Scene7 でのテンプレートのパラメータ化

Scene7 FXG として保存した Illustrator テンプレートを Scene7 Publishing System にアップロードしたら、その可変要素を定義できます。これを行うには、印刷テンプレートのビルド画面およびプレビュー画面で可変要素をパラメータ化します。Scene7 には、レイヤー上のテキストおよびオブジェクトのパラメータと、それぞれのプロパティを定義するツールがあります。また、あるテンプレートの別のバージョンを作成することもできます。

FXG テンプレートをパラメータ化することで、テキスト、画像およびグラフィックの可変性をカスタマイズすることができます。例えば、テキスト行をパラメータ化して、エンドユーザが Web ユーザインターフェイスを使用してテキストを変更できるようにすることができます。空のテキストフィールドを可変として定義して、エンドユーザがこれらのフィールドにパーソナライズされたテキストを入力できるようにすることができます。また、S7 印刷テンプレートのビルド画面で、デザイン要素の属性とプロパティをパラメータ化することもできます。

注意: DOM 操作を使用する場合は、Scene7 でテンプレートをパラメータ化する必要はありません。

FXG テンプレートでのパラメータの定義

Scene7 で次の手順に従って、FXG テンプレートのパラメータを定義します。

  1. 参照ウィンドウで、FXG ファイルを選択します。

  2. 「ビルド」をクリックして「印刷テンプレート」を選択し、ファイルの「編集」ボタンをクリックします。

    印刷テンプレート画面が開きます。

    フルサイズのグラフィックを表示
    印刷テンプレート画面でのテンプレートのパラメータ化。
    A.
    眼アイコンをクリックしてレイヤーの表示と非表示を切り替えます。

    B.
    レイヤーを選択してそのプロパティを表示します。

    C.
    属性に名前を割り当てて変数にします。

    D.
    属性の初期設定値を指定します。

  3. 印刷テンプレート画面のレイヤーパネルで、パラメータ化する要素が含まれたレイヤーを選択します。

    眼アイコンをクリックしてオンとオフを切り替え、目的のオブジェクトを選択します。
  4. プロパティパネルで、「名前」列(テキストをパラメータ化する場合)または「パラメータ」列(オブジェクトをパラメータ化する場合)をクリックします。

    テキスト
    テキストフィールドをクリックします(プロパティリストを下にスクロールすると一番下に表示されます)。パラメータダイアログボックスが表示されます。パラメータ化するテキストを選択して、「追加」をクリックします。テキストの異なる部分を選択してそれぞれにパラメータを追加することで、同じテキストのプロパティから複数のパラメータを作成できます。パラメータの名前を変更するには、パラメータをクリックして、新しい名前を入力し、「閉じる」をクリックします。

    オブジェクト
    「パラメータ」列のボックスをクリックします。パラメータの編集ダイアログボックスが表示されます。名前を入力して、「OK」をクリックします。

    複数の属性を同じ値で一度にカスタマイズするには、属性ごとに同じパラメータ名を使用します。例えば、テンプレートに長方形と星形がある場合、それぞれの「単色」色属性のパラメータ名として「newcolor」を入力できます。これにより、「newcolor」値を変更するたびに、長方形と星形の両方の色が新しい色に変更されるようになります。

  5. 「値」または「データ」フィールドに属性の初期設定値を指定します。選択したオブジェクトのすべてのプロパティを設定し、目的の外観を指定します。

  6. (オプション)パラメータ化するすべてのオブジェクトまたはレイヤーで手順 3~5 を繰り返します。

  7. 「保存」または「名前を付けて保存」をクリックします。

  8. 「プレビュー」をクリックして、FXG プレビューウィンドウを開きます。作成したパラメータとそれらの初期設定値が表示されます。

FXG テンプレートのオブジェクトまたはレイヤーの表示/非表示

非表示になったオブジェクトおよびレイヤーは、プレビューまたは出力結果に表示されませんが、ファイルから削除されたわけではありません。必要に応じて、再び表示することができます。表示/非表示は、変数にすることができる属性です。眼アイコンをクリックしてオンまたはオフにすると、オブジェクトまたはレイヤーの表示/非表示の初期設定値が設定されます。

