翻訳

Adobe FrameMaker を使用して、翻訳用のコンテンツを準備する方法について説明します。

FrameMaker では、FrameMaker 文書、ブック、DITA コンテンツ、その他の XML コンテンツの XLIFF(XML Localization Interchange File Format)への変換をサポートしています。XLIFF は、コンテンツの翻訳処理で使用される様々なツール間でのデータの転送を標準化するために使用される XML ベースのオープン書式です。XLIFF では、コンテンツの翻訳を可能にするエレメントと属性が提供され、翻訳済みのコンテンツが翻訳メモリ(TM)に格納されます。

FrameMaker では、XLIFF 1.2 規格に準拠した XLIFF ファイルを作成し、XLIFF 1.2 をサポートする翻訳ツールで処理することができます。また、機械翻訳(MT)や人間翻訳(HT)、レビュー、QA チェックのために、これらのツール間で XLIFF ファイルを共有することもできます。これにより、コンテンツの所有者と翻訳者の双方が、翻訳プロセスで使用されるツールによる制限から解放されます。