画像プリセット画面は、画像プリセットを作成および編集するのに使用します。画像プリセットにより Scene7 は、同じマスター画像を使用して、異なるサイズで画像を動的に配信することができます。各画像プリセットは、画像を表示するための定義済みサイズおよび形式に関するコマンドの集まりです。画像プリセットの作成時には、画像配信用のサイズと、表示用画像の配信時に画像の外観を最適化するための形式に関するコマンドを選択します。
管理者は、アセット書き出し用のプリセットを作成できます。ユーザは、画像を書き出すときにプリセットを選択して、画像を管理者が指定した仕様に変更できます。
画像プリセット画面を開くには、グローバルナビゲーションバーで設定/画像プリセットをクリックします。
画像プリセットの作成と編集
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設定/画像プリセットをクリックします。
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プリセットを新規作成するか、既存のプリセットから作成します。
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画像プリセットの作成
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「追加」をクリックします。
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既存のプリセットからの画像プリセットの作成
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作成しようとしているものに最も近い画像プリセットを選択して、「編集」をクリックします。
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プリセットを追加画面またはプリセットを編集画面で、プリセットの名前を入力します。
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目的のプリセットオプションを設定します。
詳しくは、
画像プリセットのオプション
を参照してください。
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「保存」をクリックします。既存のプリセットから作成している場合は、「名前を付けて保存」をクリックします。
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独自の画像でプリセットをプレビューするには、「参照」をクリックし、画像を選択します。初期設定の画像でプレビューするには、「リセット」をクリックします。
画像プリセットを編集するには、画像プリセット画面で名前を選択して「編集」をクリックします。画像プリセットを削除するには、プリセットを選択して「削除」をクリックします。
画像プリセットのオプション
プリセットを追加画面およびプリセットを編集画面には、画像プリセットを作成および編集するための次のオプションがあります。
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プリセット名
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名前を入力します。名前にはスペースを入れないでください。画像プリセットが識別しやすくなるように、名前に画像サイズを含めてください。
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幅および高さ
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画像を配信するサイズをピクセル単位で入力します。
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形式
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メニューから形式を選択します。GIF、JPEG、PDF または TIFF 形式を選択すると、次のオプションが表示されます。
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GIF カラー量子化オプション
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種類
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アダプティブ(初期設定)、Web または Macintosh を選択します。アルファ付き GIF を選択した場合は、Macintosh® オプションは選択できません。
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ディザ
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拡散またはオフを選択します。
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色数
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スライダをドラッグして 2 ~ 255 の数値を入力します。
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カラーリスト
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カンマ区切りのリストを入力します。例えば、白、グレーおよび黒の場合は、000000,888888,ffffff と入力します。
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JPEG オプション
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画質
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JPEG 圧縮レベルを制御します。この設定は、ファイルサイズと画質の両方に影響を与えます。JPEG 画質レベルは、1 ~ 100 の範囲で指定します。
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JPG クロミナンスダウンサンプリングを有効にする
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人間の眼は周波数の高い色よりも周波数の高い輝度に対して敏感であるため、JPEG 画像では画像情報は輝度と色の成分に分割されています。JPEG 画像を圧縮すると、輝度成分は最大解像度が維持され、色成分はピクセルのグループの平均化によりダウンサンプリングされます。ダウンサンプリングにより、知覚される品質にほとんど影響を与えることなく、データ量が 1/2 から 1/3 に削減されます。ダウンサンプリングは、グレースケール画像では使用できません。この方法は、コントラストが高い画像(テキストがオーバーレイされた画像など)で圧縮の量を低減させるのに役立ちます。
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PDF および TIFF のオプション
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圧縮
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圧縮アルゴリズムを選択します。
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カラースペース
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カラースペースを選択します。
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シャープ
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すべての拡大・縮小処理が行われた後に基本的なシャープフィルタを画像に適用するには、「シンプルシャープを有効にする」オプションを選択します。シャープにより、異なるサイズで画像を表示したときに生じるぼかしを補正できます。
シャープ、再サンプルモードおよびアンシャープマスクについて詳しくは、
画像へのシャープの適用
を参照してください。
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再サンプルモード
