プロセス変数へのイベントデータの格納

* 9.5 の新機能 *

イベントの取得、受信、開始ポイントについて、イベントからデータを選択してプロセス変数に格納し、プロセス内の後のステップで使用できるようにすることができます。 プロセスデータマップ はイベントが処理された時点で格納されるデータを指定します。イベントデータとイベントメッセージデータの格納ができます。

注意: イベント開始ポイントについては、イベントからプロセス変数にマップされるデータが入力変数として設定される必要があります( プロセスの入力および出力データ を参照)。

プロセスデータマップは次の形式の式で構成されます。

expression1 operator expression2
  • expression1 はプロセスデータツリーの値に評価するための XPath 式です。

  • operation は必ず等号( = )です。

  • expression2 はイベントのソースデータの値、またはプロセスデータツリーの値に評価するための XPath 式です。

次のプロセスデータマップの例では、式によりアプリケーションフォームからの信用スコアを creditscore 変数に格納しています。

/process_data/@creditscore = /data/applicants/Applicant/creditscore

プロセスデータマップには複数の式を設定できます。それぞれの式は必要に応じて異なるデータをマップできます。プロセスデータマップ式を指定しない場合、データを保存してプロセス内の後のステップで使用することはできません。

イベントデータに加えて、イベント受信用のイベントメッセージデータを送信することもできます。受信するデータはレコードのドキュメントであるため、通常はプロセスの実行中には変更しません。プロセスではこのデータを使用して XML ドキュメント構造を検証することもできます。

プロセスデータマップの追加

* 9.5 の新機能 *

  1. 既存のイベントの受信、イベントの取得、またはイベント開始ポイントを変更する場合は、右クリックして「Event Properties」を選択します。それ以外の場合はステップ 2 に進みます。

  2. 「Process Data Map」タブで「Add」ボタンをクリックします。

  3. 「Process Data」ボックスの横にある省略記号ボタン  をクリックします。

  4. Asynchronous Event Receive Configuration ダイアログボックスで、イベントメッセージデータを格納するプロセス変数を表す XPath 式を作成して、「OK」をクリックします。

  5. 「Event Content」ボックスの横の省略記号ボタンをクリックします。

  6. Event Content ダイアログボックスで、プロセス変数に格納するイベントデータまたはイベントメッセージデータを表す要素をダブルクリックして、「OK」をクリックします。

  7. (オプション)プロセスデータマッピングをさらに追加するには、ステップ 2 ~ 6 を繰り返します。「OK」をクリックします。

プロセスデータマップの編集

* 9.5 の新機能 *

  1. 既存のイベント受信を変更する場合は、イベント受信を右クリックして「Event Properties」を選択します。それ以外の場合はステップ 2 に進みます。

  2. 「Process Data Map」タブで、プロセスデータのエントリを選択し、「Edit」ボタンをクリックします。

  3. Map Data ダイアログボックスで、「Process Data」ボックスと「Event Content」ボックスの値を変更し、「OK」をクリックします。

  4. 必要に応じてステップ 2 ~ 3 を繰り返して「OK」をクリックします。

プロセスデータマップの削除

  1. 既存のイベント受信を変更する場合は、イベント受信を右クリックして「Event Properties」を選択します。それ以外の場合はステップ 2 に進みます。

  2. 「Process Data Map」タブで、プロセスデータのエントリを選択し、「Remove」ボタンをクリックします。

  3. 必要に応じてステップ 2 を繰り返して「OK」をクリックします。