Data Dictionary 構築ブロックのアーキテクチャ

Data Dictionary 構築ブロックは、バックエンドシステムに接続するクライアントとサービスで構成されています。

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Data Dictionary 構築ブロックのアーキテクチャ

Data Dictionary 構築ブロックのクライアント

Data Dictionary クライアントには、以下が含まれます。

  • Data Dictionary Java クライアント(adobe-dct-client.jar)。Java クライアントには、この構築ブロックのカスタムコードに必要とされるサーバー側の値オブジェクト、サービス API および例外クラスが含まれています。

  • Data Dictionary Flex クライアント(adobe-dct-flex-services.swc)。Flex クライアントには、様々な ActionScript 値オブジェクト、データディクショナリサービス Flex API、イベント、エラー処理が含まれています。

  • Data Dictionary 構築ブロックのユーザーインターフェイスコンポーネント。Data Dictionary 構築ブロックのユーザーインターフェイスコンポーネント(データディクショナリエディター、データ要素パネル)は、バックエンドのリポジトリとやり取りするためのデータディクショナリサービスを使用します。

    • データディクショナリエディター。データディクショナリ、そのプロパティおよび要素を作成し変更するための管理者用ユーザーインターフェイス。定義ビューおよびプロパティビューで、様々なプロパティの値をデータディクショナリ要素に関連付けることができます。また、拡張プロパティを追加することで、メタデータをデータディクショナリとその各要素に関連付けることができます。

    • データ要素パネル。表およびツリー形式で表示される DDE およびプレースホルダー変数を作成するためのユーザーインターフェイス。また、表示名でライブ検索を実行して、DDE を探します。

Data Dictionary 構築ブロックのサービス

Data Dictionary 構築ブロックサービスは、OSGi サービスとして公開されます。次に、Data Dictionary 構築ブロックで提供されるサービスのリストを示します。

  • DataDictionaryRegistryService:このサービスは、Data Dictionary 構築ブロック用に次の操作を提供します。

    • getAllDataDictionaries:すべてのデータディクショナリを返します。

    • publishDataDictionary:データディクショナリを発行します。

    • revertToLastPublished:最後に発行したバージョンのデータディクショナリに戻します。

    • markReadyToPublish:指定したデータディクショナリを発行準備完了としてマークします。

    • getDataDictionaries:検索に基づいて、すべてのデータディクショナリを返します。

    • getDataDictionary:ID に対応するデータディクショナリオブジェクトを返します。

    • createDataDictionary:データディクショナリを作成します。

    • updateDataDictionary:既存のデータディクショナリを更新します。

    • deleteDataDictionary:データディクショナリを削除します。

    • getAllDataDictionaryReferences:すべてのデータディクショナリ参照を返します。

    • getDataDictionaryReferences:検索フィルターで指定した条件に合致するすべてのデータディクショナリ参照を返します。

    • getSystemDataDictionaries:すべてのシステムデータディクショナリを返します。

  • DataDictionaryUtilService:このサービスは、データディクショナリに関する次のユーティリティ関数を提供します。

    • getDataDictionaryFromXSD:XSD を読み込み、データディクショナリを作成します。

    • exportDataDictionaryAsFML:既存のデータディクショナリを注釈付き FML として書き出します。

    • getSampleXMLDataForDD:データディクショナリ向けのサンプル XML データを作成します。

    • createDDInstanceFromXml:入力 XML を使用して、データディクショナリに対応するデータディクショナリインスタンス(DDI)を作成します。

    • serializeDDItoXML:入力データディクショナリインスタンスを表す XML データを生成します。

    • getDataDictionaryFromFML2:入力ファイバーモデルからデータディクショナリを作成します。

    • hasCommonCollectionHierarchy:コレクション要素が適切な階層構造内で使用されているか確認します。階層構造の適切さは 2 つの重要なルールによって確認されます。

    • getDDIFromRemotingService:この API はデータディクショナリ内に保存されている Adobe® LiveCycle® Data Services 10 Remoting Service サービスの詳細を使用して同サービスに接続し、LCDS Remoting 呼び出しを実行します。

バックエンド統合レイヤー

Platform Content のサーバー側コンポーネントは、アセットを保存する下層のリポジトリとやり取りするための操作/API を公開します。Data Dictionary 構築ブロック向けのサービスコンポーネントは、Platform Content のサーバー側 API とやり取りするアセット用の API をカプセル化したものです。Platform Content のサーバー側コンポーネントは、アセット上の依存関係のリストや、アセット向けのコンテンツバイトのダウンロードなどの操作やその他のユーティリティ API を利用します。

注意: データディクショナリは他のアセットとは異なり、親アセットが発行されても自動的に再発行されません。データディクショナリを発行して、発行ノードの各アセットがデータディクショナリ内で一貫していることを確認できます。