「値」タブのテキストフィールドプロパティ

テキストフィールドを作成すると、「値」タブに、このオブジェクトに適用できるオプションが表示されます。

Type

実行時の計算とプロンプトを有効にします。

ユーザー定義 - オプション
データを入力するかどうかをユーザーが選択できます。

ユーザー定義 - 推奨
ユーザーがフィールドに値を入力することが推奨されます。ユーザーが値を入力し、フィールドから移動して値をクリアした場合、カスタムメッセージボックスが表示されます(「空白のメッセージ」ボックスに設定されている場合)。カスタムメッセージを入力しない場合は、標準的な空白時のメッセージが表示されます。ユーザーがフィールドに値を入力せずにフォームを送信しようとすると、「このフィールドは必須です。」というエラーメッセージが表示されます。ユーザーはメッセージを無視してフォームを送信できます。

ユーザー定義 - 必須
ユーザーがフィールドに値を入力する必要があります。ユーザーが値を入力し、フィールドから移動して値をクリアした場合、カスタムメッセージボックスが表示されます(「空白のメッセージ」ボックスに設定されている場合)。カスタムメッセージを入力しない場合は、標準的な空白時のメッセージが表示されます。メッセージは、フィールド内に値がある場合、値が削除された場合、およびユーザーが値を入れ直さずにフィールドから移動した場合にのみ表示されます。ユーザーがフィールドに値を入力せずにフォームを送信しようとすると、「このフィールドは必須です。」というエラーメッセージが表示されます。

計算済み - 読み取り専用
データ値が計算され、アタッチされたスクリプトによって表示されます。ユーザーは計算値を編集できません。

計算済み - 上書き可能
データ値が計算され、アタッチされたスクリプトによって表示されます。入力を処理するための計算スクリプトが記述されている場合、ユーザーは計算結果の値を編集できます。ユーザーが計算結果の値を編集すると、「上書きメッセージ」ボックスで指定したカスタムメッセージが表示されます。

保護済み
ユーザーはフィールド内の値を変更できません。演算などによる間接的な変更はできます。保護済みのフィールドはタブの順序に含まれず、イベントも生成されません。

読み取り専用
データ値が実行時にマージまたは計算され、表示されます。ユーザーは値を編集できません。

デフォルト

フィールドの初期値を設定します。値は、「フィールド」タブにある「パターン」オプションを使用して指定された設定に従って形式設定されますが、フィールドに対して指定されたロケールに応じた値に適合させる必要があります。データが連結され、データパターンが指定されている場合は、この値は「連結」タブで指定されたデータパターンと一致する必要があります。 デフォルト値を指定するには を参照してください。

注意: このオプションは、「種類」オプションが「ユーザー定義 - オプション」、「ユーザー定義 - 推奨」、「ユーザー定義 - 必須」または「読み取り専用」に設定されている場合のみ使用可能です。

空白のメッセージ

推奨の値または必須の値の入力を促すメッセージを設定します。 ユーザーにデータの入力を促すメッセージを表示するには を参照してください。

注意: このオプションは、「種類」オプションが「ユーザー定義 - 推奨」または「ユーザー定義 - 必須」に設定されている場合のみ使用可能です。

検証パターン

ユーザー入力の有効性を確認するための検証パターンを設定します。このパターンは、ユーザー入力のシンタックスと一致し、「連結」タブで選択したデータ形式と互換性のあるものでなければなりません。 ユーザー入力を検証するには を参照してください。

注意: このオプションは、「種類」オプションが「保護済み」、「計算済み - 読み取り専用」または「読み取り専用」に設定されている場合には使用できません。

検証パターンのメッセージとエラー

生の値が検証パターンと一致しなかった場合に表示されるカスタムメッセージを設定します。デフォルトでは、実行時にこの状況が起きるとプログラミングエラーが生成されます。代わりに警告を生成するには、「エラー」オプションの選択を解除します。 ユーザー入力を検証するには を参照してください。

注意: ダイナミックプロパティは、緑の下線が引かれたアクティブなラベルによって識別されます。これをクリックすることで、プロパティとデータソースをダイナミックに連結することができます。アクティブなラベルのオン / オフを切り替えるには、オブジェクトパレットメニューの「ダイナミックプロパティを表示」コマンドを使用します。 検証パターンのメッセージへのデータのダイナミックな埋め込み を参照してください。

検証スクリプトのメッセージとエラー

検証スクリプトで受け入れ不可能な値が検知されたときに表示されるカスタムメッセージを設定します。デフォルトでは、実行時にこの状況が起きるとプログラミングエラーが生成されます。代わりに警告を生成するには、「エラー」オプションの選択を解除します。 ユーザー入力を検証するには を参照してください。

注意: このオプションは、「種類」オプションが「計算済み - 読み取り専用」または「読み取り専用」に設定されている場合には使用できません。「検証スクリプトのメッセージ」はダイナミックプロパティです。ダイナミックプロパティは、緑の下線が引かれたアクティブなラベルによって識別されます。これをクリックすることで、プロパティとデータソースをダイナミックに連結することができます。アクティブなラベルのオン / オフを切り替えるには、オブジェクトパレットメニューの「ダイナミックプロパティを表示」コマンドを使用します。 検証スクリプトのメッセージへのデータのダイナミックな埋め込み を参照してください。

フォームレベルの検証設定

「フォームの検証」タブのフォームのプロパティダイアログボックスを開きます。 フォームの検証(フォームのプロパティダイアログボックス) を参照してください。

計算スクリプト

オブジェクトの値を、オブジェクトの calculate イベントに記述されているスクリプトによって計算します。

注意: このオプションは、「種類」オプションが「計算済み - 読み取り専用」に設定されている場合にのみ使用できます。

実行時のプロパティ

オブジェクトに対して、次の実行時プロパティのいずれかを設定します。実行時プロパティを選択すると、フォームが表示されるときに、このオプションに対応する有効値がダイナミックに挿入されます。

現在のページ番号
完成したフォームの現在のページ番号を挿入します。

ページ数
完成したフォームの合計ページ数を挿入します。

ビューアのロケール
フォームを処理するアプリケーションに対して指定されたロケールのロケール識別子を挿入します。例えば、英語(米国)のロケール識別子は en_US で、 en が言語を US が国を表します。

ビューアの名前
フォームを処理するアプリケーションの名前を挿入します。

ビューアのバージョン
フォームを処理するアプリケーションのバージョン番号を挿入します。

現在のシート番号
現在アクティブになっている用紙(シート)の番号を数値フィールドに挿入します。

シート数
フォームを構成する用紙(シート)の合計数を挿入します。
注意: このオプションは、「種類」オプションが「計算済み - 読み取り専用」に設定されている場合にのみ使用できます。

上書きメッセージ

ユーザーに対して、計算済みフィールドの値を変更しようとしていることを知らせるカスタムメッセージを設定します。このメッセージは、計算結果の値をユーザーが変更すると表示されます。

注意: このオプションは、「種類」オプションが「計算済み - 上書き可能」に設定されている場合にのみ使用できます。