update()
メソッドの
version
パラメーターとして指定するストリングは、インストールする AIR ファイルのアプリケーション記述ファイルで
version
または
versionNumber
エレメントに指定されたストリングと一致する必要があります。セキュリティ上の理由から、必ず
version
パラメーターを指定する必要があります。アプリケーションで AIR ファイルのバージョン番号を必ず確認することにより、古いバージョンのアプリケーションが誤ってインストールされることがなくなります(古いバージョンのアプリケーションには、最新バージョンのアプリケーションでは修正済みのセキュリティ上の脆弱性が含まれている場合があります)。また、ダウングレード攻撃を回避するために、AIR ファイルのバージョンストリングとインストールされたアプリケーションのバージョンストリングが一致するかどうかをアプリケーションで確認する必要があります。
AIR 2.5 より前のAIR では、バージョンストリングを任意の形式で指定できます。例えば、「2.01」や「version 2」のように指定できます。AIR 2.5 以降は、バージョンストリングを、ピリオドで区切った最大 3 つの 3 桁の数値で指定する必要があります。例えば、「.0」、「1.0」および「67.89.999」は、すべて有効な有効バージョン番号です。アプリケーションをアップデートする前に、アップデートのバージョン番号を検証します。
Adobe AIR アプリケーションで Web 経由で AIR ファイルをダウンロードする場合の優れた方法として、ダウンロードしている Adobe AIR アプリケーションのバージョンを Web サービスで通知できるメカニズムがあります。その後、このストリングを、アプリケーションで
update()
メソッドの
version
パラメーターとして使用できます。AIR ファイルをこれ以外の方法で取得した場合は AIR ファイルのバージョンが不明な場合がありますが、AIR アプリケーションで AIR ファイルを確認してバージョン情報を特定することができます(AIR ファイルは ZIP 圧縮されたアーカイブで、アプリケーション記述ファイルはそのアーカイブの 2 つ目のレコードです)。
アプリケーション記述ファイルについて詳しくは、
AIR アプリケーション記述ファイル
を参照してください。