パレット

パレットを使用すると、ワークスペースを散乱させずにツールに簡単にアクセスできます。パレットには 1 つ以上のタブが含まれ、各タブには共通プロパティがあります。例えば、オブジェクトパレットには 1 つ以上のタブを含めることができます。

パレットは、ワークスペース内で作業スタイルに合うように並べることができます。例えば、めったに使用しないパレットを非表示にして、頻繁に使用する複数のパレットを 1 つのパレットウィンドウに移動できます。

レイアウトエディターで作業をしていくと、パレットに表示される情報が選択したオブジェクトに合わせて変更されます。例えば、あるオブジェクトを選択すると、レイアウトパレットの情報が変更され、そのオブジェクトのサイズと位置に関する情報が表示されます。

階層パレット

階層パレットでは、「デザインビュー」タブと「マスターページ」タブにあるコンテンツが視覚的に表示されます。

階層パレットで選択したものは、関連付けられたボディページまたはマスターページでも選択できます。 階層パレットメニュー を参照してください。

データ表示パレット

データ接続が存在する場合には、そのデータ接続の階層がデータ表示パレットに表示されます。階層の最上位のノードはデータ接続を示し、データ接続名が表示されます。データ接続は、フォームとデータソースをリンクさせます。

データ接続に基づいてフォームをデザインした場合、Designer がそのデータソースに基づいてフォームのデータ構造を構築します。使用するノードをフィルター処理し、データソースの一部またはすべてを使用してフォームをすばやく作成できます。さらに、連結を使用して、データソースのノードをフォーム上のオブジェクトにリンクさせることができます。 データソースへの接続 を参照してください。

タブの順序パレット

タブの順序パレットでは、フォーム上のすべてのオブジェクトの番号付きリストが表示されます。各番号はタブ順序におけるオブジェクトの位置を表します。

タブの順序パレットでは、リストに次のような視覚的なマーカーが表示される場合があります。

  • 灰色のバーはフォームの各ページを示します。各ページのタブ順序は数字 1 から始まります。

  • 緑の円内の文字 M は、マスターページオブジェクトを示します(「デザインビュー」タブでフォームを表示している場合にのみ表示されます)。

  • 数字の範囲はフラグメント参照内のオブジェクトを示します。

  • 黄色の背景は現在選択しているオブジェクトを示します。

  • ページの最初のオブジェクトの横に表示される錠前のアイコンは、そのオブジェクトがタブ順序内で移動できないことを示します(「マスターページ」タブでフォームを表示している場合にのみ表示されます)。

詳しくは、 タブの順序パレットの使用 を参照してください。

PDF 構造パレット

PDF 構造パレットにはタグ付き PDF 文書の階層構造のビューが表示され、これからキーボードやスクリーンリーダーなどの支援技術にアクセスしたり、タブや読み取りの順序を定義したりできます。 PDF 構造パレットメニュー を参照してください。

アートワークとしての PDF 文書については、 PDF 文書のアートワークとしての読み込み を参照してください。

オブジェクトライブラリパレット

オブジェクトライブラリパレットには、フォームデザインに追加できるすべてのオブジェクトが入っています。オブジェクトは、カテゴリごとに整理されています。

標準
チェックボックスやテキストフィールドなど、ごく一般的に使用するオブジェクトがあります。

バーコード
バーコードオブジェクトのリストがあります。

カスタム
住所ブロックや電話番号フィールドなど、事前に形式設定されたオブジェクトがあります。

ライブラリパレットの使用については、 ライブラリパレットの管理 を参照してください。

フラグメントライブラリパレット

フラグメントライブラリパレットには、現在開いているフラグメントライブラリが表示されます。フラグメントライブラリは、フラグメントのソース XDP ファイルを格納する、ファイルシステム内のフォルダーに対応します。

各フラグメントライブラリには、ライブラリ内で展開可能なパネルがあり、使用可能なフラグメントが表示されます。

マイフラグメント
ユーザーが作成するフラグメントの場所です。このフラグメントをフォームデザインに挿入したり、新しいフラグメントの作成に使用したりできます。

スタイルカタログパレット

スタイルカタログパレットを使用して、スタイルシートの管理や、フォームデザイン内のオブジェクトの編集およびスタイル適用を行います。スタイルカタログパレットには、フォームで使用できる様々なスタイルシート、および各スタイルシートにあるスタイルが表示されます。スタイルカタログのパネルは、スタイルシートによって変わります。各パネルにはスタイルシートに含まれているスタイルが表示されます。最初のパネルは内部スタイルシートパネルです。内部スタイルシートパネルの下に、ユーザーがスタイルカタログに追加した Designer スタイルシートファイル(XFS)のそれぞれに対応したパネルが表示されます。 スタイル を参照してください。

レイアウトパレット

レイアウトパレットを使用して、選択したオブジェクトに以下のプロパティを設定します。

  • オブジェクトのサイズおよび位置。

  • 指定された高さと幅を無視して、オブジェクトのすべてのコンテンツが見えるように展開するかどうか。

  • アンカー(挿入)ポイントの位置。アンカーポイントを中心にして、オブジェクトを 90°、180°または 270°で回転させることができます。

  • コンテンツをフローするサブフォーム内で選択したオブジェクトの整列。

  • オブジェクト周囲の余白。

  • キャプションの位置および幅。キャプションを隠すこともできます。

詳しくは、 オブジェクトの形式設定 を参照してください。

オブジェクトを選択すると、そのオブジェクトの設定が自動的にレイアウトパレットに表示されます。オブジェクトのレイアウト設定のほとんどは、レイアウトエディターで直接編集できます。例えば、オブジェクトの位置を変更する場合は、オブジェクトをページ上の新しい位置にドラッグすることができます。

