Designer ES(バージョン 8.x)で作成されたフォームガイドのアップグレード

LiveCycle Designer ES(バージョン 8.x)で作成されたフォームガイドを Workbench のガイド形式にアップグレードできます。Designer ES(バージョン 8.x)では、フォームガイドは XDP または PDF フォームに基づいて作成されました。

Designer では、各フォームに対して複数のフォームガイドを作成できました。フォームに複数のフォームガイドが含まれている場合は、各フォームガイドを個別にアップグレードします。

注意: ガイドタイトルに次の文字が含まれている場合、アップグレードされたガイドをプレビューすることはできません。\ / : * ? “ < > |

カスタムコンポーネントのコンパイル

フォームガイドにカスタムコンポーネントが含まれている場合、カスタムライブラリファイル(SWC)を再コンパイルします。カスタムコンポーネントの作成に使用された元のソースファイルが必要です。元のソースファイルの作成者は、単純に Flex ライブラリプロジェクトを開き、コンパイルに使用される SDK を変更できます。

または、ソースファイルがある場合は、Flex ライブラリプロジェクトを作成し、SWC ファイルを再コンパイルして、ソースをプロジェクトにコピーします。Flex ライブラリファイルの作成およびカスタムコンポーネントのコンパイルについて詳しくは、「Creating Flex Library Projects for Custom Guides」を参照してください。

Flash Builder で各 SWC ファイルの 2 つのバージョンをコンパイルします。

  • 実行時のガイドの場合、Flex 4.5 SDK で拡張機能 SWC ファイルをコンパイルします。

  • デザイン時のガイドの場合、Flex 4.1 SDK で拡張機能 SWC ファイルをコンパイルします。ファイル名に「_designtime」を追加します。例えば、実行時ファイルの名前が myextensions.swc の場合、デザイン時ファイルには myextensions_designtime.swc という名前を付けます。

    重要: 同じフォルダーに両方の SWC ファイルを保存します。

ソースを再コンパイルした後に、カスタムライブラリファイル(SWC)を Workbench アプリケーションに読み込みます。

Workbench へのアセットの読み込み

フォームガイドを移行する前に、XDP または PDF フォームおよび参照されるアセットを Workbench アプリケーションに読み込みます。

次のアセットを Workbench に読み込みます。

  • XDP または PDF フォーム:フォームはガイドのデータモデルになります。移行するフォームガイドはフォーム内にあり、フォームと共に読み込まれます。

  • カスタムスタイル(SWC):フォームガイドに SWC 形式のカスタムスタイルファイルが含まれている場合、SWC ファイルを読み込みます。フォームガイドを移行するときに、SWC ファイルは SWF ファイル形式に移行されます。スタイルの移行が失敗した場合、ガイドではガイドレイアウトに関連付けられているデフォルトのスタイルが使用されます。ガイドレイアウトは Guide Properties ビューで選択します。

  • カスタムライブラリ(SWC):カスタムコンポーネントを含むカスタムライブラリを読み込む前に、Flex 4.5 SDK を使用して再コンパイルします。

  • サンプルデータファイル(XML):サンプルデータファイルを使用してガイドをプレビューできます。

  • ヘルプビデオ(FLV):Designer ES(バージョン 8.x)では、ヘルプビデオは URL または相対パスによって参照されました。Workbench では、ガイドはビデオの相対パスを使用する必要があります。フォームガイドがヘルプビデオを URL で参照していた場合、ビデオを Workbench アプリケーションにコピーし、Guide プロパティで参照します。

  • フォームフラグメント(XDP または PDF):フラグメントは、フォームの再利用可能な部分です。複数のフォームに挿入できる個別の XDP ファイルとしてファイルシステム内に保存されます。

  • 画像:Designer ES(バージョン 8.x)では、画像は URL を使用して参照されました。Workbench では、画像は URL または相対パスを使用して参照できます。

Workbench アプリケーションへのアセットの読み込みについて詳しくは、アプリケーションへのリソース、プロセスおよびイベントの読み込みを参照してください。

フォームガイドのアップグレード

Workbench で、New Guide ウィザードを使用して、Designer ES(バージョン 8.x)で作成されたフォームガイドを移行します。ガイドを移行した後、Guide Properties ビューで設定をレビューし、ガイドをプレビューしてテストします。

