イベントを使用したプロセスフローの制御

AEM forms サーバーが提供するイベントフレームワークでは、これを使用することでビジネスイベントを定義できます。 イベント はプロセスがイベントフレームワークと対話処理を行うためのメカニズムとして機能します。

プロセスダイアグラムではイベントは円形のアイコンとして表されます。プロセスダイアグラムでイベントから他の要素へのルートを作成すると、イベントの発生によりプロセスの進行を変更することができます。

フルサイズのグラフィックを表示
プロセスダイアグラムのイベント。

非同期、タイマー、例外の各イベントタイプを使用できます。各イベントタイプはサービス定義イベントまたはカスタムイベントのいずれかです。カスタムイベントをプロセスダイアグラムに追加する場合、現在のアプリケーションまたは別のアプリケーションにあるイベントを選択します。この別のアプリケーションにはローカルとリモートのどちらのアプリケーションも選択できます。リモートアプリケーションからカスタムイベントを使用するには、そのアプリケーションが AEM forms サーバー上でデプロイされている必要があります。

プロセスでは、プロセスの実行中に発生したイベントについて通知を受けることができます。各通知に対して応答するための条件を設定することができます。プロセスではイベントを実行して、そのプロセスでのオカレンスについて他のプロセスに通知することができます。通知の送信時には、イベントの具体的な詳細情報を送信したり、データを追加することができます。

また、イベントを使用すると、プロセスの実行時にサーバーで発生するエラーの検出、状況別エラーの処理、操作に対する時間ベースの実行制約の挿入ができます。また、イベントでは定義済みデータスキーマを使用してプロセス間で情報を渡すこともできます。