Oracle データソースを構成するには、まず Oracle データベースドライバーをインストールする必要があります。次に、WebSphere 上に Oracle JDBC プロバイダーを作成してから、WebSphere 上にデータソースを作成し、対応する接続プールを構成する必要があります。
Oracle 11g データベースドライバーのインストール[appserver root] ディレクトリに db_driver という名前のディレクトリを作成します。
[LiveCycle root]/lib/db/oracle ディレクトリの JDK 1.6 ドライバーファイル ojdbc6.jar を、手順 1 で作成したディレクトリにコピーします。
Oracle JDBC プロバイダーの作成WebSphere Administrative Console のナビゲーションツリーで、Environment/Websphere Variables をクリックし、右側のウィンドウで「ORACLE_JDBC_DRIVER_PATH」をクリックします。
「General Properties」の「Value」ボックスに、「Oracle 11g データベースドライバーのインストール」で作成した JDK 1.6 用データベースドライバーファイル ojdbc6.jar のパスを入力します。
「OK」をクリックし、次に「Save directly to master configuration」をクリックします。
ナビゲーションツリーで、Resources/JDBC/JDBC Providers をクリックします。
右側のウィンドウの Scope ドロップダウンリストで、「Node=NodeName, Server=ServerName」をレベルとして選択し、「New」をクリックします。
Step 1 ウィンドウで、値を次のように設定します。
Database type リストで「Oracle」を選択します。
Provider type リストで「Oracle JDBC Driver」を選択します。
Implementation type リストで「Connection pool data source」を選択します。
「Name」テキストボックスで、デフォルトの内容を変更するか、デフォルトをそのまま使用します。
「Next」をクリックし、Step 2 ウィンドウでデフォルトのデータベースクラスパスをそのまま使用して、もう一度「Next」をクリックします。
Step 3 ウィンドウで、「Finish」をクリックして、「Save directly to master configuration」をクリックします。
Oracle JDBC データソースの作成ナビゲーションツリーで、Resources/JDBC/JDBC Providers をクリックし、右側のウィンドウで、「Oracle JDBC プロバイダーの作成」で作成したプロバイダーをクリックします。
「Additional Properties」で「Data sources」をクリックし、「New」をクリックします。
Enter basic data source information ウィンドウで、値を次のように設定し、「Next」をクリックします。
「Data source name」ボックスにLivecycle - oracle - IDP_DS と入力します。
「JNDI name」ボックスに IDP_DS と入力します。
「Component-Managed Authentication and XA Recovery Authentication」のリストで、9.5.1 データソース用の J2C 認証の設定でこのデータソース用に作成した認証エイリアスを選択します。
Enter database specific properties for the datasource ウィンドウで、「URL」フィールドに次の行を入力します。
jdbc:oracle:thin:@[hostname]:[port]:[SID]
[hostname] はデータベースサーバーの IP アドレス、[port] はデータベースがリスンしているポート(デフォルトは 1521)、[SID] はデータベースのサービス ID です。
(Oracle RAC のみ) Enter database specific properties for the datasource ウィンドウで、「 URL」フィールドに次の接続 URL を入力します。 jdbc:oracle:thin:@(DESCRIPTION=(ENABLE=broken) (ADDRESS_LIST=(ADDRESS=
(PROTOCOL=TCP) (HOST=yourhost1) (PORT=1521)) (ADDRESS=(PROTOCOL=TCP)
(HOST=yourhost2) (PORT=1521)) (LOAD_BALANCE=on) (FAILOVER=on))
(CONNECT_DATA=(SERVER=dedicated) (SERVICE_NAME=service.yourcompany.com)
(FAILOVER_MODE=(TYPE=session) (METHOD=basic) (RETRIES=10)
(DELAY=3))))
接続 URL で太字で示されているテキストは、次の値に置き換えます。
「Oracle 11g data store helper」を選択します。
「Next」をクリックし、Setup security aliases ウィンドウで「Finish」をクリックします。
「Save directly to master configuration」をクリックします。
前の手順で追加パラメーターを変更するために作成したデータソースを選択し、値を次のように設定します。
「OK」または「Apply」をクリックし、「Save directly to master configuration」をクリックします。
ステートメントキャッシュサイズを変更します。次のタスクを実行します。
WebSphere Administrative Console で、JDBC/Data Sources をクリックします。
作成したデータソースをクリックし、「Additional Properties」で「WebSphere Application Server data source properties」をクリックします。
「Statement cache size」フィールドの値を 80 に変更します。
「OK」または「Apply」をクリックし、「Save directly to the master configuration」をクリックします。
