データソースの操作

簡単なデータ取得以上のことを行うフォームデザインを作成できます。Designer を使用すると、フォームデザインを企業データベースや Web サービスと統合して、企業データソースについて読み込み、認証、データの追加を行うデータ取得ソリューションを構築し管理をすることができます。これを行うには、使用するフォームデザインをデータソースと接続し、データをフォームデザインのフィールドに連結します。

以下のデータソースに接続し、フィールドを連結することができます。

XML スキーマ
XML スキーマは、XML 文書内の要素に関する正式な記述方法を指定したものです。XML スキーマに接続すると、スキーマに定義されている要素と属性をフォームデザインのフィールドに連結できます。接続に使用する XML データルート要素を選択することもできます。

OLEDB データベース
OLEDB は Microsoft の統一された規格で、組織全体のデータに対し下位レベルのアプリケーションプログラムインターフェイス(API)を提供します。OLEDB データベースに接続すると、企業データベースサーバー用のデータエントリツールや取得ツールとして機能するフォームデザインを作成できます。データベースを使用して、実行時にフォームの一部にコンテンツを提供することもできます。

サンプル XML データ
XML ファイルに接続すると、XML ファイルに定義されている要素と属性にフィールドを連結できます。この方法は、XML スキーマはないが、サンプルとして使用できる XML ファイルがある場合に便利です。

Adobe Data Model
Adobe Data Model に接続すると、このモデルに定義された要素、属性および関係をフォームのフィールドに連結できます。その後で、サーバーサイドの処理を使用し、モデルに基づくデータとフォームデザインを結合することができます。

Web サービス記述言語(WSDL)ファイル
WSDL ファイルは、XML を使用して Web サービスを記述したファイルです。WSDL ファイルに接続すると、フォームデザインのフィールドと 1 つ以上の Web サービスを連結できます。Web サーバー上の WSDL 文書へのデータ接続を作成し、HTTP/HTTPS 認証、メッセージレベル認証、またはその両方を使用して、アクセスを制御できます。