Assign Task 操作

この操作は、人間中心アプローチのプロセスのデザインで使用されます。この操作では、タスクが作成され、そのタスクがユーザーまたはグループに割り当てられます。次のタスク特性を設定できます(プロセスへのユーザーの関与を参照)。

  • 実行時のタスクの動作

  • Workspace でタスクを開く場合、または電子メールを使用してタスクを完了する場合にユーザーが使用できる Workspace 機能

  • タスク通知としてユーザーに送信される電子メールメッセージの内容

General プロパティグループと Route Evaluation プロパティグループについて詳しくは、共通の操作プロパティを参照してください。

Initial User Selection プロパティ

タスクを割り当てるユーザーまたはグループを指定するプロパティです。タスクの割り当てについて詳しくは、タスクの作成を参照してください。

Select Initial User

タスクを割り当てるユーザーまたはユーザーグループです。

Allow Out Of Office Designation:
割り当てられたユーザーが不在の場合にタスクを別のユーザーにルーティングすることを許可するには、このオプションを選択します。このプロパティはデフォルトで選択されています。

Assign To Specific User:
タスクを割り当てるユーザーを指定するには、このオプションを選択します。ユーザーは LiveCycle 環境に存在する必要があります。「Browse」ボタンを使用して Select User ダイアログボックスを開き、ユーザープロファイルを選択します(「Select User について」を参照)。

Assign To Process Initator:
プロセスを開始したユーザーにタスクを割り当てることを指定するには、このオプションを選択します。

Assign To Group:
ユーザーグループにタスクを割り当てるには、このオプションを選択します。グループに属するユーザーに次のいずれかの方法でタスクを割り当てることができます。
  • グループキューへの割り当て:グループの共有タスクリストにタスクを割り当てます。

  • グループ内の任意のユーザーへの割り当て:指定されたグループプロファイルに属する任意のユーザーにタスクを割り当てます。

「Browse」ボタンを使用して Select Group ダイアログボックスを開き、タスクを割り当てるグループを選択します(「Select Group について」を参照)。
注意: 開発環境と実稼働環境でユーザードメインが同じ設定になっている場合であっても、ユーザーまたはユーザーグループに対するタスク割り当てが失敗します。詳しくは、開発環境と実稼働環境にわたるタスク割り当てを参照してください。

XPath Expression:
次のいずれかの値に評価される XPath 式を作成するには、このオプションを選択します。
  • ユーザーまたはグループ GUID、正規名、ログイン ID、電子メールアドレスまたは共通名を表す string 値。共通名または電子メールアドレスは、それらが一意であることが確実である場合にのみ使用してください。

  • User 値。

  • Group 値。

User Lookup サービスを使用して User および Group の値を取得できます。Assign Task 操作の前に、このプロセスで User Lookup サービスを使用します。結果を変数に保存して、XPath 式で使用できるようにします(User Lookupを参照)。

Task Instructions プロパティ

タスクを完了するためにユーザーが実行する必要がある手順を示します。

Task Instructions

タスクの手順を表す string 値です。リテラル値を指定する場合は、タスクの手順を入力します。HTML を使用して手順をフォーマットする方法について詳しくは、タスクの手順の指定およびタスクカードでのタスク手順を参照してください。

XPath 式の結果を含めるテンプレート値をリテラルテキストで指定します。

User Actions プロパティ

ユーザーが Workspace ES でタスクを完了するときに選択できるアクションを決定するプロパティです。ユーザーがアクションをクリックしたときに次の結果のいずれかまたは両方が発生するようにアクションを設定できます。

アクションは、リストに表示されるのと同じ順序で Workspace に表示されます。次のボタンを使用して、アクションを作成、変更、および並べ替えます。

クリックしてアクションを追加します。クリック後、Action Properties ダイアログボックスでプロパティ値を指定します。

クリックして、Action Properties ダイアログボックスを使用して選択アクションを変更します。

クリックして、選択したアクションを削除します。

クリックして、選択したアクションをリストの上方に移動します。

クリックして、選択したアクションをリストの下方に移動します。

Action Properties ダイアログボックスには次のプロパティが表示されます。

Action Name:
Workspace に表示されるアクションの名前です。
注意: アクション名にコンマは使用しないでください。

Destination:
アクションがクリックされた場合に実行する操作を選択します。

This Action Needs Confirmation, And Will Use The Following Text As The Message:
ユーザーがアクションをクリックしたときにメッセージボックスをユーザーに表示する場合に選択します。ボックスに、メッセージを入力します。

