DB2 データソースを設定するには、まず DB2 データベースドライバーをインストールする必要があります。次に、WebSphere 上に DB2 JDBC プロバイダーを作成してから、WebSphere 上にデータソースを作成し、対応する接続プールを設定する必要があります。また、DB2 に接続する WebSphere は、スレッドのデッドロックを回避するためにカスタムのプロパティが必要です。
注意: これらの手順は、DB2 9.1 と DB2 9.5 の両方に適用されます。
DB2 データベースドライバーのインストール[appserver root] ディレクトリに db2libs という名前のディレクトリを作成します。
次のいずれかの場所から db2jcc.jar ファイルを [appserver root]/db2libs ディレクトリにコピーします。
DB2 JDBC プロバイダーの作成WebSphere Administrative Console のナビゲーションツリーで、Environment/Websphere Variables をクリックし、右側のウィンドウで「DB2UNIVERSAL_JDBC_DRIVER_PATH」をクリックします。
「Value」ボックスに db2libs ディレクトリへのパスを入力します。
「OK」または「Apply」をクリックし、「Save directly to master configuration」をクリックします。
ナビゲーションツリーで、Resources/JDBC/JDBC Providers をクリックします。
右側のウィンドウの Scope ドロップダウンリストで、「Node=[NodeName], Server=[ServerName]」をレベルとして選択し、「New」をクリックします。
Step 1 ウィンドウで、値を次のように設定します。
Database type リストで「DB2」を選択します。
Provider type リストで「DB2 Universal JDBC Driver Provider」を選択します。
Implementation type リストで「Connection pool data source」を選択します。各 Configuration Manager 設定スクリプトでは、フィールド実装クラス名は com.ibm.db2.jcc.DB2ConnectionPoolDataSource です。
「Name」ボックスで、デフォルトの「DB2 Universal JDBC Driver Provider」をそのまま使用するか、または LiveCycle - DB2 - IDP_DS と入力します。
「Next」をクリックし、Step 2 ウィンドウでもう一度「Next」をクリックします。
Step 3 ウィンドウで、「Finish」をクリックして、「Save directly to master configuration」をクリックします。
DB2 JDBC データソースの作成:
ナビゲーションツリーで、Resources/JDBC/JDBC Providers をクリックし、右側のウィンドウで、「DB2 JDBC プロバイダーの作成」で作成したプロバイダーをクリックします。
「Additional Properties」で「Data sources」をクリックし、「New」をクリックします。
Enter basic data source information ウィンドウで、値を次のように設定し、「Next」をクリックします。
Enter database specific properties for the datasource ウィンドウで、9.5.1 データソース用の J2C 認証の設定で作成したデータベースのドライバーの種類、データベース名、サーバー名およびポート番号を選択します。「Use this data source in container managed persistence (CMP)」が選択されていることを確認し、「Next」をクリックします。
Setup security aliases ウィンドウで、次の設定を行います。
「Component-managed authentication alias 」のリストで、9.5.1 データソース用の J2C 認証の設定でこのデータソース用に作成した認証エイリアスを選択します。
「Mapping-configuration alias」リストで「DefaultPrincipalMapping」を選択します。
「Container-managed authentication alias」リストで、9.5.1 データソース用の J2C 認証の設定でこのデータソース用に作成した認証エイリアスを選択して、「次へ」をクリックします。
Step 4 ウィンドウで「Finish」をクリックします。
「OK」または「Apply」をクリックし、「Save directly to master configuration」をクリックします。
ステートメントキャッシュサイズを変更します。次のタスクを実行します。
WebSphere Administrative Console で、JDBC/Data Sources をクリックします。
作成したデータソースをクリックし、「Additional Properties」で「WebSphere Application Server data source properties」をクリックします。
「Statement cache size」フィールドの値を 80 に変更します。
「OK」または「Apply」をクリックし、「Save directly to the master configuration」をクリックします。
先ほど作成したデータソースを選択し、「Test Connection」を選択して、データソース接続が正常に機能していることを確認します。
Livecycle - DB2 - IDP_DS 接続プールの設定ナビゲーションツリーで、Resources/JDBC/JDBC Providers をクリックし、右側のウィンドウで、先ほど作成した JDBC プロバイダー(DB2 JDBC プロバイダーの作成時の例では「DB2 Universal JDBC Driver Provider」または「LiveCycle - db2 - IDP_DS」)をクリックします。
「Additional Properties」で「Data sources」をクリックし、「Livecycle - DB2 - IDP_DS」を選択します。
次の画面の「Additional Properties」で「Connection Pool Properties」をクリックし、プロパティを次のように設定します。
「OK」または「Apply」をクリックし、「Save directly to master configuration」をクリックします。
