バリエーションは、特殊なリストです。バリエーションによって、カスタマイズしたガイド動作をプロセスの特定の手順と関連付けることができます。プロセス手順で、ガイドのインターフェイスまたは機能にバリエーションが必要な場合があります。例えば、ガイドが承認手順を通過した後は、一部のフィールドが読み取り専用であるバリエーションを使用するように後続の手順を設定できます。
異なる手順の要件に合わせてガイドの複数のコピーを作成する代わりに、1 つのガイドの表示および動作が変わるように設定します。ガイドの各表示をバリエーションリストの項目と関連付けます。そうすることで、バリエーションリストを使用して、プロセスの手順で使用されるガイド表示を指定できます。
バリエーションの追加
Guide Design パースペクティブの Data Model ビューにバリエーションを追加します。バリエーションは関連付けられているガイドのみで使用でき、同じデータモデルに基づく他のガイドでは使用できません。
バリエーションを追加した後で、必要なバリエーションをリスト項目として追加します。例えば、ガイドのステータス(入力済みまたは承認済み)またはプロセス手順の名前(initialstep や finalstep など)に基づいて項目を作成します。
バリエーションのリストを定義すると、選択したバリエーションに基づいてガイドで項目のプロパティを制御できます。選択したバリエーションを、表示、読み取り専用および必須のルールにバインドし、条件を設定できます。より複雑なルールが必要な場合、バリエーションをルールにバインドし、ルールをプロパティにバインドします。
ガイドに追加できるバリエーションは 1 つだけです。
Data Model ビューメニューから、「Add Variation」を選択します。Guide Properties ビューにバリエーションプロパティが表示されます。
必要に応じてプロパティを編集します。
バリエーションプロパティについて詳しくは、Variation プロパティを参照してください。
バリエーションへのルールのバインド
バリエーションの作成後、その値は Data Model ビューに表示されます。
バリエーションは、Data Model ビューの Selection Lists カテゴリに表示されます。ルールをバインドできる次の項目が含まれています。
バリエーションを使用して、ガイド項目のプロパティを制御します。例えば、合計フィールドの Read-only プロパティに Approved 項目をバインドします(Data Model ビューの項目のバインドを参照)。
バリエーションとプロセス
プロセスをデザインするときに、Assign Task または Assign Multiple Tasks 操作によって使用されるアセットとしてガイドを指定することが多くあります。これらの操作は、タスクがユーザーおよびグループに割り当てられる、プロセス内の手順を表します。指定したガイドにバリエーションリストがある場合、リストは操作の Presentation および Data プロパティに表示されます。リストから、その操作に使用する適切なバリエーションを選択します。
実行時に、バリエーションに関連付けられている設定と、プロセス手順に対して指定したバリエーションによって、ガイドの動作が決まります。
ガイドのバリエーションリストを後で変更した場合、プロセスデザイナーに表示されるバリエーションリストは自動的に更新されます。