省略記号ボタンをクリックして XPath Builder を開き、メッセージに含める XPath 式を作成します。実行時に、この式の評価された値がメッセージに挿入されます。

Presentation & Data プロパティ

ユーザーにアセットを表示するプロパティです。ユーザーにアセットおよびデータを表示する方法について詳しくは、データの取得と表示のデザインを参照してください。

表示するファイルの種類を指定するには、次のいずれかのオプションを選択します。

Use An Application Asset:
アプリケーションアセット(フォームやガイドなど)をユーザーに表示する場合に選択します。

Use A Document Variable:
ドキュメント変数に保存されているドキュメントを表示する場合に選択します。

Application Asset

ユーザーに表示するアセットおよびデータを指定するプロパティです。これらのプロパティは、「Use An Application Asset」が選択されている場合に表示されます。

Asset:
ユーザーに表示されるプレゼンテーションアセットです。省略記号ボタン をクリックし、任意のアプリケーションのアセットを選択します。

Action Profile:
アセットで使用するアクションプロファイルです。リストからアクションプロファイルを選択します。表示されるアクションのプロファイルは、選択したアセットに対して既に作成されたものです。

Initial Task Data:
アセットと統合されるデータです。データが含まれた xml 変数を選択します。選択したアクションプロファイルにデータ準備プロセスが含まれている場合、変数はこのデータ準備プロセスに渡されてからアセットと統合されます。

Prepare Data Process Properties:
選択したアクションプロファイルのデータ準備プロセスに入力変数または出力変数が含まれている場合に表示されるプロパティグループです。選択したアクションプロファイルにデータ準備プロセスが含まれている場合、プロセスを実行するタイミングを指定します。
  • The user opens the task:ユーザーがタスクリストからタスクを開いた時

  • The user opens a draft task:ユーザーが以前に保存したドラフトタスクを開いた時

  • The user opens a completed task:ユーザーがタスク履歴からタスクを開いた時

Render Process Properties:
選択したアクションプロファイルのレンダリングプロセスに入力変数または出力変数が含まれている場合に表示されるプロパティグループです。表示されるプロパティの値を指定します。

Submit Process Properties:
選択したアクションプロファイルの送信プロセスに入力変数または出力変数が含まれている場合に表示されるプロパティグループです。表示されるプロパティの値を指定します。

Document Variable

ユーザーに表示されるファイルを保持するドキュメント変数を指定するプロパティです。このプロパティグループは、「Use A Document Variable」が選択されている場合に表示されます。

Variable:
使用するドキュメント変数を選択します。
ファイルを保持するこの変数がまだ作成されていない場合は、プラス記号(+)ボタンをクリックして変数を作成します。後で、変数に値が入力されるようにプロセスを設定します。

Reader Submit

ユーザーが Adobe Reader を使用してタスクを開く場合は、これらのプロパティを設定します。

Submit Via Reader:
ユーザーが Adobe Reader を使用してタスクを開き、送信する場合に選択します。選択すると、送信ボタンが Workspace に表示されます。ユーザーが Acrobat Professional および Acrobat Standard を使用してタスクを開く場合、PDF フォームには 1 つ以上の送信ボタンが含まれます。Workspace によりこれらのボタンが検出され、適宜表示されます。

Submit As:
「Submit Via Reader」が選択されている場合、ユーザーが自分のタスクを完了したときに送信されるデータの種類を指定します。

Output プロパティ

ユーザーがタスクを完了したときに LiveCycle サーバーに送信されるデータを保存するプロパティです。データの保存は、プロセスの後でデータを使う場合に必要です。

次のプロパティについては、データの保存に必要な変数がまだ作成されていない場合、プラス記号(+)ボタンをクリックして変数を作成します。XPath 式を使用する場合は、省略記号ボタンをクリックして XPath Builder を開きます。

Task Result

(オプション)プロセスデータモデル内の、送信されたタスクデータを保存する場所です。この値には、フォームやガイドのフィールドデータ、選択された送信オプション、タスクの添付ファイルなどの情報が含まれています。データ型は Task Result です。例えば、既存の Task Result 変数を選択して、結果をその変数に保存します。

Output Data

(オプション)タスクで送信されたフィールドデータの保存場所です。このデータは Task Result 値にも保存されます。フィールドデータを後続の Assign Task 操作に簡単に渡すことができるため、フィールドデータを個別に保存することをお勧めします。

