パッケージ | flash.display |
クラス | public class NativeWindow |
継承 | NativeWindow EventDispatcher Object |
言語バージョン: | ActionScript 3.0 |
ランタイムバージョン: | AIR 1.0 |
AIR プロファイルのサポート:この機能はすべてのデスクトップオペレーティングシステムでサポートされますが、モバイルデバイスまたは AIR for TV デバイスではサポートされません。デスクトップデバイスでは、NativeWindow.isSupported
プロパティを使用して、サポートされているかどうかを実行時にテストすることができます。複数のプロファイル間での API サポートについて詳しくは、AIR プロファイルのサポートを参照してください。
NativeWindow インスタンスへの参照は、ウィンドウコンストラクターから返されます。NativeWindow インスタンスへの参照には、そのウィンドウのステージにある任意の表示オブジェクトの stage.nativeWindow
プロパティを使用してアクセスすることもできます。
var window:NativeWindow = displayObject.stage.nativeWindow;
NativeWindow インスタンスのプロパティには、アプリケーションコンテンツからのみアクセスできます。アプリケーションコンテンツ以外が NativeWindow オブジェクトにアクセスしようとすると、セキュリティエラーがスローされます。
コンテンツは、Stage オブジェクトの DisplayObjectContainer メソッド(addChild()
など)を使用してウィンドウに追加できます。
Flex コンポーネントを、NativeWindow インスタンスの表示リストに直接追加することはできません。この場合、Flex mx:WindowedApplication コンポーネントおよび mx:Window コンポーネントを使用してウィンドウを作成し、これらのオブジェクトに他の Flex コンポーネントを子として追加します。Flex ベースの SWF が、その SWF のアプリケーションドメインにロードされていて、アプリケーションコンテンツである場合は、この SWF を NativeWindow ウィンドウに直接追加することができます。
HTML コンテンツを表示するルート HTML ウィンドウを作成するには、通常は HTMLLoader.createRootWindow()
を使用したほうが簡単です。この方法で作成されたウィンドウには、HTMLLoader オブジェクトが自動的に追加されます(JavaScript コードでは、JavaScript window.open()
関数も使用できます。ただし、この方法では、ウィンドウの外観と動作を制御することが難しくなります)。
NativeWindow オブジェクトに対する close()
、maximize()
、minimize()
、restore()
、および bounds
の変更などの操作は非同期的です。アプリケーションは、これらの操作が完了すると、該当するイベントを受け取って検出することができます。
NativeApplication.autoExit
プロパティが true
の場合(デフォルト)、最後のウィンドウが閉じられると(すべての close
イベントハンドラーがイベントを返すと)、そのアプリケーションは終了します。autoExit
が false
の場合は、NativeApplication.nativeApplication.exit()
を呼び出してアプリケーションを終了する必要があります。
ウィンドウコンストラクターが呼び出され、まだ close()
が呼び出されていない場合、NativeWindow オブジェクトはガベージコレクションされません。 アプリケーションのウィンドウを閉じるのは、そのアプリケーション自体が受け持つことになります。
関連する API エレメント
flash.display.NativeWindowInitOptions
flash.desktop.NativeApplication
flash.system.ApplicationDomain
flash.html.HTMLLoader.createRootWindow()
プロパティ | 定義元 | ||
---|---|---|---|
active : Boolean [読み取り専用]
このウィンドウが、アクティブなアプリケーションウィンドウかどうかを示します。 | NativeWindow | ||
alwaysInFront : Boolean
このウィンドウを、常に他のウィンドウ(他のアプリケーションのウィンドウも含む)よりも前面に表示するかどうかを指定します。 | NativeWindow | ||
bounds : Rectangle
このウィンドウのサイズと位置です。 | NativeWindow | ||
closed : Boolean [読み取り専用]
このウィンドウが閉じられたかどうかを示します。 | NativeWindow | ||
constructor : Object
指定されたオブジェクトインスタンスのクラスオブジェクトまたはコンストラクター関数への参照です。 | Object | ||
displayState : String [読み取り専用]
このウィンドウの表示状態です。 | NativeWindow | ||
height : Number
このウィンドウの高さ(ピクセル単位)です。 | NativeWindow | ||
isSupported : Boolean [静的] [読み取り専用]
クライアントシステムでネイティブウィンドウがサポートされているかどうかを示します。 | NativeWindow | ||
maximizable : Boolean [読み取り専用]
このウィンドウの作成に使用される最大化可能設定を報告します。 | NativeWindow | ||
maxSize : Point
このウィンドウの最大サイズです。 | NativeWindow | ||
menu : NativeMenu
このウィンドウのネイティブメニューです。 | NativeWindow | ||
minimizable : Boolean [読み取り専用]
このウィンドウの作成に使用される最小化可能設定を報告します。 | NativeWindow | ||
minSize : Point
このウィンドウの最小サイズです。 | NativeWindow | ||
owner : NativeWindow [読み取り専用]
このウィンドウを所有する NativeWindow オブジェクトです。 | NativeWindow | ||
renderMode : String [読み取り専用]
このウィンドウの作成に使用されるウィンドウの renderMode 設定を報告します。 | NativeWindow | ||
resizable : Boolean [読み取り専用]
このウィンドウの作成に使用されるサイズ変更可能設定を報告します。 | NativeWindow | ||
stage : Stage [読み取り専用]
このウィンドウの Stage オブジェクトです。 | NativeWindow | ||
supportsMenu : Boolean [静的] [読み取り専用]
AIR が現在のコンピューターシステムのネイティブのウィンドウメニューをサポートするかどうかを示します。 | NativeWindow | ||
supportsNotification : Boolean [静的] [読み取り専用]
AIR が現在のコンピューターシステムのウィンドウ通知キュー送信をサポートするかどうかを示します。 | NativeWindow | ||
supportsTransparency : Boolean [静的] [読み取り専用]
AIR が透明なピクセルを含むネイティブのウィンドウをサポートするかどうかを示します。 | NativeWindow | ||
systemChrome : String [読み取り専用]
このウィンドウの作成に使用されるシステムクロム設定を報告します。 | NativeWindow | ||
systemMaxSize : Point [静的] [読み取り専用]
オペレーティングシステムで許可されている最大のウィンドウサイズです。 | NativeWindow | ||
systemMinSize : Point [静的] [読み取り専用]
オペレーティングシステムで許可されている最小のウィンドウサイズです。 | NativeWindow | ||
title : String
ウィンドウのタイトルです。 | NativeWindow | ||
transparent : Boolean [読み取り専用]
このウィンドウの作成に使用される透明度設定を報告します。 | NativeWindow | ||
type : String [読み取り専用]
このウィンドウの作成に使用されるウィンドウタイプの設定を報告します。 | NativeWindow | ||
visible : Boolean
このウィンドウが可視かどうかを指定します。 | NativeWindow | ||
width : Number
このウィンドウの幅(ピクセル単位)です。 | NativeWindow | ||
x : Number
オペレーティングシステムのデスクトップの起点を基準とした、このウィンドウの左上隅の水平軸座標です。 | NativeWindow | ||
y : Number
オペレーティングシステムのデスクトップの左上隅を基準とした、このウィンドウの左上隅の垂直軸座標です。 | NativeWindow |
メソッド | 定義元 | ||
---|---|---|---|
NativeWindow インスタンスと、対応するオペレーティングシステムウィンドウを新たに作成します。 | NativeWindow | ||
このウィンドウをアクティブ化します。 | NativeWindow | ||
addEventListener(type:String, listener:Function, useCapture:Boolean = false, priority:int = 0, useWeakReference:Boolean = false):void
イベントリスナーオブジェクトを EventDispatcher オブジェクトに登録し、リスナーがイベントの通知を受け取るようにします。 | EventDispatcher | ||
このウィンドウを閉じます。 | NativeWindow | ||
イベントをイベントフローに送出します。 | EventDispatcher | ||
ウィンドウステージの起点を基準としたピクセル単位の座標のポイント(表示リストから見たグローバルポイント)を、仮想デスクトップのポイントに変換します。 | NativeWindow | ||
EventDispatcher オブジェクトに、特定のイベントタイプに対して登録されたリスナーがあるかどうかを確認します。 | EventDispatcher | ||
オブジェクトに指定されたプロパティが定義されているかどうかを示します。 | Object | ||
Object クラスのインスタンスが、パラメーターとして指定されたオブジェクトのプロトタイプチェーン内にあるかどうかを示します。 | Object | ||
このウィンドウが所有する NativeWindow オブジェクトのリストを返します。 | NativeWindow | ||
このウィンドウを最大化します。 | NativeWindow | ||
このウィンドウを最小化します。 | NativeWindow | ||
該当するイベントが発生したオペレーティングシステムを通して、視覚的なキューをトリガーします。 | NativeWindow | ||
このウィンドウを、指定されたウィンドウの背面に直接移動します。 | NativeWindow | ||
このウィンドウを、指定されたウィンドウの前面に直接移動します。 | NativeWindow | ||
このウィンドウを他のすべての可視ウィンドウの背面に移動します。 | NativeWindow | ||
このウィンドウを他の可視ウィンドウの前面に移動します。 | NativeWindow | ||
指定されたプロパティが存在し、列挙できるかどうかを示します。 | Object | ||
EventDispatcher オブジェクトからリスナーを削除します。 | EventDispatcher | ||
最小化または最大化された状態から、このウィンドウを元の状態に戻します。 | NativeWindow | ||
ループ処理に対するダイナミックプロパティの可用性を設定します。 | Object | ||
このウィンドウのシステム制御による移動を開始します。 | NativeWindow | ||
このウィンドウのシステム制御によるサイズ変更操作を開始します。 | NativeWindow | ||
ロケール固有の規則に従って書式設定された、このオブジェクトのストリング表現を返します。 | Object | ||
指定されたオブジェクトのストリング表現を返します。 | Object | ||
指定されたオブジェクトのプリミティブな値を返します。 | Object | ||
指定されたイベントタイプについて、この EventDispatcher オブジェクトまたはその祖先にイベントリスナーが登録されているかどうかを確認します。 | EventDispatcher |
イベント | 概要 | 定義元 | ||
---|---|---|---|---|
ウィンドウがアクティブになると、この NativeWindow オブジェクトから送出されます。 | NativeWindow | |||
ウィンドウが閉じられると、この NativeWindow オブジェクトから送出されます。 | NativeWindow | |||
ウィンドウが閉じられる直前に、この NativeWindow オブジェクトから送出されます。 | NativeWindow | |||
ウィンドウが非アクティブになると、この NativeWindow オブジェクトから送出されます。 | NativeWindow | |||
