リーダーを使用すると、ユーザーが特定の情報から目次、価格表、請求書などに含まれる別の情報に、ページをまたいで簡単に移動できるようになります。リーダーは、テキストオブジェクトのテキスト行やテキストブロックのほか、テキストフィールド、十進数フィールド、数値フィールドなどのオブジェクトのキャプション領域に追加できます。テキストオブジェクトまたはキャプション領域が編集モードのとき、「リーダー」コマンドは挿入メニューとコンテキストメニューから使用できます。
定義と編集が可能なリーダープロパティには、終了位置、パターン、線の太さやドットの間隔、配置などがあります。フォントパレットと段落パレットのオプションを使用して、リーダーの位置、サイズおよび外観を調整することもできます。
リーダーを追加すると、リーダーが挿入位置から指定した終了位置まで描画されます。リーダーの終了位置は、ルーラーの単位に基づきます。デフォルトの終了位置は、キャプションまたはスタティックテキストオブジェクトの右端に設定されます。1 度に定義または編集できるリーダーは 1 つです。すべての変更は直ちに適用されます。
テキストの段落ごとに異なるリーダーを定義できますが、新しい段落には前の段落のリーダープロパティが引き継がれることに注意してください。つまり、新たに作成した段落には、前の段落で定義されていたリーダーが適用されます。
注意:
Designer は、実行時データのコンテンツを予期できません。リーダーを含むリッチテキストをフォームに追加する場合は、フォームのデザイン時に対象バージョンを Acrobat 9 に設定する必要があります。
リーダーを追加するには
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テキストオブジェクトまたはキャプション領域内で、リーダーの開始位置に挿入ポイントを挿入し、挿入/リーダーを選択します。
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「リーダーの終了位置」ボックスに、リーダーの終了位置にするルーラーの位置を入力します。
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リーダーパターンリストで、リーダーを塗りつぶすパターンを選択します。
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リーダーのドット間隔リストでドット間またはダッシュ間の間隔を指定し、リーダーパターンの太さリストで線の太さを選択します。
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次のいずれかの操作でリーダーを整列します。
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レイアウトエディターの任意の場所をクリックしてダイアログボックスを閉じます。
リーダーを編集するには
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リーダーを選択して編集します。
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レイアウトエディターの任意の場所をクリックしてダイアログボックスを閉じます。
リーダーを削除するには
「リーダーの削除」コマンドを使用すると、選択したリーダー(タブ)や関連付けられたタブストップに加えて、パターン、間隔、配置などのリーダープロパティも削除されます。
注意:
「リーダーの削除」コマンドは、リーダーを選択した後で、編集メニューで選択できます。ただし、リーダーを選択しても「リーダーの削除」コマンドが使用できない場合は、選択したリーダーがタブストップに関連付けられていません。この場合は、Delete キーを使用してリーダーを削除できます。
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削除するリーダーを選択します。
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編集/リーダーの削除を選択します。
「リーダーなし」に対する視覚的な手掛かりを有効化するには
リーダーの挿入中に「リーダーなし」オプションを選択した場合は、リーダーは「PDF プレビュー」および最終 PDF フォームのどちらにも表示されません。「リーダーなし」を選択した場合は、可視インジケーターをオンにしてタブストップを表示できます。ドキュメントを開いている間にこの値が読み込まれるため、この値を有効にするには、既に開いているドキュメントを閉じて再度開きます。
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ツール/オプション/書式設定で、「デザインビューでタブ位置を表示」オプションをオンにします。
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空白の代わりに表示される文字を指定します。
タブストップを削除するには
選択したリーダーをキーボードの Delete キーを使用して削除した場合、実際に削除されるのはタブ文字だけです。関連付けられているタブストップや、パターン、間隔、配置などのリーダープロパティは削除されません。
未使用のタブストップを削除するには、タブストップの削除ダイアログボックスを使用する必要があります。
注意:
「タブストップの削除」コマンドは、現在の段落に 1 つ以上のタブストップがある場合に、編集メニューで選択できます。複数の段落を選択している場合、このダイアログボックスは使用できません。
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編集/タブストップの削除を選択します。
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次のいずれかの操作を行います。
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「OK」をクリックします。
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