データ値は、document または xml です。プロセスの後半でデータを使用する方法に応じて、データを document または xml 値として保存します。例えば、データを別の操作の入力として使用する場合は、その操作で必要な形式でデータを保存します。

注意: 既にデータを格納している変数にタスクデータを保存すると、既存のデータが置換されます。

Task Result Collection

送信された Task Result 値を Task Result Collection 変数に保存するプロパティです。タスクデータをコレクションに保存すると、一連の様々なタスクで送信されたデータを評価する場合に役立ちます(取得したデータの操作を参照)。

Variable:
(オプション)送信された Task Result 値を保存する Task Result Collection 変数です。

Include Captured Data:
タスクのフィールドデータを、コレクションに保存されている Task Result 値に含める場合に選択します。タスクメタデータのみが必要な場合はこのオプションを選択しないでください。例えば、各タスクでクリックされたユーザーアクションのみを評価する場合はこのオプションを選択しないでください。

Include Attachments:
タスクの添付ファイルを、コレクションに保存されている Task Result 値に含める場合に選択します。

Workspace User Interface プロパティ

ユーザーがタスクを開いたときに Workspace に表示されるタスクツールを指定するプロパティです。変数を使用してこれらのプロパティを設定する場合、その変数は Task Runtime UI 変数である必要があります。リテラル値を指定する場合は、次のプロパティの値を指定します。

Default:
標準の Workspace 機能を表示する場合に選択します。

Approval Container(非推奨):
ドキュメントを確認するための機能を表示する場合に選択します。これらの機能により、ユーザーはレビューステータスの確認、コメントの追加、およびタスク手順の確認を行うことができます。

Custom:
ツールのカスタムセットを表示する場合に選択します。カスタムツールは LiveCycle SDK を使用して作成されます(『Programming with Adobe LiveCycle ES4』を参照)。「Browse」をクリックして、LiveCycle サーバー上の実行ファイルが置かれている場所を指定します。

UI Options

フォームを開く方法を指定するプロパティです。

Form Must Be Displayed When Completing:
ユーザーがタスクを完了する前にそのタスクを開く必要がある場合に選択します。このオプションを選択しない場合、ユーザーはフォームを開かずにタスクリストのタスクを完了できます。

Open Form Full-screen:
Web ブラウザーウィンドウの使用可能なすべてのスペースを使用してフォームを表示する場合に選択します。ユーザーがタスクを開くと、フォームによって Workspace UI が隠されます。このオプションが選択されているかどうかにかかわらず、ユーザーは必要に応じてフォームの表示領域を最大化したり最小化したりできます。

Task Access Control List (ACL) プロパティ

タスクのアクセス制御リスト(ACL)のプロパティです。ACL により、ユーザーに公開する Workspace 機能が制御されます。詳しくは、「タスク機能へのアクセスの設定」を参照してください。

ACL には、すべてのユーザーに適用される、<default ACL> と呼ばれるデフォルトエントリが含まれています。次に示すように、ユーザーをリストに追加して、デフォルトのアクセス制御を上書きします。

  • 「Add」をクリックして、リストに追加するユーザーを検索します。

  • 省略記号ボタンをクリックして XPath Builder を開き、ユーザーを識別する XPath 式を作成します。この式は、次のいずれかの情報の種類に評価される必要があります。

    • ユーザーアカウントの Global Unique Identifier(GUID)(9A7AD945-CA53-11D1-BBD0-0080C76670C0 など)

    • ユーザーのログイン名(atanaka など)

    • ユーザーの正規名(atanaka.sampleorganization.com など)

    • 電子メールアドレス(atanaka@sampleorganization.com など)

    • 一般名(Akira Tanaka など)

    • ユーザーを表す User

  • リストからユーザーを削除するには、ユーザーを選択して「Delete」をクリックします。デフォルトのアイテムを削除することはできません。

次の機能へのアクセスを制御できます。

Claim:
タスクを要求します。この権限を持っているユーザーは、別のユーザーのキューのタスクを要求できます。

メモの追加:
タスクにメモを追加します。また、ユーザーは、各新規メモに対して読み取り権限、変更権限および削除権限を設定できます。

Share:
タスクを共有します。タスクが共有されている場合、元の権限が適用され、タスクを共有しているユーザーはそのタスクを自分のタスクとして要求できます。

Forward:
タスクを別のユーザーに委任します。

添付ファイルの追加:
タスクに添付ファイルを追加します。また、ユーザーは、各新規添付ファイルに対して読み取り権限、変更権限および削除権限を設定できます。

Consult:
タスクを問い合わせます。問い合わせは、タスクの転送と似ていますが、コンサルタントはそのタスクを完了できません。コンサルタントが実行できるのは、タスクを開き、タスクを保存し、添付ファイルとメモを追加し、問い合わせを要求したユーザーにタスクを返すことだけです。

