xfaForm

注意: この変数型は、LiveCycle ES2 では非推奨でした。

XDP 形式の XML データおよびリポジトリ内のファイルの場所の格納に使用できる複雑なデータ型です。

xfaForm 変数は、人間中心プロセスにおいて、フォームを複数の形式のいずれかで配信可能にする場合に使用すると便利です。この変数には、フォームの場所、およびフォームで取得される XDP フォームデータが格納されます。

Process Management は、この変数型のレンダリングおよび送信サービスとして使用できるいくつかのプロセスを提供します。使用するサービスは、使用しているフォームの種類に応じて異なります(詳細設定を参照)。

General プロパティおよびエンドユーザー UI 項目プロパティの設定方法について詳しくは、変数の共通プロパティを参照してください。

Xpath 式を使用してアクセスできるデータについて詳しくは、データ項目を参照してください。

デフォルトプロパティの設定について詳しくは、データ型固有の設定を参照してください。

レンダリングおよび送信サービスの設定について詳しくは、詳細設定を参照してください。

スキーマ設定について詳しくは、Schema Settingsを参照してください。

データ項目

xfaForm 変数に格納されるデータ項目です。

data

フォームデータを含む XML ベースの情報です。実際のフォームデータは、このノードの数レベル下に格納されます。次の XPath 式は、フォームフィールドデータへのパスを示しています。

/process_data/variable_name/xdp/datasets/data/FSFIELDS_

[variable_name] は、xfaForm 変数の名前です。

FSFIELDS_ は、フォームデータのスキーマが不明の場合にフォームデータのルート要素として使用されるデフォルト名です。フォームスキーマが既知の場合は、実際のルート要素が表示され、その後にフォームフィールドを表すデータ要素が表示されます。各フィールドのデータは、XPath 式を使用してアクセスできます。

次の XPath 式は、すべてのフォームデータを返します。

/process_data/variable_name/xdp/datasets/data/*

templateUrl

リポジトリに存在するフォームの URL を表す string 値です。

データ型固有の設定

フォームと初期フォームデータを指定するためのプロパティです。

Template Url

この xfaForm 変数が保持するフォームデータに関連付けられているフォームの URL です。フォームはリポジトリ内にあります。フォームは、次のいずれかの種類である必要があります。

  • Adobe PDF フォーム

  • Adobe Acrobat フォーム

  • Adobe XML フォーム

Default Data

(オプション)変数に他のデータが格納されていない場合に、フォームへの入力に使用するフォームデータです。このデータは、data データ項目に格納されます。

詳細設定

レンダリングサービスおよび送信サービスを設定するためのプロパティです。

ユーザーがフォームを送信した後のフォームの後処理には、次のデフォルトのサービスを使用します。

Submit Form Guide

Submit HTML Form

Submit PDF Form

レンダリングサービス

クライアントソフトウェアで開くためにエンドユーザーにフォームを配信する Web アプリケーションまたはサーブレットにフォームデータが送信される前の、フォームデータ処理の設定用のプロパティです。

Enable Render Service

クライアントアプリケーションにフォームを配信する Web アプリケーションまたはサーブレットにフォームが送信される前にフォームをレンダリングする場合、Enable Render Service を選択します。レンダリング操作は、Operation Name プロパティを使用して指定します(Service Name および Operation Nameを参照)。

このオプションを選択しない場合は、クライアントにフォームが送信される前にデータの処理は実行されません。

Service Name および Operation Name

xfaForm が保持するフォームおよびフォームデータのレンダリングに使用するサービスおよび操作です。

Process Management は、レンダリングおよび送信サービスとして使用できるいくつかのプロセスを提供します。使用するサービスは、使用しているフォームの種類に応じて異なります

フォームの種類

使用するレンダリングサービス

Acrobat PDF フォーム

Process Management が提供する次のプロセス:

Default Render

Render PDF Form

Adobe PDF フォーム

Process Management が提供する次のプロセス:

Render Form Guide

Render HTML Form

Render PDF Form

Adobe XML フォーム

Forms サービスが提供する次の操作:

(非推奨)「renderFormGuide」操作

「renderHTMLForm」操作(非推奨)

「renderPDFForm」操作

Process Management が提供する次のプロセス:

Render Form Guide

Render HTML Form

Render PDF Form

Service Input

レンダリングサービスとして選択した操作の入力プロパティです。表示されるプロパティは、どのレンダリングサービスを選択するかによって異なります。

各プロパティのデフォルト値は、xfaForm 変数を入力フォームとして使用する User サービスの Assign Task 操作によって決まります。

Service Output

レンダリングサービスとして選択した操作の出力プロパティです。表示されるプロパティは、どのレンダリングサービスを選択するかによって異なります。

特定のレンダリングサービスの入力プロパティと出力プロパティについて詳しくは、サービス参照を参照してください。

デフォルトのレンダリングサービスについて詳しくは、「Read Resource Content」操作を参照してください。

送信サービス

エンドユーザーが送信したフォームデータの後処理を行う送信サービスを設定するためのプロパティです。

Enable Submit Service

フォームが送信された後にフォームデータを処理するかどうかを指定します。選択した場合、送信サービスが使用されます。選択解除した場合、送信されたデータの後処理は行われません。

Service Name および Operation Name

送信されたフォームデータの後処理を行うときに使用するサービスおよび操作です。デフォルトの送信サービスはありません。

Process Management は、レンダリングおよび送信サービスとして使用できるいくつかのプロセスを提供します。使用するサービスは、使用しているフォームの種類に応じて異なります

フォームの種類

使用するレンダリングサービス

Acrobat PDF フォーム

Process Management が提供する Submit PDF Form ES Update1 プロセス

Adobe PDF フォーム

Process Management が提供する次のプロセス:

  • Submit Form Guide ES Update1

  • Submit HTML Form ES Update 1

  • Submit PDF Form ES Update 1

Adobe XML フォーム

Forms サービスが提供する 「processFormSubmission」操作 操作

Process Management が提供する次のプロセス:

  • Submit Form Guide ES Update1

  • Submit HTML Form ES Update 1

  • Submit PDF Form ES Update 1

Service Input

送信サービスとして選択した操作の入力プロパティです。表示されるプロパティは、どの送信サービスを選択するかによって異なります。

Service Output

送信サービスとして選択した操作の出力プロパティです。表示されるプロパティは、どの送信サービスを選択するかによって異なります。

特定の送信サービスの入力プロパティと出力プロパティについて詳しくは、サービス参照を参照してください。

Schema Settings

フォームデータが準拠する XML スキーマです。XPath Builder は、スキーマを使用することによって、実行時にフォームデータをプロセスデータモデルで表すことができます。XPath Builder で XPath 式を作成する場合、モデルでフォームデータを確認できると便利です。

「Schema Settings」をクリックしてスキーマを表示するか、ローカルファイルシステムからスキーマファイルを選択します。