ウィンドウの displayState プロパティが変化すると、この NativeWindow オブジェクトによって送出されます。 | NativeWindow | |||
ウィンドウがその表示状態を変更する直前に、この NativeWindow オブジェクトから送出されます。 | NativeWindow | |||
デスクトップ上でウィンドウが移動されると、この NativeWindow オブジェクトから送出されます。 | NativeWindow | |||
デスクトップ上でウィンドウが移動される直前に、NativeWindow オブジェクトから送出されます。 | NativeWindow | |||
ウィンドウのサイズが変更されると、この NativeWindow オブジェクトから送出されます。 | NativeWindow | |||
デスクトップ上でウィンドウのサイズが変更される直前に、この NativeWindow オブジェクトから送出されます。 | NativeWindow |
active | プロパティ |
alwaysInFront | プロパティ |
alwaysInFront:Boolean
言語バージョン: | ActionScript 3.0 |
ランタイムバージョン: | AIR 1.0 |
このウィンドウを、常に他のウィンドウ(他のアプリケーションのウィンドウも含む)よりも前面に表示するかどうかを指定します。
システムでウィンドウが重なる順序において、各ウィンドウは 2 つのグループに分けられます。alwaysInFront
に設定されているウィンドウのグループは、常に他のウィンドウよりも前面に表示されます。同じグループ内での重なりの順序は、通常の規則に従います。つまり、あるウィンドウをアクティブ化すると、そのウィンドウは同じグループの他のウィンドウよりも前面に表示されます。
alwaysInFront
を false
から true
に変更すると、そのウィンドウは最前面に表示されます。このプロパティを true
から false
に変更すると、そのウィンドウは「alwaysInFront」ウィンドウの背面に表示されます。ただし、同じグループの他のウィンドウよりも前面に表示されたままになります。プロパティを現在の値に設定しても、ウィンドウの重なりの順序は変更されません。他のウィンドウに所有されるウィンドウの alwaysInFront
プロパティを設定しても、影響はありません。
alwaysInFront
プロパティが true
に設定されているウィンドウは、他のアプリケーションのウィンドウがアクティブの場合でも、そのウィンドウより前面に表示されるので、このプロパティは慎重に設定する必要があります。
OS の動作に関する注意:
- 一部の Linux ウィンドウマネージャーでは、
alwaysInFront
が設定されているウィンドウはをフルスクリーンウィンドウの手前に表示することはできません。
- Mac® OS X では、
alwaysInFront
をtrue
に設定しても、ウィンドウステージのdisplayState
プロパティがfullScreen
またはfullScreenInteractive
である場合には効果はありません。
実装
public function get alwaysInFront():Boolean
public function set alwaysInFront(value:Boolean):void
例 ( この例の使用方法 )
windowObj.alwaysInFront = true;
displayObject.stage.nativeWindow.alwaysInFront=true;
window.nativeWindow.alwaysInFront = true;
bounds | プロパティ |
bounds:Rectangle
言語バージョン: | ActionScript 3.0 |
ランタイムバージョン: | AIR 1.0 |
このウィンドウのサイズと位置です。
ウィンドウのサイズには、システムクロムが含まれます。ウィンドウのステージのサイズは、ウィンドウのサイズからシステムクロムのサイズを引いたものに等しくなります。ウィンドウの幅と高さを変更すると、ステージのstageWidth
および stageHeight
が変更されます。その逆も同様で、ステージのサイズを変更すると、ウィンドウのサイズが変更されます。
ルート HTML ウィンドウでは、outerWidth
プロパティおよび outerHeight
プロパティは、ウィンドウの height
プロパティおよび width
プロパティに等しくなります。innerWidth
プロパティおよび innerHeight
プロパティは、stage.stageWidth
プロパティおよび stage.stageHeight
プロパティから、ウィンドウに表示されている自動スクロールバーの幅および高さを引いた値に等しくなります。
resize
イベントは、このウィンドウの幅または高さが変更されると常に送出されます。同様に、このウィンドウの起点(x,y)が変更されると、常に move
イベントが送出されます。Mac OS および Windows では、bounds
プロパティを直接に設定した場合 moving
イベントや resizing
イベントは送出されません。それに対し、Linux では、NativeWindow から moving
イベントや resizing
イベントが、bounds
プロパティを直接に設定した場合でも送出されます。
ウィンドウの bounds
プロパティを設定することは、ウィンドウの x
、y
、width
および height
プロパティを設定することと同じです。同様に、個々の寸法のいずれかを設定することは、bounds
プロパティを設定することと同じです。bounds
プロパティを使用してすべてのサイズを同時に設定すると、送信されるイベントの数が少なくなります。
個々のサイズが設定される順序は保証されません。デスクトップ領域より大きくウィンドウを拡大できない Linux ウィンドウマネージャーでは、すべてのプロパティ変更を適用した最終的な結果が正規のウィンドウになる場合であっても、個別のプロパティに対する変更がブロックされる場合があります。
指定された幅または高さが、許容される幅または高さの下限よりも小さい場合や上限よりも大きい場合、許容される最も近い値にウィンドウの幅または高さが設定されます。幅と高さの下限および上限は、次の要因に基づいて決定されます。
- NativeWindow オブジェクトの
minSize
およびmaxSize
プロパティ。 - オペレーティングシステムの制限による上限と下限。これは、
NativeWindow.systemMinSize
とNativeWindow.systemMaxSize
の値です。 - Adobe AIR におけるウィンドウ幅および高さの上限(4095 ピクセル)(AIR 1.5 以前では、ウィンドウの最大の幅と高さは各 2880 ピクセルです)。
- 表示されているシステムクロムに必要な幅と高さの最小値
ウィンドウの位置またはサイズが変更されると、ピクセル値は最も近い整数に四捨五入されます。
実装
public function get bounds():Rectangle
public function set bounds(value:Rectangle):void
例外
ArgumentError — rectangle が null または無効な値を含んでいる場合。
| |
IllegalOperationError — このウィンドウが閉じられた後に、bounds プロパティがアクセスされた場合。
|
関連する API エレメント
例 ( この例の使用方法 )
windowObj.bounds = new Rectangle(200, 200, 1000, 800);
displayObject.stage.nativeWindow.bounds = new Rectangle(20, 20, 800, 600);
window.nativeWindow.bounds = new air.Rectangle(20, 20, 800, 600);
closed | プロパティ |
closed:Boolean
[読み取り専用] 言語バージョン: | ActionScript 3.0 |
ランタイムバージョン: | AIR 1.0 |
このウィンドウが閉じられたかどうかを示します。
閉じられたウィンドウで次のプロパティにアクセスすると、無効な操作を示すエラーがスローされます。
title
bounds
x
、y
、width
、height
displayState
visible
同様に、閉じられたウィンドウで次のメソッドを呼び出すと、無効な操作を示すエラーがスローされます。
minimize()
maximize()
restore()
startResize()
startMove()
実装
public function get closed():Boolean
例 ( この例の使用方法 )
closed
プロパティにアクセスする方法を示したものです。
var isWindowClosed:Boolean = windowObj.closed;
var isWindowClosed:Boolean = displayObject.stage.nativeWindow.closed;
var isWindowClosed = window.nativeWindow.closed;
displayState | プロパティ |
displayState:String
[読み取り専用] 言語バージョン: | ActionScript 3.0 |
ランタイムバージョン: | AIR 1.0 |
このウィンドウの表示状態です。
有効な値の定数は、NativeWindowDisplayState クラスで定義されています。
NativeWindowDisplayState.NORMAL
NativeWindowDisplayState.MINIMIZED
NativeWindowDisplayState.MAXIMIZED
実装
public function get displayState():String
例外
IllegalOperationError — このウィンドウが閉じられた後に、displayState プロパティがアクセスされた場合。
|
関連する API エレメント
例 ( この例の使用方法 )
var state:String = windowObj.displayState;
height | プロパティ |
height:Number
言語バージョン: | ActionScript 3.0 |
ランタイムバージョン: | AIR 1.0 |
このウィンドウの高さ(ピクセル単位)です。
ウィンドウのサイズには、表示されているシステムウィンドウのクロムが含まれます。ウィンドウ内側の使用可能な表示領域の高さは、Stage.stageHeight
プロパティから取得できます。
ウィンドウの height
プロパティを変更すると、bounds
プロパティから高さを変更した場合と同じ動作をします。
指定された高さが、許容される高さの下限よりも小さい場合や上限よりも大きい場合、許容される最も近い値にウィンドウの高さが設定されます。高さの下限および上限は、次の要因に基づいて決定されます。
- NativeWindow オブジェクトの
minSize.x
およびmaxSize.x
プロパティ - オペレーティングシステムの制限による上限と下限。これは、
NativeWindow.systemMinSize.x
とNativeWindow.systemMaxSize.x
の値です。 - Adobe AIR でのウィンドウの最大の高さは 4095 ピクセルです(AIR 1.5 以前では 2880 ピクセルです)。
Linux の場合、height
プロパティを設定する操作は非同期的に実行されます。
高さ変更の完了を検出するには、resize
イベントを監視します。これは、どのプラットフォームでも送出されるイベントです。
ウィンドウの高さが変更されると、ピクセル値は最も近い整数に四捨五入されます。
実装
public function get height():Number
public function set height(value:Number):void
例外
ArgumentError — 値セットが null または無効な値の場合。
| |
IllegalOperationError — このウィンドウが閉じられた後に、プロパティがアクセスされた場合。
|
関連する API エレメント
isSupported | プロパティ |
maximizable | プロパティ |
maximizable:Boolean
[読み取り専用] 言語バージョン: | ActionScript 3.0 |
ランタイムバージョン: | AIR 1.0 |
このウィンドウの作成に使用される最大化可能設定を報告します。
ウィンドウが作成された後で、maximizable
設定を変更することはできません。
注意:一部の Linux ウィンドウマネージャーでは、maximizable
プロパティが false
に設定されている場合でも、ユーザーがウィンドウを最大化できます。
実装
public function get maximizable():Boolean
例外
SecurityError — 十分な特権がない状態で false を設定しようとした場合。
| |
IllegalOperationError — このウィンドウが閉じられた後に、プロパティがアクセスされた場合。
|
関連する API エレメント
maxSize | プロパティ |
maxSize:Point
言語バージョン: | ActionScript 3.0 |
ランタイムバージョン: | AIR 1.0 |
このウィンドウの最大サイズです。
サイズ制限は、Point オブジェクトの座標として指定されます。ポイントの x
プロパティはウィンドウの幅に相当し、y
プロパティはウィンドウの高さに相当します。
maxSize
の制限は、ActionScript コードとオペレーティングシステムの両方で呼び出されるウィンドウサイズの変更操作に対して強制的に設定されます。
現在の境界が新しい最大サイズよりも大きい場合、maxSize