Add ACL For Shared Queue:
割り当てられたユーザーのキューへの共有キューアクセス権限を持つ他のユーザーに権限を追加します。

Reassignment Restrictions プロパティ

タスクの転送先ユーザー、またはタスクのコンサルタントとして使用できるユーザーを制御するプロパティです。詳しくは、「タスクの委任と問い合わせの設定」を参照してください。

Forward and Consult

(オプション)割り当てられたユーザーが自分のタスクを転送または問い合わせできるユーザーを制限する Task Delegate and Consult 値です。ユーザーグループを指定して、使用できるユーザーを示します。

リテラル値を指定する場合は、次のプロパティの値を指定します。

Forward To And Share With Only Members Of This Group:
タスクの転送または共有を特定のユーザーグループに制限するには、このオプションを選択します。「Browse」をクリックして、グループを選択します(「Select Group について」を参照)。

Consult Only To Members Of This Group:
問い合わせるタスクの送信先をユーザーグループのメンバーに制限するには、このオプションを選択します。「Browse」をクリックして、グループを選択します(「Select Group について」を参照)。

Attachments プロパティ

添付ファイルおよびメモが Workspace で表示されるかどうかを指定するプロパティです。タスクが送信された場合にタスクのメモおよび添付ファイルを保存する場所も指定できます。詳しくは、「添付ファイルとメモの設定」を参照してください。

Show Attachment Window For This Task:
タスクの添付ファイルおよびメモの表示をユーザーに許可する場合に選択します。

Input List:
(オプション)タスクに追加する添付ファイルとメモを表すドキュメント変数のリストです。

Output Attachments:
(オプション)タスクで送信されたメモと添付ファイルの保存場所です。データ型は list、および document のサブタイプです。
注意: メモと添付ファイルは、タスクの出力として保存された Task Result 値に保存されています。タスク結果が保存されないが、メモと添付ファイルは必要であるため保存する場合は、このプロパティを使用します(Output プロパティを参照)。

リスト変数を選択して、添付ファイルとメモを保存します。XPath 式を使用する場合は、省略記号ボタンをクリックして XPath Builder を開きます。指定したリストにアイテムが存在する場合、新しいアイテムはリストの末尾に付加されます。リスト内のアイテムを置き換えるには、リスト内の最初のアイテムのインデックスを指定します(/process_data/listVar[1] など)。

メモと添付ファイルデータを保存するこの変数がまだ作成されていない場合は、プラス記号(+)ボタンをクリックして変数を作成します。

Priority プロパティ

(オプション)Task Priority 値です。HighestHighNormalLow または Lowest の優先度を指定します。デフォルトは Normal です。リテラル値を指定する場合は、リストから優先度を選択します。

詳しくは、「タスクの優先度の指定」を参照してください。

Reminders プロパティ

タスクリマインダを設定するプロパティです。リマインダの次の特性を指定できます。

  • 最初のリマインダを送信する日時

  • 後続リマインダ間の期間

  • リマインダが発生した場合のタスク手順

詳しくは、「タスクに関するリマインダーの送信」を参照してください。

変数または XPath 式として値を指定する場合は、Task Reminder 値を指定する必要があります。リテラル値を指定する場合は、次のプロパティの値を指定します。

Enable First Reminder:
リマインダをタスクの所有者に送信するには、このオプションを選択します。

Use Business Calendar:
  • カレンダーの日付ではなく稼働日を使用してリマインダの日付を計算する場合に選択します。このオプションが選択されると、「Hours」および「Minutes」ボックスが使用できなくなり、選択されたユーザーに関連付けられている業務カレンダーが使用されます。選択されたユーザーに業務カレンダーが設定されていない場合は、デフォルトの業務カレンダーが使用されます。

  • Days、Hours および Mintues:タスクが最初に割り当てられてからリマインダが発生するまでの時間(日単位、時間単位、および分単位)を指定します。「Days」、「Hours」および「Minutes」のすべてのボックスの値が 0 である場合、リマインダは発生しません。

