グループキューと共有キューのタスクの操作

ユーザーに割り当てられたタスクは、ユーザーのタスクリスト(キュー)にすべて表示されます。

ユーザーがアクセス権限を持つグループタスクリストと共有タスクリストも、タスクページの左側のペインに表示されます。アクセス権限を持つ任意のタスクリストのタスクを完了できます。

グループタスクリストには、複数のメンバーが含まれる場合があります。管理者は、組織固有の要件に基づいてグループタスクリストを設定します。グループタスクリストを使用すると、同様の責任を共有する複数のユーザーに作業を振り分けることができます。

例えば、チームの各メンバーがローンの申し込みフォームを処理するとします。これらのタスクはすべて、グループの全メンバーがアクセスできるグループタスクリストに送信されます。グループの各メンバーは、そのタスクリストのタスクにアクセスできます。

共有タスクリストは、別のユーザーとタスクリストを共有している場合に表示されます。別のユーザーのタスクリスト内のタスクを表示したり、そのユーザーの代わりにタスクを完了したりできます。例えば、休暇を取る場合は、タスクリストを同僚と共有することを選択して、留守中に自分の代わりにタスクを完了してもらうことができます。

注意: また、不在設定を指定して、留守中に別のユーザーにタスクを転送することもできます

グループタスクリストまたは共有タスクリストのタスクを操作するには、最初にタスクを要求する必要があります。タスクを完了するか別のユーザーに転送するまでは、そのユーザーがタスクの所有者になります

キューの共有

タスクリストは別のユーザーと共有できます。共有ユーザーはタスクリストの新しいタスクを表示し、それらのタスクを操作することができます。タスクリストを共有する前にタスクリストにタスクが既に存在する場合、そのタスクは共有ユーザーには表示されません。共有ユーザーは、タスクリストへのアクセス権限を付与された後にタスクリストへ追加されたタスクだけを表示および要求できます。

ユーザーが共有キュー内のタスクを表示できるようにするには、プロセスデザイナーが、User サービスの「Task Access Control List (ACL)」タブで「Add ACL for Shared Queue」オプションを有効にする必要があります。

注意: オフィスを不在にする予定がある場合は、不在設定を指定して、タスクリスト全体を共有するのではなく、留守中にタスクを他のユーザーに転送することもできます。

キューの共有

  1. 「環境設定」をクリックし、「キューを管理」をクリックします。

  2. 「自分のキューを共有します」を選択します。

  3. 「ユーザー ID」ボックスで、タスクリストを共有するユーザーの名前または名前の一部を指定し、「検索」をクリックして、検索条件に一致するすべてのユーザー名を一覧表示します。

    注意: ユーザー名の検索結果は 100 個までに制限されています。必要なユーザーが見つからなかった場合は、検索条件をさらに細かく設定します。
  4. ユーザーの名前を選択し、「共有」をクリックするか、ユーザーの名前をダブルクリックします。

    注意: 「現在自分のキューを共有しているユーザー」リストでユーザー名を選択し、「削除」をクリックすることによって、タスクリストの共有からユーザーを削除できます。

他のキューへのアクセス

別のユーザーのタスクリストに対するアクセス権限を要求し、そのユーザーのタスクリスト内の新しいタスクを表示および要求することができます。

別のユーザーのタスクリストに対するアクセス権限を要求すると、要求先のユーザーのタスクリストに、この要求の承認または拒否を行うためのタスクが送信されます。このユーザーがそのタスクを完了すると、要求元のユーザーのタスクリストに通知が送信されます。

別のユーザーのタスクリストに対するアクセス権限が付与された場合、アクセス権限を付与される前にそのユーザーのタスクリストに存在していたタスクを表示することはできません。タスクリストへのアクセス権限を付与された後にそのユーザーのタスクリストに追加されたタスクだけを表示できます。

別のキューへのアクセス

  1. 「環境設定」をクリックし、「キューを管理」をクリックします。

  2. 「別のキューにアクセス」を選択します。

  3. 「ユーザー ID」ボックスで、アクセス先のタスクリストを所有しているユーザーの名前を指定するか、「検索」をクリックしてすべてのユーザー名を一覧表示します。

    注意: ユーザー名の検索結果は 100 個までに制限されています。必要なユーザーが見つからなかった場合は、検索条件をさらに細かく設定します。
  4. ユーザーの名前を選択し、「要求」をクリックします。

    注意: 「アクセスできるユーザーキュー」リストでユーザー名を選択し、「削除」をクリックすることによって、別のタスクリストへのアクセス権限を削除できます。別のタスクリストへのアクセス権限の要求がまだ保留中である場合は、そのタスクリストへのアクセス権限を削除できません。