1 回のスキャンで処理されるデフォルトのファイル数またはフォルダー数です。デフォルト値は 2 です。 「繰り返し間隔 」設定と「バッチサイズ 」設定では、監視フォルダーがスキャンごとにファイルをいくつ取得するかを指定します。監視フォルダーは、Quartz スレッドプールを使用して入力フォルダーをスキャンします。スレッドプールは他のサービスと共有されます。スキャンの間隔が小さいと、スレッドによって入力フォルダーが頻繁にスキャンされます。ファイルが頻繁に監視フォルダーに配置される場合は、スキャンの間隔を小さくします。ファイルが頻繁には配置されない場合は、他のサービスがスレッドを使用できるように、スキャンの間隔を大きくします。
配置されるファイル数が多い場合は、バッチサイズを大きくします。例えば、監視フォルダーエンドポイントによって呼び出されるサービスが 1 分間に 700 個のファイルを処理でき、これと同じ速度でユーザーが入力フォルダーにファイルを配置するとします。このとき、「バッチサイズ 」を 350 に、「繰り返し間隔 」を 30 秒に設定すると、過度に頻繁に監視フォルダーをスキャンするコストを発生させることなく、監視フォルダーのパフォーマンス向上につなげることができます。
ファイルが監視フォルダーに配置されると監視フォルダーはファイルを入力内に一覧化するので、スキャンが毎秒行われているとパフォーマンスが低下する可能性があります。スキャンの間隔を大きくすると、パフォーマンスが向上する可能性があります。配置されるファイルの量が少ない場合は、それに従って「バッチサイズ 」と「繰り返し間隔 」を調整します。例えば、毎秒 10 個のファイルが配置される場合は、「繰り返し間隔 」を 1 秒に、「バッチサイズ 」を 10 に設定します。
クラスターの設定では、監視フォルダーエンドポイントのバッチサイズが複数のクラスターノードに対して調整されません。例えば、2 ノードクラスターに対してバッチサイズが 2 に設定され、「ジョブ数を制限」オプションが選択されている場合、各ノードで 2 つのファイルが同時に処理されるのではなく、両方のノードでまとめて 2 つのバッチによりファイルが処理されます。