を設定すると、ウィンドウの境界が変化します。
指定された幅または高さが、許容される幅または高さの上限よりも大きい場合、許容される最も近い値にウィンドウの幅または高さが設定されます。幅と高さの下限および上限は、次の要因に基づいて決定されます。
- オペレーティング システムによる上限。これは、
NativeWindow.systemMaxSize
の値です。 - Adobe AIR におけるウィンドウ幅および高さの上限(各 4095 ピクセル)(AIR 1.5 以前では、ウィンドウの最大の幅と高さは各 2880 ピクセルです)。
注意:Mac OS X などの一部のオペレーティングシステムでは、ウィンドウを maxSize
値まで拡大しても、最大化したウィンドウはオペレーティングシステムの画面より小さくなります。このような場合でも、ウィンドウは最大化された表示状態となります。
実装
public function get maxSize():Point
public function set maxSize(value:Point):void
例外
IllegalOperationError — 割り当てられているサイズが、オペレーティングシステムの最小および最大ウィンドウサイズの範囲外の場合。
| |
SecurityError — サイズが、そのコンテンツの現在の特権で禁止されている場合。
| |
ArgumentError — サイズが null または無効な値を含んでいる場合。
| |
IllegalOperationError — このウィンドウが閉じられた後に、maxSize プロパティがアクセスされた場合。
|
関連する API エレメント
例 ( この例の使用方法 )
windowObj.maxSize = new Point(1040,920);
displayObject.stage.nativeWindow.maxSize = new Point(800,600);
window.nativeWindow.maxSize = new air.Point(960,960);
menu | プロパティ |
menu:NativeMenu
言語バージョン: | ActionScript 3.0 |
ランタイムバージョン: | AIR 1.0 |
このウィンドウのネイティブメニューです。
NativeMenu オブジェクトがウィンドウの menu
プロパティに割り当てられている場合、NativeWindow.supportsMenu
が true
に設定されていれば、ウィンドウにネイティブメニューが表示されます。ただし、ウィンドウの systemChrome
プロパティが NativeWindowSystemChrome.NONE
の場合は表示されません。
注意:NativeWindow.supportsMenu
が false
の場合、またはウィンドウの systemChrome
プロパティが NativeWindowSystemChrome.NONE
の場合も、メニューを割り当てることはできますが、効果はありません。使用しているオペレーティングシステムでウィンドウメニューがサポートされているか確認するには、必ず NativeWindow.supportsMenu
プロパティを使用してください。その他の方法(Capabilities.os
など)でサポートの有無を判断すると、プログラミングエラーの原因になる可能性があります(ターゲットとなり得るオペレーティングシステムの種類についての配慮が完全でない場合)。
実装
public function get menu():NativeMenu
public function set menu(value:NativeMenu):void
関連する API エレメント
minimizable | プロパティ |
minimizable:Boolean
[読み取り専用] 言語バージョン: | ActionScript 3.0 |
ランタイムバージョン: | AIR 1.0 |
このウィンドウの作成に使用される最小化可能設定を報告します。
ウィンドウが作成された後で、minimizable
設定を変更することはできません。
注意:一部の Linux ウィンドウマネージャーでは、minimizable
プロパティが false
に設定されている場合でも、ユーザーがウィンドウを最小化できます。
実装
public function get minimizable():Boolean
例外
SecurityError — 十分な特権がない状態で false を設定しようとした場合。
| |
IllegalOperationError — このウィンドウが閉じられた後に、プロパティがアクセスされた場合。
|
関連する API エレメント
minSize | プロパティ |
minSize:Point
言語バージョン: | ActionScript 3.0 |
ランタイムバージョン: | AIR 1.0 |
このウィンドウの最小サイズです。
サイズ制限は、Point オブジェクトの座標として指定されます。ポイントの x
プロパティはウィンドウの幅に相当し、y
プロパティはウィンドウの高さに相当します。
現在の境界が新しい最小サイズよりも小さい場合、minSize
を設定すると、ウィンドウの境界が変化します。
minSize
の制限は、ActionScript コードとオペレーティングシステムの両方で呼び出されるウィンドウサイズの変更操作に対して強制的に設定されます。
注意:表示されているシステムクロムの幅および高さによって、ウィンドウのサイズを指定された最小サイズにできない場合があります。
実装
public function get minSize():Point
public function set minSize(value:Point):void
例外
IllegalOperationError — 割り当てられているサイズが、オペレーティングシステムの最小および最大ウィンドウサイズの範囲外の場合。
| |
SecurityError — サイズが、そのコンテンツの現在の特権で禁止されている場合。
| |
ArgumentError — サイズが null または無効な値を含んでいる場合。
| |
IllegalOperationError — このウィンドウが閉じられた後に、minSize プロパティがアクセスされた場合。
|
関連する API エレメント
例 ( この例の使用方法 )
windowObj.minSize = new Point(200,80);
displayObject.stage.nativeWindow.minSize = new Point(120,60);
window.nativeWindow.minSize = new air.Point(80,60);
owner | プロパティ |
owner:NativeWindow
[読み取り専用] 言語バージョン: | ActionScript 3.0 |
ランタイムバージョン: | AIR 2.6 |
このウィンドウを所有する NativeWindow オブジェクトです。
ウィンドウの所有関係は作成時に確立され、変更することはできません。所有者を持つウィンドウを作成するには、ウィンドウの作成時に使用した NativeWindowInitOptions オブジェクトの owner
プロパティに所有者の NativeWindow オブジェクトを設定します。
注意:一部の Linux ウィンドウマネージャーでは、所有者ウィンドウがフルスクリーンモードの場合、所有されるウィンドウはその前面には表示されません。
実装
public function get owner():NativeWindow
関連する API エレメント
renderMode | プロパティ |
renderMode:String
[読み取り専用] 言語バージョン: | ActionScript 3.0 |
ランタイムバージョン: | AIR 3.0 |
このウィンドウの作成に使用されるウィンドウの renderMode
設定を報告します。
NativeWindow.renderMode
から返される値は、NativeWindowRenderMode クラスで定義されている定数のいずれかになります。
ウィンドウが作成された後で、renderMode
設定を変更することはできません。
実装
public function get renderMode():String
例外
IllegalOperationError — このウィンドウが閉じられた後に、プロパティがアクセスされた場合。
|
関連する API エレメント
resizable | プロパティ |
resizable:Boolean
[読み取り専用] 言語バージョン: | ActionScript 3.0 |
ランタイムバージョン: | AIR 1.0 |
このウィンドウの作成に使用されるサイズ変更可能設定を報告します。
ウィンドウが作成された後で、resizable
設定を変更することはできません。
実装
public function get resizable():Boolean
例外
SecurityError — 十分な特権がない状態で false を設定しようとした場合。
| |
IllegalOperationError — このウィンドウが閉じられた後に、プロパティがアクセスされた場合。
|
関連する API エレメント
stage | プロパティ |
stage:Stage
[読み取り専用] 言語バージョン: | ActionScript 3.0 |
ランタイムバージョン: | AIR 1.0 |
このウィンドウの Stage オブジェクトです。Stage オブジェクトは、ActionScript 3.0 ベースの SWF コンテンツで使用されている表示リストアーキテクチャのルートオブジェクトです。
ステージは、ウィンドウの表示リストのルートです。ビジュアル表示オブジェクトをウィンドウに追加するには、そのオブジェクトをステージまたは既にこのステージの表示リストに存在する別のオブジェクトに追加します。ステージのサイズは、ウィンドウがシステムクロムを使用する場合のウィンドウクライアント領域のサイズです。システムクロムが使用されていない場合、ステージのサイズはウィンドウのサイズと等しくなります。
実装
public function get stage():Stage
関連する API エレメント
例 ( この例の使用方法 )
import flash.display.StageAlign; windowObj.stage.align = StageAlign.TOP_LEFT;
supportsMenu | プロパティ |
supportsMenu:Boolean
[読み取り専用] 言語バージョン: | ActionScript 3.0 |
ランタイムバージョン: | AIR 1.0 |
AIR が現在のコンピューターシステムのネイティブのウィンドウメニューをサポートするかどうかを示します。
NativeWindow.supportsMenu
が true
の場合、NativeMenu オブジェクトがウィンドウの menu
プロパティに割り当てられると、そのウィンドウにネイティブメニューが表示されます。ただし、ウィンドウの systemChrome
プロパティが NativeWindowSystemChrome.NONE
の場合は表示されません。使用しているオペレーティングシステムでネイティブウィンドウメニューがサポートされているか確認するには、必ず NativeWindow.supportsMenu
プロパティを使用してください。その他の方法(Capabilities.os
など)でサポートの有無を判断すると、プログラミングエラーの原因になる可能性があります(ターゲットとなり得るオペレーティングシステムの種類についての配慮が完全でない場合)。
注意:NativeWindow.supportsMenu
が false
の場合、またはウィンドウの systemChrome
プロパティが NativeWindowSystemChrome.NONE
の場合にメニューを割り当てることも可能ですが、何も実行されません。
実装
public static function get supportsMenu():Boolean
関連する API エレメント
supportsNotification | プロパティ |
supportsNotification:Boolean
[読み取り専用] 言語バージョン: | ActionScript 3.0 |
ランタイムバージョン: | AIR 1.0 |
AIR が現在のコンピューターシステムのウィンドウ通知キュー送信をサポートするかどうかを示します。
NativeWindow.supportsNotification
が true
の場合、ウィンドウの notifyUser()
メソッドを呼び出すと、該当するイベントが発生したユーザーに対して視覚的なキューを表示します。この視覚的なキューは、ネイティブシステムのオペレーティングシステムの規則に従います。例えば、Windows® では、タスクバーアイコンが点滅します。
注意:notifyUser()
の呼び出しは、NativeWindow.supportsNotification
が false
の場合でも可能です。ただし、何も実行されません。
実装
public static function get supportsNotification():Boolean
関連する API エレメント
supportsTransparency | プロパティ |
supportsTransparency:Boolean
[読み取り専用] 言語バージョン: | ActionScript 3.0 |
ランタイムバージョン: | AIR 1.1 |
AIR が透明なピクセルを含むネイティブのウィンドウをサポートするかどうかを示します。
NativeWindow.supportsTransparency
が true
である場合、ウィンドウの transparent
プロパティが true
に設定されていれば、ネイティブのウィンドウのピクセル透過性が適用されます。ウィンドウの transparent
プロパティの値にかかわらず、NativeWindow.supportsTransparency
が false
であれば、すべてのピクセルの不透明度が 1 に設定されます。NativeWindow.supportsTransparency
