マスターページの使用

1 つのページに収まりきれず後続のページが必要となる繰り返しサブフォームがある場合は、フォームの 1 ページ目より後にある任意のページに対して、異なるマスターページを割り当てることができます。例えば、場合によってはフォームの 1 ページ目の途中でサブフォームが開始することがあります。別のマスターページを作成すると、そのようなサブフォームを、1 ページ目より後にあるページの先頭から開始させることができます。

通常、マスターページは、複数のページサイズ、異なるページの向き、異なる印刷モードの設定を必要とするときに追加します。マスターページフィールドではファイリングからはサポートされていません。マスターページは静的で読み取り専用の内容のみを表示するために使用するよう推奨します。データキャプチャフィールドには通常のページを使用します。

固定されたレイアウトを使用するフォームの場合は、フォームのページ数も一定です。結合されるデータ量に応じて調整されるサブフォームを含むフォームの場合、Forms では、結合されるデータ量が 1 ページに収まらないときに、自動的にページが追加されます。

フォームデザインには、コンテンツ領域を複数含めることができます。例えば、2 列のレイアウトを用意するには、マスターページにコンテンツ領域を 2 つ入れます。両面のボディページに対応するには、この種類のマスターページが 2 つ必要になります（1 つは奇数ページで、1 つは偶数ページ）。

マスターページの表示と非表示はいくつかの方法で切り替えることができます。

• 別のタブがアクティブになっているときに「マスターページ」タブを表示するには、レイアウトエディターで「マスターページ」タブをクリックします。

• 「マスターページ」タブを表示 / 非表示にするには、表示／マスターページを選択します。

マスターページを追加するには、挿入メニューまたは階層パレットを使用します。

階層パレットが表示されていない場合は、ウィンドウ／階層を選択します。

• マスターページを追加するには、「マスターページ」タブをクリックし、挿入／新規マスターページを選択します。

• 階層パレットでマスターページを追加するには、マスターページノードを右クリックして、「新規マスターページ」を選択します。

マスターページを削除するには、編集メニューまたは階層パレットを使用します。

階層パレットが表示されていない場合は、ウィンドウ／階層を選択します。

• マスターページを削除するには、「マスターページ」タブをクリックし、削除するマスターページに対応するコンテンツ領域を選択し、編集／マスターページの削除を選択します。

• 階層パレットでマスターページを削除するには、マスターページを右クリックして「削除」を選択します。

フォームデザインに複数のマスターページがある場合、レイアウトエディターまたは階層パレットを使用すると、ページ間を簡単に移動できます。

階層パレットが表示されていない場合は、ウィンドウ／階層を選択します。

• 「マスターページ」タブで、必要なページまで上下にスクロールします。

• 階層パレットで、必要なマスターページをクリックします。

フォームデザインでのマスターページの順序を変更する必要がある場合は、階層パレットで変更します。

階層パレットが表示されていない場合は、ウィンドウ／階層を選択します。

1. 階層パレットで、マスターページをマスターページノードの下の新しい位置にドラッグします。

2. マスターページがすべて希望の順番になるまで、手順 1 を繰り返します。

マスターページの名前を変更するには、階層パレットまたはオブジェクトパレットの「マスターページ」タブを使用します。

階層パレットが表示されていない場合は、ウィンドウ／階層を選択します。

• 階層パレットで、マスターページを右クリックし、「オブジェクト名の変更」を選択して、マスターページの新しい名前を入力します。

• 「マスターページ」タブを選択した状態で、マスターページの任意の場所をクリックしてから、オブジェクトパレットを選択し、「マスターページ」タブにマスターページの新しい名前を入力します。

「マスターページ」タブで、現在のページとフォームのページ合計数を表示するオブジェクトを追加できます（「ページ 1 / 30」など）。

1. オブジェクトライブラリパレットのカスタムタブカテゴリをクリックします。

2. ページ n/m オブジェクトをクリックしてフォームデザインにドラッグします。

「マスターページ」タブでは、フォームの基本ページレイアウト（ページのサイズなど）に対する変更を表示できます。階層パレットでマスターページを選択すると、オブジェクトパレットの「マスターページ」タブで基本のページレイアウトプロパティを変更できます。

フォームのページにオブジェクトを配置できる領域は、コンテンツ領域で定義します。コンテンツのフローが設定されているサブフォームが含まれたフォームを作成する場合は、コンテンツ領域すべてのサイズと位置を定義してから、その他のオブジェクトをマスターページに追加します。

1. 階層パレットのマスターページノードの下で、サイズを変更するマスターページを選択します。

2. オブジェクトパレットで、用紙の種類リストからページサイズを選択します。

3. 「カスタム」タイプを選択した場合は、「高さ」と「幅」ボックスにページの寸法を入力します。

「マスターページ」タブでは、フォームの基本ページレイアウト（ページの向きなど）に対する変更を表示できます。階層パレットでマスターページを選択すると、オブジェクトパレットの「マスターページ」タブで基本のページレイアウトプロパティを変更できます。

1. 階層パレットのマスターページノードの下で、向きを変更するマスターページを選択します。

2. オブジェクトパレットで、「縦」または「横」を選択します。

   注意： 「カスタム用紙の種類」でページの向きを明示的に縦向きまたは横向きに設定します。フォームの幅が高さよりも大きい場合、「カスタム用紙の種類」が選択されると向きが自動的に横向きになりません。