ポリシーを編集すると、現在そのポリシーで保護されているドキュメントと、以降そのポリシーで保護されるドキュメントに影響を与えます。例えば、現在あるドキュメントに適用されているポリシーから受信者を削除すると、削除された受信者はそのドキュメントを開くことができなくなります。
変更内容が効果を発揮するタイミングは、ドキュメントのステータスによって決まります。
ドキュメントがオンラインの場合は、ユーザーがドキュメントを開いていなければ、変更は直ちに適用されます。ユーザーがドキュメントを開いている場合、変更を有効にするにはユーザーはドキュメントを閉じる必要があります。
受信者がドキュメントをオフラインで使用している場合は(ラップトップコンピューターの場合など)、受信者が次にドキュメントをオンラインにしてポリシーで保護されたドキュメントを開き Rights Management と同期させたときに、変更が反映されます。
注意: Microsoft Outlook で電子メールに添付されるドキュメントの受信者のために Acrobat によって自動生成されるポリシーは、ポリシーリストには表示されません。これらのポリシーを表示するには、該当するドキュメントのドキュメントの詳細ページを開く必要があります。
ポリシーの編集には次の制限が課せられます。
招待ユーザーがポリシーを編集できるのは、管理者がこの機能を有効にした場合だけです。ポリシーを編集できない場合、「編集」オプションは使用できません。
ポリシーセットコーディネーターは、適正な権限を持っている場合にのみ、ポリシーセット内のポリシーを編集できます。これらの権限は、スーパーユーザーまたはポリシーセット管理者によって Rights Management の管理者インターフェイスで設定されます。
ポリシーに設定されている透かしがポリシーの作成後に管理者によって削除された場合、そのポリシーを編集して保存すると、この透かしはドキュメントに適用されなくなります。削除された透かしが効果を持つのは、ポリシーを編集するまでの間だけです。ポリシーを編集する場合は、別の透かしを選択して、削除された透かしと置き換える必要があります。
現在適用されているポリシーを編集することによって、ドキュメントに匿名アクセスを付与することはできません。ポリシーを編集しても、ユーザーはドキュメントにアクセスするために引き続きログインする必要があります。このドキュメントに匿名アクセスを適用するには、クライアントアプリケーションでそのポリシーを削除してから、匿名アクセスを許可する別のポリシーを適用します。
Microsoft Outlook で電子メールに添付されるドキュメントの受信者のために Acrobat によって自動生成されるポリシーは、ポリシーリストに表示されません。このポリシーにアクセスするには、ドキュメントページでそのドキュメントを見つけ、ドキュメントの詳細ページを開き、ドキュメントの詳細のリストでポリシー名をクリックします。
ポリシーの作成または編集Rights Management ページで「ポリシー」をクリックし、次のタブのいずれかをクリックします。
「新規作成」をクリックするか、編集するポリシーをリストから選択します。
「名前」ボックスに、ポリシーを一意に表す名前を入力します。「説明」ボックスに、ポリシーの用途といつ使用するのかを記述します。ポリシーがポリシーセットに含まれている場合、指定したすべてユーザーについて、この名前と説明がポリシーリストに表示されます。個人用ポリシーを使用できるのは、そのユーザーと管理者だけです。
名前や説明に次の文字は使用できません。
小なり記号(<)
大なり記号(>)
アンパサンド(&)
一重引用符(')
二重引用符('')
バックスラッシュ(\)
スラッシュ(/)
名前や説明に次の文字を使用した場合は、スペースに変換されます。
キャリッジリターン(ASCII 文字 13)
改行文字(ASCII 文字 10)
注意: 拡張文字が含まれるポリシー名を作成できますが、2 つの文字列を比較した場合、アクセント記号付きの文字(é など)とアクセント記号の付かない文字(e など)は同じものと見なされます。ポリシーが作成されると、同じ名前のポリシーが既に存在するかどうかを調べるために比較が行われます。この比較では、アクセント記号以外が同じである名前を区別することはできません。ポリシーがデータベースに既に追加されていると見なされ、新しい名前は追加されません。
ユーザーおよびグループをポリシーに追加し、適切な権限を設定します(ユーザーとグループを参照)。
「一般設定」で、適切なオプションを選択します(一般設定を参照)。
(オプション)可能な場合は、外部認証プロバイダーを選択し、そのプロパティを指定します。外部認証プロバイダーを使用しない場合は、「デフォルトプロバイダーの削除」をクリックします。
外部認証プロバイダーはポリシー内でプロパティを設定するために使用します。選択した場合、外部認証プロバイダーはこの情報を使用してポリシーを評価します。使用可能なプロパティは、管理者およびソフトウェアのインストール担当者が設定します。
「詳細設定」で、適切なオプションを選択します(詳細設定を参照)。
「変更できない詳細設定」で、適切なオプションを選択します(変更できない詳細設定を参照)。
「保存」をクリックします。ポリシーリストにこのポリシーが表示されます。その横に表示される赤い円の付いたアイコンは、このポリシーがまだ無効であることを示すものです。
このポリシーをユーザーが利用できる状態にするには、これを有効にします(共有ポリシーの有効化または無効化を参照)。
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