「LDAP Query to XML」操作

LDAP サーバーで検索を実行し、プロセスデータとして保存できる XML ドキュメントで結果を返します。

クエリーで返すことのできるレコードの最大数は LDAP サーバーによって制御されます。例えば、Microsoft Active Directory のデフォルト設定では、結果で返されるレコードの数が 1000 に制限されています。この LDAP サーバーでクエリーが実行され、1000 を超えるレコードがクエリーに一致する場合でも、結果セットには 1000 個のレコードのみが含まれます。

注意: LDAP サービスを使用する前に、LDAP サービスのプロパティを設定する必要があります( LDAP サービスの設定 を参照)。

General プロパティグループと Route Evaluation プロパティグループについて詳しくは、 共通の操作プロパティ を参照してください。

LDAP and XML Options プロパティ

クエリーの詳細を指定するためのプロパティ。

LDAP and XML Options

実行するクエリーと、クエリーの結果が含まれる XML ドキュメントの書式を設定する方法を説明する値。この値を指定するには、LDAP Query Options Editor ダイアログボックスを使用します( LDAP Query Options Editor を参照)。

Connection Settings プロパティ

「LDAP Query to XML」操作の LDAP 接続を指定するためのプロパティ。指定されない場合、または Use Global Settings プロパティが選択されている場合、LDAP サービス設定によって指定されるプロパティが使用されます( LDAP サービスの設定 を参照)。

Use Global Settings

LDAP サービス設定によって指定された LDAP 接続がこの操作に使用されるかどうかを示す boolean 値。false の場合、 Connection Settings プロパティグループで指定された接続が使用されます。

Initial Context Factory

コンテキストファクトリとして使用する Java クラスを表す string 値。このクラスは、LDAP サーバーへの接続の作成に使用されます。デフォルトは、ほとんどの LDAP サーバーに適切な「 com.sun.jndi.ldap.LdapCtxFactory 」です。

Provider URL

LDAP サービスへの接続に使用する URL を表す string 値。値の形式は ldap:// server name : port です。

  • server name は、LDAP サーバーをホストするコンピューターの名前です。

  • port は、LDAP サービスによって使用される通信ポートです。デフォルトは、LDAP 接続に使用される標準ポートの 389 です。

User Name

LDAP サーバーへのログインに使用するユーザーアカウントのユーザー名を表す string 値。ユーザーアカウントには、サーバーに接続して LDAP ディレクトリの情報を読み取るための権限が必要です。

LDAP サーバーに応じて、ユーザー名は、「myname」などの単純なユーザー名にするか、DN にすることができます。DN は、例えば「CN=myname,CN=users,DC=myorg」などです。

パスワード

Username プロパティに指定されたユーザー名に対応するパスワードを表す string 値。

その他のプロパティ

LDAP サーバーに指定できるその他のプロパティと対応する値を表す string 値。値は次の形式で入力します。

property=value;property=value;...

Output XML Document プロパティ

クエリーの結果を保存するためのプロパティ。

Output XML Document

クエリーの結果が含まれる XML ドキュメントを保存する場所。データタイプは xml です。

Exceptions

この操作では、 LDAPConnectionException 例外、 LDAPQueryException 例外および LDAPDOMException 例外がスローされます。