List コンポーネントのカスタマイズ

List コンポーネントは、オーサリング時および実行時に、縦横に変形できます。 オーサリング時には、ステージ上でコンポーネントを選択して、自由変形ツールを使用するか、修正/変形でいずれかのコマンドを使用します。実行時には、 setSize() メソッドを使用するか、List クラスの適切なプロパティ( height width scaleX scaleY など)を使用します。

リストのサイズを変更し、リストの行を水平方向に縮めると、行内のテキストの表示が切り詰められます。 垂直方向のサイズを変更すると、必要に応じてリストの行数が増減します。 スクロールバーは必要に応じて自動的に配置されます。

List コンポーネントでのスタイルの使用

一連のスタイルプロパティを設定して、List コンポーネントの外観を変更できます。 スタイルは、コンポーネントが描画されるときのスキンとパディングの値を指定します。

様々なスキンスタイルを使用することで、スキンに使用する様々なクラスを指定できます。 スキンスタイルの使用について詳しくは、 スキンについて を参照してください。

次の手順では、List コンポーネントの contentPadding スタイルの値を設定します。この設定の値は、コンテンツの周囲のパディングを行うために List のサイズから減算されるので、List 内のテキストが切り詰めて表示されるのを防ぐには、List のサイズを大きくする必要がある場合があります。

  1. 新しい Flash ファイル (ActionScript 3.0) ドキュメントを作成します。

  2. List コンポーネントをコンポーネントパネルからステージまでドラッグし、インスタンス名を aList にします。

  3. メインタイムフレーム内でフレーム 1 を選択し、アクションパネルを開いて、次のコードを入力します。このコードでは contentPadding スタイルを設定し、データを List に追加します。

    aList.setStyle("contentPadding", 5); 
    aList.setSize(145, 200); 
    aList.addItem({label:"1956 Chevy (Cherry Red)", data:35000}); 
    aList.addItem({label:"1966 Mustang (Classic)", data:27000}); 
    aList.addItem({label:"1976 Volvo (Xcllnt Cond)", data:17000}); 
    aList.rowCount = aList.length;
  4. 制御/ムービープレビューを選択します。

List コンポーネントでのスキンの使用

List コンポーネントでは、次のスキンを使用して表示状態を表します。

List のスキン

ScrollBar でのスキンの適用について詳しくは、 UIScrollBar コンポーネントのカスタマイズ を参照してください。Focus Rect スキンでのスキンの適用について詳しくは、 TextArea コンポーネントのカスタマイズ を参照してください。

注意: 1 つのコンポーネントで ScrollBar スキンを変更すると、ScrollBar を使用するその他のすべてのコンポーネントでスキンが変更されます。

Cell Renderer スキンをダブルクリックして、List セルのさまざまな状態を示す 2 番目のスキンのパレットを開きます。

List の Cell Renderer のスキン

List のセルの外観は、これらのスキンを編集すると変更できます。次の手順では、Up スキンのカラーを変更し、通常の非アクティブ状態の List の外観を変更します。

  1. 新しい Flash ファイル (ActionScript 3.0) ドキュメントを作成します。

  2. List コンポーネントをコンポーネントパネルからステージまでドラッグし、インスタンス名を aList にします。

  3. List をダブルクリックしてスキンのパレットを開きます。

  4. Cell Renderer スキンをダブルクリックして、そのスキンのパレットを開きます。

  5. Up_Skin スキンをダブルクリックして、編集のために開きます。

  6. スキンの塗り領域をクリックして選択します。 プロパティインスペクターに塗りカラーピッカーが表示され、スキンの現在の塗りのカラーが表示されます。

  7. 塗りカラーピッカーでカラー #CC66FF を選択し、Up_Skin スキンの塗りに適用します。

  8. ステージの上の編集バーの左側にある「戻る」ボタンをクリックし、ドキュメント編集モードに戻ります。

  9. タイムラインのフレーム 1 のアクションパネルに次のコードを追加し、List にデータを追加します。

    aList.setStyle("contentPadding", 5); 
    aList.setSize(145, 200); 
    aList.addItem({label:"1956 Chevy (Cherry Red)", data:35000}); 
    aList.addItem({label:"1966 Mustang (Classic)", data:27000}); 
    aList.addItem({label:"1976 Volvo (Xcllnt Cond)", data:17000}); 
    aList.rowCount = aList.length;
  10. 制御/ムービープレビューを選択します。

    List の表示は次の図のようになります。

    カスタムカラーの Up_Skin が適用された List セル
    カスタムカラーの Up_Skin が適用された List セル

    フレームは contentPadding スタイルの設定によって異なります。