生成した PDF ファイルの出力オプションを指定するプロパティです。
XCI URI
(オプション)使用する XCI ファイルを指定する
string
値。XCI ファイルはフォームデザイン要素に使用するフォントの説明に使用します。また、部数、両面印刷の使用、ステープル印刷オプションなどの印刷オプションも指定できます。
Character Set
(オプション)レンダリングしたフォームをエンコードするために使用される文字セットを指定する
string
値。
リテラル値を指定する場合、使用する文字セットを選択するか、または次のいずれかの値を選択します。
-
<Use Server Default>:
-
(デフォルト)AEM forms サーバー上で設定されている文字セット設定を使用します。文字セット設定は、管理コンソールから設定します。(『
Forms 管理ヘルプ
』を参照)。
-
<Use Custom Value>:
-
リスト内にない文字セットを使用します。この値を選択した後、リストの横にあるボックスで、リストにないエンコーディングセットの正規の名前(Java.nio API)を入力します。文字セットのリストについては、http://java.sun.com/j2se/1.5.0/docs/guide/intl/encoding.doc.html を参照してください。
Locale
(オプション)PDF ドキュメントの生成時に使用する言語を指定する
string
値。
リテラル値を指定する場合は、リストから選択するか、次のいずれかの値を選択します。
-
<Use Server Default>:
-
(デフォルト)AEM forms サーバー上で設定されているロケール設定を使用します。ロケール設定は、管理コンソールを使用して設定します。(『
Forms 管理ヘルプ
』を参照)。
-
<Use Custom Value>:
-
リスト内にないロケールを使用します。この値を選択した後、リストの横にあるボックスで、リストにないロケールコードのロケール ID を入力します。サポートされるロケールコードのリストについては、http://java.sun.com/j2se/1.5.0/docs/guide/intl/locale.doc.html を参照してください。
Record Name
(オプション)レコードのバッチの先頭を表す要素名を指定する
string
値。
Record Level
(オプション)レコードデータを含む XML 要素レベルを指定する
int
値。
リテラル値を指定する場合、デフォルト値は 1 です。この値は Record Name プロパティで指定したレコードの最初のレベルを表します。
Generate Multiple Streams
(オプション)この操作により作成される出力が 1 件か複数かを指定する
boolean
値。
リテラル値を指定する場合、デフォルトでは「Generate Multiple Streams」チェックボックスの選択が解除されています。複数の出力を作成する場合はこのチェックボックスを選択してください。レコード 1 件の処理が完了するたびに送信する場合は、複数の出力を作成すると便利です。出力を 1 件だけ作成する場合はこのチェックボックスの選択を解除します。処理されたすべてのレコードを一括送信する場合は、1 件の出力を作成すると便利です。
Enable Lazy Loading
(オプション)複数レコードのデータセットを処理する場合にインクリメンタル(遅延)読み込みを使用するかどうかを指定する
boolean
値。インクリメンタル読み込みを使用すると、AEM forms サーバーで使用するメモリの量を抑えることができます。インクリメンタル読み込みを使用する場合、変換は 1 回につき 1 レコードにしか適用されないため、XCI ファイルで指定した XLST オプションが制限されます。
リテラル値を指定する場合は、「Enable Lazy Loading」ボックスを選択して 1 件のデータレコードを読み込んでマージします。データファイル全体、またはすべてのデータを一度に読み込んでマージする場合は、このチェックボックスの選択解除します。
Pattern Match Size
(オプション)パターン文字列のスキャンのため使用する入力ファイルの先頭からのバイト数を指定する
int
値。
リテラル値を指定する場合、デフォルト値は 500 です。
Pattern Matching Rules
(オプション)データファイルでパターンを検索し、データを特定のフォームデザインと関連付けるために使用する
string
値の
list
です。次のいずれかのボタンをクリックすると、リストのエントリを追加または削除できます。
-
Add A List Entry:
-
新規ルールを追加します。このボタンをクリックすると、新規エントリがリストに作成されます。新規エントリの「Pattern」フィールドに、検索するパターンを入力します。「Form」フィールドで、パターンと照合するフォームデザインの名前を入力します。指定するフォームデザインはいずれも、この操作の Content Root プロパティで指定する場所で使用可能である必要があります。
-
Delete A Selected List Entry:
-
選択されたルールをリストから削除します。
例えば、
car
のようなテキストパターンを検索し、この操作で
AutoInsurance.xdp
という名前のフォームデザインを使用するように指定することができます。データに
car
というテキストがあると必ず AutoInsurance.xdp フォームが使用されます。検索ルールの操作に関する詳細は、『
Designer ヘルプ
』を参照してください。
Output Location URI
(オプション)出力ファイルの保存先となる URI を指定する
string
値。複数のファイルを作成する場合、ファイル名の末尾には数値が付加されます。例えば、C:¥forms¥Loan.pdf を指定した場合、Output サービスにより作成されるファイル名は Loan0001.pdf、Loan0002、Loan0003 などのようになります。各ファイルは AEM forms サーバーの C:\forms フォルダーに作成されます。
Printer Name
(オプション)印刷のために出力を送信するプリンターの名前を指定する
string
値。指定したプリンターに AEM forms サーバーがアクセスできるよう設定されている必要があります。
リテラル値を指定する場合、プリンター名は
