ユーザーがテキストデータを入力できるようにするには、フォームにテキストフィールドを追加します。テキストフィールドを用意しておくと、ユーザーはフィールド内で任意のテキストを入力、選択、編集、切り取り、コピー、貼り付けおよび削除することができます。
テキストフィールドでは、折り返されたテキスト行や、高度な形式設定機能がサポートされています。例えば、テキストフィールドには、テキストブロックを様々な書体やカラーで表示できます。テキストは、プレーンテキストまたは XHTML として保存、取得できます。必要であれば、定義済みパターンに従ってテキストフィールドを形式設定して表示することもできます。
フォームデザインにテキストフィールドを追加した後に、オブジェクトパレットの「フィールド」、「値」および「連結」タブを使用して、キャプションテキストを編集し、オブジェクトのプロパティを操作することができます。次のプロパティを定義できます。
-
フィールドのキャプションを変更する。
キャプションの形式設定
を参照してください。
-
フィールドの境界線のスタイルを設定する。
境界線のスタイルを設定するには
を参照してください。
-
フィールドを表示、非表示または隠すのいずれかとして定義する。
オブジェクトを表示、非表示または隠すに設定する
を参照してください。
-
フィールドのロケールを指定する。
オブジェクトのロケール(言語と国または地域)を指定するには
を参照してください。
-
フィールドについて comb 形式を指定する。
-
複数行のテキストを有効または無効にする。
-
リッチテキスト形式でのフィールドへの入力を有効または無効にする。
-
フィールド内の文字数を制限する。
-
フィールドのコンテンツ内で改ページを許可する
-
改ページが挿入されたときに、テキストフィールドオブジェクトをドキュメント内の次のオブジェクトに合わせる。
-
表示パターンを定義する。
-
編集パターンを定義する。
-
表示の初期値を指定する。
-
実行時プロパティを定義する(例えば、ページ番号を挿入する)。
-
検証パターンを定義する。
-
フィールドをプレーンテキストまたは XHTML に対応させるかどうかを選択する。
-
データ連結パターンを指定する。
-
連結データの格納および取得のための連結メソッドを指定する。
テキストフィールドはスクリプティングと演算に対応しています。ユーザーにデータ入力を求める場合は、入力が推奨されるのか、それとも必須なのかを定義し、必要に応じてユーザーの注意を促すためのメッセージを設定することができます。ユーザーの入力はすべてスクリプティングを使用して検証できます。