Form Data Integration

フォームデータを PDF フォームにマージします。PDF フォームにフォームデータを読み込んだり、PDF フォームからフォームデータを書き出したりすることができます。

さらに、インタラクティブ PDF フォームデータを読み込めます。インタラクティブ PDF フォームには、ユーザーから情報を収集したり、カスタム情報を表示したりするための 1 つまたは複数のフィールドが含まれています。次に、PDF フォームのタイプを示します。

  • Acrobat で作成される PDF フォームは、フォームフィールドを含む PDF ドキュメントです。

  • Designer で作成される PDF フォームは XML ベースです。

    読み込みおよび書き出しに使用できるデータ形式は、操作を実行しているフォームのタイプに応じて異なります。データ形式は次のいずれかにすることができます。

  • XFDF ファイル。Acrobat フォームデータ形式の XML バージョンです。

  • XDP ファイル。フォームフィールド定義を含む XML ファイルです。フォームフィールドデータと埋め込まれた PDF ファイルが含まれる場合もあります。Designer で生成された XDP ファイルは、埋め込まれた base-64 エンコード PDF ドキュメントを使用する場合にのみ利用できます。

  • 名前と値のペアのリストが含まれる任意の XML ファイル。

Form Data Integration サービスの使用について詳しくは、『Adobe LiveCycle ES4 サービスリファレンス』を参照してください。

LiveCycle で PDF フォームの従来の外観を維持

LiveCycle で、Forms、Output または Form Data Integration(FDI)サービスを使用してレンダリングされた PDF フォームの外観は、Acrobat X での PDF フォームに類似したものになります。ただし、LiveCycle の以前のバージョンからアップグレードしており、PDF フォームの以前の外観を維持する場合は、Forms、Output および FDI サービスのサービスレベルの設定オプションを指定できます。

Forms、Output または FDI サービスで、このオプション(Appearance Compatibility Mode)が 9 に設定されている場合、サービスを使用してレンダリングされたすべての PDF フォームが従来の外観で表示されます。このオプションに別の値を設定した場合は、生成された PDF フォームは、LiveCycle で有効になっているルック&フィールで表示されます。
  1. Components ビューで、FormDataIntegrationActive ServicesFormDataIntegration:1.1 までドリルダウンします。

  2. 「FormDataIntegration:1.1」を右クリックし、「Edit Service Configuration」を選択します。

  3. Configuration Settings ダイアログで、「Appearance Compatibility Mode」オプションを編集し、外観モードを設定する Acrobat のバージョンを指定します。

  4. 「OK」をクリックして設定を完了します。

「exportData」操作

PDF ドキュメントからフォームデータを書き出す次の表に、書き出すことができるデータ形式を示します。

フォームの種類

書き出しフォーマット

書き出されたデータ形式

Acrobat フォーム

Auto

XFDF

Acrobat フォーム

XDP

XFDF(XDP は Acrobat フォームの有効な入力ではありません)

Acrobat フォーム

XML

XFDF(XDP は Acrobat フォームの有効な入力ではありません)

XML フォーム

Auto

XDP

XML フォーム

XDP

XDP

XML フォーム

XML

XML

General プロパティグループと Route Evaluation プロパティグループについて詳しくは、共通の操作プロパティを参照してください。

Input プロパティ

PDF ドキュメント

データの書き出し元となる PDF ドキュメントを表す document 値。

リテラル値を指定する場合は、省略記号ボタン をクリックして、Select Asset ダイアログボックスを開きます(Select Asset についてを参照)。

データ形式

エクスポートするデータのタイプ。使用できる設定は次のとおりです。

  • Auto XFDF データは Acrobat フォーム PDF から書き出されます。XDP データは Designer で作成された PDF からエクスポートされます。

  • XDP XDP データは Designer で作成された PDF からエクスポートされます。

  • XmlData XML データは Designer で作成された PDF からエクスポートされます。

Output プロパティ

抽出されたデータ

書き出されたデータを保存する場所。データタイプは document です。

Exceptions

この操作では ExportFormDataException 例外がスローされる可能性があります。

「exportData」操作(非推奨)

注意: この操作は現在推奨されていません。代わりに、「「exportData」操作」操作を使用します

PDF ドキュメントからフォームデータを書き出す次の表に、PDF ドキュメントタイプから書き出すことができるデータ形式を示します。

フォームの種類

書き出されたデータ形式

Acrobat フォーム

XFDF

XML フォーム

XFA データセット

General プロパティグループと Route Evaluation プロパティグループについて詳しくは、共通の操作プロパティを参照してください。

Input プロパティ

PDF ドキュメント

データの書き出し元となる PDF ドキュメントを表す document 値。

リテラル値を指定する場合は、省略記号ボタンをクリックして、Select Asset ダイアログボックスを開きます(Select Asset についてを参照)。

Output プロパティ

抽出されたデータ

書き出されたデータを保存する場所。データタイプは document です。

Exceptions

この操作では ExportFormDataException 例外がスローされる可能性があります。

「importData」操作

XFA フォームデータまたは XFDF フォームデータを PDF ドキュメントに読み込みます。次の表に、各 PDF ドキュメントに使用できるデータ形式を示します。

フォームの種類

読み込みフォーマット

結果

Acrobat フォーム

XFDF

成功

Acrobat フォーム

XFA

失敗

XML フォーム

XFA

成功

XML フォーム

XFDF

失敗

General プロパティグループと Route Evaluation プロパティグループについて詳しくは、共通の操作プロパティを参照してください。

Input プロパティ

PDF ドキュメント

データの読み込み先となる PDF ドキュメントを表す document 値。

リテラル値を指定する場合は、省略記号ボタンをクリックして、Select Asset ダイアログボックスを開きます(Select Asset についてを参照)。

入力データ

XFA データまたは XFDF データを表す document 値。

リテラル値を指定する場合は、省略記号ボタンをクリックして、Select Asset ダイアログボックスを開きます(Select Asset についてを参照)。

Output プロパティ

データがマージされた PDF

読み込まれたデータが含まれる PDF ファイルを保存する場所。データタイプは document です。

Exceptions

この操作では ImportFormDataException 例外がスローされる可能性があります。

Form Data Integration 例外

Form Data Integration サービスでは、例外イベントをスローするために次の例外が提供されます。

ImportFormDataException

フォームデータとドキュメントをマージする際にエラーが発生した場合にスローされます。

ExportFormDataException

ドキュメントからフォームデータを書き出す際にエラーが発生した場合にスローされます。