検証パターンのメッセージには、データソースの値をダイナミックに埋め込むことができます。これにより、確実に有効な値がフィールドに入力されるようになります。
例えば、ユーザーがフィールドに無効なパターンを入力した場合にカスタムエラーメッセージを表示させることができます。
接続したスキーマで次のように検証パターンが定義されているとします。
<form>
<validationPattern dp_patternMessage="message1"/>
</form>
参照されるよう指定したデータファイルで次のように検証パターンが定義されているとします。
<form>
<validationPattern dp_patternMessage="DP Pattern Message - The order number pattern is: A9A9A9"/>
</form>
データファイルとフォームデザインを結合し、「Order Number」フィールドに必要なパターンと一致しない番号を入力すると、エラーダイアログボックスが表示されます。
もう 1 つの例として、パターンのカスタムエラーメッセージを別の言語で表示させることもできます。参照されるよう指定したデータファイルで次のように検証パターンが定義されているとします。
<form>
<validationPattern dp_patternMessage="Le numéro de commande doit suivre le modèle suivant : A9A9A9"/>
</form>
データファイルとフォームデザインを結合し、「Order Number」フィールドに必要なパターンと一致しない番号を入力すると、エラーダイアログボックスがフランス語で表示されます。
注意:
データファイルで ASCII テキスト以外(アクセント記号など)を使用する場合は、ファイルが適切にエンコードされ、エンコーディングが XML 処理指示形式で正しく表記されていなければなりません。以下に例を挙げます。
<?xml version="1.0" encoding="UTF-8"?>
この作業を行う前に、次の条件を満たしていることを確認する必要があります。
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オブジェクトライブラリパレットで標準カテゴリをクリックし、オブジェクトをフォームデザインにドラッグします。
例えば、テキストフィールドオブジェクトを挿入します。
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(オプション)オブジェクトパレットで「フィールド」タブをクリックし、「キャプション」ボックスにオブジェクトのキャプションを入力します。
ここでは、「
Order Number
」と入力します。
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「値」タブをクリックし、「検証パターン」をクリックします。
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種類を選択リストで、検証パターンを選択します。
例えば、郵便番号(カナダ)を選択すると、パターン
A9A 9A9
が「パターン」ボックスに表示されます。
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「検証パターンのメッセージ」アクティブなラベルをクリックします。
-
データ接続を選択します。
注意:
データソースにまだ接続していない場合、データ接続リストで選択できるのは「デフォルトのデータ連結」のみです。
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「連結」ボックスの横にある三角形をクリックして連結を選択します。
ここでは、validation/@dp_patternMessage を選択します。
「連結」ボックスに次の文字列が表示されます。
$record.validation.dp_patternMessage
この文字列を選択する代わりに、「アイテム」ボックスにこの文字列を入力することもできます。
-
「OK」をクリックします。
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「PDF プレビュー」タブでエラーメッセージを表示します。
例えば、「PDF プレビュー」タブで、パターンと一致しない発注番号を入力します。