LCCPLM

Adobe LiveCycle ES4 - Connector for PLM(LCCPLM)10 サービスは、PLM(Product Lifecycle Management)システムとやり取りするプロセスを有効にします。PLM システムは、ライフサイクル全体を通して製品を管理し、ユーザー、データ、プロセスおよびビジネスシステムを統合するように設計されています。例えば、エンジニアリングプロジェクトの PLM データには、ドキュメント、画像、2D 図面、および 3D 図面を含めることができます。

このプロセスでは、LCCPLM サービスを使用して、PLM オブジェクトに関連するすべてのファイルが組み込まれる PDF ドキュメントを作成するための情報を取得できます(例えば、特定のプロジェクトを表すオブジェクト)。LCCPLM サービス操作では、PLM データを使用して作成された PDF やそれに追加されたコメントを保存したり、PLM システムに戻したりできます(『Adobe LiveCycle ES4 サービスリファレンス』の「LCCPLM」を参照)。

「getDataAndMetaData」操作

識別子を使用して、指定した PLM オブジェクトのデータとメタデータを取得します。メタデータには、ドキュメントのステータスやコメントなどの情報を含めることができます。

General プロパティグループと Route Evaluation プロパティグループについて詳しくは、共通の操作プロパティを参照してください。

Input プロパティ

データやメタデータを取得する PLM オブジェクトを指定するためのプロパティ。

Request parameters

XML で必要なすべてのパラメーターを表す string 値。

Output プロパティ

PLM オブジェクトのデータおよびメタデータを指定するプロパティ。

MasterFile

(オプション)PLM オブジェクトに添付されるファイル。データタイプは document です。

変数を指定する場合、「MasterFile」リストから変数を選択します。プラス記号ボタン  をクリックすると、変数を作成するための Variable ダイアログボックスが表示されます(変数の作成を参照)。

SecondaryFiles

(オプション)PLM オブジェクトに関連付けられたファイルのリスト。データタイプは list です。

変数を指定する場合、「SecondaryFiles」リストから変数を選択します。プラス記号ボタンをクリックすると、変数を作成するための Variable ダイアログボックスが表示されます(変数の作成を参照)。

Folder

(オプション)ファイルが保存されるフォルダー。データタイプは string です。

変数を指定する場合、「Folder」リストから変数を選択します。プラス記号ボタンをクリックすると、変数を作成するための Variable ダイアログボックスが表示されます(変数の作成を参照)。

Doc3d

(オプション)マスターファイルが 3D ドキュメントであるかどうかを指定する boolean 値。

変数を指定する場合、「Doc3d」リストから変数を選択します。プラス記号ボタンをクリックすると、変数を作成するための Variable ダイアログボックスが表示されます(変数の作成を参照)。

Excluded

(オプション)マスターファイルを PDF に変換するかどうかを指定する boolean 値。

変数を指定する場合、「Excluded」リストから変数を選択します。プラス記号ボタンをクリックすると、変数を作成するための Variable ダイアログボックスが表示されます(変数の作成を参照)。

ProcessName

(オプション)PDF を作成するために使用される LiveCycle サブプロセスの名前。データタイプは string です。

変数を指定する場合、「ProcessName」リストから変数を選択します。プラス記号ボタンをクリックすると、変数を作成するための Variable ダイアログボックスが表示されます(変数の作成を参照)。

TemplateName

(オプション)PDF にメタデータを追加する LiveCycle フォームテンプレート名。データタイプは string です。

変数を指定する場合、「TemplateName」リストから変数を選択します。プラス記号ボタンをクリックすると、変数を作成するための Variable ダイアログボックスが表示されます(変数の作成を参照)。

MetadataMap

(オプション)マージするフォームデータや実行する DDX スクリプト(例えば、透かしの追加)が含まれるメタデータマップ。データタイプは map です。

変数を指定する場合、「MetadataMap」リストから変数を選択します。プラス記号ボタンをクリックすると、変数を作成するための Variable ダイアログボックスが表示されます(変数の作成を参照)。

ErrorMessage

(オプション)操作で例外がスローされた場合に生成されるエラーの説明。この説明にはメッセージ、クラス名、スタックトレース情報が含まれています。データタイプは string です。

変数を指定する場合、「ErrorMessage」リストから変数を選択します。プラス記号ボタンをクリックすると、変数を作成するための Variable ダイアログボックスが表示されます(変数の作成を参照)。

Data and MetaData Descriptor

(オプション)操作によって取得したデータおよびメタデータ。データタイプは DataAndMetaDataDescriptor です。

変数を指定する場合、「Data and MetaData Descriptor」リストから変数を選択します。プラス記号ボタンをクリックすると、変数を作成するための Variable ダイアログボックスが表示されます(変数の作成を参照)。

Exceptions

この操作によって LccplmException 例外がスローされる可能性があります。

「saveCommentsFromDocument」操作

PDF データとして取得した PLM オブジェクトに関連付けられたコメントを保存します。オブジェクトとともにコメントを PLM システムに保存できます。

General プロパティグループと Route Evaluation プロパティグループについて詳しくは、共通の操作プロパティを参照してください。

Input プロパティ

PLM システムに保存するコメントが含まれるファイルを指定するためのプロパティ。

XDPData

コメントを含めて PDF データが含まれるファイルを指定する document 値。

Exceptions

この操作によって LccplmException 例外がスローされる可能性があります。

「saveCommentsFromString」操作

XML 文字列として取得した PLM オブジェクトに関連付けられたコメントを保存します。オブジェクトとともにコメントを PLM システムに保存できます。将来のリリースでの使用のために予約されています。

General プロパティグループと Route Evaluation プロパティグループについて詳しくは、共通の操作プロパティを参照してください。

Input プロパティ

PLM システムで保存するコメントを指定するためのプロパティ。

XDPData

Base64 エンコーディングの XFDF(XML Forms Data Format)でコメントを指定する string 値。Adobe Reader 9.2 以降では、XFXF を使用して PDF コンテンツを書き出すことができます。

Exceptions

この操作によって LccplmException 例外がスローされる可能性があります。

storePDF

PLM システムをチェックし、PLM オブジェクトを使用して生成された PDF を確認します。

General プロパティグループと Route Evaluation プロパティグループについて詳しくは、共通の操作プロパティを参照してください。

Input プロパティ

PLM システムにチェックインする PDF を指定するためのプロパティ。

Request parameters

XML で必要なすべてのパラメーターを表す string 値。

PDF が含まれる一時フォルダーのパス

PDF および関連付けられたファイルが含まれるフォルダーを表す string 値。

file

PLM システムにチェックインする PDF ファイルを指定する document 値。

Output プロパティ

「storePDF」操作のメッセージ情報を指定するプロパティ。

ErrorMessage

(オプション)この操作によって例外がスローされた場合に生成される説明。この説明にはメッセージ、クラス名、スタックトレース情報が含まれています。データタイプは string です。

変数を指定する場合、「ErrorMessage」リストから変数を選択します。プラス記号ボタン  をクリックすると、変数を作成するための Variable ダイアログボックスが表示されます(変数の作成を参照)。

Exceptions

この操作によって LccplmException 例外がスローされる可能性があります。

LCCPLM 例外

LCCPLM サービスでは、例外イベントを受信するために次の例外が提供されます。

LccplmException

「LCCPLM」操作に失敗した場合にスローされます。エラーを識別するために、エラーコードを指定します。