画像プリセットは、マクロのような定義済みのサイズおよび形式に関するコマンドの集まりであり、特定の名前が付けられて保存されています。ここでは、Web サイトで各製品の画像を 500 x 500 pixel と 150 x 150 pixel の 2 つの異なるサイズで表示する必要がある場合を例に、画像プリセットがどのように機能するかを説明します。500 x 500 pixel で画像を表示する「Enlarge」という画像プリセットと、150 x 150 pixel で画像を表示する「Thumbnail」という画像プリセットを作成したとします。画像を「Enlarge」および「Thumbnail」サイズで配信するために、Scene7 Image Server は、Enlarge 画像プリセットと Thumbnail 画像プリセットの定義を参照します。サーバは、各画像プリセットのサイズおよび形式の指定に従って画像を動的に生成します。
Scene7 には、「ベストプラクティス」(最良の結果を得ることができる)画像プリセットがいくつか用意されています。管理者は、新しい画像プリセットを作成することもできます。画像プリセットは、新規作成することも、既存のプリセットを使用して別の名前で保存することもできます。
サーバから動的に配信されるときにサイズが縮小される画像は、シャープとディテールが損なわれることがあります。このため、各画像プリセットには、特定のサイズで配信されるときに画像を最適化するための形式制御機能が含まれています。これらの制御機能により、画像がシャープでクリアな状態で Web サイトやアプリケーションに配信されるようになります。