使用権限を付与されたフォームのレンダリング

Forms サービスでは、使用権限を付与されたフォームをレンダリングできます。使用権限は、Acrobat ではデフォルトで利用できるが Adobe Reader では利用できない機能(フォームにコメントを追加する機能や、フォームフィールドにデータを入力してフォームを保存する機能など)に関連しています。使用権限を与えられたフォームを、使用権限を付与されたフォームと呼びます。使用権限を付与されたフォームを Adobe Reader で開いたユーザーは、そのフォームで有効になっている操作を実行できます。

フォームに使用権限を付与するには、LiveCycle のインストール時に Reader Extensions サービスを選択する必要があります。また、使用権限を PDF ドキュメントに付与できるようするための有効な秘密鍵証明書も必要です。つまり、使用権限を付与されたフォームをレンダリングするためには、あらかじめ Reader Extensions サービスを正しく設定しておく必要があります(Reader Extensions サービスを参照してください)。

注意: 使用権限を含むフォームをレンダリングするには、PDF ファイルではなく、XDP ファイルを入力として使用します。PDF ファイルを入力として使用する場合でもフォームはレンダリングされますが、使用権限を付与されたフォームにはなりません。
注意: コメントの有効化、オンラインコメントの有効化、埋め込み添付ファイルの有効化、電子署名の有効化の各使用権限を指定する場合は、XML データを使用してフォームに事前入力することはできません。