が false
の場合、完全に透明なピクセルは黒としてレンダリングされます。使用しているオペレーティングシステムで透明度がサポートされているか確認するには、必ず NativeWindow.supportsTransparency
プロパティを使用してください。その他の方法(Capabilities.os
など)でサポートの有無を判断すると、プログラミングエラーの原因になる可能性があります(ターゲットとなり得るオペレーティングシステムの種類についての配慮が完全でない場合)。
注意:このプロパティの値は、オペレーティングシステムで設定されるユーザー環境設定に基づいて、アプリケーションの実行中に変化する可能性があります。
実装
public static function get supportsTransparency():Boolean
関連する API エレメント
systemChrome | プロパティ |
systemChrome:String
[読み取り専用] 言語バージョン: | ActionScript 3.0 |
ランタイムバージョン: | AIR 1.0 |
このウィンドウの作成に使用されるシステムクロム設定を報告します。
NativeWindow.systemChrome
から返される値は、NativeWindowSystemChrome クラスで定義されている定数のいずれかになります。
ウィンドウが作成された後で、システムクロムの設定を変更することはできません。
実装
public function get systemChrome():String
例外
SecurityError — 十分な特権がない状態で false を設定しようとした場合。
| |
IllegalOperationError — このウィンドウが閉じられた後に、プロパティがアクセスされた場合。
|
関連する API エレメント
例 ( この例の使用方法 )
var sysChromeType:String = windowObj.systemChrome;
var sysChromeType:String = displayObject.stage.nativeWindow.systemChrome;
var sysChromeType = window.nativeWindow.systemChrome;
import flash.display.NativeWindow; import flash.display.NativeWindowSystemChrome; import flash.display.NativeWindowInitOptions; public function deChromeWindow(oldWindow:NativeWindow):NativeWindow{ if(oldWindow.systemChrome != NativeWindowSystemChrome.NONE){ var newOptions:NativeWindowInitOptions = new NativeWindowInitOptions(); newOptions.systemChrome = NativeWindowSystemChrome.NONE; newOptions.transparent = true; var newWindow:NativeWindow = new NativeWindow(newOptions); newWindow.stage.stageWidth = oldWindow.stage.stageWidth; newWindow.stage.stageHeight = oldWindow.stage.stageHeight; newWindow.stage.align = oldWindow.stage.align; newWindow.stage.scaleMode = oldWindow.stage.scaleMode; for(var i:int = 0; i < oldWindow.stage.numChildren; i++){ newWindow.stage.addChild(oldWindow.stage.getChildAt(i)); } newWindow.activate(); oldWindow.close(); return newWindow; } return oldWindow; }
systemMaxSize | プロパティ |
systemMaxSize:Point
[読み取り専用] 言語バージョン: | ActionScript 3.0 |
ランタイムバージョン: | AIR 1.0 |
オペレーティングシステムで許可されている最大のウィンドウサイズです。
サイズ制限は、Point オブジェクトの座標として指定されます。ポイントの x
プロパティはウィンドウの幅に相当し、y
プロパティはウィンドウの高さに相当します。
オペレーティングシステムのサイズ制限のほかに、AIR には 4095 x 4095 ピクセルの最大ウィンドウサイズ制限(AIR 1.5 以前では、2880 x 2880 ピクセル)があります。また、アプリケーションが NativeWindow オブジェクトの maxSize
プロパティを使用して制限を設定することもできます。
実装
public static function get systemMaxSize():Point
systemMinSize | プロパティ |
title | プロパティ |
title:String
言語バージョン: | ActionScript 3.0 |
ランタイムバージョン: | AIR 1.0 |
ウィンドウのタイトルです。
タイトルを表示する場合は、ウィンドウのシステムクロムに加え、その他のシステムに依存した場所(タスクバーなど)に表示されます。
実装
public function get title():String
public function set title(value:String):void
例外
IllegalOperationError — このウィンドウが閉じられた後に、プロパティがアクセスされた場合。
|
例 ( この例の使用方法 )
windowObj.title = "Window Title";
transparent | プロパティ |
transparent:Boolean
[読み取り専用] 言語バージョン: | ActionScript 3.0 |
ランタイムバージョン: | AIR 1.0 |
このウィンドウの作成に使用される透明度設定を報告します。
ウィンドウが作成された後で、transparent
プロパティを変更することはできません。透明度は、ウィンドウの視覚的な外観とマウス動作に影響します。Windows および Mac OS X の場合、ピクセルのアルファ値が特定のしきい値を下回っている場合、ウィンドウでマウスイベントはキャプチャされません。この値は、オペレーティングシステムによってはおよそ .06 ~ .01 の間で変わります。Linux の場合、このウィンドウでは完全に透明な領域の上のマウスイベントがキャプチャされます。したがって、ユーザーはデスクトップ上のその他のウィンドウおよびアイテムにアクセスすることができません。
注意:ウィンドウの透明度は必ずしもサポートされているとは限りません。ユーザーのオペレーティングシステムの設定で透明度が使用できない場合、ウィンドウは透明度なしで作成されます。透明にしている領域は、黒と合成されます。NativeWindow.supportsTransparency
プロパティを使用して、ウィンドウの透明度をサポートするかどうかを指定します。
実装
public function get transparent():Boolean
例外
SecurityError — 十分な特権がない状態で false を設定しようとした場合。
| |
IllegalOperationError — このウィンドウが閉じられた後に、プロパティがアクセスされた場合。
|
関連する API エレメント
type | プロパティ |
type:String
[読み取り専用] 言語バージョン: | ActionScript 3.0 |
ランタイムバージョン: | AIR 1.0 |
このウィンドウの作成に使用されるウィンドウの type
の設定を報告します。
NativeWindow.type
から返される値は、NativeWindowType クラスで定義されている定数のいずれかになります。
ウィンドウが作成された後で、type
設定を変更することはできません。
実装
public function get type():String
例外
SecurityError — 十分な特権がない状態で false を設定しようとした場合。
| |
IllegalOperationError — このウィンドウが閉じられた後に、プロパティがアクセスされた場合。
|
関連する API エレメント
visible | プロパティ |
visible:Boolean
言語バージョン: | ActionScript 3.0 |
ランタイムバージョン: | AIR 1.0 |
このウィンドウが可視かどうかを指定します。
不可視のウィンドウはデスクトップに表示されませんが、ウィンドウのプロパティとメソッドはすべて有効です。
デフォルトでは、visible
は false
に設定されています。ウィンドウを表示するには、visible
を true
に設定するか、NativeWindow.activate()
を呼び出します。
このウィンドウに所有者がある場合、このウィンドウが表示されるかどうかは、所有側ウィンドウの可視状態によって決まります。所有側ウィンドウが非表示であれば、所有されている各ウィンドウの visible
プロパティが true
かどうかに関係なく、それらのウィンドウはすべて非表示になります。
注意:Mac OS X では、最小化されたウィンドウで visible=false
に設定しても、ウィンドウアイコンはドックから削除されません。その後、ユーザーがドックアイコンをクリックするとウィンドウは可視状態に戻り、デスクトップに表示されます。
実装
public function get visible():Boolean
public function set visible(value:Boolean):void
例外
SecurityError — 十分な特権がない状態で false を設定しようとした場合。
| |
IllegalOperationError — このウィンドウが閉じられた後に、プロパティがアクセスされた場合。
|
関連する API エレメント
例 ( この例の使用方法 )
visible
プロパティにアクセスする方法を示したものです。
windowObj.visible = true;
displayObj.stage.nativeWindow.visible = true;
window.nativeWindow.visible = true;
width | プロパティ |
width:Number
言語バージョン: | ActionScript 3.0 |
ランタイムバージョン: | AIR 1.0 |
このウィンドウの幅(ピクセル単位)です。
ネイティブウィンドウの通知されるサイズには、表示されているシステムウィンドウのクロムが含まれます。ウィンドウ内側の使用可能な表示領域の幅は、Stage.stageWidth
プロパティから取得できます。
ウィンドウの width
プロパティを変更すると、bounds
プロパティから幅を変更した場合と同じ動作をします。
指定された幅が、許容される幅の下限よりも小さい場合や上限よりも大きい場合、許容される最も近い値にウィンドウの幅が設定されます。幅の下限および上限は、次の要因に基づいて決定されます。
- NativeWindow オブジェクトの
minSize.y
およびmaxSize.y
プロパティ - オペレーティングシステムの制限による上限と下限。これは、
NativeWindow.systemMinSize.y
とNativeWindow.systemMaxSize.y
の値です。 - Adobe AIR での最大ウィンドウ幅は 4095 ピクセルです(AIR 1.5 以前では 2880 ピクセルです)。
Linux の場合、width
プロパティを設定する操作は非同期的に実行されます。
幅変更の完了を検出するには、resize
イベントを監視します。これは、どのプラットフォームでも送出されるイベントです。
ウィンドウの幅が変更されると、ピクセル値は最も近い整数に四捨五入されます。
実装
public function get width():Number
public function set width(value:Number):void
例外
ArgumentError — 値セットが null または無効な値の場合。
| |
IllegalOperationError — このウィンドウが閉じられた後に、プロパティがアクセスされた場合。
|
関連する API エレメント
x | プロパティ |
x:Number
言語バージョン: | ActionScript 3.0 |
ランタイムバージョン: | AIR 1.0 |
オペレーティングシステムのデスクトップの起点を基準とした、このウィンドウの左上隅の水平軸座標です。
複数のモニターがあるシステムでは、x
が負の値になることがあります。ウィンドウを以前の場所に再位置付けするために値を保存した場合、位置を復元したときにウィンドウが使用可能な場所に配置されていることを常に検証する必要があります。画面の解像度やモニターの配置を変更すると、ウィンドウが画面外に配置されることがあります。Screen クラスを使用して、デスクトップジオメトリに関する情報を取得してください。
ウィンドウの x
プロパティを変更すると、bounds
プロパティから位置を変更した場合と同じ動作をします。
Linux の場合、x
プロパティを設定する操作は非同期的に実行されます。
位置変更の完了を検出するには、move
イベントを監視します。これは、どのプラットフォームでも送出されるイベントです。
ウィンドウ の x 座標が変更されると、ピクセル値は最も近い整数に四捨五入されます。
実装
public function get x():Number
