FrameMaker 文書、構造化 FrameMaker 文書、DITA、その他の XML ベースのコンテンツを XLIFF に書き出す方法について説明します。
文書を XLIFF に書き出すには、次の手順を実行します。
書き出す文書を開きます。
を選択します。
書き出し中の文書の種類に応じて、次のダイアログのいずれかが表示されます。
FrameMaker のブックまたは文書を書き出すと、次のようなダイアログが表示されます。
構造化マップまたはトピックを書き出すと、次のようなダイアログが表示されます。
XLIFF 書き出し設定 ダイアログで、翻訳設定を構成します:
デフォルトでは、ソースファイルの名前を使用してパッケージ ZIP を作成します。パッケージファイルには、変換された XLIFF ファイルが含まれています。参照アイコンをクリックして、ファイル名と場所を変更できます。
XLIFF 書き出し設定ダイアログのすべての設定は、 .xts ファイルに 保存されます。 このファイルは、その後の翻訳プロジェクトで再利用できます。
既存の XLIFF 翻訳設定(XTS)ファイルを選択して使用するか、または次の場所にあるデフォルトの設定ファイルを使用します。
C:\Program Files\Adobe\Adobe FrameMaker 2020\Translation\XLIFF\config\default.xts
XTS ファイルの設定について詳しくはXLIFF 変換の高度な設定 を参照してください。
XTS ファイルの場所に Unicode 文字が含まれていないことを確認してください。そうでない場合、書き出し処理が正常に動作しない場合があります。
変換する文書のソース言語を選択します。
スケルトンファイルとは、XLIFF の見出しに埋め込まれた、またはリンクされた元のソース文書のことです。このファイルを使用して、翻訳後にファイルを変換して元に戻すことができます。埋め込みが推奨されているので、元のファイルが失われても、いつでもXLIFF ファイルから変換することで元のファイルに戻すことができます。
セグメント化は、コンテンツをより小さい翻訳可能なセグメントに分割するプロセスです。セグメント化は、複数の文章から構成される段落などの長い文章をより小さい複数のセグメントに分割して、再利用しやすい翻訳単位を作成するために使用されます。ルールを定義して、文、段落、フレーズレベルでセグメントを作成できます。このオプションを使用して、XTS 構成ファイルの SRX で定義されたセグメント化ルールを適用できます。
FrameMaker 文書またはカスタム構造化(非 DITA)文書を書き出す際に、次の追加設定を使用できます。
リファレンスページからテキストを含めるには、このオプションを選択します。
マスターページからテキストを含めるには、このオプションを選択します。
文書で現在表示されていないコンディショナルテキストを含めるには、このオプションを選択します。
テキストインセットを使用している場合、これらのインセットのテキストを文書にコピーして含めるには、このオプションを選択します。このオプションでは、参照済みのテキストインセットは含められません。
文書情報またはメタデータを含めるには、このオプションを選択します。
含める変数書式を選択します。すべての書式を省略したり、すべての書式を含めたり、文書で使用されている変数書式のみを含めたりすることができます。
含める相互参照を選択します。すべての書式を省略したり、すべての書式を含めたり、文書で使用されている相互参照書式のみを含めたりすることができます。
文書で使用したいずれかの外部相互参照を含めるにはこのオプションを選択します。
含める番号付けスタイルを選択します。すべての番号付けスタイルを省略したり、すべての番号付けスタイルを含めたり、文書で使用されている番号付けスタイルのみを含めたりすることができます。
構造化文書で使用した接頭辞または接尾辞ルールを含めるにはこのオプションを選択します。
特定のハイフネーションを手動追加で強制していて、その任意ハイフンを削除する場合、このオプションを選択します。これらの任意ハイフンは、通常、言語別で個別に解釈されています。
複数のレベルまたは複数の索引エントリを持つ索引マーカーを、分離されたセグメントと翻訳単位に分割するには、このオプションを選択します。
すべての索引マーカーを各単語 / フレーズから段落の開始位置に移動するには、このオプションを選択します。
索引エントリを持つ索引マーカーを使用している場合に限り、このオプションを使用できます。単語 / フレーズの前にある索引マーカーの位置に応じて索引が生成されるため、空の索引マーカーを使用している場合は、このオプションを使用しないでください。
コンテンツでソフトリターンを処理する方法を選択します。ソフトリターンは、行送り文字、インラインタグまたはセグメントのハードリターンとして処理するように選択できます。
「書き出し」をクリックします。
FrameMaker では、文書を XLIFF に変換して、翻訳パッケージ(ZIP)が作成されるようになりました。処理が完了すると、FrameMaker により XLIFF 変換レポートが表示されます。
「設定を保存」をクリックして、
XLIFF 書き出し設定ダイアログで構成した XLIFF 書き出し設定を 保存します。 その後の翻訳で、これらの設定を再利用できます。