Livecycle - oracle - IDP_DS 接続プールの設定:ナビゲーションツリーで、Resources/JDBC/JDBC Providers をクリックし、右側のウィンドウで、先ほど作成した Oracle JDBC Driver データソースをクリックします。
「Additional Properties」で「Data sources」をクリックし、「Livecycle - oracle - IDP_DS」を選択します。
次の画面の「Additional Properties」で「Custom Properties」をクリックし、「oracle9iLogTraceLevel」を null(値なし)に変更します。
「Additional Properties」で「Connection Pool Properties」をクリックし、「Maximum connections」ボックスに 30 と入力します。
「OK」または「Apply」をクリックし、「Save directly to master configuration」をクリックします。
Oracle 用のカスタムプロパティの設定:ナビゲーションツリーで、Resources/JDBC/Data sources をクリックし、右側のウィンドウで、「Oracle JDBC データソースの作成」で作成したデータソースをクリックします。
「Additional Properties」で「Custom Properties」をクリックし、「New」をクリックします。
「OK」または「Apply」をクリックし、「Save directly to master configuration」をクリックします。
Rights Management 用の Oracle JDBC データソースの作成注意: この節は、Rights Management がインストール済みの場合にのみ該当します。
ナビゲーションツリーで、Resources/JDBC/JDBC Providers をクリックし、右側のウィンドウで、「Oracle JDBC プロバイダーの作成」で作成したプロバイダーをクリックします。
「Additional Properties」で「Data sources」をクリックし、「New」をクリックします。
Enter basic data source information ウィンドウで、値を次のように設定し、「Next」をクリックします。
「Data source name」ボックスに Livecycle - oracle - RM_DS と入力します。
「JNDI name」ボックスに EDC_DS と入力します。
「Component-Managed Authentication and XA Recovery Authentication」のリストで、9.5.1 データソース用の J2C 認証の設定でこのデータソース用に作成した認証エイリアスを選択します。
Enter database specific properties for the datasource ウィンドウで、「URL」フィールドに次の行を入力します。
jdbc:oracle:thin:@[server_host]:[port]:[SID]
[server_host] はデータベースサーバーの IP アドレス、[port] はデータベースがリスンしているポート(デフォルトは 1521)、[SID] はデータベースのサービス ID です。
「Oracle 11g data store helper」を選択します。
「Next」をクリックし、Setup security aliases ウィンドウで「Finish」をクリックします。
「Save directly to master configuration」をクリックします。
前の手順で追加パラメーターを変更するために作成したデータソース(RM_DS)を選択し、値を次のように設定します。
「OK」をクリックし、次に「Save directly to master configuration」をクリックします。
ステートメントキャッシュサイズを変更します。次のタスクを実行します。
WebSphere Administrative Console で、JDBC/Data Sources をクリックします。
作成したデータソースをクリックし、「Additional Properties」で「WebSphere Application Server data source properties」をクリックします。
「Statement cache size」フィールドの値を 80 に変更します。
「OK」または「Apply」をクリックし、「Save directly to the master configuration」をクリックします。
Rights Management 用の LiveCycle - oracle - RM_DS 接続プールの設定:注意: この節は、Rights Management がインストール済みの場合にのみ該当します。
ナビゲーションツリーで、Resources/JDBC/JDBC Providers をクリックし、右側のウィンドウで、先ほど作成した Oracle JDBC Driver データソースをクリックします。
「Additional Properties」で「Data sources」をクリックし、「Livecycle - oracle - RM_DS」を選択します。
次の画面の「Additional Properties」で「Connection Pool Properties」をクリックし、「Maximum connections」ボックスに 20 と入力します。
「OK」または「Apply」をクリックし、「Save directly to master configuration」をクリックします。
Oracle 用のカスタムプロパティの設定:ナビゲーションツリーで、Resources/JDBC/Data sources をクリックし、右側のウィンドウで、「Rights Management 用の Oracle JDBC データソースの作成」で作成したプロバイダーをクリックします。
「Additional Properties」で「Custom Properties」をクリックし、「New」をクリックします。
「Name」ボックスに useRRASetEquals と入力し、「Value」ボックスに true と入力します。
「OK」または「Apply」をクリックし、「Save directly to master configuration」をクリックします。
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