public function set x(value:Number):void
例外
ArgumentError — 値セットが null または無効な値の場合。
| |
IllegalOperationError — このウィンドウが閉じられた後に、プロパティがアクセスされた場合。
|
関連する API エレメント
y | プロパティ |
y:Number
言語バージョン: | ActionScript 3.0 |
ランタイムバージョン: | AIR 1.0 |
オペレーティングシステムのデスクトップの左上隅を基準とした、このウィンドウの左上隅の垂直軸座標です。
複数のモニターがあるシステムでは、y
が負の値になることがあります。ウィンドウを以前の場所に再位置付けするために値を保存した場合、位置を復元したときにウィンドウが使用可能な場所に配置されていることを常に検証する必要があります。画面の解像度やモニターの配置を変更すると、ウィンドウが画面外に配置されることがあります。Screen クラスを使用して、デスクトップジオメトリに関する情報を取得してください。
ウィンドウの y
プロパティを変更すると、bounds
プロパティから位置を変更した場合と同じ動作をします。
Linux の場合、y
プロパティを設定する操作は非同期的に実行されます。
位置変更の完了を検出するには、move
イベントを監視します。これは、どのプラットフォームでも送出されるイベントです。
ウィンドウ の y 座標が変更されると、ピクセル値は最も近い整数に四捨五入されます。
実装
public function get y():Number
public function set y(value:Number):void
例外
ArgumentError — 値セットが null または無効な値の場合。
| |
IllegalOperationError — このウィンドウが閉じられた後に、プロパティがアクセスされた場合。
|
関連する API エレメント
NativeWindow | () | コンストラクター |
public function NativeWindow(initOptions:NativeWindowInitOptions)
言語バージョン: | ActionScript 3.0 |
ランタイムバージョン: | AIR 1.0 |
NativeWindow インスタンスと、対応するオペレーティングシステムウィンドウを新たに作成します。
ウィンドウの作成後は、initOptions
パラメーターで定義されている設定を変更することはできません。initOptions
設定が無効な場合、無効な操作を示すエラーがスローされます。現在のシステムで使用できなくても、設定が有効な場合は、例外はスローされません。現在のオペレーティングシステムに固有の機能は、必要に応じて、静的な NativeWindow メンバー(systemMaxSize
など)を使用することで検出できます。
デフォルトのウィンドウサイズはオペレーティングシステムによって決まり、ウィンドウは不可視状態で作成されます。ウィンドウを可視状態のまま変更しないようにするために、ウィンドウの変更が終わるまで、ウィンドウの visible
プロパティを true
にしたり、activate()
を呼び出したりしないでください。
initOptions:NativeWindowInitOptions — このウィンドウの初期化プロパティを格納するオブジェクトです。
|
例外
IllegalOperationError — initOptions パラメーターが有効でない場合。
|
関連する API エレメント
例 ( この例の使用方法 )
import flash.display.NativeWindowInitOptions; import flash.display.NativeWindowSystemChrome; import flash.display.NativeWindowType; import flash.display.NativeWindow; import flash.display.StageAlign; import flash.display.StageScaleMode; import flash.geom.Rectangle; var windowOptions:NativeWindowInitOptions = new NativeWindowInitOptions(); windowOptions.systemChrome = NativeWindowSystemChrome.STANDARD; windowOptions.type = NativeWindowType.NORMAL; var newWindow:NativeWindow = new NativeWindow(windowOptions); newWindow.stage.scaleMode = StageScaleMode.NO_SCALE; newWindow.stage.align = StageAlign.TOP_LEFT; newWindow.bounds = new Rectangle(100, 100, 800, 800); newWindow.activate();
activate | () | メソッド |
public function activate():void
言語バージョン: | ActionScript 3.0 |
ランタイムバージョン: | AIR 1.0 |
このウィンドウをアクティブ化します。
ウィンドウをアクティブ化すると、次のようになります。
- ウィンドウが可視になります。
- ウィンドウが前面に移動します。
- キーボードおよびマウスのフォーカスが、そのウィンドウに移動します。
Linux の場合、activate()
は非同期的に実行される操作です。
NativeWindow オブジェクトは、どのプラットフォームでも activate
イベントを送出します。
関連する API エレメント
例 ( この例の使用方法 )
ウィンドウステージの表示オブジェクトへの参照を使用した場合は、次のようになります。
displayObject.stage.nativeWindow.activate();
windowObj.activate();
window
は、グローバル JavaScript ウィンドウオブジェクト)。
window.nativeWindow.activate();
close | () | メソッド |
public function close():void
言語バージョン: | ActionScript 3.0 |
ランタイムバージョン: | AIR 1.0 |
このウィンドウを閉じます。
閉じる操作が完了すると、close
イベントが直ちに送出されます。closing
イベントは送出されません。閉じる操作のキャンセルを許可する場合は、closing
イベントを送出し、登録されているリスナーがデフォルトの動作をキャンセルするかどうかを、close()
メソッドを呼び出す前にチェックします。
ウィンドウを閉じると、そのウィンドウが所有しているウィンドウもすべて閉じられます。所有されているウィンドウが closing
イベントを送出することはありません。
現在ウィンドウにある表示オブジェクトのインスタンスが他の場所で参照されていない場合は、AIR によって作成された最初のアプリケーションウィンドウを除き、ガベージコレクションされて破棄されます。最初のウィンドウにある表示オブジェクトがガベージコレクションされるようにするには、ウィンドウステージからそれらを削除します。
閉じられた後でも NativeWindow オブジェクトは有効な参照として残りますが、プロパティやメソッドにアクセスすると、多くの場合は無効な操作を示すエラーがスローされます。
閉じたウィンドウを再び開くことはできません。ウィンドウが既に閉じられている場合、アクションは実行されず、イベントも送出されません。
注意:ウィンドウを閉じずに非表示にするには、ウィンドウの visible
プロパティを false
に設定します。
関連する API エレメント
例 ( この例の使用方法 )
NativeWindow インスタンス(windowObj
)への参照を使用した場合は、次のようになります。
windowObj.close();
displayObj.stage.nativeWindow.close();
window.close(); //overriddable in HTMLHost
window.nativeWindow.close(); //not overriddable
windowObj
が、閉じる NativeWindow インスタンスです)。
public function closeCommand():Boolean{ var closeEvent:Event = new Event(Event.CLOSING,true,true); windowObj.dispatchEvent(closeEvent); if(!closeEvent.isDefaultPrevented()){ windowObj.close(); return true; } else { return false; } }
<script src="AIRAliases.js" type="text/javascript"></script> <script type="text/javascript"> var dirtyData = false; function closeWindow(){ var closingEvent = new air.Event(air.Event.CLOSING,true,true); window.nativeWindow.dispatchEvent(closingEvent); if(!closingEvent.isDefaultPrevented()){ window.nativeWindow.close(); //or use: window.close(); return true; } else { return false; } } function onClosing(event){ if(dirtyData){ event.preventDefault(); //Save data... } } window.nativeWindow.addEventListener(air.Event.CLOSING,onClosing); </script>
globalToScreen | () | メソッド |
public function globalToScreen(globalPoint:Point):Point
言語バージョン: | ActionScript 3.0 |
ランタイムバージョン: | AIR 1.0 |
ウィンドウステージの起点を基準としたピクセル単位の座標のポイント(表示リストから見たグローバルポイント)を、仮想デスクトップのポイントに変換します。
仮想デスクトップの座標は、主モニターの左上隅を基準としています。
パラメーター
globalPoint:Point — 画面上のポイントに変換するステージ上のポイントです。
|
Point — デスクトップを基準とした、指定されたグローバルポイントです。
|
関連する API エレメント
listOwnedWindows | () | メソッド |
public function listOwnedWindows():Vector.<NativeWindow>
言語バージョン: | ActionScript 3.0 |
ランタイムバージョン: | AIR 2.6 |
このウィンドウが所有する NativeWindow オブジェクトのリストを返します。
返されたベクトルにオブジェクトを追加したり、オブジェクトを削除することで NativeWindow オブジェクトの所有関係を変更することはできません。ウィンドウの作成後に、その所有関係を変更することはできません。
戻り値Vector.<NativeWindow> — ゼロを格納した単一の Vector.<NativeWindow> オブジェクト、またはこのインスタンスに所有される複数の NativeWindow オブジェクト。
|
関連する API エレメント
maximize | () | メソッド |
public function maximize():void
言語バージョン: | ActionScript 3.0 |
ランタイムバージョン: | AIR 1.0 |
このウィンドウを最大化します。
maximize()
を呼び出すと、displayStateChange
イベントが送出されます。また、該当する場合は、move
イベントおよび resize
イベントも送出されます。ユーザーが maximize コマンドを発行すると、システムクロムがキャンセル可能な displayStateChanging
イベントを送出しますが、必要に応じて、この動作を最大化ロジックに実装する必要があります。
maximize()
メソッドは非同期に実行されます。状態変更の完了を検出するには、displayStateChange
イベントを監視します。ウィンドウが既に最大化されている場合、アクションは実行されず、イベントも送出されません。
OS の動作に関する注意:
- Mac OS X などのオペレーティングシステムでは、ウィンドウを最大化してもサイズ変更は禁止されません。そのため、
maximize()
を呼び出すとウィンドウが画面いっぱいに拡大されますが、その後でウィンドウのサイズを変更することができます。拡大されたウィンドウのサイズを変更すると、表示状態も元に戻ります。 - Mac OS X などの一部のオペレーティングシステムおよび Linux の一部のウィンドウマネージャーでは、ウィンドウを最大化しても、
maxSize
プロパティで指定されている幅と高さより大きくは拡大しません。それ以外では、画面がmaxSize
よりも大きい場合でもウィンドウは画面いっぱいに拡大されます。 - Linux の一部のウィンドウマネージャーでは、ユーティリティウィンドウを最大化できません。
例外
IllegalOperationError — このウィンドウが閉じられた後に、このメソッドが呼び出された場合。
|
関連する API エレメント
例 ( この例の使用方法 )
