセットを Web、デスクトップや iPhone、iPad、Android™、Blackberry および Windows Phone などの携帯端末に配信します。
アダプティブビデオストリーミングは様々な iOS プラットフォームでサポートされています。
最新のサポート状況については、
Scene7 ビューアリファレンスガイド
を参照してください。
Scene7 は、MP4 H.264 ビデオのモバイルビデオ再生をサポートします。次の Web サイトを参照すると、このビデオ形式をサポートする Blackberry 端末が見つかります。
Supported video formats on Blackberry
(Blackberry でサポートされているビデオ形式)を参照してください。
次を参照すると、このビデオ形式をサポートする Windows 端末が見つかります。
Windows Phone のサポートされるメディア コーデック
を参照してください。
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Scene7 のビューアプリセットを使用して、次のビデオビューアを対象にビデオを再生します。
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ブランドニーズに合わせてビデオプレーヤーを設定します。
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簡素な URL または埋め込みコードを使用して、ビデオを Web サイト、モバイルサイトまたはモバイルアプリケーションに統合します。
詳しくは、
クイックスタート:ビデオ
を参照してください。
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