  1. オブジェクトパネルで、オブジェクト名またはレイヤー名の横にある眼アイコンをクリックして、ファイル内で非表示にします。

  2. もう一度クリックすると、オブジェクトは表示されます。

様々なバージョンのテンプレートの作成

属性を編集して、用途ごとに異なるバージョンのテンプレートを作成できます。

印刷テンプレート画面で、「名前を付けて保存」をクリックして、元の FXG テンプレートを上書きせずに、新しい FXG テンプレートとしてファイルを保存します。

ストロークテキストの使用

ストロークテキストは、属性をパラメータ化する方法の一例です。Scene7 は、以下のストロークテキスト機能をサポートしています。

  • ストロークの幅

  • 破線のストロークパターン

  • 異なる結合スタイル

  • 異なるキャップエンドスタイル

  • ストロークのオーバープリント

  • ストロークの個別カラー処理(スポットカラーサポートを含む)

以下の表は、サポートされるストロークテキストの属性を示しています。

属性

説明

s7:fill <ブール値>(S7FXG のみ)

塗りをテキストに対して有効にするかどうかを指定する。初期設定は true。

s7:stroke <ブール値>(S7FXG のみ)

ストロークをテキストに対して有効にするかどうかを指定する。初期設定は false。

s7:weight <数値>(S7FXG のみ)

テキストの線幅をポイント単位で指定する。初期設定は 1 ポイント。

s7:joints <文字列>(miterroundbevel)(S7FXG のみ)

ストロークの結合タイプを指定する。初期設定は round

s7:caps <文字列>(noneroundsquare)(S7FXG のみ)

ストロークのキャップタイプを指定する。初期設定は round

s7:miterLimit <数値>(S7FXG のみ)

結合がストロークのマイター結合である場合のマイター制限を指定する。初期設定は 4。

s7:strokeOverprint <ブール値>(S7FXG のみ)

ストロークのオーバープリントを有効にするかどうかを指定する。初期設定は false。

s7:strokeColorName(S7FXG のみ)

ストロークのカラー名を定義する以外は s7:colorName と同様。

s7:strokeColorValue(S7FXG のみ)

ストロークに使用されるカラー値を定義する以外は s7:colorValue と同様。

s7:strokeColorspace(S7FXG のみ)

ストロークのカラースペースを定義する以外は s7:colorspace と同様。

flm:dashPattern <配列>(S7FXG のみ)

初期設定では破線や間隔のパターンはないが、この属性でストロークの破線/間隔のパターンを定義する。最初の値でストロークの破線を指定し、2つ目の値で破線の間隔を指定する。同様に、破線と間隔の値を交互に指定することで、配列を複数の値で拡張できる。

ワープテキストの使用

ワープテキストにより、波、旗、引き伸ばしなどの効果を追加して、テキストの外観を変更することができます。

ワープテキストは、RichText オブジェクトでサポートしています。縦書きまたは横書き、およびポイントテキスト、エリアテキスト、パス上のテキストをサポートしています。ワープテキストを適用するには、あらかじめテキストオブジェクト全体を選択する必要があります。

ワープテキストは Adobe Illustrator で作成できます。

テキストにワープを適用するときに、次の属性を設定できます。

  • スタイル

  • 方向

  • カーブ

  • 水平方向のゆがみ

  • 垂直方向のゆがみ

各属性には、一連の値が含まれています。

属性

初期設定

スタイル s7:warpStyle

nonearcarcLowerarcUpperarchbulgeshellLowershellUpperflagwavefishrisefishEyeinflatesqueezetwist

none

方向 s7:warpDirection

horizontalvertical

horizontal

カーブ s7:warpBend

-1 ~ 1

0.5

水平方向のゆがみ s7:warpHorizontalDistortion

-1 ~ 1

0

垂直方向のゆがみ s7:warpVerticalDistortion

-1 ~ 1

0

注意: 膨張魚眼レンズの場合は、s7:warpDirection フラグを水平方向または垂直方向に変更しても出力結果は同じになります。

ワープテキストの作成および使用方法について詳しくは、Adobe Illustrator のドキュメントを参照してください。