上書きおよび分割したフラグメント参照の修復

フラグメントを参照しているフォームデザインでフラグメント参照のプロパティを編集すると、そのフラグメント参照の上書きが作成されます。この変更が影響するのは、現在のフォームのフラグメント参照だけで、フラグメントソースファイルまたは他の参照には影響しません。

フラグメントのサブフォームのオブジェクトパレット、レイアウトパレット、境界線パレット、およびアクセシビリティパレットにあるプロパティに対し、フラグメント参照の上書きを作成できます。スクリプトエディターでは、フラグメント参照のサブフォームで定義したスクリプトの上書きを作成できます。編集できるプロパティには、タブ順序、連結、スクリプト、X 位置と Y 位置、presence や locale などのサブフォームプロパティがあります。

サブフォームセットやテーブルなどの階層化されたオブジェクトを含む、フラグメント参照のオブジェクトのプロパティで上書きを作成することはできません。例えば、テーブルを含むフラグメント参照では、行の網掛けは編集できません。これは、行の網掛けがテーブルのセルのプロパティであるからです。

フラグメント参照の上書きを削除するには

オブジェクトパレット、境界線パレット、レイアウトパレットおよびアクセシビリティパレットのパレットメニューで「フラグメントプロパティの上書きをクリア」オプションを使用すると、フラグメント参照のプロパティから上書きを削除できます。このオプションでは、すべてのパレットで、選択したフラグメント参照からすべての上書きが削除されます。ただし、コンテンツの位置を指定するサブフォームにフラグメントが存在する場合の X プロパティと Y プロパティの上書きは削除されません。

上書きが存在する場合は、フラグメント参照に情報マーカーが表示され、レポートパレットの「警告」タブにエントリが表示されます。

  1. 上書きのあるフラグメント参照を選択します。

  2. オブジェクトパレット、境界線パレット、レイアウトパレットおよびアクセシビリティパレットのパレットメニューで、「フラグメントプロパティの上書きをクリア」を選択します。

分割されたフラグメント参照を解決するには

名前の変更、削除、または移動により、Designer でフラグメントまたはフラグメントソースファイルが見つからない場合、フラグメント参照を分割できます。

分割されたフラグメント参照があるフォームを開くと、そのフラグメント参照は、以下の分割されたフラグメントアイコンに置き換えられます。

分割されたフラグメントアイコンは、階層パレットの分割されたフラグメント参照にも表示されます。

  1. オブジェクトパレットで、「フラグメントソースファイルを開く」をクリックします。

  2. フラグメントを含むファイルを選択し、「開く」をクリックします。

  3. 「フラグメント名」ボックスで、フラグメントの名前を選択します。