public function maximizeWindow(nativeWin:NativeWindow):Boolean{ if(nativeWin.displayState != NativeWindowDisplayState.MAXIMIZED){ var beforeState:String = nativeWin.displayState; var afterState:String = NativeWindowDisplayState.MAXIMIZED; var displayStateEvent:NativeWindowDisplayStateEvent = new NativeWindowDisplayStateEvent(NativeWindowDisplayStateEvent.DISPLAY_STATE_CHANGING, true,true,beforeState,afterState); nativeWin.dispatchEvent(displayStateEvent); if(!displayStateEvent.isDefaultPrevented()){ nativeWin.maximize(); return true; } else { return false; } } return false; }
function maximizeWindow(nativeWin){ if(nativeWin.displayState != air.NativeWindowDisplayState.MAXIMIZED){ var beforeState = nativeWin.displayState; var afterState = air.NativeWindowDisplayState.MAXIMIZED; var displayStateEvent = new air.NativeWindowDisplayStateEvent(air.NativeWindowDisplayStateEvent.DISPLAY_STATE_CHANGING, true,true,beforeState,afterState); nativeWin.dispatchEvent(displayStateEvent); if(!displayStateEvent.isDefaultPrevented()){ nativeWin.maximize(); return true; } else { return false; } } return false; }
minimize | () | メソッド |
public function minimize():void
言語バージョン: | ActionScript 3.0 |
ランタイムバージョン: | AIR 1.0 |
このウィンドウを最小化します。
minimize()
を呼び出すと、displayStateChange イベントが送出されます。また、該当する場合は、move イベントおよび resize イベントも送出されます。ユーザーが minimize コマンドを発行すると、システムクロムがキャンセル可能な
displayStateChanging
イベントを送出するのに対し、minimize()
を直接呼び出してもこのイベントは発行されません。必要に応じて、この動作を最小化ロジックに実装できます。
minimize()
メソッドは非同期に実行されます。状態変更の完了を検出するには、displayStateChange
イベントを監視します。これは、どのプラットフォームでも送出されるイベントです。ウィンドウが既に最小化されている場合、アクションは実行されず、イベントも送出されません。
このウィンドウが最小化されると、所有されているすべてのウィンドウは非表示になります。所有されているウィンドウが displayStateChanging
または displayStateChange
イベントを送出することはありません。
注意:
- Windows では、不可視のウィンドウを最小化すると(
visible == false
)、ウィンドウを表示できます。 - 一部の Linux ウィンドウマネージャーでは、ユーティリティウィンドウを最小化できません。
例外
IllegalOperationError — このウィンドウが閉じられた後に、このメソッドが呼び出された場合。
|
関連する API エレメント
例 ( この例の使用方法 )
minimize()
呼び出しを、displayStateChanging
イベントを送出することによってキャンセルできるようにする方法を示したものです。
public function minimizeWindow(nativeWin:NativeWindow):Boolean{ if(nativeWin.displayState != NativeWindowDisplayState.MINIMIZED){ var beforeState:String = nativeWin.displayState; var afterState:String = NativeWindowDisplayState.MINIMIZED; var displayStateEvent:NativeWindowDisplayStateEvent = new NativeWindowDisplayStateEvent(NativeWindowDisplayStateEvent.DISPLAY_STATE_CHANGING, true,true,beforeState,afterState); nativeWin.dispatchEvent(displayStateEvent); if(!displayStateEvent.isDefaultPrevented()){ nativeWin.minimize(); return true; } else { return false; } } return false; }
minimize()
呼び出しを、HTMLLoader オブジェクト(または HTML ウィンドウ)で実行される JavaScript でキャンセルできるようにする方法を示したものです。
function minimizeWindow(){ if(window.nativeWindow.displayState != air.NativeWindowDisplayState.MINIMIZED){ var beforeState = window.nativeWindow.displayState; var afterState = air.NativeWindowDisplayState.MINIMIZED; var displayStateEvent = new air.NativeWindowDisplayStateEvent(air.NativeWindowDisplayStateEvent.DISPLAY_STATE_CHANGING, true,true,beforeState,afterState); window.nativeWindow.dispatchEvent(displayStateEvent); if(!displayStateEvent.isDefaultPrevented()){ window.nativeWindow.minimize(); return true; } else { return false; } } return false; }
notifyUser | () | メソッド |
public function notifyUser(type:String):void
言語バージョン: | ActionScript 3.0 |
ランタイムバージョン: | AIR 1.0 |
該当するイベントが発生したオペレーティングシステムを通して、視覚的なキューをトリガーします。
NativeWindow.supportsNotification
が true
の場合、視覚的なキューは、ネイティブシステムのオペレーティングシステムの規則に従います。例えば、Windows では、タスクバーアイコンが点滅します。
キューの強度は、type
パラメーターによって決定されます。有効な値の定数は NotificationType クラスで定義されていて、次のようになる場合があります。
NotificationType.INFORMATIONAL
NotificationType.CRITICAL
情報の通知を目的としたキューは、継続時間が短く設定されています。重要な通知のキューは、ユーザーがこのウィンドウをアクティブ化するまで継続します。一部の Linux ウィンドウマネージャーは、2 レベルの通知をサポートしていません。このようなウィンドウマネージャーでは、どのオプションを指定しても、notifyUser()
は同じ動作をします。
注意:notifyUser()
の呼び出しは、NativeWindow.supportsNotification
が false
の場合でも可能です。ただし、何も実行されません。
パラメーター
type:String — 通知の緊急性を表すストリングです。
|
orderInBackOf | () | メソッド |
public function orderInBackOf(window:NativeWindow):Boolean
言語バージョン: | ActionScript 3.0 |
ランタイムバージョン: | AIR 1.0 |
このウィンドウを、指定されたウィンドウの背面に直接移動します。
ウィンドウまたはアプリケーションをアクティブ化したり、フォーカスを取得したりしません。最小化または非表示(visible
が false
)にされているウィンドウの順序は変更できません。
所有されているウィンドウを所有する側のウィンドウの背後に移動することはできません。このウィンドウに所有者がある場合、所有する側のウィンドウおよびそのウィンドウが所有するほかのウィンドウもターゲットの背後に順に配置されます。ターゲットウィンドウに所有者がある場合、このウィンドウはターゲットではなくその所有者の背後に配置されます。
一部の Linux ウィンドウマネージャーでは、ユーティリティウィンドウを標準ウィンドウよりも後に順序付けすることはできません。
パラメーター
window:NativeWindow — アプリケーションウィンドウです。
|
Boolean — このウィンドウが正常に背面に移動された場合は true 、このウィンドウが不可視であるか最小化されている場合は false になります。
|
例 ( この例の使用方法 )
windowBehind.orderInBackOf(windowFront);
displayObjBehind.stage.nativeWindow.orderInBackOf(displayObjectFront.stage.nativeWindow);
jsWindowObjBehind.nativeWindow.orderInBackOf(jsWindowObjFront.nativeWindow);
orderInFrontOf | () | メソッド |
public function orderInFrontOf(window:NativeWindow):Boolean
言語バージョン: | ActionScript 3.0 |
ランタイムバージョン: | AIR 1.0 |
このウィンドウを、指定されたウィンドウの前面に直接移動します。
ウィンドウまたはアプリケーションをアクティブ化したり、フォーカスを取得したりしません。最小化または非表示(visible
が false
)にされているウィンドウの順序は変更できません。
ウィンドウを所有するウィンドウの前面に移動することはできません。このウィンドウに所有者がある場合、所有する側のウィンドウおよびそのウィンドウが所有するほかのウィンドウもターゲットの前面に順に配置されます。ターゲットウィンドウに所有者がある場合、このウィンドウはターゲットと同じ所有者に所有されるほかのすべてのウィンドウの前面に配置されます。
一部の Linux ウィンドウマネージャーでは、標準ウィンドウをユーティリティウィンドウよりも前に順序付けすることはできません。
パラメーター
window:NativeWindow — アプリケーションウィンドウです。
|
Boolean — このウィンドウが正常に前面に移動された場合は true 、このウィンドウが不可視であるか最小化されている場合は false になります。
|
例 ( この例の使用方法 )
windowFront.orderInFrontOf(windowBehind);
displayObjFront.stage.nativeWindow.orderInFrontOf(displayObjectBehind.stage.nativeWindow);
jsWindowObjFront.nativeWindow.orderInFrontOf(jsWindowObjBehind.nativeWindow);
orderToBack | () | メソッド |
public function orderToBack():Boolean
言語バージョン: | ActionScript 3.0 |
ランタイムバージョン: | AIR 1.0 |
このウィンドウを他のすべての可視ウィンドウの背面に移動します。
このウィンドウまたはアプリケーションをアクティブ化したり、フォーカスを取得したりしません。最小化または非表示(visible
が false
)にされているウィンドウの順序は変更できません。
alwaysInFront
が true
の場合、このメソッドを呼び出しても、alwaysInFront
が false
に設定されているウィンドウの背面には移動しません。
所有されているウィンドウを所有する側のウィンドウの背後に移動することはできません。このウィンドウに所有者がある場合、所有する側のウィンドウおよびそのウィンドウが所有するほかのウィンドウもウィンドウ表示リストの末尾に順に配置されます。このウィンドウは同じウィンドウに所有されるほかのすべてのウィンドウの背後に移動します。このウィンドウがほかのウィンドウを所有している場合、それらのウィンドウも背後に移動され、現在のウィンドウ相互の位置関係が保持されます。
一部の Linux ウィンドウマネージャーでは、ユーティリティウィンドウを標準ウィンドウよりも後に順序付けすることはできません。
戻り値Boolean — このウィンドウが正常に背面に移動された場合は true 、このウィンドウが不可視であるか最小化されている場合は false になります。
