構造化文書内のエレメント

エレメントの概要、エレメントを有効にする要素、およびエレメントの 2 つのクラスについて説明します。

このトピックの内容

概要

構造化文書の情報の基本単位をエレメントと呼びます。 エレメントは他のエレメント、テキスト、グラフィック、表、相互参照およびマーカーを保持します。

文書にエレメントを追加して、文書の構造を作成することができます。また、既存のエレメントを様々な方法で編集できます。

文書を構造化するには、エレメントを文書に追加してから内容を入力する方法と、既存の内容を選択してエレメントでラップする方法があります。

構造化文書にはエレメント定義があり、それらは エレメント カタログに格納されます。エレメント定義は、文書に含めることのできるエレメントのタイプごとに使用できる内容を記述します。 エレメントの属性と書式を指定する場合もあります。 文書内のすべてのエレメントの内容がこれらの定義に一致していれば、その文書は有効です。

エレメントに有効な内容

エレメント定義には、エレメントに何が含まれるのかを決定する内容ルールがあります。 例えば、 <section> エレメントの定義が section は <title> エレメントで始まり、 <p><image> および <table> を任意に組み合わせることができます。<p> エレメントは、テキストと <xref> エレメントが順不同であることを許可する場合があります。

エレメント カタログには、現在の場所の有効なエレメントが太字のチェックマークで示されます。 エレメントにテキストを含めることができる場合は、 <TEXT> ラベルが表示されます。

エレメントのクラス

エレメントは、使用できる内容によって 2 つに分類されます。

Figure 1. コンテナエレメントとオブジェクトエレメント
コンテナエレメントとオブジェクトエレメント

A. コンテナエレメントは角の丸いブロックで表示します。B. オブジェクトエレメントは角のあるブロックで表示

コンテナエレメントは空白のままで定義することもできます。 例えば、表のデザインの一部として、セルを空白にしておくこともあります。 エレメントにスペースや、タブなどの印刷不能文字しか含まれていない場合は、 構造図 のテキストスニペットが <WHITESPACE>になります。