Reader Extensions サービスを使用すると、追加の使用権限を付与して Adobe Reader の機能を拡張することで、組織内でインタラクティブ PDF ドキュメントを簡単に共有できます。Reader Extensions サービスは、Adobe Reader 7.0 以降で使用できます。このサービスは、使用権限を PDF ドキュメントに追加します。これにより、PDF ドキュメントを Adobe Reader で開いた場合には通常使用できない機能(ドキュメントへのコメントの追加、フォームへの入力、ドキュメントの保存など)がアクティブになります。サードパーティユーザーは、使用権限を付与されたドキュメントを扱うためにソフトウェアまたはプラグインを追加する必要はありません。
PDF ドキュメントに適切な使用権限が追加されている場合、受信者は Adobe Reader 内で次の作業を行うことができます。
オンラインまたはオフラインで PDF ドキュメントおよびフォームを完成させ、追加された情報を保持しつつ、記録のためにコピーをローカル保存することを受信者に対して許可します。
PDF ドキュメントをローカルのハードドライブに保存し、元のドキュメントと追加されたコメント、データ、または添付ファイルを保持します。
PDF ドキュメントにファイルおよびメディアクリップを添付します。
業界標準の公開鍵基盤(PKI)テクノロジーを使用して電子署名を適用することによって、PDF ドキュメントの署名および認証を行います。
入力が完了した PDF ドキュメントまたは注釈が付いた PDF ドキュメントを電子的に送信します。
内部データベースおよび Web サービスへの直感的な開発フロントエンドとして PDF ドキュメントおよびフォームを使用します。
PDF ドキュメントを他のユーザーと共有できるので、レビュー担当者は直観的なマークアップツールを使用してドキュメントにコメントを追加できます。使用できるツールには、電子付箋、スタンプ、ハイライト、および取り消し線が含まれます。これらと同じ機能は Acrobat でも利用できます。
バーコードフォームのデコードをサポートします。
これらの特別なユーザー機能は、使用権限を付与された PDF ドキュメントを Adobe Reader で開くと自動的にアクティブになります。権限を付与されたドキュメントの編集を終了すると、これらの機能は Adobe Reader で再度無効になります。ユーザーが権限を付与された別のドキュメントを受け取るまで、これらの機能は無効のままです。
次のトピックでは、実行できるタスク、および最適な結果を得る方法について説明します。
Reader Extensions サービスの使用
Reader Extensions サービスに関する考慮事項
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