|
例 ( この例の使用方法 )
alwaysInFront
設定を持つもの)の背面にウィンドウを移動する方法を示したものです。
windowObj.orderToBack();
displayObj.stage.nativeWindow.orderToBack();
window.nativeWindow.orderToBack();
orderToFront | () | メソッド |
public function orderToFront():Boolean
言語バージョン: | ActionScript 3.0 |
ランタイムバージョン: | AIR 1.0 |
このウィンドウを他の可視ウィンドウの前面に移動します。
このウィンドウまたはアプリケーションをアクティブ化したり、フォーカスを取得したりしません。最小化または非表示(visible
が false
)にされているウィンドウの順序は変更できません。
alwaysInFront
が false
の場合、このメソッドを呼び出しても、alwaysInFront
が true
に設定されているウィンドウの前面には移動しません。
ウィンドウを所有するウィンドウの前面に移動することはできません。このウィンドウがほかのウィンドウを所有している場合、それらのウィンドウも前面に移動され、現在のウィンドウ相互の位置関係が保持されます。このウィンドウに所有者がある場合、所有する側のウィンドウおよびそのウィンドウが所有するほかのウィンドウもウィンドウ表示リストの先頭に順に配置されます。このウィンドウは同じ所有者に所有される他のウィンドウの前面に移動します。
一部の Linux ウィンドウマネージャーでは、標準ウィンドウをユーティリティウィンドウよりも前に順序付けすることはできません。
戻り値Boolean — このウィンドウが正常に前面に移動された場合は true 、このウィンドウが不可視であるか最小化されている場合は false になります。
|
例 ( この例の使用方法 )
alwaysInFront
設定を持つもの)の前面にウィンドウを移動する方法を示したものです。
windowObj.orderToFront();
displayObj.stage.nativeWindow.orderToFront();
window.nativeWindow.orderToFront();
restore | () | メソッド |
public function restore():void
言語バージョン: | ActionScript 3.0 |
ランタイムバージョン: | AIR 1.0 |
最小化または最大化された状態から、このウィンドウを元の状態に戻します。
restore()
を呼び出すと、displayStateChange
イベントが送出されます。また、該当する場合は、move
イベントおよび resize
イベントも送出されます。ユーザーが restore コマンドを発行すると、システムクロムがキャンセル可能な displayStateChanging
イベントを送出しますが、必要に応じて、この動作を元に戻すロジックに実装する必要があります。
ウィンドウが既に NativeWindowDisplayState.NORMAL
の状態の場合、アクションは実行されず、イベントも送出されません。
状態変更の完了を検出するには、displayStateChange
イベントを監視します。これは、どのプラットフォームでも送出されるイベントです。
例外
IllegalOperationError — このウィンドウが閉じられた後に、メソッドが呼び出された場合。
|
関連する API エレメント
例 ( この例の使用方法 )
public function restoreWindow(nativeWin:NativeWindow):Boolean{ if(nativeWin.displayState != NativeWindowDisplayState.NORMAL){ var beforeState:String = nativeWin.displayState; var afterState:String = NativeWindowDisplayState.NORMAL; var displayStateChangingEvent:NativeWindowDisplayStateEvent = new NativeWindowDisplayStateEvent(NativeWindowDisplayStateEvent.DISPLAY_STATE_CHANGING, true,true,beforeState,afterState); nativeWin.dispatchEvent(displayStateChangingEvent); if(!displayStateChangingEvent.isDefaultPrevented()){ nativeWin.restore(); return true; } else { return false; } } return false; }
function restoreWindow(nativeWin){ if(window.nativeWindow.displayState != air.NativeWindowDisplayState.NORMAL){ var beforeState = window.nativeWindow.displayState; var afterState = air.NativeWindowDisplayState.NORMAL; var displayStateEvent = new air.NativeWindowDisplayStateEvent(air.NativeWindowDisplayStateEvent.DISPLAY_STATE_CHANGING, true,true,beforeState,afterState); window.nativeWindow.dispatchEvent(displayStateEvent); if(!displayStateEvent.isDefaultPrevented()){ window.nativeWindow.restore(); return true; } else { return false; } } return false; }
startMove | () | メソッド |
public function startMove():Boolean
言語バージョン: | ActionScript 3.0 |
ランタイムバージョン: | AIR 1.0 |
このウィンドウのシステム制御による移動を開始します。
mouseDown
イベントから呼び出された場合、このメソッドはマウス操作による移動シーケンスを開始し、mouseUp
イベントが発生するまで続行します。
その他のコードから呼び出された場合、このメソッドは、オペレーティングシステムのデフォルトのシーケンスに従い、キーボードまたはマウス操作による移動シーケンスを開始します。
移動シーケンスの間、ウィンドウの起点が移動すると、一連のイベントが送出されます。各増分移動について、最初に moving
イベントが送出され、moving
イベントがキャンセルされなかった場合は、ウィンドウの位置が更新されて move
イベントが送出されます。moving
イベントがキャンセルされた場合、移動シーケンスは直ちに終了します。
Boolean — 移動が正常に開始された場合は true 、ウィンドウが最大化されている場合は false になります。
|
例外
IllegalOperationError — このウィンドウが閉じられた後に、メソッドが呼び出された場合。
|
例 ( この例の使用方法 )
mouseDown
イベントに応答してウィンドウを移動する方法を示したものです。
var initOpts:NativeWindowInitOptions = new NativeWindowInitOptions(); var win:NativeWindow = new NativeWindow(initOpts); win.activate(); win.stage.addEventListener(MouseEvent.MOUSE_DOWN, mouseDownHandler); function mouseDownHandler(event:MouseEvent):void { win.startMove(); }
startResize | () | メソッド |
public function startResize(edgeOrCorner:String = "BR"):Boolean
言語バージョン: | ActionScript 3.0 |
ランタイムバージョン: | AIR 1.0 |
このウィンドウのシステム制御によるサイズ変更操作を開始します。
mouseDown
イベントハンドラーから呼び出された場合、このメソッドはマウス操作によるサイズ変更シーケンスを開始し、mouseUp
イベントが発生するまで続行します。
その他のコードから呼び出された場合、このメソッドは、オペレーティングシステムのデフォルトのシーケンスに従い、キーボードまたはマウス操作によるサイズ変更シーケンスを開始します。
サイズ変更シーケンスの間、ウィンドウのサイズが変化すると、一連のイベントが送出されます。各増分変化について、最初に resizing
イベントが送出され、resizing
イベントがキャンセルされなかった場合は、ウィンドウのサイズが更新されて resize
イベントが送出されます。resizing
イベントがキャンセルされた場合、サイズ変更シーケンスは直ちに終了します。
パラメーター
edgeOrCorner:String (default = "BR ") — このウィンドウのサイズ変更する端または隅を指定する、NativeWindowResize クラスの定数です。使用できる値は次のとおりです。
|
Boolean — サイズ変更が正常に開始された場合は true 、ウィンドウが最大化されている場合は false になります。
|
例外
IllegalOperationError — このウィンドウが閉じられた後に、メソッドが呼び出された場合。
|
関連する API エレメント
例 ( この例の使用方法 )
mouseDown
イベントに応答してウィンドウを移動する方法を示したものです。
stage.addEventListener(MouseEvent.MOUSE_DOWN, onResizeCommand); function onResizeCommand(event:MouseEvent):void { var win:NativeWindow = event.target.nativeWindow; var resizeFrom:String = ""; if (event.stageY < win.height * .33) { resizeFrom = NativeWindowResize.TOP; } else if (event.stageY > win.height * .66) { resizeFrom = NativeWindowResize.BOTTOM; } if (event.stageX < win.width * .33) { resizeFrom += NativeWindowResize.LEFT; } else if (event.stageX > win.width * .66) { resizeFrom += NativeWindowResize.RIGHT; } win.startResize(resizeFrom); }
activate | イベント |
flash.events.Event
プロパティ Event.type =
flash.events.Event.ACTIVATE
ランタイムバージョン: | AIR 1.0 |
ウィンドウがアクティブになると、この NativeWindow オブジェクトから送出されます。
ACTIVATE
定数は、type
プロパティ(activate
イベントオブジェクト)の値を定義します。
注意:このイベントには「キャプチャ段階」と「バブリング段階」はありません。したがって、ターゲットが表示リストにあるかないかに関わらず、潜在的なターゲットにはイベントリスナーを直接追加する必要があります。
AIR for TV デバイスでは、このイベントが自動的に送出されることはありません。手動での送出は可能です。
このイベントには、次のプロパティがあります。
プロパティ | 値 |
---|---|
bubbles | false |
cancelable | false は、キャンセルするデフォルトの動作がないことを示します。 |
currentTarget | イベントリスナーで Event オブジェクトをアクティブに処理しているオブジェクトです。 |
target | activate イベントに対するリスナーが登録された任意の DisplayObject インスタンスです。 |
close | イベント |
flash.events.Event
プロパティ Event.type =
flash.events.Event.CLOSE
ランタイムバージョン: | AIR 1.0 |
ウィンドウが閉じられると、この NativeWindow オブジェクトから送出されます。
Event.CLOSE
定数は、type
プロパティ(close
イベントオブジェクト)の値を定義します。
このイベントには、次のプロパティがあります。
プロパティ | 値 |
---|---|
bubbles | false |
cancelable | false は、キャンセルするデフォルトの動作がないことを示します。 |
currentTarget | イベントリスナーで Event オブジェクトをアクティブに処理しているオブジェクトです。 |
target | 接続が閉じられたオブジェクトです。 |
closing | イベント |
flash.events.Event
プロパティ Event.type =
flash.events.Event.CLOSING
ランタイムバージョン: | AIR 1.0 |
ウィンドウが閉じられる直前に、この NativeWindow オブジェクトから送出されます。このイベントは、ウィンドウが閉じられないようにキャンセルできます。