DB2 用のカスタムプロパティの設定ナビゲーションツリーで、Resources/JDBC/Data sources をクリックし、右側のウィンドウで、作成したデータソースをクリックします。
「Additional Properties」で「Custom Properties」をクリックし、「New」をクリックします。
「Name」ボックスに useRRASetEquals と入力し、「Value」ボックスに true と入力します。
「OK」または「Apply」をクリックし、「Save directly to master configuration」をクリックします。
Rights Management 用の DB2 JDBC データソースの作成注意: この節は、Rights Management がインストール済みの場合にのみ該当します。
ナビゲーションツリーで、Resources/JDBC/JDBC Providers をクリックし、「DB2 JDBC プロバイダーの作成」で作成したプロバイダーをクリックします。
「Additional Properties」で「Data sources」をクリックし、「New」をクリックします。
Enter basic data source information ウィンドウで、値を次のように設定し、「Next」をクリックします。
Enter database specific properties for the datasource ウィンドウで、9.5.1 データソース用の J2C 認証の設定で作成したデータベースのドライバーの種類、データベース名、サーバー名およびポート番号を入力します。
「Use this data source in container managed persistence (CMP)」が選択されていることを確認し、「Next」をクリックします。
Setup security aliases ウィンドウで、値を次のように設定します。
「Component-managed authentication alias」のリストで、9.5.1 データソース用の J2C 認証の設定でこのデータソース用に作成した認証エイリアスを選択し、「Next」をクリックします。
「Mapping-configuration alias」リストで「DefaultPrincipalMapping」を選択します。
「Container-managed authentication alias」リストで、9.5.1 データソース用の J2C 認証の設定でこのデータソース用に作成した認証エイリアスを選択します。
Step 4 ウィンドウで「Finish」をクリックします。
「OK」または「Apply」をクリックし、「Save directly to master configuration」をクリックします。
ステートメントキャッシュサイズを変更します。次のタスクを実行します。
WebSphere Administrative Console で、JDBC/Data Sources をクリックします。
作成したデータソースをクリックし、「Additional Properties」で「WebSphere Application Server data source properties」をクリックします。
「Statement cache size」フィールドの値を 80 に変更します。
「OK」または「Apply」をクリックし、「Save directly to the master configuration」をクリックします。
先ほど作成したデータソースを選択し、「Test Connection」を選択して、データソース接続が正常に機能していることを確認します。
Rights Management 用の LiveCycle - DB2 - RM_DS 接続プールの設定:注意: この節は、Rights Management がインストール済みの場合にのみ該当します。
ナビゲーションツリーで、Resource/JDBC/JDBC Providers をクリックし、右側のウィンドウで、先ほど作成した JDBC プロバイダー(DB2 JDBC プロバイダーの作成時の例では「DB2 Universal JDBC Driver Provider」または「LiveCycle - db2 - RM_DS」)をクリックします。
「Additional Properties」で「Data sources」をクリックし、「Livecycle - DB2 - RM_DS」を選択します。
次の画面の「Additional Properties」で「Connection Pool Properties」をクリックし、プロパティを次のように設定します。
「OK」または「Apply」をクリックし、「Save directly to master configuration」をクリックします。
DB2 用のカスタムプロパティの設定:ナビゲーションツリーで、Resources/JDBC/Data sources をクリックし、右側のウィンドウで、「Rights Management 用の DB2 JDBC データソースの作成」で作成したデータソースをクリックします。
「Additional Properties」で「Custom Properties」をクリックし、「New」をクリックします。
「Name」ボックスに useRRASetEquals と入力し、「Value」ボックスに true と入力します。
「OK」または「Apply」をクリックし、「Save directly to master configuration」をクリックします。
デフォルトの分離レベルの設定WebSphere Integrated Solutions Console にログインします。
WebSphere Administrative Console のナビゲーションツリーで、Resources/JDBC/Data Sources をクリックします。
右側のウィンドウのドロップダウンリストから「Node=NodeName, Server=ServerName」を選択します。対応するノード下のすべてのデータソースが表示されます。
JNDI 名が IDP_DS である「LiveCycle - DB2 - IDP_DS」をクリックします。
「Custom Properties」をクリックします。
webSphereDefaultIsolationLevel プロパティを探し、クリックして、編集用に開きます。
値を 2 に設定します。値 2 は Read Committed を意味します。
「Apply」をクリックし、「OK」をクリックします。
ページ上部の「Messages」ボックスで、「Save directly to master configuration」をクリックします。
WebSphere を再起動します。
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