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再サンプルモードのオプションを選択します。これらのオプションは、ダウンサンプリングした画像をシャープにします。
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バイリニア法
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最も高速な再サンプル法です。ただし、エイリアシングアーチファクトが多少目に付きます。
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バイキュービック法
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Image Server の CPU 使用率が増えますが、エイリアシングアーチファクトが少ないシャープな画像になります。
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シャープ 2
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バイキュービック法オプションよりも多少シャープな結果になりますが、Image Server の CPU 使用率はさらに高くなります。
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トリリニア法
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可能な場合は、高い解像度と低い解像度の両方を使用します。エイリアシングが問題となっている場合にのみ使用することをお勧めします。この方法では、周波数の高いデータが削減されるため JPEG のサイズが小さくなります。
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アンシャープマスク
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次のオプションを選択して、シャープを微調整します。
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適用量
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端のピクセルに適用されるコントラストの量を制御します。初期設定値は 1.0 です。高解像度画像では、この値を 5.0 まで高めることができます。適用量は、フィルタ強度の度合いと考えることができます。
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半径
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シャープが影響する端のピクセルの周りのピクセル数を決定します。高解像度画像では、1 ~ 2 の値を入力します。小さい値を指定すると端のピクセルのみがシャープになります。大きい値を指定すると幅広い領域のピクセルがシャープになります。適切な値は、画像のサイズに依存します。
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しきい値
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アンシャープマスクフィルタが適用されたときに無視されるコントラストの範囲を決定します。つまり、このオプションは、端のピクセルとしてみなされてシャープが適用される前に、シャープを適用したピクセルが周囲の領域とどの程度異なるようになるべきかを指定します。ノイズの発生を防止するためにも、0.02 ~ 0.2 の範囲で試してください。初期設定値である 6 では、画像内のすべてのピクセルにシャープが適用されます。
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カラースペース
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作成元のスペースを画像が使用するかどうかを指定します。通常は、RGB(元画像)または輝度スペース(適用度)です。
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カラー
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次のオプションを選択します。
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出力カラープロファイル
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「初期設定を使用」を選択するか、Scene7 Publishing System で利用可能ないずれかの ICC カラープロファイルを選択します。
詳しくは、
ICC プロファイル
も参照してください。
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マッチング方法
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カラープロファイルの初期設定のマッチング方法を無効にする場合に選択します。このオプションは、初期設定の ICC プロファイルのいずれかがカラー変換のターゲットカラースペースであり、出力デバイス(プリンタまたはモニタ)がこのプロファイルによって特徴付けられ、指定したマッチング方法がこのプロファイルで有効な場合に使用されます。
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プロファイルの埋め込み
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画像を Adobe® Photoshop® で開いたときに、このプロファイルが使用されるようにするには、このオプションを選択します。
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プリント解像度
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画像の印刷用の解像度を選択します。初期設定は 72 pixel です。
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URL 修飾子
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設定ではなく、画像プリセットを定義する URL 修飾子を指定する場合は、ここに修飾子を入力します。
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サンプル画像の URL
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Scene7 Image Server が、画像と、追加または編集する画像プリセットを配信するのに使用する未編集の URL 文字列を表示します。この URL 文字列は、プリセットを追加画面またはプリセットを編集画面で選択したすべての形式設定をエンコードします。
画像プリセットの編集、削除または非アクティブ化
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設定/画像プリセットをクリックします。
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画像プリセット画面の表でプリセットを選択し、次のいずれかの操作を行います。
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「編集」をクリックし、プリセットを編集ダイアログボックスで新しいオプションを指定します。
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「削除」をクリックして、プリセットをリストから削除します。
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プリセット名の横にある「アクティブ」チェックボックスを選択解除して、プリセットを Media Portal ユーザ用の Scene7 Publishing System ユーザインターフェイスから完全に削除します。
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