Event.CLOSING
定数は、type
プロパティ(closing
イベントオブジェクト)の値を定義します。
このイベントには、次のプロパティがあります。
プロパティ | 値 |
---|---|
bubbles | false |
cancelable | true 。このイベントオブジェクトをキャンセルすると、閉じる操作がキャンセルされます。 |
currentTarget | イベントリスナーで Event オブジェクトをアクティブに処理しているオブジェクトです。 |
target | 接続が閉じられるオブジェクトです。 |
deactivate | イベント |
flash.events.Event
プロパティ Event.type =
flash.events.Event.DEACTIVATE
ランタイムバージョン: | AIR 1.0 |
ウィンドウが非アクティブになると、この NativeWindow オブジェクトから送出されます。
Event.DEACTIVATE
定数は、type
プロパティ(deactivate
イベントオブジェクト)の値を定義します。
注意:このイベントには「キャプチャ段階」と「バブリング段階」はありません。したがって、ターゲットが表示リストにあるかないかに関わらず、潜在的なターゲットにはイベントリスナーを直接追加する必要があります。
AIR for TV デバイスでは、このイベントが自動的に送出されることはありません。手動での送出は可能です。
このイベントには、次のプロパティがあります。
プロパティ | 値 |
---|---|
bubbles | false |
cancelable | false は、キャンセルするデフォルトの動作がないことを示します。 |
currentTarget | イベントリスナーで Event オブジェクトをアクティブに処理しているオブジェクトです。 |
target | deactivate イベントに対するリスナーが登録された任意の DisplayObject インスタンスです。 |
displayStateChange | イベント |
flash.events.NativeWindowDisplayStateEvent
プロパティ NativeWindowDisplayStateEvent.type =
flash.events.NativeWindowDisplayStateEvent.DISPLAY_STATE_CHANGE
ランタイムバージョン: | AIR 1.0 |
ウィンドウの displayState プロパティが変化すると、この NativeWindow オブジェクトによって送出されます。
ウィンドウのサイズを変えたり、displayStateChange
イベントハンドラーでのウィンドウの表示状態を変更しないでください。
type
プロパティ(displayStateChange
イベントオブジェクト)の値を定義します。
このイベントには、次のプロパティがあります。
プロパティ | 値 |
---|---|
afterDisplayState | ウィンドウの変更前の表示状態です。 |
beforeDisplayState | ウィンドウの変更後の表示状態です。 |
target | 状態が変更された NativeWindow インスタンスです。 |
bubbles | なし。 |
currentTarget | イベントリスナーで Event オブジェクトをアクティブに処理しているオブジェクトを示します。 |
cancelable | false は、キャンセルするデフォルトの動作がないことを示します。 |
displayStateChanging | イベント |
flash.events.NativeWindowDisplayStateEvent
プロパティ NativeWindowDisplayStateEvent.type =
flash.events.NativeWindowDisplayStateEvent.DISPLAY_STATE_CHANGING
ランタイムバージョン: | AIR 1.0 |
ウィンドウがその表示状態を変更する直前に、この NativeWindow オブジェクトから送出されます。このイベントは、変更されないようにキャンセルすることができます。
type
プロパティ(displayStateChanging
イベントオブジェクト)の値を定義します。
このイベントには、次のプロパティがあります。
プロパティ | 値 |
---|---|
afterDisplayState | 現在実行中の変更が行われる前のウィンドウの表示状態です。 |
beforeDisplayState | 現在実行中の変更が行われた後のウィンドウの表示状態です。 |
target | 状態が変更された NativeWindow インスタンスです。 |
bubbles | なし。 |
currentTarget | イベントリスナーで Event オブジェクトをアクティブに処理しているオブジェクトを示します。 |
cancelable | true 。このイベントをキャンセルすると、変更は起こりません。 |
例 ( この例の使用方法 )
displayStateChanging
イベントをキャンセルする方法を示します。
function displayStateChanging_handler(displayStateEvent:NativeWindowDisplayStateEvent):void { //shouldStopStateChange is an application-defined Boolean indicating //that display state changes should be canceled if (displayStateEvent.type == NativeWindowDisplayStateEvent.DISPLAY_STATE_CHANGING && shouldStopStateChange) { displayStateEvent.preventDefault(); } }
move | イベント |
flash.events.NativeWindowBoundsEvent
プロパティ NativeWindowBoundsEvent.type =
flash.events.NativeWindowBoundsEvent.MOVE
ランタイムバージョン: | AIR 1.0 |
デスクトップ上でウィンドウが移動されると、この NativeWindow オブジェクトから送出されます。
ウィンドウの原点が変更されると、常に move
イベントが送出されます。ウィンドウの原点(x
プロパティまたは y
プロパティ)の移動は、システムによって制御されたウィンドウの移動の場合、最小化、最大化またはウィンドウのサイズを元に戻した場合、または x
、y
または bounds
の各プロパティを設定して移動した場合に行われます。
注意: NativeWindow オブジェクトの moving
イベントと move
イベントの両方に対するハンドラー関数でオペレーティングシステムのダイアログボックスを同時に開くようなアクションは避けてください。これは、例えば、両方のハンドラー関数がエラーをスローする場合などに発生します。そのようなアクションが発生した場合、2 番目に開かれるダイアログボックスにはマウスのクリックが登録されないので、キーボードを使って閉じることが必要になります。
type
プロパティ(move
イベントオブジェクト)の値を定義します。
このイベントには、次のプロパティがあります。
プロパティ | 値 |
---|---|
afterBounds | ウィンドウの変更後の境界です。 |
beforeBounds | ウィンドウの変更前の境界です。 |
target | 状態が変更された NativeWindow オブジェクトです。 |
bubbles | なし。 |
currentTarget | イベントリスナーで Event オブジェクトをアクティブに処理しているオブジェクトを示します。 |
cancelable | false は、キャンセルするデフォルトの動作がないことを示します。 |
moving | イベント |
flash.events.NativeWindowBoundsEvent
プロパティ NativeWindowBoundsEvent.type =
flash.events.NativeWindowBoundsEvent.MOVING
ランタイムバージョン: | AIR 1.0 |
デスクトップ上でウィンドウが移動される直前に、NativeWindow オブジェクトから送出されます。このイベントは、移動を中止または変更するためにキャンセルできます。
注意: NativeWindow オブジェクトの moving
イベントと move
イベントの両方に対するハンドラー関数でオペレーティングシステムのダイアログボックスを同時に開くようなアクションは避けてください。これは、例えば、両方のハンドラー関数がエラーをスローする場合などに発生します。そのようなアクションが発生した場合、2 番目に開かれるダイアログボックスにはマウスのクリックが登録されないので、キーボードを使って閉じることが必要になります。
type
プロパティ(moving
イベントオブジェクト)の値を定義します。
このイベントには、次のプロパティがあります。
プロパティ | 値 |
---|---|
afterBounds | 現在実行中の変更が行われた後のウィンドウの境界です。 |
beforeBounds | 現在実行中の変更が行われる前のウィンドウの境界です。 |
bubbles | なし。 |
cancelable | true 。このイベントをキャンセルすると、ウィンドウは移動されません。 |
currentTarget | イベントリスナーで Event オブジェクトをアクティブに処理しているオブジェクトを示します。 |
target | 状態が変更された NativeWindow オブジェクトです。 |
注意:Linux では、このイベントでは preventDefault()
メソッドはサポートされません。
resize | イベント |
flash.events.NativeWindowBoundsEvent
プロパティ NativeWindowBoundsEvent.type =
flash.events.NativeWindowBoundsEvent.RESIZE
ランタイムバージョン: | AIR 1.0 |
ウィンドウのサイズが変更されると、この NativeWindow オブジェクトから送出されます。ウィンドウのサイズが変更されると、常に resize
イベントが送出されます。ウィンドウのサイズ(width
プロパティまたは height
プロパティ)変更は、システムによって制御されたウィンドウサイズの変更の場合、最小化、最大化またはウィンドウのサイズを元に戻した場合、width
、height
または bounds
の各プロパティを設定して変更した場合に行われます。NativeWindow の resize
イベントは、システム制御のサイズ変更ループの場合に送出されます。一方、Stage オブジェクトの resize
イベントは、ステージの描画の準備が整っている場合に送出されます。
type
プロパティ(resize
イベントオブジェクト)の値を定義します。
このイベントには、次のプロパティがあります。
プロパティ | 値 |
---|---|
afterBounds | ウィンドウの変更後の境界です。 |
beforeBounds | ウィンドウの変更前の境界です。 |
target | 状態が変更された NativeWindow オブジェクトです。 |
bubbles | なし。 |
currentTarget | イベントリスナーで Event オブジェクトをアクティブに処理しているオブジェクトを示します。 |
cancelable | false は、キャンセルするデフォルトの動作がないことを示します。 |
関連する API エレメント
resizing | イベント |
flash.events.NativeWindowBoundsEvent
プロパティ NativeWindowBoundsEvent.type =
flash.events.NativeWindowBoundsEvent.RESIZING
ランタイムバージョン: | AIR 1.0 |
デスクトップ上でウィンドウのサイズが変更される直前に、この NativeWindow オブジェクトから送出されます。このイベントは、サイズ変更を中止または変更するためにキャンセルすることができます。
type
プロパティ(resizing
イベントオブジェクト)の値を定義します。
このイベントには、次のプロパティがあります。
プロパティ | 値 |
---|---|
afterBounds | 現在実行中の変更が行われた後のウィンドウの境界です。 |
beforeBounds | 現在実行中の変更が行われる前のウィンドウの境界です。 |
target | 状態が変更された NativeWindow オブジェクトです。 |
bubbles | なし。 |
currentTarget | イベントリスナーで Event オブジェクトをアクティブに処理しているオブジェクトを示します。 |
cancelable | true 。このイベントをキャンセルすると、ウィンドウは移動されません。 |
注意:Linux では、このイベントでは preventDefault()
メソッドはサポートされません。
例 ( この例の使用方法 )
resizing
イベントをキャンセルする方法を示します。
function boundsChanging_handler(boundsEvent:NativeWindowBoundsEvent):void { //shouldStopResize is an application-defined Boolean indicating //that resize operations should be canceled if (boundsEvent.type == NativeWindowBoundsEvent.RESIZING && shouldStopResize) { boundsEvent.preventDefault(); } }
Tue Jun 12 2018, 10:34 AM Z