  1. フォームガイドにカスタムコンポーネントが含まれている場合、Flex 4.5 SDK を使用してカスタムライブラリファイル(SWC)を再コンパイルします。「Building your custom Flex library project」を参照してください。

  2. Workbench を起動します。

  3. アセットを Workbench アプリケーションに読み込むには、アプリケーションへのリソース、プロセスおよびイベントの読み込みを参照してください。

  4. SWC または SWF ファイルを Workbench に読み込むには、「Referencing your Flex library project in Workbench」を参照してください。

  5. File/New/Guide を選択します。

  6. 必要に応じて情報を入力し、次のオプションを指定します。

    • Specify A Data Model 画面で、「Enter Or Select An Asset」オプションから、 フォーム(XDP または PDF)を選択します。フォームには移行するフォームガイドが含まれています。

    • フォームに複数のフォームガイドが含まれている場合は、「Start With The Selected Guide」オプションから移行するフォームガイドを選択します。

    • Style Selection 画面で、カスタムスタイルファイルを指定します。カスタムスタイルファイル(SWF)を選択するか、カスタムスタイル SWC を移行できます。

      • Workbench アプリケーション内のカスタムスタイル(SWF)ファイルを使用するには、「Select A Custom Style」オプションを選択します。カスタムスタイルファイル(SWF)を別のガイドから使用するか、コンパイルできます。カスタムスタイル(SWF)のコンパイルについて詳しくは、「Creating Custom Style Sheets」を参照してください。

      • 移行しているフォームガイドで使用されていたカスタムスタイルファイル(SWC)を使用するには、「Import The Associated Style」を選択します。読み込んだ SWF ファイルを保存する保存先を選択します。このオプションは、元のフォームガイドがカスタムスタイル(SWC)を使用していた場合にのみ使用できます。カスタムスタイルは、予期されたディレクトリパスで Workbench アプリケーションに読み込む必要があります。SWC ファイルは SWF ファイル形式に移行されます。

  7. Guide Properties ビューで、必要に応じて次のプロパティを指定します。

    • カスタムライブラリファイルを使用するには、Guide Extensions プロパティで、SWC ファイルを指定します。

    • サンプルデータを含めるには、Sample Data プロパティで、XML ファイルを指定します。

    • インタラクティブ PDF ドキュメントをガイドに付属させるには、「Include Interactive PDF」オプションを選択します。

    • 「Where To Submit From」オプションから、Submit From プロパティを指定します。

    • 画像をヘルプに付属させるには、Guide Help/Image プロパティで、アプリケーションに追加した画像ファイルを選択します。

      注意: ガイドをレンダリングすると画像は正しく表示されますが、Guide Properties ビューには空で表示されます。
    • ヘルプビデオを含めるには、Help Video プロパティで、ビデオファイル(FLV)の相対パスを指定します。フォームガイドにヘルプビデオが含まれていた場合は、再度追加します。ヘルプビデオは、Cobalt Standard および Cobalt Tree ガイドレイアウトの場合にのみ機能します。

    • パネルをフルサイズで表示するには、Guide Tree ビューで、パネルを選択して Display Panel Full Size プロパティを選択します。

    • フォームガイドで使用されていた設定に従って、ガイドの Submit From プロパティを設定します。

      • 送信設定が Guide であり、デフォルトの送信ボタンが使用されていた場合、Submit From プロパティは Guide に移行されます。

      • 送信設定が Guide であり、デフォルトの送信ボタンが使用されていなかった場合、送信ボタンをガイドパネルに追加します。「Submit From」オプションから、「User Button」を選択します。
        注意: ガイドでは電子メール送信ボタンはサポートされません。
      • 送信設定が PDF または Printed Form だった場合、「Include Interactive PDF」オプションを選択します。「Submit From」オプションから、「Interactive PDF」を選択します。

      • 送信設定が Hosted App だった場合、Submit From プロパティは Host に移行されます。

    注意: エディターでは、パネル項目の表示はおおよその表示です。実行時のガイド項目の表示を確認するには、ガイドをプレビューします。設定をレビューして、必要に応じて修正します。
  8. サーバー側の計算を使用するには、「Manage Action Profiles」オプションで、Submit Process を次のように設定します。

    Guide (system)/2.0/Processes/Submit Guide.process

    ガイドのデフォルトの Submit Process は、次のとおりです。

    /Process Management (system)/2.0/Submit Guide.process

    「Manage Action Profiles」オプションについて詳しくは、アクションプロファイルの変更と作成を参照してください。