    Enable Repeat Reminder:
    最初のリマインダが送信された後に、一定の間隔でリマインダを送信するには、このオプションを選択します。繰り返しリマインダが発生する日時は、最初のリマインダが送信された時間から計算されます。

  • Use Business Calendar:カレンダーの日付ではなく稼働日を使用して繰り返しリマインダの日付を計算するには、このオプションを選択します。このオプションが選択されると、「Hours」および「Minutes」ボックスが使用できなくなり、選択されたユーザーに関連付けられている業務カレンダーが使用されます。選択されたユーザーに業務カレンダーが設定されていない場合は、デフォルトの業務カレンダーが使用されます。

  • Days、Hours および Mintues:タスクが最初に割り当てられてからリマインダが発生するまでの時間(日単位、時間単位、および分単位)を指定します。「Days」、「Hours」および「Minutes」のすべてのボックスの値が 0 である場合、リマインダは発生しません。

    Change Task Instructions On Reminder:
    リマインダの発生時にタスク手順を変更するには、このオプションを選択します。手順のテンプレートをこのボックスに入力します。省略記号ボタンをクリックし、XPath 式を使用してプロセスデータを組み込みます。テンプレートについて詳しくは、「テンプレート式の指定」を参照してください。

Escalation プロパティ

特定の時間が経過した後に、タスクを別のユーザーに再割り当てするプロパティです。タスクを再割り当てする日時、およびエスカレーションの発生時にタスクを割り当てるユーザーを指定します。詳しくは、「タスクのエスカレーション」を参照してください。

Escalate Task

(オプション)タスクをエスカレーションするには、このオプションを選択します。変数または XPath 式を使用する場合、この値は boolean 値である必要があります。値が true の場合、タスクがエスカレーションされます。デフォルト値の false の場合、タスクはエスカレーションされません。

Schedule Escalation

(オプション)タスクが初期ユーザーに割り当てられてからエスカレーションされるまでに経過する時間です。リテラル値を指定する場合は、次のプロパティを設定します。

Use Business Calendar:
カレンダーの日付ではなく稼働日を使用してエスカレーションの日付を計算する場合に選択します。このオプションが選択されると、「Hours」および「Minutes」ボックスが使用できなくなり、選択されたユーザーに関連付けられている業務カレンダーが使用されます。選択されたユーザーに業務カレンダーが設定されていない場合は、デフォルトの業務カレンダーが使用されます。

Days、Hours および Minutes:
エスカレーションが発生するまでに経過する日数、時間数および分数を指定します。「Days」、「Hours」および「Minutes」のすべてのボックスの値が 0 である場合、タスクは別のユーザーに再割り当てされません。

変数または XPath 式を使用して値を指定する場合は、Task Date 値を指定する必要があります。

Select Escalation User

(オプション)次のいずれかのオプションを選択して、Schedule Escalation プロパティで指定したタイムフレームに到達した場合にタスクを再割り当てするユーザーを指定します。

Allow Out Of Office Designation:
エスカレーションユーザーの不在の環境設定に応じてタスクを再割り当てするには、このオプションを選択します。

Assign To Specific User:
エスカレーションが発生したときにタスクを割り当てるユーザーを指定するには、このオプションを選択します。ユーザーは LiveCycle 環境に存在する必要があります。「Browse」ボタンを使用して Select User ダイアログボックスを開き、ユーザープロファイルを選択します(「Select User について」を参照)。

Assign To Process Creator:
エスカレーションが発生したときに、プロセスを開始したユーザーにタスクを割り当てることを指定するには、このオプションを選択します。

Assign To Group:
エスカレーションが発生したときにユーザーグループにタスクを割り当てるには、このオプションを選択します。グループに属するユーザーに次のいずれかの方法でタスクを割り当てることができます。
  • グループキューへの割り当て:グループの共有タスクリストにタスクを割り当てます。

  • グループ内の任意のユーザーへの割り当て:指定されたグループプロファイルに属する任意のユーザーにタスクを割り当てます。

「Browse」ボタンを使用して Select Group ダイアログボックスを開き、タスクを割り当てるグループを選択します(「Select Group について」を参照)。

XPath Expression:
次のいずれかの値に評価される XPath 式を作成するには、このオプションを選択します。
  • ユーザーまたはグループ GUID、正規名、ログイン ID、電子メールアドレスまたは共通名を表す string 値。共通名または電子メールアドレスは、それらが一意であることが確実である場合にのみ使用してください。