¥¥
[print server]
¥
[printer name] という形式で指定できます。
[print server]
の値はプリンターサーバー、
[printer name]
はプリンター名をそれぞれ表します。
LPD URI
(オプション)ネットワーク上で実行されている Line Printer Daemon(LPD)の URI を指定する
string
値。
リテラル値を指定する場合、LPD の名前は
lpd://
[host name]
という形式で指定できます。
[host name]
の値は LPD ホストの名前です。
LPD Printer Name
(オプション)指定した LPD にあるプリンターの名前を指定する
string
値。
リテラル値を指定する場合、プリンター名は
[printer name]
という形式で指定できます。
[printer name]
の値はプリンターの名前です。
Meta Data Spec File
(オプション)使用するメタデータ仕様ファイルの URI を指定する
string
値。メタデータ仕様ファイルは、指定したデータファイルからメタデータを生成するために使用します。
例えば、次のようなメタデータ仕様ファイルを作成できます。
<metadata-spec>
<system>
<map xpath="$fileName" name="fName"/>
<map xpath="$format" name="docType"/>
</system>
<user>
<map xpath="header/txtOrderedByCompanyName" name="companyName"/>
<map xpath="header/txtOrderedByAddress" name="address"/>
<map xpath="header/txtOrderedByCity" name="city"/>
<map xpath="header/txtOrderedByStateProv" name="state"/>
<map xpath="header/txtOrderedByZipCode" name="zipCode"/>
<map xpath="header/txtOrderedByCountry" name="country"/>
<map xpath="header/txtOrderedByPhone" name="phone"/>
<map xpath="header/txtOrderedByFax" name="fax"/>
</user>
</metadata-spec>
リテラル値を指定する場合は、省略記号ボタンをクリックして、Select Asset ダイアログボックスを開きます(
Select Asset について
を参照)。
メタデータファイルは、各レコードから抽出したデータで作成されます。作成されるメタデータファイルの構造はメタデータ仕様ファイルに基づいています。前述のメタデータ仕様ファイルに基づいて作成されたメタデータファイルは次のようになります。
<root><record id='null'>
<system>
<data name='fName'>c:\cumulativedata0001.pdf</data>
<data name='docType'>PDF</data>
</system>
<user>
<data name='companyName'>Any Company Name</data>
<data name='address'>555, Any Blvd.</data>
<data name='city'>Any City</data>
<data name='state'>Alabama</data>
<data name='zipCode'>12345</data>
<data name='country'>United States</data>
<data name='phone'>(123) 456-7890</data>
<data name='fax'>(123) 456-7899</data>
</user>
</record>
Record ID XPath
(オプション)XPath 式に使用するルートレベルノードを指定する
int
値。ルートレベルノードは XPath 式の開始点を指定します。例えば、次のようなデータスキーマがあるとします。
<batch_100>
<purchaseOrder>
<header>
<txtPONum>1of100</txtPONum>
<dtmDate>2004-02-08</dtmDate>
<txtOrderedByCompanyName>Any Company Name</txtOrderedByCompanyName>
<txtOrderedByAddress>555, Any Blvd.</txtOrderedByAddress>
<txtOrderedByCity>Any City</txtOrderedByCity>
<txtOrderedByStateProv>Alabama</txtOrderedByStateProv>
</header>
</detail
<txtPartNum>580463116</txtPartNum>
<txtDescription>Electric Fuel Pump</txtDescription>
<numQty>1</numQty>
<numUnitPrice>149.95</numUnitPrice>
<numAmount>149.95</numAmount>
</detail>
</purchaseOrder>
</batch_100>
XPath 式の最初のレベルとして
<purchaseOrder>
タグを参照するには、このプロパティの値を 2 に設定します。
<batch_100>
を最初のレベルとして設定するには、このプロパティの値を 1 に設定します。
Generate Record Level Meta Data
(オプション)レコード 1 件ごとにメタデータファイルを生成するかどうかを指定する
boolean
値。
リテラル値を指定する場合、デフォルトででは「Generate Record Level Meta Data」チェックボックスの選択が解除されています。このチェックボックスを選択すると、処理されたレコード 1 件ごとにメタデータファイルが生成されます。このチェックボックスの選択を解除すると、処理されたすべてのレコード全体に対して 1 つのメタデータファイルが生成されます。