キャプションへのデータのダイナミックな埋め込み

キャプションには、データソースの値をダイナミックに埋め込むことができます。

例えば、キャプションにフランス語の製品名を埋め込むことができます。接続したスキーマで次のようにキャプションが定義されているとします。

<form> 
      <caption product="ProductName1"></caption> 
</form>

参照されるよう指定したデータファイルで次のようにキャプションが定義されているとします。

<form> 
      <caption product="Desk Lamp"></caption> 
</form>

データファイルとフォームデザインをマージすると、製品のキャプションは「 Desk Lamp 」と表示されます。

もう 1 つの例として、製品名を別の言語で表示させることもできます。参照されるよう指定したデータファイルで次のようにキャプションが定義されているとします。

<form> 
      <caption product="Lampe de Bureau"></caption> 
</form>

データファイルとフォームデザインをマージすると、製品のキャプションは「 Lampe de Bureau 」と表示されます。

注意: データファイルで ASCII テキスト以外(アクセント記号など)を使用する場合は、ファイルが適切にエンコードされ、エンコーディングが XML 処理指示形式で正しく表記されていなければなりません。以下に例を挙げます。

<?xml version="1.0" encoding="UTF-8"?>

この作業を行う前に、次の条件を満たしていることを確認する必要があります。

  1. オブジェクトライブラリパレットで標準カテゴリをクリックし、オブジェクトをフォームデザインにドラッグします。

    例えば、テキストフィールドオブジェクトを挿入します。

  2. (オプション)オブジェクトパレットで「フィールド」タブをクリックし、「キャプション」ボックスにオブジェクトのキャプションを入力します。

    ここでは、「 Product 」と入力します。

  3. 「キャプション」アクティブなラベルをクリックします。

  4. データ接続を選択します。

    注意: データソースにまだ接続していない場合、データ接続リストで選択できるのは「デフォルトのデータ連結」のみです。
  5. 「連結」ボックスの横にある三角形をクリックして連結を選択します。

    例えば、caption/@product を選択します。

    注意: キャプションをデータソースに連結すると、「レイアウト」タブで「キャプションの位置」を「なし」に設定している場合でも、キャプションは常にフォームに表示されます。
  6. 「OK」をクリックします。

  7. 「PDF プレビュー」タブでフォームを表示します。