  • User 値。

  • Group 値。

User Lookup サービスを使用して User および Group の値を取得できます。Assign Task 操作の前に、このプロセスで User Lookup サービスを使用します。結果を変数に保存して、XPath 式で使用できるようにします(User Lookupを参照)。

Deadline プロパティ

タスクのデッドラインを設定するプロパティです。デッドラインが発生する日時、デッドラインの発生時にタスク手順を変更するかどうか、および特定のルートに従うかどうかを指定できます。詳しくは、「タスクのデッドラインの設定」を参照してください。

変数または XPath 式を使用してデッドラインを設定する場合は、Task Deadline 値を指定する必要があります。リテラル値を指定する場合は、次のプロパティの値を指定します。

Enable First Deadline:
タスクのデッドラインを作成するには、このオプションを選択します。
  • Use Business Calendar:カレンダーの日付ではなく稼働日を使用してデッドラインの日付を計算するには、このオプションを選択します。このオプションが選択されると、「Hours」および「Minutes」のボックスは使用できなくなり、割り当てられたユーザーに関連付けられている業務カレンダーが使用されます。ユーザーに業務カレンダーが設定されていない場合は、デフォルトの業務カレンダーが使用されます。

  • Days、Hours および Mintues:タスクが最初に割り当てられてからデッドラインが発生するまでの時間(日単位、時間単位および分単位)を指定します。「Days」、「Hours」および「Minutes」のすべてのボックスの値が 0 である場合、デッドラインは発生しません。

Change Task Instructions On Reminder:
リマインダの発生時にタスク手順を変更するには、このオプションを選択します。手順のテンプレートをこのボックスに入力します。省略記号ボタンをクリックし、XPath 式を使用してプロセスデータを組み込みます。

Follow A Specific Route On Deadline:
デッドライン発生時の後続ルートを指定することで、実行する次の操作を決定するには、このオプションを選択します。

Select Route:
「Follow A Specific Route」が選択されている場合に、後続ルートを選択します。Assign Task 操作から発生するルートがない場合は、「There Are No OutBound Routes」がリストに表示されます。

Custom Email Templates プロパティ

タスクの割り当て時、リマインダの発生時、またはデッドラインの発生時に送信する電子メールのテキストを設定するプロパティです。このリストで、イベントを選択し、次の電子メールテンプレートプロパティを設定します。

Use Server Default:
サーバーで設定されている電子メールテンプレートを使用します。

Do Not Send Email:
電子メール通知を送信しません。

Customize:
タスクの電子メールテンプレートを変更します。「Edit Email Template」をクリックして Email Template Editor ダイアログボックスを使用し、指定したアクションの電子メールテンプレートを変更します(Email Template Editor についてを参照)。

Exceptions

Assign Task 操作は InvalidPrincipal 例外を発生させる可能性があります。この例外は、存在しないユーザーまたはグループがプロパティ値として指定された場合に発生します。

開発環境と実稼働環境にわたるタスク割り当て

開発環境と実稼働環境でユーザードメインが同じ設定になっている場合であっても、ユーザーまたはユーザーグループに対するタスク割り当てが失敗します。

開発環境でテストしたプロセスを実稼働環境で実行すると、開発環境と実稼働環境でユーザードメインが同じ設定になっている場合であっても、ユーザーまたはグループに対するタスク割り当てが失敗します。また、このプロセスは、管理コンソールで同じユーザーまたはグループが追加された別のコンピューター(実稼働環境)に転送することもできません。この問題を解決するには、次のいずれかの手順を実行します。
  • Assign Multiple Tasks 操作の使用:UserList を作成し、その UserList に作成済みのグループを追加します。User 2.0 サービスで、作成した UserList を、Assign Multiple Tasks 操作の参加者のソースとして選択します。

  • User 2.0 サービスの XPath オプションの使用:作成したグループの名前または電子メールアドレスを指定します。Xpath 式は、次のように解決されます(引用符を含む)。
    • “Group Name”

    • “groupEmail@server.com”

  • 実稼働環境:プロセスをデプロイしてから、Workbench を使用して LiveCycle サーバーに接続します。プロセスをチェックアウトして開き、Initial User Selection プロパティを再設定します。例えば、「Assign To Specific User」を選択している場合は、別のユーザーを参照して選択してから、元のユーザーを再度参照して選択します。これにより、実稼働環境で、Initial User Selection プロパティが正しいユーザーに設定されます。