境界線パレット

境界線パレットを使用して、フォームデザインのオブジェクトの境界線プロパティを編集します。境界線は個別(左、右、上、下)でも、一括でも編集できます。また、境界線のコーナーの種類と背景色も指定できます。

詳しくは、 境界線パレットの境界線プロパティ を参照してください。

オブジェクトパレット

オブジェクトパレットを使用して、選択したオブジェクトに固有のプロパティを変更します。レイアウトエディターで選択したオブジェクトにより、オブジェクトパレットで使用できるタブが決まります。

アクセシビリティパレット

アクセシビリティパレットを使用して、オブジェクトにカスタムテキストを設定し、Microsoft® Active Accessibility(MSAA)に準拠したスクリーンリーダーがフォームを通過したときに読み上げるようにします( オブジェクトのアクセシビリティ対応 を参照してください)。オブジェクトにカスタムのスクリーンリーダーテキストがある場合、スクリーンリーダーはツールヒントではなくカスタムテキストを読み取ります。

スクリーンリーダーがテキストを検索するデフォルトの順序を変更して、オブジェクト順にテキストを読み取るようにしたり、任意のオブジェクトのスクリーンリーダーテキストを無効にしたりすることもできます。

詳しくは、 アクセシビリティパレットのアクセシビリティプロパティ を参照してください。

フォントパレット

フォントパレットを使用して、1 つ以上の選択したオブジェクトのテキストの、フォントファミリー、サイズ、スタイル、スケールと、ベースラインシフト、文字間隔、カーニングを変更します。テキストオブジェクト内のテキスト、テキストフィールド、十進数フィールド、数値フィールドなどのオブジェクトのキャプション領域のテキスト、およびテキストフィールドオブジェクトの値領域のテキストのフォントプロパティを変更できます。

詳しくは、 テキストのフォーマット を参照してください。

段落パレット

段落パレットを使用して、選択したテキストの位置揃え、インデント、行間およびハイフネーションを変更します。数値フィールドオブジェクトについては、小数点の配置も設定できます。段落パレットに表示されるオプションは、選択したオブジェクトによって決まります。

詳しくは、 段落の書式設定 を参照してください。

段落パレットを使用して、リストを作成したり、選択したテキストの位置揃え、インデント、行間およびハイフネーションを変更したりします。数値フィールドオブジェクトについては、小数点の配置も設定できます。段落パレットに表示されるオプションは、選択したオブジェクトによって決まります。

描画ツールパレット

描画ツールパレットを使用して、グリッドおよび定規の設定と描画単位を指定します。オブジェクトの境界を表示 / 非表示にしたり、境界線のスタイルを指定したりすることもできます。描画ツールパレットには、オブジェクトをページの他の要素や定義したガイドラインにスナップするためのオプションもあります。

水平定規および垂直定規、グリッド、十字線は、ページの幅と長さに対してオブジェクトを正確に配置する場合に便利です。定規はアクティブなボディページまたはマスターページの上側と左側に表示されます。定規内のマーカーは、画像内のポインターの位置を表します。定規の原点(上定規と左定規の(0, 0)マーク)を変更して、フォームデザインの特定ポイントからの距離を計測できます。

フォームデザインのオブジェクトの境界を表示 / 非表示にすることもできます。境界線のないオブジェクトをフォームに表示する場合は、境界を表示させると便利です。フィールド、サブフォーム、コンテンツ領域、グループ、その他のオブジェクトの境界線のスタイルを指定することもできます。

オブジェクトを移動する場合、スナップオプションを使用すると、ページの他の要素に合わせて自動的にオブジェクトを配置できます。オブジェクトは、ページのグリッド、ガイドライン、別のオブジェクトまたはページの中心にスナップすることができます。

オブジェクトをスナップする際にガイドラインを視覚的キューや要素として使用できます。水平または垂直のガイドラインを追加または削除するには、ガイドラインの定義リストを使用します。

詳しくは、 描画ツールを使用するには を参照してください。

情報パレット

情報パレットには、選択したオブジェクトに関連付けられたメタデータが表示されます。このメタデータは、 <desc> 要素の名前のついた子として XML ソースに保存されています。フォームのプロパティダイアログボックスの「情報」タブを使用して、フォームデザインの一部のメタデータを編集できます。

レポートパレット

レポートパレットには、フォームデザインに関する情報が表示されます。「警告」タブにはフォームデザインの作業中にレポートされたエラーが表示され、「連結」タブには連結データの定義方法に基づいてフィールドが表示されます。「ログ」タブには Designer でレポートされたアクションのログが表示されます。

「警告」タブをクリアするには、表示されているエラーを解決する必要があります。「ログ」タブをクリアするには、パレットメニューをクリックして「警告をクリア」を選択します。 レポートパレットでの警告メッセージの処理 を参照してください。

使い方パレット

使い方パレットには、Designer における一般的な手順についてのヘルプトピックの一覧が表示されます。一覧をスクロールしてトピックを探し、「詳細」をクリックして手順を表示します。